便秘解消のツボ8選!便秘にともなう弊害も紹介します!

お腹に針が刺さっている女性
LIL 編集部

便秘の解消法はいくつかあります。食習慣の改善や運動、便秘薬などがそれにあたりますが、ツボ押しも便秘の解消に効果があるとされています。では、どこにあるツボが便秘解消に効果的なのでしょう。便秘にともなうトラブルとともに解説したいと思います。

便秘に悩んでいる女性ってたくさんいらっしゃいますよね。中には「なるべく薬に頼らずに便秘を解消したい」という人もいることと思います。そんなときにオススメの手段の1つがツボ押しです。東洋医学の粋を集めたツボには、便秘に効くものもいくつかあります。今回は、便秘解消に効果のあるツボを厳選して8つ紹介するとともに、便秘の弊害についても解説したいと思います。

便秘解消のツボその1・お腹のツボ

女性のお腹

それでは早速ですが、便秘解消に効果的なツボを紹介していきたいと思います。まずはお腹にあるツボからです。便秘は腸内に便が滞ってしまうことですから、お腹のツボを押すことによって、効果的に便秘の解消をおこなうことが期待できますよ。

大巨(だいこ)

大巨は便秘を解消する代表的なツボとして知られています。場所はおへそから指の幅3本分下に行き、そこからさらに指の幅2本分外に行った両サイドにあります。

大巨のツボを押すと、消化器系の働きを正常化する効果が期待できます。そのため、便秘だけでなく、下痢を解消することも可能となっています。

天枢

天枢も大巨と並び、お腹にある便秘解消の代表的なツボです。おへその左右、指の幅3本分横に行った両サイドにあります。腸の働きを活発化させ、便通を改善する効果が期待できます。

大巨も天枢もそうですが、ツボを刺激する際にはあまり強く押しすぎないように気をつけましょう。ゆっくりと深呼吸しながら、両手の人差し指と中指を用いて、お腹の中心に向かって優しく圧迫すると効果的ですよ。

便秘解消のツボその2・手のツボ

手の写真

便秘を解消するためのツボは、身体のいたるところに存在しています。では次に、手にある便秘解消のツボを紹介したいと思います。

合谷(ごうこく)

合谷という名前を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。東洋医学的には万能穴(ばんのうけつ)などとも言われており、さまざまな効果が期待できるツボとなっています。

手の甲をこちら側に向け、親指と人さし指の骨が交差する少し手前、人さし指の骨に向かって圧迫すると、少し痛みのある場所が合谷になります。

合谷には便秘の解消効果だけでなく、眼精疲労の解消効果やストレス解消効果、肩こりの解消効果など、さまざまな効果が期待できます。いつでもどこでも圧迫できるツボなので、ぜひお試しになってみてくださいね。

神門(しんもん)

神門も手にある代表的な便秘の解消のためのツボです。手のひらをこちら側に向けると手首のところに横方向のシワがあります。そのシワをたどって小指側に行くと、骨の出っ張りで指が止まると思います。そこが神門の場所です。

神門にも便秘の解消効果だけでなく、精神を安定化して不安を解消し、リラックスさせる働きがあります。また、不眠や動悸、息切れなどの解消効果も期待できるということです。

便秘解消のツボその3・足のツボ

ふくらはぎをマッサージしている

手と同様、足にも便秘解消効果の期待できるツボがあります。なぜ手や足に便秘解消効果のあるツボがあるのかというと、東洋医学では「気」が体内を駆け巡っていると考えられており、その流れの滞る場所に問題があるとされるからです。では、足にある便秘解消のツボを見ていきましょう。

足三里(あしさんり)

足三里は、足にある代表的なツボで、便秘の解消以外にもさまざまな効果が期待されています。足三里の場所ですが、例えば左足の場合、右手の人さし指を膝のお皿の下、少し外側に行ったところにあるくぼみに置きます。

そのまま手を横向きにしたときに、小指のあたっている場所が足三里です。足三里には胃腸の機能を整えることにより、便秘の解消効果が期待されています。

また、足の疲れやむくみを改善したり、膝の痛みを改善したり、風邪を予防したりと、足のある万能のツボといった趣があります。

三陰交(さんいんこう)

