きつい口臭を治すには原因を知ることが効果的!原因別対処法

「最近、口臭が気になる」「何かの病気なのかしら?」などといった悩み、ありませんでしょうか。口臭は相手に悪印象を与えてしまうことがありますし、なにより本人が気になって仕方ないものでもあります。

そこで今回の記事では、口臭がなぜ起こるのかその原因について迫り、さらに原因別の対処法や、口臭を予防するための習慣を紹介したいと思います。

きつ~い口臭とは?

口臭に悩んでいる男性

口臭を治したり予防したりする方法について紹介する前に、まずは口臭とは何なのか、どのような種類の口臭があるのかについて解説していきたいと思います。

生理的口臭

口臭のトップバッターは生理的口臭と呼ばれるタイプの口臭です。「生理的」という字からも分かるに、人間であれば誰にでも起こりうるタイプの口臭を意味しています。

「朝起きたときに口の中がネバネバしている」とか「起きてきたパートナーの口臭が気になった」などといった経験は、誰でも一度や2度はあるのではないでしょうか。

朝起きたときに見られる口臭のことを「起床時口臭」と呼んでいます。朝起きたときには、口の中の唾液量が少なくなっているため、細菌が活発に活動して、揮発性硫黄化合物を産生します。

揮発性硫黄化合物のおよそ6割は舌の表面にある舌苔(ぜったい)から産生されることが分かっています。特に、舌の後方部に付着しているケースが多いということです。

生理的口臭が起こっているときに見られる揮発性硫黄化合物は「硫化水素」と呼ばれる物質で、病気や歯周病が原因の口臭と比べると、比較的臭いが弱いという特徴があります。

一般的には半径30cm以内に近づいて話をしたりしない限り、生理的口臭がそれほど気になるようなことはないということです。また、日によって、身体のコンディションによって、口臭が出ることもあればでないこともあるということです。

生理的口臭にはその他、緊張してのどがカラカラになったときに現れる「起床時口臭」や、空腹時に現れる「飢餓口臭」と呼ばれるものがあります。

また、加齢によって生理的口臭が表れやすくなったり、生理や月経、妊娠といったときに起こるホルモンバランスの乱れによって口臭が表れやすくなったりすることもあります。

病的口臭

口臭の中には「病的口臭」と呼ばれるタイプの口臭もあります。病的口臭には口腔内に原因があるタイプの口臭もあれば、口腔外に原因があるタイプの口臭もあります。

口腔内に原因がある口臭の代表的なものが、歯周病が進行することによって現れるタイプの口臭です。歯周病はかつて歯槽膿漏といわれていたことからも分かるように、進行すると歯茎に膿がたまってしまう疾患のことを言います。

歯周病のときに歯茎にたまる膿はとても臭いが強烈なことから、歯周病が進行した場合の口臭も強烈な臭いとなって表れてしまいます。

また、歯周病の原因菌である歯周病菌も揮発性硫黄化合物を産生するのですが、その際に生じる揮発性硫黄化合物のことをメチルメルカプタンと呼んでいます。

メチルメルカプタンは、生理的口臭のときに観測される硫化水素と比較すると、かなり臭いのきついことが分かっています。歯周病の人と話すと不快なにおいがするのはそのためです。

口腔内に原因がある場合の口臭は、虫歯が原因となって起こっているケースもあります。ちなみに、私たちが一般的に「歯」と呼んでいるのは、歯茎から外に露出している部分=「歯冠部(しかんぶ)」のことを言います。

歯冠部は外側から順番に、エナメル質、象牙質、歯髄(いわゆる歯の神経と呼ばれるものです)によって構成されています。そして、歯冠部が虫歯に浸食されることによって、口臭がおこる可能性があるのです。

虫歯がエナメル質でとどまっていればよいのですが、虫歯が進行して象牙質から歯髄にまで及んでしまうと、歯根部に膿がたまることがあります。その膿の強烈な臭いが呼気に乗って、口臭とし手表れてしまうという訳なのです。

