脚痩せをする方法はいろいろありますが、できれば短期間で効果を得たい。そんなときにオススメの運動はあるのでしょうか。また、エステや整体でも脚痩せをしているところがありますが、即効性はあるのでしょうか。
すらっと伸びた美しい脚のラインは、男性だけでなく女性から見てもあこがれですよね。そんな脚のラインを手に入れるため、日夜、脚痩せに取り組んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、できれば即効果を得たいというのが人情というもの。そこで、期間別に即効性のある脚痩せ法を紹介したいと思います。
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即効性のある脚痩せ法なんてあるの?
脚痩せをするときにはさまざまな方法が採られます。たとえば、食事制限によって体重を減らすのも1つの手段ですし、運動や筋トレによってシェイプアップするのも1つの手段です。
でも、食事制限や運動によって脚痩せをするには、時間をかける必要があるのではないでしょうか。即効性のある脚痩せ法なんてうまい話があるのでしょうか。
誰もが必ず「自分の理想とする究極の脚」になれるという訳ではありませんが、ある程度であれば即効性のある脚痩せ法はあります。また、脚のタイプによってはダイエット効果が得られやすいケースもあります。
では、どのような脚のタイプであれば即効で脚痩せの効果が得られるのでしょうか。また、どのくらいの期間、どんなダイエットをおこなうことで、脚痩せの効果が得られるのでしょう。
即効性が得られる脚のタイプ
それでは最初に、どのような脚のタイプであれば、脚痩せの即効性が見られるのかについて見ていきたいと思います。
むくんでいるタイプ
脚痩せの効果が上がりやすいタイプの1つとして、脚がむくんで太く見えているタイプがあげられます。全体的には痩せているのに、脚だけが太く見えているような場合、脚にむくみの出ている可能性があります。
特に、筋力の弱い女性によく見られるのが、脚のむくみによって、ふくらはぎがポッチャリとしてしまうケースです。
ふくらはぎには、膝関節や足関節を動かす働きだけでなく、下肢の血液を心臓へと送り返す働きもあります。そして、血液を心臓に送り出す際に重要な働きをするのが、ふくらはぎの筋肉なのです。
筋力の弱い女性の場合、ふくらはぎの筋肉が十分に働かず、血液を心臓に送り返す力が弱いため、老廃物が下肢に溜まりやすくなってしまいます。
そのため、ふくらはぎがむくんで太く見えてしまうのです。男性よりも女性に下肢静脈瘤や冷え症が多く見られるのも同様の理由からです。
O脚
即効で脚痩せできるタイプとしては、O脚もあげられます。もちろん、即効といっても、程度の問題はありますが。
O脚は、膝と膝との間が開いて、脚のラインがアルファベットの「O」の形になってしまう現象のことを指します。
O脚になると、脚の外側に重心が移動するため、太ももの外側やふくらはぎの外側の筋肉が目立つこととなります。そのため、実際の脚の太さよりも、太く見えてしまうという訳なのです。
詳しくはO脚矯正のところで説明しますが、O脚にも2つのタイプがあります。1つは、腸腰筋の緊張などが理由の骨盤後傾によるO脚で、もう1つは脛骨(いわゆるすねの骨)が外旋するタイプのO脚です。
前者に関しては骨盤矯正によって改善の見られることが多いのですが、脛骨が外旋してしまっているタイプのO脚は、残念ながら直すのが困難なようです。
運動不足
運動不足によって太ったり、脚がたるんだりしてしまっている人も、脚痩せの即効性を得られやすいと言えます。なぜなら、痩せている人に比べて、体重を支えるだけの筋力はあるからです。
ある程度痩せている人がそれ以上に痩せるケースと比べた場合、太っている人がそれなりに痩せる方が容易です。なぜなら、単に体脂肪を落とすだけでいいからです。
すでにある程度痩せている人が、それ以上の脚痩せを望むとなれば、どうしても筋トレやある程度ハードな有酸素運動をおこなう必要があります。その点、太っている人であれば、軽い運動や食事制限で簡単に脚痩せすることができます。
