ホワイトニングをすることも珍しくはない世の中になってきましたね。でも、歯を白くするホワイトニングは一般的にどのくらいの回数がかかるものなのでしょうか?
1回で真っ白になるとは思えませんがその回数ってとても気になりませんか?今回はしっかり白くなるまでにどのくらいの回数が必要なのかを詳しくご紹介していきます。きっとあなたがホワイトニングする時に役立つと思います。
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どこまで白くなりたいかでホワイトニングの回数は変わります!
「あの人の歯キレイ…」「あんなピカピカの歯になりたいな」最近世の中にホワイトニングが浸透してきていますね。テレビのスイッチを入れれば芸能人や司会者などは歯がキレイな方が多いですよね。彼らは元々あのようなキレイな歯だった訳ではなくホワイトニングによって歯を白くしているのです。
ただしホワイトニングすれば芸能人のようなキレイな歯になるのではなく歯の白さはホワイトニングの回数によって決まるのです。あなたはどのレベルの白い歯を手に入れたいですか?この記事ではホワイトニングの回数について解説していきます。
日本人の平均の色はA3
歯の明るさはレベルによって分けられることができます。歯の明るさを測るものにシェードガイドと呼ばれるものがあります。
シェードガイドによる歯の明るいレベルの順番はB1,A1,B2,D2,A2,C1,C2,D4,A3,D3,B3,A3.5,B4,C3,A4,C4です。
Aは赤茶色、Bは赤黄色、Cは灰色、Dは赤灰色になります。人種などによって歯の色は変わっていき、日本人は赤茶色レベル3のA3に分類されます。ホワイトニングを行う、回数によって歯の明るさのレベルは変化していきます。
自分で白さを実感できる色A1
ホワイトニングの回数を重ねることによって徐々に歯の白さが明るくなっていきます。自分で白さを実感できる色はA1前後となります。歯科などでホワイトニングを行う場合、平均的な日本人の歯であれば最初はA3からA3.5ぐらいの状態からホワイトニングをスタートしていき、回数を重ねることによってA1以上の色を目指していきます。
私は長くホワイトニングサロンで働いていましたが最初はA1くらいでいいと思っていた方も実際にA1を達成すると、やっぱりもう少し上の色がいいと言われる方が多いです。
芸能人のような真っ白な自然な白さ
歯科でホワイトニングを行う方で人気が高いのがブリーチシェード(又はホワイトニングシェード)です。通常のシェードガイドレベルにはブリーチシェードというのはありませんがそれ以上の白さを表すシェードガイドがあります。
シェードガイドを作っている会社により呼び名が違いますが一番有名なVITA社はOM1~3というレベルがあり歯のホワイトニングをすることによって得ることができる色です。やはり芸能人のような真っ白で自然な白さなのでとても人気があります。このくらいのレベルになると周りからみて白くていいな~と思われる色になります。
他にもBLと表す会社もありこちらはBL1~4のレベルがあります。ホワイトニングをするのであればやはりこのくらいの色を目指すのがおすすめです。一般の歯科医院だとブリーチシェードが置いていないところもあるのでホワイトニングを専門とする歯科医院のほうがオススメ度は高いと言えます。
オフィスホワイトニングだけでA1以上まで白くする場合
オフィスホワイトニングとは歯科に通院して歯を白く治療することです。過酸化水素を歯に塗って光を当てることで歯を白くしていきます。薬の強さやこれを繰り返す回数、光の種類によって色が何トーンあがるかが決まってきます。
歯科医院によってそれは様々なのでちゃんとした回数は歯科医院で聞いていただいたほうが確実です。なのでここではおおよその回数をご紹介していきます。
あなたがオフィスホワイト二ングだけで歯を白くしたいと考えている場合、ホワイトニングの回数やメンテナンスはどの程度になるのでしょうか?