口腔外に原因がある場合の口臭には、副鼻腔炎による口臭があげられます。副鼻腔炎もかつては蓄膿症と呼ばれたように、進行すると副鼻腔に膿がたまるという現象がみられます。

実際に蓄膿症の人と話をしたことがある人ならご存知かもしれませんが、副鼻腔炎が進行して蓄膿症にまで至っている人の口臭はとても強烈です。話をしていなくても臭うレベルなので、副鼻腔炎がある場合は早めに治療した方がよいでしょう。

内臓からの口臭

内臓からくる口臭も、口腔外に原因がある場合の口臭の1つです。特に、消化器系にトラブルが生じていたり、循環器系にトラブルが生じていたりする場合に、口臭が現れやすくなります。

胃が悪い人の口臭は、独特な臭いがすることをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、肝機能障害や腎機能障害、糖尿病などが原因となって、特徴的な口臭がすることもあります。

他にも、内科系の疾患を治すための医薬品を服用することによって、薬特有の口臭がみられることもあります。

きつい口臭を治すための病院

聴診器を当てようとしている医師

一口に口臭と言っても、いろんなタイプの口臭のあることが分かって頂けたことと思います。では、口臭がある場合、どこに行って治してもらえばよいのでしょうか。

口臭外来

口臭外来とは、口臭の検査や治療に特化した専門外来のことを意味しています。たいていの場合、歯科医によって運営されており、口臭に対して歯科領域からアプローチし、改善することを目的としています。

口臭の原因の8割から9割は、口内環境の悪化によって起こると考えられており、内科系の疾患などは1割以下とされています。

口臭外来に特徴的な検査として、呼気に含まれている揮発性硫黄化合物を測定する「口臭測定」や、唾液に含まれている細菌を観察する「唾液検査」といったものがあります。

呼気に含まれている揮発性硫黄化合物の種類を調べることによって、口臭が生理的口臭なのか、病的口臭なのかを判別することが可能となります。

また、呼気に含まれている臭い物質を検査することで、どれくらいの口臭レベルにあるのかも分かります。自分では口臭があると思っていても、検査をしてみたら大したことがなかった、などということもよくある話です。

内科や耳鼻科

口臭の中でも、口腔外に原因のあるタイプの口臭であれば、内科や耳鼻科を受診する必要があります。鼻詰まりがひどい人は一度、耳鼻科を受診して相談するとよいでしょう。

鼻詰まりによって口呼吸になると、口の中が乾燥するリスクが高くなります。それによって細菌の繁殖が活発になり、結果として口臭がきつくなるという訳です。

きつい口臭を治す食べ物

食べやすいサイズにカッティングされたパイナップル

口臭が気になるときに、何か食べ物や飲み物によって改善することはできないのでしょうか。口臭のタイプにもよるのですが、一定の効果のある食べ物や飲み物があります。

飲み物

口臭を緩和する飲み物としては、お茶や牛乳があげられます。お茶と言っても、麦茶や玄米茶などの「お茶類似飲料」ではなく、茶葉から作られた「本当のお茶」がそれに当たります。

茶葉から作られたお茶には緑茶やウーロン茶、紅茶などがありますが、その特徴としてポリフェノールやカテキンを含んでいるということがあげられます。

ポリフェノールには抗酸化作用があることから、アンチエイジングの分野で注目されていますが、お茶に含まれているポリフェノールは「フラボノイド」と呼ばれ、消臭効果のあることが分かっています。

フラボノイドを配合したガムや歯磨き粉があることからも、フラボノイドの消臭効果が分かるというものです。

また、お茶に含まれているカテキンには殺菌効果があることから、虫歯や歯周病を予防する効果が期待できます。

「でもお茶を飲むとカフェインが心配」という方もいらっしゃるかもしれませんが、コーヒーに比べれば少ないものですし、1日に10杯位までなら問題ないということです。

牛乳にも口臭を押さえてくれる効果があるということですが、これに関しては外因的口臭に限ります。外因的口臭というと難しく聞こえますが、要するに臭いの強いものを食べたときに見られる口臭のことを言います。

