唇の白いぶつぶつの正体を明かします!原因と対策を知ろう!

リップを付けている女性

唇に白いできものが見られると、「これはいったい何?」と不安になりますよね。見た目も悪くなってしまいますし、痛みをともなうと不快でもあります。

今回の記事では、唇にできる白いできものの正体について解説していきたいと思います。また、唇に白いできものができないよう、予防する方法も紹介したいと思います。

唇の白いぶつぶつの種類

乾燥している唇

それでは早速ですが、唇に見られる白いできものの正体について見ていきたいと思います。唇の表面に見られやすいものもあれば、唇の内側にできやすいものもありますよ。

唇の表面に白い皮ができる

唇が白く見える原因の1つに、唇の表面の皮がめくれ、それが乾燥して白くなるということがあげられます。乾燥した時期など、唇の皮がはがれる経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

あまり意識されたことがないかもしれませんが、唇も皮膚にカテゴライズされる場所です。私たちが単に皮膚といった場合、それは「表皮」を指すケースがほとんどです。

表皮は、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層構造になっており、基底層での細胞分裂によってつくられた角質が、上層へと送り出され、いずれ角層を形成することとなります。

角層は14層から15層で形成されており、もっとも表面に至った角質は、やがて剥がれおちていくこととなります。これら一連のサイクルのことを、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝のこと)と呼んでいます。

正常なターンオーバーはおよそ28日周期で起こりますが、唇はほかの部分とくらべて角層が薄いため、ターンオーバーの周期も3日から4日と短くなっています。

唇の皮がはがれて目立つのは、ターンオーバーの周期に乱れが生じているからかもしれません。また、唇には他の場所と異なり、皮脂腺や汗腺が存在していません。

そのため、空気が乾燥してくると外部の刺激から身を守ることができないのです。唇に見られる白い皮は、いわゆる「唇の荒れ」によって起こります。

唇の内側に白いカス

乾燥している唇

唇の内側に白いカスのようなものが認められる場合、カタル性口内炎を発症している可能性があります。口内炎にはいくつかのタイプがありますが、カタル性口内炎は、口の中の粘膜がざらざらになったり、白くなったりするという特徴があります。

口内炎の代表ともいえる「アフタ性口内炎」の場合、ハッキリと白い腫瘍ができるという特徴を有しているのですが、カタル性口内炎の場合、炎症部位と正常な部位との明確な境界線が分かりづらいです。

唇の白い斑点

口内炎

唇の内側に白い斑点のようなものがみられる場合、カンジダ性口内炎を発症している可能性があります。カンジダ性口内炎を発症すると、「偽膜」と呼ばれる白い膜が表れます。

偽膜は簡単にはがすことができるのですが、剥がしたところには赤い腫れが見られます。また、周囲の粘膜にも炎症の及んでいることがあります。

カンジダは真菌(カビ)の一種で、もともと人間の身体に住みついている常在菌と言われるタイプの最近です。私たちの身体にはたくさんの常在菌が存在していますが、通常はそれぞれがバランスをとり合い、悪さをするようなことはありません。

ところが、過労やストレス、睡眠不足や栄養不足、風邪などによって身体の免疫機能が働きにくくなると、常在菌が悪さを始めます。口腔内のカンジダが悪さを始めることで、口腔内に炎症を起こすという訳なのです。

唇の白いぶつぶつ

唇に白いぶつぶつができている場合、糸状疣贅(いとじょうゆうぜい)を発症している可能性があります。疣贅は簡単にいうと「イボ」のことです。

一般的に私たちがイボと呼んでいるのは、尋常性疣贅と言い、丸い形をしているのが特徴です。ところが、糸状疣贅は細長いのが特徴で、先端部に角質を持っています。

唇の表面全体が白い

唇の表面全体が白い場合、白色病炎を発症している可能性があります。白色病変は唇のほか、頬の内側にある粘膜や、歯肉(歯茎)にも見られます。

唇の白いぶつぶつの原因

どうして

唇に白いできもの種類について知ったところで、次に、白いできものがなぜできるのかについて、それぞれ原因を見ていきたいと思います。

唇の表面が白い皮の原因

唇の表面に白い皮がみられる原因は、乾燥とターンオーバーの乱れです。唇には皮脂線や汗腺が存在しないため、乾燥するともろにダメージを受けることとなります。

冬場になって空気が乾燥してくると、唇の荒れが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。空気が乾燥してくれば唇だけでなく、手の甲などにも白い粉のようなものが目立ちますよね。

唇は特に角層が薄いため、白い皮が目立ちやすくなってしまうのです。また、唇の表面に白い皮が見られるときには、ターンオーバーの周期にも異常を生じている可能性があります。

ターンオーバーの周期が正常であれば、役割を終えた角質は自然と剥がれおちていきます。ところが、ターンオーバーの周期が乱れると、本来であれば剥がれおちるべき角層が、剥がれずにとどまってしまいます。

そうなると、徐々に角層が分厚くなってくるため、唇の表面の皮がはがれやすくなるのです。唇の表面に白い皮が目立つような場合、乾燥を防ぐだけではなく。生活習慣の見直しも必要かも知れません。

唇の内側に白いカスの原因

乾燥している唇

唇の内側に白いカスが認められる場合、口内炎の一種であるカタル性口内炎を発症している可能性があります。カタル性口内炎にともなう偽膜が、唇の内側に白いカスを生じる原因となっているのです。

カタル性口内炎の起こる原因としては、口の中を誤って噛んでしまったり、やけどをしたり、歯の詰めものや装具があたったりといった、物理的刺激があげられます。

また、ビタミン不足や薬物の乱用、タバコの吸いすぎも原因にあげられていますし、歯周病や虫歯の原因となる口内環境の劣悪さも、カタル性口内炎のリスクファクター(危険因子)となっています。

