お腹をやせるポイント!年齢を重ねてポッコリしたお腹を改善しよう

年齢を重ねるとともにポッコリとお腹だけでてきてはいませんか?若い時はどんなに食べても次の日にはスッキリとしていたのにいつの間にかかわいらしくなってしまったお腹に諦めを感じつつもどうにかしたいと思う気持ちもあります。

今回はお腹をスッキリと痩せるためのポイントをいくつかご紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さいね。

お腹痩せしたいけどポッコリ原因は?

キュッと綺麗に引き締まったお腹

お腹痩せの方法について紹介する前に、まずは、そもそもなぜお腹がポッコリしてしまうのか、その原因について知っておきましょう。

年齢を重ねると基礎代謝の低下

お腹がポッコリするということは、簡単にいうとお腹に脂肪がつくということですよね。要するに、太ってしまうということです。ダイエットの鉄則は「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を保つことです。

消費カロリーにはもちろん、運動によって消費されるカロリーも含まれるのですが、実は、私たちが日常生活を送る上で消費されるカロリーの大半を「基礎代謝」が占めています。

私たちが1日の間に消費するカロリーの内、基礎代謝は6割から7割を占めているとされます。そして、年齢とともに基礎代謝は低下してきてしまうため、同じような食生活をしていても、だんだんと太りやすくなってしまうという訳なのです。

そして、太ったときにもっとも脂肪の付きやすい場所の1つがお腹なのです。そのため、年齢を重ねると、お腹がポッコリしやすくなるのです。

ホルモンバランス

男性の場合、お腹がポッコリするときに「ビール腹」と言われるように、お腹周りが樽のように太ってしまうケースがよく見られます。それに対して、女性の場合は下腹部にお肉の付くケースが多いようです。

その理由の1つとして、女性はホルモンバランスが乱れやすいということがあげられます。女性は毎月のように月経がありますし、妊娠や出産、閉経などホルモンバランスの乱れる機会が多いです。

特に、更年期を迎え女性ホルモンの分泌量が減少してしまうと、更年期障害が現れ始めます。人によって症状の出かたや重さはそれぞれですが、症状の1つとして肥満があげられています。

筋力の低下

お腹がポッコリする原因としては、筋力の低下もあげられます。これはなにも中年期以降の人に限ったことではありません。

若い女性でも、全体的にみると痩せているのに、お腹やお尻にだけお肉が付いている人っていますよね。そのような人は、筋肉量の少ない可能性があります。

先程、1日の内に消費されるカロリーの大部分を基礎代謝が占めていると述べましたが、筋肉はその内22%程度を占めています。

そのため、筋肉量が減少すると、必然的に太りやすくなってしまうのです。ダイエットというと難しく考えがちですが、実は痩せるために必要なことはたったの2つだけです。それは、「食事制限」と「筋力アップ」です。

お腹が出る人の特徴

お腹にブヨブヨの脂肪がついてしまった女性

お腹がポッコリしてしまう原因について簡単に説明してきましたが、実際に太っている人以外にも、お腹がポッコリ「見えて」しまう人もいます。では、お腹が出る人の特徴を、実際に太っているケースと、お腹が出て見えるケースの両方から見ていきたいと思います。

運動不足

お腹が出る人の特徴としては、運動不足であることがあげられます。お腹がポッコリしてしまう原因が筋力の低下である以上、運動不足の人のお腹がポッコリしてしまうのは当然のことと言えます。

運動と言っても、スポーツをしたりランニングをしたりといったことに限りません。ちょっとそこまで買い物に行くのにも車を使ったり、2階まで上がるだけなのにエスカレータを使ったり、そのような習慣も太りやすくなる要因となります。

便秘気味

女性のお腹がポッコリしてしまう原因として、便秘もあげられます。ひどい人だと数日から1週間程度も便通が滞ると言われています。1週間分の食事が下腹部に溜まる訳ですから、それはお腹がポッコリと見えてしまうのも仕方がありません。

猫背

お腹がポッコリしているように「見えてしまう」原因として、猫背もあげられます。長時間のデスクワークをしているような人に顕著なのが、骨盤が後ろに傾いて、頭の位置が前に出てしまうということです。

このような姿勢をしていると、お腹にシワがよるような状態になってしまいます。そのような姿勢をしていると、必然的にお腹がポッコリしているように見えてしまうという訳です。また、すでにお腹がポッコリしている人の場合、さらに太って見えてしまいます。

椅子の座り方

椅子に座るとき、深く腰掛けて背筋を伸ばしていればいいのですが、浅く腰かけて背もたれに背中を預けるように姿勢をしていると、やはり骨盤が後ろに傾いて、お腹がポッコリして見えます。