ニラやニンニク、キムチやネギなどを食べたあとには特徴的な口臭が現れますが、牛乳に含まれているたんぱく質には、臭い物質を包んで臭わなくしてくれる働きがあるのです。

食べ物

口臭を予防してくれる代表的な食べ物としては、パイナップルがあげられます。パイナップルにはたんぱく質分解酵素が含まれていますが、それが舌苔に付着してたんぱく質を分解し、臭いの元を断ってくれるのです。ただし、生のパイナップルに限ります。

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ガムやタブレット

口臭を予防する方法としては、ガムやタブレットを食べるという方法もあります。特に、フラボノイドを配合したガムを噛むことで、口臭の予防効果を高めることが可能です。

ガムを噛むことにはもう1つの意味があって、それは唾液の分泌を促すことです。生理的口臭は唾液の分泌量低下によって起こりますし、その状態が続けば、虫歯や歯周病になるリスクも増大します。
中にはキウイフルーツの成分と表面のザラザラした質感で舌苔を改善して口臭予防してくれるブレオのタブレットもおすすめです。お仕事などで急に口臭が気になった時1粒食べれば口臭を予防してくれます。グレープミントとグリンアップルに2種類味がありどちらもとても美味しいです。
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口臭を治す薬の効果は?

 

口臭を直すのに薬が用いられることもあります。ただし、私たちが薬と思っているものには、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つがあるので要注意です。

マウスウォッシュ

マウスウォッシュは洗口剤とも呼ばれるもので、先ほど述べたように、医薬品に分類されるものがあれば、医薬部外品や化粧品に分類されるものもあります。

医薬品に分類される洗口剤としては、ネオステグリーンや含嗽用アズレンなどが有名です。これらの洗口剤は、外科的治療をおこなったあとの消毒薬として用いられます。当然のことながら、このタイプの洗口剤は医師にしか扱うことができません。

一方、医薬部外品や化粧品に分類されるマウスウォッシュは、スーパーやコンビニなどで手軽に購入することができます。医薬部外品に分類されるマウスウォッシュと化粧品に分類されるマウスウォッシュとの違いは、殺菌剤などの有効成分を含んでいるかどうかの違いです。

歯科医院では、虫歯の治療をおこなっているときなどに、フッ化物を配合した洗口剤を用いることがあります。お医者さんによって必要だと判断された場合、そのような洗口剤が処方されることとなります。

スーパーやコンビニで売っているマウスウォッシュにも、口の中を殺菌したり、唾液の分泌を促したりする効果が期待できます。

ただし、マウスウォッシュをしているからと言って、ほかに何のケアもしなくていいわけではありません。基本的に毎日の歯磨きにプラスして用いるという考え方でいることが重要です。

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サプリメント

口臭を予防する効果を謳ったサプリメントもいろいろあります。ただ、内科系の疾患や副鼻腔炎などの疾患がある場合には、口臭を予防する効果は期待できません。

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口臭を治す簡単な習慣

牛乳を飲んでいる女性

口臭が出てからあわてて対処するのではなく、日常生活の中で口臭を出にくくするために、何かおこなえることはないのでしょうか。

水分補給

日常生活の中でおこなえる、もっとも簡単な口臭予防法が水を飲むということです。一般的に、人は1日あたり2リットルから2.5リットルの水分を摂取する必要があるといわれています。

もちろん、そのすべてを飲み物から摂るわけではありません。食べ物にも水分は含まれているので、実際に飲み物から取る水分は1リットルから1.5リットルということになります。

ただ、集中してデスクワークをしている場合など、水分補給をしていないケースも多いのではないでしょうか。生理的口臭の最大の原因は唾液量の減少なので、口臭予防のためにも水分補給は欠かせません。

また、水分補給をおこなうことによって、口の中をキレイに保つことが可能となります。それによって、虫歯や歯周病になるリスクも下げることができるのです。

唾液腺マッサージ

唾液の分泌量が少ないときに、唾液線のマッサージをおこなって、唾液の分泌を促進するという手もあります。唾液線には、「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」の3つがありますが、その中で耳下腺が最大となっています。