回数は4回以上
オフィスホワイトニングでA1レベルまで歯を白くしたい場合の通院回数は平均的には4回以上になりますが歯の状態や施術によってホワイトニングの回数は若干変わっていきます。
例えば1回で4段階アップするホワイトニングであれば繰り返し通院するごとに少しずつアップしていくわけです。ただし色が上がってくると1回の施術での色アップもしにくくなってくることがあります。
メンテナンスが必要
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングなど自分で行うホワイトニングに比べると早く白い歯になりますが、3~6ヶ月もすると戻り始めます。継続的に白い歯にしたい方であれば最低でも3ヶ月に1回はメンテナンスが必要になってきます。
メリット
歯科で行うオフィスホワイトニングは過酸化水素を使って施術を行うために即効性があり、全ての施術を歯科の方が行うために面倒な手間がかかりません。
オフィスホワイトニングは1回が30分~60分で済むために忙しい方でもホワイトニングを行うことができます。空いた時間を有効活用する事もできます。
またオフィスホワイトニングは技術を持った歯医者さんが行ってくれるために自分で施術を行うホームホワイトニングに比べて安心です。
デメリット
オフィスホワイト二ングのデメリットとしては過酸化水素を使って施術を行うために歯にしみやすく痛みを感じる方もまれにいらっしゃいます。
またオフィスホワイトニングは色が戻りやすいために歯を白い状態にしたかったら継続的に歯科に通う必要があり、金銭的な負担がかかってくるのがデメリットです。
ホームホワイトニングだけでA1以上まで白くする場合
ホームホワイトニングとは自宅で行うホワイトニングです。歯科で自分の歯型のマウスピースを作成してもらいマウスピースにホワイトニングのために薬剤を塗って歯を白くしていきます。
ホームホワイトニングによってA1レベルまで歯を白くするのは可能です。ただしホームホワイトニングでA1レベルまで歯を白くするためには期間が重要になってきます。
基本的に3ヶ月以上
ホームホワイトニングで歯の色をA1以上にするためには基本的に3ヶ月以上の間できれば毎日ホームホワイトニングを行う必要があります。ホームホワイト二ングで使用する薬剤はオフィスホワイトニングで使用する薬剤と比べて濃度が薄いために即効性がなく継続的にホワイトニングを行うのが大事になってきます。
初めて効果を実感するのは約1~2カ月後に歯が白くなっていくのを実感します。A1レベルまで歯を白くしたかったら3ヶ月以上ホワイトニングを行うことが重要になります。
メリット
ホームホワイトニングのメリットは自宅でできるために自分が納得するまで何度もホワイトニングを行うことができ、薬剤を購入すれば何度もメンテナンスを行うことができるのがメリットです。
またホームホワイトニングで使用する薬剤は安全性を考慮してオフィスホワイトニングで使用する薬剤よりも濃度が薄く痛みや知覚障害などの問題が起こる可能性が低いです。ホームホワイトニングは歯の色を決定する象牙質もホワイトニングするために根本の原因を改善でき自然な仕上がりになります。
オフィスホワイトニングに比べて費用が安くなるのも嬉しいポイントです。
デメリット
ホームホワイトニングのデメリットは即効性が薄いために早く歯を白くしたい方にとってはおすすめできません。またマウスピースを毎日つけることが負担に感じる方もいらっしゃるでしょう。
毎日ホームホワイトニングを行う事は思っている以上に大変です。継続して物事を行うことができる方でないと難しいかもしれません。
ホワイトニングを行った後は食べたもの歯に着色しやすい状態ですのでカレーやコーヒーなどの濃度が高いものを食べるのを一定の時間控えなければならないのもデメリットといえます。
デュアルホワイトニングでA1以上まで白くする場合
歯をA1以上まで白くするために回数、費用面で一番おすすめなのはデュアルホワイトニングです。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用であるデュアルホワイトニングでA1まで白くする場合、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングを何回すればよいのでしょうか?