ストレス

意外に思われるかもしれませんが、ストレスもお腹がポッコリしてしまう原因となります。ストレス状態が続くと、自律神経のバランスが乱れます。自律神経は交感神経と副交感神経の2つで成っており、車のアクセルとブレーキに例えられることも多いです。

日中、活動的になるときはアクセルを踏んで(交感神経が優位になって)、夜に身体を休めるときは、ブレーキを踏む(副交感神経が優位になる)という訳です。

ところが、ストレス状態が長く続いてしまうと、夜寝るときになってもアクセルを踏みっぱなしになってしまいます。そうなると、睡眠の質が低下して、身体を回復させることができにくくなってきます。

そして、ストレス状態が続くと、脳内の神経伝達物質の働きに異常をきたすこととなります。脳内には三大神経伝達物質と言われるものがありますが、それは「ノルアドレナリン」「ドーパミン」そして「セロトニン」の3つです。

ごく簡単に説明すると、ノルアドレナリンとドーパミンは神経を興奮させるときに働き、セロトニンは神経をリラックスさせるときに働きます。

ストレスによって交感神経が優位な状態が続くと、セロトニンの分泌量が低下してしまい、リラックスすることができなくなってしまいます。セロトニンの減少はうつとの関連がありますが、それはこのような理由からなのです。

ダイエットという側面から見た場合、セロトニンの分泌量が減少すると、満腹中枢が刺激されにくくなるということもあげられます。ストレスによってヤケ食いをしてしまうのには、ちゃんと理由があるという訳なのです。

お腹痩せダイエットとは?

はてなが浮かんでいる女性

ここまでお腹がポッコリしてしまう原因について見てきましたが、では、お腹ポッコリを解消するためには、どのような方法があるのでしょう。また、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

お腹痩せダイエットのポイント

お腹痩せダイエットのポイントはたったの1つだけです。それは、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態にすることです。いくら運動をして消費カロリーを増やしても、それ以上に食べていれば、絶対に痩せることはありません。

とはいうものの、極端な食事制限によって消費カロリーを減らすと、筋肉量もともに減少してしまい、基礎代謝の低下を招いてしまいます。そうなるとリバウンドの危険性が高まります。ダイエットをするときには、適度に食事制限をおこない、なおかつ筋力を低下させないことが重要です。

お腹痩せダイエットの種類

お腹ダイエットの種類は2つあります。1つは脂肪を減少させて根本からお腹ポッコリを改善する方法です。もう1つは、お腹がポッコリしていないように「見せる」という方法です。では、それぞれのダイエット法について見ていきましょう。

効果のあるお腹痩せダイエットの方法

早朝のランニングを始めようとしている女性

お腹痩せダイエットとして効果のある方法としては、以下のようなものがあげられます。ただ、巷のダイエット記事にはウソとは言わないまでも、間違った情報がたくさんあるので、その点を注意しながら紹介していきたいと思います。

ストレッチ

ストレッチによって筋肉を柔軟にすることで姿勢を改善し、お腹をスッキリと見せることが可能となります。ただし、間違って欲しくないのですが、いくらストレッチをしても痩せることはありません。

ストレッチによって上昇するのは新陳代謝であって、基礎代謝ではありません。「ストレッチをしているのに痩せない」という人もいますが、それはあたりまえのことなのです。

実際に痩せるためには、脂肪を燃焼したり、筋力をアップさせたりすることが重要です。ただ、ストレッチが無意味かというとそんなことはありません。新陳代謝を活発にして、お肌をキレイに保ったり、アンチエイジングをしたりという効果はあります。

運動

お腹痩せダイエットをする際に、運動をするのも効果的です。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をおこなえば脂肪の燃焼効果が得られますし、筋トレをして筋力アップすれば、基礎代謝の上昇効果が得られます。

フィットネス

お腹痩せダイエットをするには、フィットネスも有効です。運動がどちらかというと肉体の持っている能力を向上させたり、維持したりすることを目的としているのに対し、フィットネスは健康状態を維持することを目的としています。

フィットネスの種類はいろいろで、ボディバランスを整えるものもあれば、有酸素運動やヨガ、簡単な筋トレもあります。目的や体力に応じて選択するとよいでしょう。

骨盤のゆがみを直す

骨盤のゆがみを直すと、不良姿勢が改善され、痩せて「見える」ようになります。ただし、骨盤矯正によって基礎代謝が向上するようなことはありません。

最近では整体やカイロプラクティックだけでなく、整骨院などでも「骨盤矯正で痩せる」などと宣伝しているところがありますが、骨盤矯正によって痩せることはありませんので、注意してくださいね。

ブレス

俳優さんがロングブレスダイエットをおこなって痩せたということがありましたが、ロングブレスダイエットもどちらかというと、お腹が引き締まっているように「見せる」ダイエット法です。呼吸法「だけ」で痩せることはありません。