1週間で即効果の出る脚痩せ法
どのようなタイプの脚であれば、即効で脚痩せできるのか分かって頂けたことと思います。次に、期間別の脚痩せ法について見ていきたいと思います。まずは、1週間で脚痩せする方法からです。
マスタークレンズダイエット
マスタークレンズダイエットって、聞いたことがあるでしょうか。かのビヨンセが10日間で9kg痩せたダイエット法として知られており、ハリウッドのセレブやモデル御用達のダイエット法となっています。
あまり長期間続けるのは身体にとって負担が大きすぎますが、「ここぞ」というときにおこなう分には、とても効果的なダイエット法だと言えます。
マスタークレンズダイエットにはいくつかのやり方があるのですが、もっとも簡単な方法がレモネードを飲むというダイエット法です。
マスタークレンズダイエットをおこなう際にはまず、ソルトウォーターバッシングをします。ソルトウォーターバッシングとは、塩水を飲んでデトックスをすることです。
朝起きたときに、1リットルの水に10gの塩水を溶かして飲むだけです。なるべく20分以内に飲みきることが重要です。これを最初の1日、もしくは3日間続けると、マスタークレンズダイエットの効果がさらに増します。
それが終わったら、ダイエット期間中はレモネードだけを飲んで過ごします。お腹がすいたらいくらでも飲んで構いませんが、市販品ではなく自分で作るのがミソです。
レモネードを作る際には、ミネラルウォーター300ccに対し、レモンの搾り汁とメイプルシロップを大匙2杯ずつ入れましょう。メイプルシロップはとても栄養価が高いので、ダイエット中に必要な栄養を最低限確保することが可能です。
断食療法
1週間で即効果の出る脚痩せ法としては、断食療法もあげられます。断食「療法」という名前が付いていることからも分かるように、このダイエット法は医師や管理栄養士の指導のもとでおこなわれます。
1週間の断食療法をおこなう場合、治療期間中は入院することとなります。また、完全に食事を断つのは真ん中の2日間となります。
初日は自宅で食事を取りますが、昼食の量をいつもの8割程度、夕食の量をいつもの5割程度に減らします。2日目からは入院しての加療がおこなわれることなります。
2日目の昼食は少量のおかゆとみそ汁を1杯、豆腐を半丁たべます。夕飯は重湯と味噌汁を1杯だけ食べます。2日目と3日目は体調を見ながら食事を断ちます。
断食期間が終わったら、重湯からおかゆへと徐々に食事を通常に戻していきます。6日目まで入院し、7日目には自宅で以前の8割程度の食事を摂ることとなります。
断食療法のメリットとしては、医師や管理栄養士の元でおこなうことがあげられます。入院しておこなうため、不測の事態に陥ったとしてもすみやかに対処することが可能です。
2週間で即効果の出る脚痩せ法
次に、2週間で即効果の出る脚痩せ法について見ていきたいと思います。2週間あればどのようなことが可能となるのでしょうか。
糖質制限ダイエット
ダイエット期間が2週間あるのなら、糖質制限ダイエットをおこないましょう。脚だけを限定的にシェイプアップすることは出来ませんが、身体全体の脂肪を落としやすくなります。
特に、下半身には全身の70%の筋肉がついているため、ダイエットをおこなったときに効果的に脂肪を落としやすい場所となっています。
糖質制限ダイエットをおこなう際には、生クリームを多く使ったスイーツなどを始め、ご飯やパン、麺類といった主食の摂取量も制限します。
糖質は私たちが活動するときのエネルギーとなるため、ある程度は欠かせないものなのですが、現代人は糖質を過剰摂取している傾向にあるとされます。
糖質はインスリンによって分解されるのですが、糖質の摂取量が過剰であったり、食後の血糖値が急上昇したりすることによって、インスリンの分解能を超えてしまい、結果として脂肪となって蓄えられるのです。
現代人は平均すると、1日あたり300g程度の糖質を摂取しているとされます。この量をまずは半分に、可能であれば70gから130g程度に抑えるようにしましょう。