そのため、耳下腺のマッサージをおこなうことが、唾液の分泌を促す際に効果的です。両手の親指以外の指先を耳の下あたりに当て、くるくると回すようにマッサージするとよいでしょう。

ストレス解消

ストレスによって口の中が渇くことによって、緊張時口臭が表れてしまいます。ストレスは万病のもとなどと言いますが、口臭にとっても大敵です。身体的・精神的ストレスがたまっているようであれば、適度にストレス解消をしましょう。

口の中の掃除で口臭改善

笑顔で歯磨きをする女性

口臭を予防するためには、口内環境を良好に保つことが重要です。そのためには、口の中を定期的に掃除しましょう。

歯磨き

口内環境を良好に保つもっとも簡単かつ、重要な方法が歯磨きです。歯を磨くときには歯だけでなく、歯茎もブラッシングして血行をよくしましょう。

フロス

歯磨きだけでは取りきれない汚れに効力を発揮するのがデンタルフロス(糸ようじ)です。歯垢をちゃんと除去して、細菌繁殖の温床を取り除きましょう。

選ぶならマイクロファイバーが歯垢をしっかりからめとってくれて、しかもワックス付きで初心者にも使いやすいルシェロのフロスが良いです。
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舌クリーナー

舌苔によって口臭が出ているような場合、舌クリーナーを用いて掃除しましょう。歯ブラシでゴシゴシこすると舌の表面が傷つくので絶対にやめましょう。

TEPEのクリーナーは3枚ついていて舌を傷めずに汚れをしっかり掻き出してくれるのでおすすめです。色も沢山あって迷ってしまいますね。
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きつい口臭を治すには

歯の検診を行う男性歯科医

口臭を治すには、まず口臭の原因を知ることが重要です。生理的口臭であれば日々のケアによって予防できますし、病的な口臭であれば歯科や耳鼻科、内科を受診することが重要となります。

口臭の原因や対処法について見てきましたが、いかがだったでしょうか。一口に口臭と言っても、いろんな原因のあることが分かって頂けたことと思います。

口臭が気になる場合には、まず原因と特定し、原因に見合った対処法を選択するようにしてくださいね。

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ABOUTこの記事の監修者

柴田はるひ

《経歴》
2011年名古屋デンタル衛生士学院卒業
国家資格歯科衛生士免許証取得
2012年愛知県一般歯科にて一般的な歯科診療やインプラント、矯正、歯周病担当歯科衛生士として2年間勤務
2014年上京し都内のホワイトニング専門審美歯科にてホワイトニングやクリーニング、小顔マッサージやフェイシャルエステなどを経験
2017年12月日本化粧品検定1級合格し2018年2月コスメコンシェルジュ取得
2018年現役歯科衛生士&コスメコンシェルジュとしてライターとしても活動中。
《得意分野》
ホワイトニング、歯のクリーニング、カウンセリング
小顔マッサージ、唇美容、プラセンタ系エステ、歯周病
コスメ全般(基礎化粧品、メイク、ヘアケア、アロマ、香水など)
《メッセージ》
歯科衛生士として長く働いてきて、お客様や患者様の悩みや相談を沢山うかがってきました。お口元を美しくすることは審美面だけではなく、結果的に将来歯を失わずにずっと健康的に過ごせる健康面もサポートすることができます。
さらにコスメコンシェルジュを取得してからは身近なコスメにも詳しくなり周りの女性をさらに輝かせるお手伝いができていると実感しています。
今までは目の前のお客様や患者様の美容と健康をサポートし喜んでいただくことにとてもやりがいを感じていました。ですがこれからは現役歯科衛生士ライターとしてコスメコンシェルジュとして、ネットを通じて情報を提供することで全国の皆様に同じように美容と健康を理解していただくことができる喜びを感じています。
沢山の方が自分の目標とする美容と健康を手に入れて年齢を重ねても自分と自分の人生を愛せるようにお手伝いができたら幸いです。