揉んでやせる

エステなどでおこなわれる痩身ダイエットですが、いくらお腹の脂肪を引っ張ったり揉んだりしたところで、脂肪の燃焼は起こりませんし、基礎代謝が上がることもありません。

ただ、お腹周りや足のむくみが取れることでサイズダウンすることは可能となっています。デスクワークの女性などにはおススメの方法と言えそうですね。

お腹痩せダイエットの習慣

レタスを食べる女性

お腹痩せダイエットをするには、日頃からの習慣が重要です。では、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

食事

ダイエットの基本は、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態にすることです。そのため、食事量を適切に保つことが重要となります。

有酸素運動

お腹痩せダイエットには有酸素運動も効果的です。有酸素運動とは、長時間に渡って軽度から中等度の負荷を筋肉に与える運動のことを言います。

代表的な有酸素運動はジョギングやランニングですが、歩くだけでも十分に有酸素運動になります。電車通勤をしている人であれば、一駅前で下りて、歩いて帰るなど工夫するとよいでしょう。

お腹を温める

冷えは万病の元などと言いますが、お腹にとっても冷えは大敵です。特に女性の場合、お腹が冷えることで便秘になったり、婦人科系の疾患になるリスクが高まったりします。普段からお風呂に入って、お腹を温めてあげましょう。

座り方を治す

お腹を引きしまったように見せるためには、座り方を改善することも重要です。椅子に浅く腰かけて、背もたれに背中を預けるような座り方は、姿勢が悪くなる原因となってしまいます。

ただ、正しい座り方とは単に胸を張って座ることではありません。骨盤には「坐骨」という骨がありますが、坐骨を座面にまっすぐ乗せて、その上に上半身の体重を乗せるのが正しい座り方です。イメージとしては、頭のてっぺんに「ひも」が付いていて、それを上から引っ張られているような感じです。

継続しておこなう

お腹痩せダイエットの方法はいろいろありますが、もっとも重要なことは継続しておこなうということです。1日に運動量はたいしたことがなくても、1年に換算すると膨大な消費カロリーとなります。「ちょっと運動するだけでは意味がない」という考え方は、ダイエットにとって禁物です。

正しい知識を身につけましょう

お腹がポッコリしてしまう原因と、お腹痩せダイエットについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。雑誌やネットにはさまざまなダイエット法が紹介されていますが、その中にはまったくのデタラメも含まれています。ダイエットをするときには、素人ではなく専門家の書いた記事を読むとよいでしょう。

ABOUTこの記事の監修者

青木晃

ララクリニック院長
元順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授
《経歴》 防衛医大、東大医学部付属病院などで、内分泌・代謝内科、腫瘍内科の臨床研究に従事。

多くの生活習慣病患者、がん患者の診療を通し、従来の日本の保険医療の限界を痛感。日本の生活習慣病、がん疾患の撲滅のための診療を実践。「老化が病気を引き起こす」という観点からアンチエイジング(抗加齢)医学のフィールドにおいて早くから活躍。

2007年10月、順天堂大学大学院に開設されたアンチエイジング医学の講座「加齢制御医学講座」の准教授に就任し、抗加齢医学の
臨床・研究・教育にも従事。2017年9月より現職
TV、ラジオの健康情報番組への出演、多数の雑誌内特集記事の監修、書籍の執筆や講演活動などを幅広く行い、生活習慣病予防、抗加齢医学の啓発に従事。日本抗加齢医学会役員としても、日本全国のアンチエイジングクリニック、アンチエイジング関連施設での指導・アドバイス、講演会等を行っている。

自らもアンチエイジングライフを日々の生活の中で実践し、56歳ながらホルモン年齢、脳年齢、筋・骨年齢などはすべて40代前半の体内年齢をキープしている。

日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパート、ソムリエ、SAKE DIPLOMAの資格を持ち、ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」の講師も務める。

《所属学会》
日本健康医療学会常任理事
日本抗加齢医学会評議員
日本内科学会認定内科医
日本抗加齢医学会専門医
日本健康医療学会認定医

《主な著書・共著》
『モナリザエクササイズ』(エクスナレッジ)
『40歳からのタイプ別 ダイエット診断』(竹書房)
『いい睡眠があなたを10歳若くする』(青春出版社)
『一生若くいられる「都市型原人」という生き方』(マキノ出版)など、多数。

《メッセージ》 真のアンチエイジングは決して若返りを目的にした美容医療ではありません。正しい食や適切な運動、睡眠などライフスタイルをアンチエイジング的なものにし、健康長寿を目指すための予防医学なのです。私と一緒に、日々簡単にできるアンチエイジングライフを実践してみませんか!