オフィスホワイトニングを2~3回
オフィスホワイトニングは2~3回が目安となります。基本的にA3レベルからA1レベルに上げていくためにはこの歯科医院のホワイトニングにもよりますがこのくらいは必要になります。まずは1回目のオフィスホワイトニングで歯の白さをある程度まで引き上げてホームホワイトニングにちからも借りながら残りの1~2回でA1レベルまで歯の白さを引き上げていきます。
ホームホワイトニングを1~2ヶ月
ホームホワイトニングは1~2カ月程度必要です。オフィスホワイトニングをしても毎日の飲食によって脱灰という歯のエナメル質が徐々に溶け出す現象で少しずつ白さが後戻りしていきますのでホームホワイトニングをすることで色戻りを防止しながら色を上げていくことができるのです。
ホームホワイトニングだけで色を上げるよりはかなり短期間で済みます。
メリット
デュアルホワイトニングのメリットは一番即効性があり歯がA1以上までしっかりと白くなります。冒頭で紹介したブリーチシェードを実現しやすいのもデュアルホワイトニングになります。ホームホワイトニングとの併用で歯の内側までしっかりと白くするので後戻りがしにくく1年くらいは色が持ちます。
デュアルホワイトニングは白さを維持するためのメンテナンスが楽という点がメリットです。ホームホワイトニングをした後に歯の色が後戻りしてきたと感じたら家で気になる部分にホームホワイトニングを行うだけで歯が白くなります。たまに気になった時にオフィスホワイトニングもしてあげれば白さの維持は容易です。
デメリット
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用になるために8~10万円以上費用がかかってきます。ですが期間やメンテナンスのことを考えると総合的には安いと言えます。
通常よりホワイトニングの回数がかかる歯
これまでは一般的な歯に対してのホワイトニングの回数を紹介していきましたが、歯の状態は人によって千差万別です。どうしても通常よりもホワイトニングの回数がかかってしまう歯があります。
テトラサイクリン歯、神経がない歯、年齢を重ねた歯の3つをそれぞれご紹介します。
テトラサイクリン歯
テトラサイクリン歯は通常よりもホワイトニングの回数が必要となってきます。テトラサイクリング歯とは幼い頃に風薬のシロップなどのテトラサイクリン系の抗生物質を服用した事によって歯にグレーやオレンジなどの着色や縞模様が起こった歯です。
テトラサイクリング歯は歯の色のレベルによってホワイトニングの種類が変わってきますが基本的にはデュアルホワイトニングを行う必要があります。テトラサイクリング歯の人は半年から1年間ホワイトニングを行う事で白い歯に変化していきます。レベルが高い場合にはホワイトニングで白くならないこともあります。
テトラサイクリン歯とホワイトニングの関係についてはの記事を読むともっと深く理解することができますのでぜひあわせて読んでみて下さいね。
神経がない歯
神経がない歯はホワイトニングすると若干色はあがりますが黒ずんでいることが多いです。神経がない歯は歯の内側にある歯の色を決める象牙質が変色して黒ずんだりしているためにホワイトニングでエナメル質を白くする施術を行っても効果がないです。なのでホームホワイトニングの効果が重要にはあんってきますが限界があります。
そのためウォーキングブリーチという神経がなくホワイトニングできない歯の裏側を削り穴を空けて薬剤を入れることで象牙質に色を加えて歯を白くします。
ウォーキングブリーチは1本1000円~5000円が相場となり、薬剤の交換が4回から5回必要なので通常のホワイトニングよりも期間がかかってしまいます。また薬剤を決められた期間で交換しないと副作用が出てしまう可能性があります。
年齢を重ねている方
年齢を重ねている方もホワイトニングの回数が多くなってしまいます。冒頭で日本人の平均の色がA3くらいだとお話しましたが年齢を重ねるとさらに濃くなっていきます。おじいちゃんやおばあちゃんの歯が黄色いイメージってないですか?
何例を重ねると黄ばみの原因である歯の内部にある象牙質の色が濃くなっていくため歯がさらに黄ばんでしまいます。そのためにホワイトニングの回数を通常より多くしなければなかなか白くならないことが多いです。
A1以上を目指しましょう!
ここまでホワイトニングの回数についてホワイトニングの種類別に解説してきました。どこまで歯を白くしたいかはホワイトニングの種類によって変わってきますし、歯の状態によってホワイトニングの回数も変わってきます。
専門家の目線から見るとホワイトニング効果がしっかりと実感できるA1以上の色にするためには、費用や回数や効果的にはデュアルホワイトニングが効率的です。自分の歯の状態をしっかりと把握してお財布と相談しながらホワイトニングで白い歯を手に入れましょう!