ある程度太っている人であれば、糖質制限ダイエットの効果が如実に表れてくることと思います。ただし、必要最低限の糖質は摂るように心がけましょう。無理なダイエットは身体を壊す元です。
ジョギング
ダイエット期間が2週間あるのなら、ジョギングをするのも脚痩せ効果を高めてくれます。ジョギングは有酸素運動の一種です。有酸素運動とは、筋肉に軽度の負荷をかけながら、長時間に渡っておこなうタイプの運動を意味します。
有酸素運動をおこなう際、最初は血液中の糖分がエネルギーに変えられます。血液中の糖分を使い果たすと、次に体脂肪を燃焼してエネルギーに変えることとなるのです。
ジョギングは下半身の筋肉主導の運動なので、即効で脚痩せしたいときにはもってこいのダイエット法だということが可能です。
1ヶ月で即効果の出る脚痩せ法
ダイエット期間が1ヶ月あるのなら、気合を入れればかなりの脚痩せができるでしょう。中でもおすすめなのが、以下の2つのダイエット法です。
スクワットチャレンジ
スクワットチャレンジは、「キング・オブ・エクササイズ」とも呼ばれるスクワットを、1ケ月間に渡っておこなうダイエット法です。特に臀部や足痩せに効果的なダイエット法として知られています。
スクワットチャレンジをおこなう場合、初日は50回スクワットをします。2日目は55回、3日目は60回と5回ずつ回数を増やし、4日目はお休みします。これを1クールとします。
2クール目は、1クール目の最終日より10回多くスクワットを始めます。スクワットチャレンジ開始から5日目であれば、70回ということになります。
このように、3日スクワットをしては1日休むということを繰り返していくと、最終日の30日目には250回スクワットすることとなります。これで脚痩せ効果の出ない訳がありませんよね。
連続してスクワットするのがしんどい場合は、1日の中で数回に分けてスクワットするとよいでしょう。ただし、膝や腰に痛みが出るような場合はすぐに中止してくださいね。
ランニング
1ヶ月かけて脚痩せをするのであれば、ランニングも効果的です。ウォーキングもジョギングも有酸素運動なのですが、運動効率という意味ではランニングがもっとも即効で脚痩せできる方法と言えます。
なぜなら、有酸素運動による消費カロリーは、「体重×運動時間×1.05×メッツ」で産出されるからです。メッツは運動強度を意味します。
ゆっくり歩いた場合の運動強度は3メッツ、ジョギング程度であれば8メッツ、ランニングなら11メッツなど、運動強度が上がれば上がるほど、効果的にカロリーを消費できます。
1日で即効果の出る脚痩せ法
「明日が結婚式なので、どうしても脚痩せしたい」などという場合、なにか即効で脚痩せ出来る方法はあるのでしょうか。脚のタイプによっては、以下のような方法があります。
O脚矯正
O脚によって、脚が太く「見えて」いるような場合、O脚矯正をしてもらうという手があります。O脚は、お腹にある腸腰筋という筋肉が収縮して、股関節が外旋することによって起こります。
O脚矯正は整体院やカイロプラクティックで施術してもらうことが可能ですが、上記のようなメカニズムを弁えている、医学的な知識のある施術者を選ぶようにしましょう。
特に、チェーン展開している整体院などには、医学的知識もない、短期間の研修をしただけの施術者もいます。お金が無駄になるだけならともかく、かえって痛みが出てしまうこともあるので要注意です。
エステやマッサージ
むくみによって、やはり脚が太く「見えて」いるような場合、エステやマッサージを受けるのもよいでしょう。血行がよくなることでむくみが取れれば、脚がスッキリして見えることとなります。
ただし、エステもマッサージもO脚矯正も、生活習慣や身体の使い方を改めなければ、効果が長持ちすることはありません。根本から改善するためには、ある程度の期間が必要なことも知っておきましょう。
スケジュールに合わせて取り組んで
即効性のある脚痩せ法について見てきましたが、いかがだったでしょうか。期間別に紹介したので、スケジュールに合わせて脚痩せに取り組んでみてください。
どのような方法を選択しても構いませんが、無理だけは禁物です。身体のコンディションを見ながら、不調が見られるようなら休んでくださいね。