太っている人の頬が黒い秘密!病気の可能性もあり?

LIL 編集部

太っている人の頬が黒ずんでいる人を見たことがありませんか?わかりやすい所で言うと安田大サーカスのHIROさんを思い浮かべて頂くと想像がつくと思います。

あの頬の黒ずみは病気のせいなのか汚れなのか考えたことはありますか?今回は黒ずみの原因についてご紹介します。

肥満とは

太っていることと「肥満」と呼ばれることはほぼ同義ではありますが、肥満には医学的な定義があります。肥満について、正しい基準を知っておきましょう。

食生活や運動不足から

肥満のもとになるのは、「食生活」と「運動不足」です。まれに遺伝的に太りやすい人もいますが、同じ家族でも太っている場合もあれば、痩せていることもあり、個人の生活習慣の違いが大きいことがわかります。

食べすぎると消費カロリーを上回るほどにカロリーを摂取してしまい、体に余計な脂肪が蓄積して太っていきます。また、量を食べてないとしても、低栄養な食べ物ばかり食べていれば、体の燃焼効率が悪くなって溜め込みやすい体になってしまいます。

また、運動不足によって太っているケースも少なくありません。毎日、ほとんど歩かずに通勤して、デスクで食べながら仕事して、昼もがっつり食べ、遅くまで働いて帰る・・そんな生活では運動不足かつカロリーオーバーで太ってしまいます。

運動により、余った糖質、脂質を燃焼して適度な筋肉をつけていくことが、肥満の予防につながります。

遺伝による可能性も

食べる量はいたって普通で、運動も普通の人並みにはしているのに、肥満気味という方も中にもいます。遺伝による影響があることが近年の研究の結果明らかとなっており、自分ではどうにもできない遺伝子レベルで太ってしまうこともあるのだそうです。

両親がともに肥満だった場合、子供が肥満になる確率は80%、逆に両親ともに標準体重の場合には10%だというデータがあります。ただ、だからといって、遺伝だけで肥満になっているのではありません!

親が肥満であり子も肥満というときに、その家庭の生活習慣(環境要因)であることも組み合わさって肥満を発生させてしまうのです。

親が高脂肪・高糖質なものばかり食べているような家では、子供も自ずとそれを食べることになり、食事に対する正しい知識を持たないまま育ってしまいます。その習慣による部分は例えば親の影響だとしても、自分の努力である程度改善できることです。

また、脂肪細胞を作る遺伝子型の違いや、血液型の違いによっても肥満の発生に影響するという見方もあります。

肥満はBMIで計算

肥満度を数値化して比べる方法はいくつかありますが、成人の場合によく使われるのが、「BMI」です。BMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称で、次の計算式で算出します。

[体重(kg)]÷[身長(m)×身長(m)]

例えば、体重60kg、身長160m(1.6m)の場合は、BMIは23.44となります。

日本肥満学会の判定基準

BMI 肥満度判定
18.5 低体重(やせ)
18.5-25未満 普通体重
25-30未満 肥満(1度)
30-35未満 肥満(2度)
35-40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

主に肥満と判定されるのはBMIが25以上となったときです。肥満に当てはまる場合には、食生活や運動習慣を見直していく必要があります。

ただし、BMIの落とし穴は体脂肪率をみていないということです。適正体重でも、体脂肪が多い隠れ肥満であることもあるため注意が必要です。

肥満の頬が黒い原因1・黒色表皮腫

では、肥満の人になぜ頰が黒い症状が出ることがあるのか、本題について掘り下げていきたいと思います。1つ目は「黒色表皮種」に注目してお話します。

インスリン抵抗性

黒色表皮種というのは、皮膚が黒くなって、ごわごわとしてくる角化症です。「腫(しゅ)」とついているので、悪性腫瘍(ガン)のような印象がありますが、良性のものもあります。

  • 首の周り
  • わきの下
  • そけい部
  • 手のひらや足の裏

などに出来やすい特徴があります。

良性または仮性の原因として、インスリン抵抗性がある場合が挙げられます。このインスリン抵抗性というのは、糖尿病に見られる異常のことです。血糖値に比べて、血液中のインスリン量が異常に多い状態で、インスリンの効き目がわるくなっていることが問題となります。

