近頃色々な場所で脚痩せタイツが売っているのを目にしませんか?もし履くだけで痩せるののであれば履きたいですよね。ここでは脚痩せタイツの効果と正しい取り扱いについて詳しくご説明して参ります。
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脚痩せタイツとは?
脚を細く見せるだけなく、履いているだけで美脚効果がある着圧タイツ。一度履いてしまうと、1日の脚のむくみや疲れが全然違うので、もう普通のタイツには戻れない!という声も多く聞きます。
実際私も、いくつかの種類を購入し、ここの感じが一番!というお気に入りを見つけて、冬場になると愛用してます。
しかしこの脚やせタイツ、とても価格の幅広く、手頃な値段ものから、とても効果なものまで種類も様々です。これから履いてみたい!という人も、買ってみたけど効果があるの?という人も、この冬は自分に本当に合った一足を見つけて、つらいむくみや冷えから脚を守ってあげましょう!
下半身を加圧
まずは、普通のタイツやストッキングとは何が違うの?という疑問から見ていってみましょう。
普通のタイツは60デニールや、厚めのものだと150デニールなど、タイツの厚みはどの部分でも均一です。しかし脚やせタイツの場合、足首、ふくらはぎ、太ももと、各部位によってタイツの編み方や着圧を変え、適度な力で血管に圧力をかける設計になっています。
その圧力によって、血流が促進され、下半身に降りてきた血液をしっかりと上半身に送り返すというポンプの役割をサポートする機能が促進されるという仕組みです。
このポンプ機能は、本来であれば下半身の筋肉がする役目なのですが、筋肉量が少ない女性はこの力がとても弱く、このことが原因で冷え、むくみ、脂肪により脚が太くなってしまうことがとても多くみられます。そのため、脚痩せタイツの着圧効果は運動嫌いな女性の強い味方になってくれるという訳です。
血行促進
血行が促進されるということは、暖かい血液が全身くまなくめぐるので、下半身の冷えにとても効果的!ということになりますね。
脚やせタイツは、各部位によって着圧が違うため、最初につま先から脚を通してみると、足首のあたりがキュっとしまってしっかりホールドされたような体感があります。
そこからゆっくり脚をタイツに通してみると、通常のタイツよりも、脚が引き締められているのが一瞬でよくわかります。
ポンプ機能サポートによる血行促進と、冷え改善効果のある脚やせタイツを履くことで、体の代謝機能もあがり、余分な脂肪のつきにくい脚になるなど、美脚作りをしっかりサポートするのです。
むくみを解消してくれる
脚痩せタイツを履いていると、夕方の脚のむくみが全く違うことが1日でも実感できます。
歩き回ることが多い日や、ヒールで1日立ちっぱなしの日、デスクワークで動かない日など、同じ姿勢で1日の大半を過ごさないければならない時は、どうしても脚がむくんでしまいますよね。
そんな日でも脚痩せタイツの着圧機能で、足先が冷たくなったり、ふくらはぎがパンパンになることを最小限に抑えることができるのです。
着圧効果は、歩いているだけでふくらはぎがキュッと引き締められ、圧がかかっているのがわかります。重だるくなるような1日の脚の疲れが出ることもなく、夜寝る時に脚がとても楽なことにびっくりした、という感想もよく耳にします。
看護師さん、美容師さん、介護士さんなどの立ち仕事が多く、しかも夜も不規則なお仕事の女性には、とてもおすすめです。
静脈瘤を予防
脚やせタイツには医療用のものがあり、この場合は脚痩せというよりは、ひどいむくみや血流の悪さを改善するための目的で販売されています。
むくみがひどくなると、下肢静脈瘤という病気になってしまい、静脈がコブのような突起がでてしまうことがあります。
下肢動脈瘤は命にかかわる病気ではないですが、主にふくらはぎに出来やすくとても目立つため、スカートを履くのに抵抗が出てしまうかもしれません。
一度なってしまうと、きちんとした治療を受けなくてはならず、自然と元には戻らないため、日頃から下半身の血流が良い状態でいることが重要です。
立ち仕事をしている方や、運動が嫌いな方は、下肢動脈瘤の予防策としても着圧のあるタイツを履くことが効果的です。
脚痩せタイツが向いている人
普通のタイツよりもお値段も高いので、タイツは消耗品と思う方には、なかなか手を出しにくいかと思います。
実際に脚のむくみが少ないタイプの方は、脚の疲れが違う、といった程度の実感かもしれません。
脚痩せタイツが向いている方は、むくみがひどい、妊娠中のかた、ダイエットを頑張ろう!と思っている方などです。このタイプの方は、比較的効果がすぐに実感できるはずです。
むくみやすい人
むくみの原因は色々です。