唇の白い斑点の原因

口内炎

唇の裏などに白い斑点がみられる場合、カンジダ性口内炎を発症している可能性があります。カンジダ性口内炎は、常在菌の一種であるカンジダによって引き起こされます。

先ほども少し触れましたが、カンジダを含む常在菌は、人体にたくさん存在しています。その種類は20種類程度あるといわれ、その総数は数百億にも達するとされています。

常在菌の住み着いている場所のことを常在菌叢と呼んでいますが、常在菌叢を構成する菌と菌との間、また、常在菌叢と私たちの身体には、通常、平衡関係が成立しています。

ところが、何らかの原因によって常在菌のバランスに変化が起こると、その場所にトラブルを抱えることとなります。口腔の場合に見られるトラブルが、カンジダ性口内炎という訳なのです。

常在菌のバランスが乱れる最大の原因が、免疫機能の低下だとされています。口内炎の中でも、アフタ性口内炎はもっともポピュラーなタイプの口内炎です。

ところが、それほどポピュラーな口内炎であるアフタ性口内炎であるにもかかわらず、その原因についてはよく分かっていないのです。

ただ、アフタ性口内炎を発症する人を見ていると、免疫力低下という共通点がみられるようです。カタル性口内炎に関しても、免疫力低下との関係が注目されています。

唇の白いぶつぶつの原因

原因

唇に白いぶつぶつができている場合、糸状疣贅の可能性があります。糸状疣贅は老化によって発症リスクが高くなるとされていますが、若い人にも糸状疣贅の見受けられることがあります。

若い人に見若い人に見られる糸状疣贅は、ヒトパピローマウイルスに感染することがきっかけで発症すると考えられています。

唇の表面全体が白いの原因

乾燥している唇

唇の表面全体が白くなっている場合、白色病変の可能性があります。白色病変のみられる疾患としては、扁平苔癬(へんぺいたいせん)や白板症などがあげられています。

扁平苔癬は通常、かゆみや痛みをともなうとされているのですが、口の中にできた場合、かゆみや痛みをともなわないことが多く、発症に気付くのが遅くなるケースもあります。

口の中に扁平苔癬ができた場合、多くのケースでレースのような線状の白い斑模様が表れます。中には糜爛(ただれること)や痛みをともなう扁平苔癬もあり、その場合、飲食にも支障をきたすこととなります。

扁平苔癬の起こるリスクファクターとしては、特定の薬物の使用や、感染性微生物などがあげられていますが、ハッキリとした原因はよく分かっていないということです。

口腔に見られる白板症は、WHO(世界保健機関)によると、「口腔粘膜に生じた摩擦によって除去できない白色の板状(ばんじょう)、あるいは斑状の角化性病変で、臨床的あるいは病理組織学的に、他のいかなる疾患にも分類されないような白斑」と定義されています。

口腔に見られる白板症はガンの前駆症状と考えられており、実際にガン化する可能性は4.4%から17.5%程度とされています。

白板症のリスクファクターとしては、喫煙やアルコールの摂取、特定の場所への継続的な刺激などがあげられていますが、ハッキリとした原因はよく分かっていないということです。

唇白いできものや唇白い斑点などを予防する方法

唇

ここまでの解説で、唇に白いできものや白い斑点のできる原因について、理解して頂けたのではないでしょうか。では、唇に白いできものや斑点ができないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか。

唇の保湿ケアをする

唇が乾燥して荒れてしまい、皮がはがれるようなケースには、唇の保湿ケアをおこなうことが重要です。唇はほかの場所と違って角層が薄く、皮脂腺や汗腺がないため、どうしても乾燥しがちです。

特に冬場になると、空気が乾燥してくるので、唇の表面が乾燥してカサカサになりがちです。そのため、リップクリームなどを用いて外気から唇を守るとよいでしょう。

また、部屋が乾燥しないように加湿器をかけるのも1つの手ですし、外出の際にはマスクをして、唇を直接外気にさらさないようにしましょう。

唇の衛生はしっかりと保つ

唇を不潔にしていると、細菌が繁殖する温床となってしまいます。そのため、唇は常に清潔に保つように心がけましょう。

感染症の場合は薬をすぐに使用

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感染症によって唇が白くなっているような場合は、すぐに病院を受診して、治療薬を出してもらうようにしましょう。扁平苔癬の場合、特に治療をしなくても消失するケースもありますが、コルチコステロイドやリドカインなどで治療するケースもあるということです。

食事生活を見直す

口内炎ができる場合、ビタミン類の不足しているケースもあるということです。普段から野菜や果物を積極的に摂取するように心がけましょう。

睡眠をしっかりとって肌バリアを高める

口内炎のリスクファクターとして、免疫力の低下があげられていました。免疫力の低下する原因は実にさまざまですが、睡眠不足もそのうちの1つです。

昔から「夜更かしは美容の敵」などと言われますが、それは睡眠不足によって自律神経のバランスが乱れ、その結果、免疫力が低下してしまうからです。普段から早寝早起きを心がけ、しっかりとお肌のバリア機能が働くようにしましょう。

日ごろのケアでぷるるん唇を手に入れよう

ピンク唇

唇に白いできものができたり、白いぶつぶつができたりする場合、身体の免疫力が低下している可能性があります。適度にストレスを発散し、睡眠をしっかりとり、栄養バランスのとれた食事をして、唇を根本から健康にしていきましょう。

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LIL 編集部

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