太っていると、身体の体積が大きくなってインスリンが効きにくくなったり、インスリンの効き目が悪くなってきてしまうので、結果として黒色表皮腫を招きやすいともいえるのです。

インスリンが皮膚の細胞にあるインスリン様増殖物質レセプターという場所にくっつくと、皮膚の細胞が増えて、黒色表皮腫になるとされています。

体重を減らすことが一番の治療法

この場合、一番の治療法はまずは体重を減らすことです。糖尿病でもまずは薬物療法より先に体重を落として、血糖値の改善をはかります。

体重が減ればその分インスリンの効き目も良くなり、抵抗性も改善されやすくなります。

皮膚科での治療もあり

また皮疹をきれいに取り除く方法はありませんが、皮膚科ではある程度見た目をきれいにする治療を受けることもできます。クリーム剤や飲み薬などをつかって、皮膚の黒ずみを多少目立たなくしていくことも可能です。

例えば、角質を除去する作用のあるサリチル酸ワセリン、ビタミンA軟膏、尿素軟膏などが適応となります。

腫瘍がある場合は要注意

多くの場合で、黒色表皮腫は無害であり、積極的に治療すべき対象ではありません。しかし、腫瘍がある場合には治療が必要となります。悪性型の黒色表皮腫では悪性腫瘍の腺がんが合併することが多く、とくに胃がんが多い傾向にあります。(ただし、黒くなる部分は頰だけとは限りません)

がんの兆候として黒色表皮種が出てくることもあるため、肥満のせいだと自己判断せずに医師に診てもらうようにしましょう。

肥満の頬が黒い原因2・血行不良

肥満で頰が黒くなる原因として、血行不良が原因のこともあります。どうして血行不良により黒ずんでしまうのでしょうか。

脂肪が血管を圧迫

太ってくると脂肪により血管が圧迫されて血流が悪くなることがあります。頰のあたりは細かい血管が通っていて、恥ずかしいときや暑い時に赤くなりやすい部分でもあります。

頰のあたりは、もともと皮膚が薄い場所であるため、特に黒ずみが気になりやすいとも言えるのです。

改善する方法は笑顔

頰のあたりの血行を改善するためには、笑顔をつくることが効果的です。口角をあげて笑うことにより、頰のあたりの筋肉を動かしてあげることで血流をよくします。

根本的に改善することにはなりませんが、続けることにより少しずつ改善することは期待できます。

顔のマッサージで血行改善

笑顔と同じ意味でマッサージをすることも血行促進になります。マッサージは手で頰のあたりをクルクルとさすったり、コロコロローラー のようなものを活用するのも良いでしょう。

マッサージするときは、顔用のクリームやオイルなどを使って皮膚に負担を与えないようにすることも大切です。ただし、力を入れすぎるとアザを作ることになるため、ほどほどに行うようにしてください。

もちろん痩せることで改善される

肥満による血行不良で頰が黒くなっている場合にも、やはり大切なことは体重を落とすことです。痩せることで次第に黒ずみも薄くなってくることが期待できます。

バランスの良い食事と、適度な運動で、ゆっくり減量していくようにしましょう。肥満ぎみの方は急激に体重を落とすと、リバウンドを起こす可能性も高いため、ストレスの無い方法で行うことも大切です。

肥満の頬が黒い原因3・リンパの流れが悪い

頰が黒くなる原因としては、リンパの流れに問題があることも考えられます。どうしてリンパの流れが関係するのか、また対処法についてもご紹介します。

リンパの流れも悪くなる

太ってくるとその脂肪組織で血管だけでなく、リンパ管も圧迫してしまいます。その結果、リンパ液の流れも悪くしてしまい、これが頰の黒ずみにつながる可能性もあるのです。

余分な水分や老廃物が溜まりやすくなるため、皮膚が薄い頰のあたりは黒ずみが目立ちがちになります。

リンパの流れを改善するには、水分量を十分にとることと、頰のあたりの血行をよくするマッサージが有効です。

頬だけでなく皮膚が薄い場所は黒ずむ

頰の黒ずみが目立ちやすいのは、皮膚が比較的うすい場所だからということがあります。つまり、頰だけでなく、他にも皮膚が薄い場所は同じように黒ずみが目立ちやすいのです。