・水分代謝が悪い
・脚の筋肉が少なく、冷え症
・骨盤が歪んでいる
本来は排出されるはずの余分な水分を溜め込んでしまっているので、ぶよぶよとした脚になってしまいます。そんな脚には適度な着圧が、滞ったリンパ液の流れや血行を促進し代謝が上がることで、利尿作用が高まることも。
トイレが近くなることで、それだけ老廃物が体外に排出されるわけですから、脚もむくみにくくなるはずです。
妊娠中産後
妊娠中の悩みとして、つらいむくみや脚がつりやすくなる、などの症状がありますね。
妊娠をきっかけにむくみがひどくなり、静脈瘤ができてしまった、という妊婦さんも少なくありません。妊娠中は赤ちゃんが成長するにつれ、子宮もどんどん大きくなりますので、下半身の血流を圧迫し、また、ホルモンバランスの影響によっても水分代謝が低下しやすくなっているためです。
妊娠中はお腹が大きいため、タイツよりも着圧のあるソックスがおすすめです。マタニティ専用で、適度な着圧と冷え防止機能のあるソックスが出ているので、試してみると良いですね。
産後は、ウエスト周りの引き締めや骨盤矯正の効果のある着圧タイツが、ダイエット効果もプラスされるのでおすすめです。
ダイエット中の人
着圧のあるタイツは、産後太りの引き締めにも効果があるように、ダイエット中の女性の強い味方にもなってくれます。下半身の筋肉運動のサポートをすることで、血流が良くなることで代謝が上がり、さらにはダイエットの効果も期待できるのです。
お腹周りまでしっかりカバーできるタイプのものは、骨盤の歪みを矯正したり、加圧の機能があることで下腹のぽっこりを解消し、ウエストのくびれをつくる効果も期待できます。
各メーカーでタイツを編む編み方や繊維にもこだわり、熱を発生させて体温を上げるなどの工夫をしているので、自分の悩みにあったものをチョイスしましょう。
正しい脚痩せタイツの選び方や使用の仕方
ダイエットに効果的な脚痩せタイツですが、実際に選ぶ時にはどんなポイントに注意して選べばいいのでしょうか。
普通のタイツに比べて価格も高価になるので、失敗のないようあらかじめポイントを押さえておきましょう
圧が高ければ良いという訳ではない
脚痩せタイツには着圧機能が付いており、その単位はhPa(ヘクトパスカル)や、mmHg(ミリエイチジー)という表記がされています。
hPaは圧力の計算に用いる単位で、台風のニュースで気圧の単位として、聞いたことがあるかもしれません。
1mmHgは約1.3hPaで、軽いむくみの場合10〜20mmHg、ひどいむくみの場合は20〜30mmHgといった着圧のレベルが一つの目安となるでしょう。
それ以上の着圧は、医療用で販売されているので、着圧が強いからといってより効果があるわけではなく、自分の脚のむくみ具合によって最適な着圧を選べぶべきです。
部分によって圧が違うものを選ぶ
脚痩せタイツがむくみに効果的な仕組みに、筋肉のポンプ運動のサポート機能を促進するという点がありましたね。ふくらはぎは筋肉の収縮運動をしていますが、足首にはそこまで筋肉が多く付いていないことから、各部位によって着圧のパワーを変え、それぞれの役目にあった圧をかけているかどうか、が重要になってきます。
しっかりと足首に着圧をかけ、ふくらはぎや太ももは心地よくサポートするなど、きちんと設計されていることが基本です。
履いているとウエストがクルクルと丸まってしまうもの、お腹が苦しくなってしまうなどの経験談もあるので、実際に使用した人の口コミもチェックしておくと良いでしょう。
正しい装着の仕方も学ぶ
脚痩せタイツは、なんと言ってもつけた時の体のラインが美しくでるのが魅力の一つです。
脚はキュッとしまり、ウエストとヒップのラインがきれいに出ると、タイトスカートや細身のパンツ、ボディラインがでるワンピースなども素敵に着こなすことができます。
そのためには正しい装着の仕方ができているかどうかがとても大切。間違った位置に装着してしまうと、かかるべき着圧が違う部位にかかり、かえって脚のトラブルを引き起こしてしまうのです。
まず最初に、つま先は緩やかに入れ足首の位置をしっかりと決めましょう。
かかとの部分をいい加減にしてしまうと、そのあとがすべて正しく装着できなくなってしまうので要注意です。かかとが決まったら、次はヒザ頭まで引き上げ、ふくらはぎは引き締められているかをチェックしましょう。
つぎに太ももからウエストまでただしく引き上げます。
このように、つま先→かかと→ヒザ→ウエスト、とチェックポイントを決めて、要所ごとに正しく装着されているかを確認しながら、正しく履く習慣をつけると良いでしょう。
重ね履きはしない
脚痩せタイツと靴下やストッキング、さらに脚痩せタイツを2枚重ねなどの重ね履きは禁物です。きちんと圧力が設計されているので、それ以上の着圧がかかると血行不良を招いてしまいます。