例えば、足の付け根のそけい部やわきの下など、他にも黒くなっていないかチェックしてみましょう。

根本はやはり肥満から

リンパの流れをいくら良くしても、肥満が改善されなければ、根本的な対処とはなりません。やはり肥満を解消することが一番の解決への近道だといえそうです。

肥満を改善するために気をつけるべきことを最後にまとめたいと思います。

適度な運動を続けること

ダイエットのためには運動は欠かせません。太っているとただでさえ体が重たいので運動が億劫になりがちですが、運動しないで適正体重に戻すことはかなり厳しい食事制限が必要となります。

消費カロリー>摂取カロリー となるようにするために、運動で消費カロリーを増やしましょう。運動といっても、激しい運動を必死になって行う必要はありません。

まずは1日最低でも30分程度の散歩から始めてみましょう。体重により膝に負担がかかりやすい方は、水泳もおすすめですよ。水泳ダイエットについてはこちらの記事を参考にして下さい。

水泳でダイエットは可能?痩せるために必要な3つのこと!

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また肥満気味の方におすすめのスポーツとしてはヨガがあります。激しい運動ではありませんが、適正体重に近づける効果があり、リラックス効果も高いため、心身のバランスを整えることができます。運動量が高いヨガであれば、減量効果も期待できるので、ぜひ挑戦してみてください。ヨガをするのであればこちらで詳しく紹介しています。

ヨガ人気急上昇!メリットと注意点4つとオススメポーズ6選

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食事制限を行う

まずは摂取エネルギーを減らすことが基本です。高カロリーとなる揚げ物や甘いものなどは控えて、野菜と肉魚卵、豆類などを中心としたバランスの良い食事を食べましょう。

現在、流行している糖質制限は、たしかに痩せる効果は高いですが、運動とともに行わなければ意味がありません。流行りの方法に乗っかるよりは、主食、主菜、副菜のバランスのとれた食事を、規則正しく食べることをおすすめしますのでこちらでさらに具体的な食事の方法がわかります。

肥満と食事の関係!食事で改善する食事療法とおすすめレシピ5選

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ストレスをためない

ストレスは肥満を起こす元凶にもなります。優しい人に太っている人が多いなんて話もありますが、自分のことをおざなりにして、他人ばかり優先させてしまっていると、どんどんストレスを溜めてしまいます。

ストレスが溜まると、そのはけ口として食べ過ぎてしまったり、食べたくもないのに惰性でお菓子を食べたりしてしまいがちになります。

肥満を防ぐためには、ストレスをなるべく小さいうちから発散していくことも必要です。自分は溜め込みやすいタイプだなと思っている人は、何か好きなことや没頭できることを見つけてこまめに発散していくようにしましょう。

減量のペースを守る

よし痩せるぞ!と意気込んで無理なダイエットに取り組み、1ヶ月に10kg近く痩せたりしようとする方がいますが、これは危険です。一気に落とすと身体は自分の生命を守るための自動装置が働いて、逆に今度食べた時に栄養を取り込みやすいモードに入ってしまいます。リバウンドを起こしてしまっては意味がありません。

1ヶ月あたりの目標速度は体重の最大でも5%程度が目安です。体重60kgならば3kg程度で十分。もしれがきつい方は、2,3%でも良いでしょう。

また、ダイエットにはかならず停滞期がやってきますが、焦ることなく努力を続けてください。健康的な生活を続けていくことで、きっと結果はついてくるでしょう。

頬が黒くなる原因は身体からのサイン

頰が黒くなる現象と肥満との関係について解説してきましたが、参考になったでしょうか?黒くなる原因は主に肥満によって引き起こされた体内の異常によるものと推察されていますが、まれに腫瘍のような病気が隠れていることもあるため軽視してはいけません。

気になるかたは一度お医者さんに相談することをおすすめします。

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