脚痩せタイツ一枚では、足元がどうしても冷たい、という場合、家の中ではモコモコのルームソックスやスリッパなど締め付けのない、緩いものを選ぶのがおすすめです。
脚痩せタイツの種類
脚痩せタイツにはいくつかの種類があります。
通常の脚痩せダイエットでは一般的に販売されているもので十分ですが、深刻な場合は一度、専門医の診断を受けても良いでしょう。
むくみ改善用
一般的な脚痩せタイツで、きちんと着圧の設計がされているものであれば、通常の範囲のむくみに対して効果的です。
価格も1000円前後から販売されているので、試しやすいかと思います。プラスαとして、縫製や生地に各メーカーそれぞれの特徴をだしています。
輻射熱を利用して体温を上げる効果のある生地や、骨盤矯正効果のあるものなど、それぞれの機能によって価格も変わってきます。
また自宅で装着するタイプや、就寝中に装着するものなど、用途も様々です。使用しているうちに段々と着圧が緩くなってくることもあるので、ある程度の時期がきたら買い替えが必要となります。
医療用
医療機関で相談した上で、自分のむくみの状況にあったものを処方してもらうので、自分にとってベストなものを手にすることができるのがメリットです。
一般的なものより着圧や弾性が強く、縫製もしっかりしているので長持ちする反面、価格はそれなりに高価なものが多いようです。
しかし自分に合ったベストなものと考えると、価格とのバランスも合ってくるかと思います。
着圧は30mmHg以上のもので、リンパ浮腫や下肢動脈瘤、エコノミー症候群の予防として使用することが目的です。
夏季用
夏は厚いタイツが履けなくなる分、日中のむくみ対策について困っている方が多いようです。冬用の厚手のものよりは種類は少なくなりますが、薄手のタイプもいくつかあるようです。
ストッキングのように肌色のタイプもあるので、夏の薄着でもワンピースやスカートの時は活躍するでしょう。また着圧のあるハイソックスタイプは、パンツのときに便利です。
靴下タイプは、タイツよりも厚手なので着圧もしっかりかかっており、夏のエアコンからも守ってくれるでしょう。
脚痩せタイツの効果をアップする方法
脚痩せタイツは、脚が太くなる原因である血行不良による冷え、むくみなどを改善する優秀なサポート役といった存在です。
実際にスラリとした細っそりした脚になるには、しっかりと体質改善をしていくことが大切です。
ストレッチも一緒に行う
お風呂上がりや寝る前にストレッチの習慣をつけると、その日の体のコリや疲れが取れやすく、リラックスした良い睡眠にもつながります。
毎日30分、夜のニュースを見る間、音楽を聴きながら、録画しておいたテレビを見ながら、など自分にとっての楽しみな時間にストレッチを組み合わせることで、日々の習慣になるでしょう。
体のリンパや血流の滞りを改善できるので、翌日のむくみ具合も変わってくるはずです。
身体を温める
夏場もシャワーだけで済ませるのではなく、湯船にしっかりつかるなど、積極的に体を温めることがむくみ改善になり、脚痩せダイエットにもとても効果的です。
冷えた体には脂肪がつきやすいので、体温を36度代後半にキープし、燃焼しやすい体質でいることが大切です。免疫力も上がり、風邪もひきにくくなり、血行が良くなることでお肌や髪の質が良くなるなど、アンチエイジング対策にも体温の高さは不可欠な要素です。
カリウムの多い食事を摂る
余分な水分や老廃物をストレッチで流した後は、しっかりと体の外に排出させることが大事です。汗に比べて尿は一度にたくさんの水分を排出できるので、トイレを我慢してはいけません。
女性は外出先や仕事中、デートの時など、なかなかトイレにいくタイミングがつかめず、ついつい後回しにしがちです。
利尿効果の高いカリウムは、成人女性の場合2600mgが1日の目標摂取量です。
海藻類、乾物、野菜にはたくさんのカリウムが含まれているので、積極的に摂取し、水分もしっかりと補給し、1日5〜7回程度はトイレに行く習慣をつけましょう。
自分に合ったものを装着しましょう
脚やせ効果のあるタイツは、日中のむくみや冷えを予防してくれる頼れるアイテムということがおわかりいただけましたか?
きちんと自分にあったものを選んで装着すると、その日の疲れやむくみの状態が全然違ってきます。
仕事上、スニーカーが履けない職種の方も多く、外を歩く、立ちっぱなしなどが長時間続く場合は、なかなか脚を温めることが難しい環境ですね。
脚痩せタイツなら、見た目にもとてもおしゃれですし、脚のシルエットも美しく整える機能があるので、どんなファッションも邪魔することなく装着できますので、ぜひ活用してみてください。