三陰交も足三里と並んで、足にある代表的なツボです。左足の三陰交を探す時には、左足のうちくるぶしの一番高い場所に右手の小指を添えます。

そのまま手を横向きにしたときに、人さし指のあたっている場所が三陰交です。三陰交には消化器系の働きを強くすることで、便秘の解消効果が期待されています。

また、三陰交には冷え症を改善する効果もあります。生理痛や頭痛の改善にも効果的とされており、特に女性におススメのツボとなっています。

便秘解消のツボその4・背中のツボ

背中

お腹と反対側の背中側にも、便秘の解消に効果的なツボがあります。腰痛の改善にも効果的なので、ぜひ試してみてくださいね。

大腸愈(だいちょうゆ)

便秘とは大腸(結腸と直腸)に便が詰まった状態のことを言うのであり、大腸愈はまさに、便秘の改善にうってつけのツボと言えます。

解剖学的にみた場合、腰椎(腰の骨)は5つあり、医学的には「L1」とか「L5」などと呼ばれています。「L」は英語の「Lumbar」、すなわち腰椎から来ています。

大腸愈はちょうどL4の両サイドにあります。分かりやすく言うと、骨盤の骨と背骨とがぶつかるあたりにあるのが大腸愈です。

大腸愈には大腸の働きを正常化する効果があり、便秘だけではなく下痢の改善効果も期待されています。また、冷え症の改善効果や腰痛の改善効果もあるということです。

便秘点(べんぴてん)

背中にある便秘解消のツボとしては、その名も便秘点というツボがあります。便秘点は、一番下にある肋骨から指の幅2本分下、そこから指の幅4本分横に行った両サイドにあります。

便秘にともなうトラブル

ニキビをつぶしている女性

ここまで、便秘解消の効果が期待できるツボについて見てきましたが、そもそも便秘になるとどのようなトラブルがあるのでしょうか。

肌荒れ

女性によく見られる便秘ですが、便秘にともなって肌が荒れることでお化粧のノリが悪くなったり、吹き出物が出たりといった症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

便秘とは言うまでもなく、腸内に溜まった便が排出されない状態のことを言います。そして、体内に滞っている便はやがて腐敗し始め、有害なガスを出し始めます。

便秘の便が臭いのはそのためなのですが、有害なガスは血液中に溶け込んで、身体の中を駆け回ることとなります。それがお肌の状態にも影響を与えるという訳なのです。

胃腸障害

便秘には機能性便秘と器質性便秘、薬剤性の便秘などがあり、私たちが便秘という場合は、ほとんどが機能性便秘を指しています。

ところが、便秘にともなって激しい腹痛がしたり、吐き気や嘔吐をともなったりする場合、なんらかの疾患を発症している可能性があります。そのような便秘のことを器質性便秘と呼んでいます。

消化管内のどこかに病気があることによって腸が狭窄し、それによって便が詰まってしまうのが器質性便秘の特徴です。器質性便秘は生活習慣の改善などではなかなか治らないため、病院を受診することが重要となります。

大腸メラノーシス

便秘を改善するためには、便秘薬を服用するという手があります。そして、便秘薬には大きく分けて浸透圧性の下剤、刺激性の下剤、その他(浣腸など)の3つに分類されます。

浸透圧性浸透圧性の下剤はその名の通り、浸透圧作用によって便が固くなりすぎないようにし、排便をスムーズにする効果があります。
刺激性刺激性の下剤は、腸管を刺激することで腸の蠕動を活発化させ、便意を起こさせることを目的としています。浸透圧性の下剤に比べると効果が強いのですが、服用し続けると身体が慣れてしまうというリスクもあります。刺激性の下剤には、小腸刺激剤と大腸刺激剤、直腸刺激剤の3つがあります。小腸刺激剤としてはヒマシ油がよく知られています。

その他大腸刺激剤はピコスルファートナトリウムを成分とするジフェニール誘導体と、センナヤダイオウ、アロエなどを成分とするアントラキノン誘導体の2種類があります。問題となるのはアントラキノン誘導体で、センナやダイオウ、アロエといった大腸刺激剤を服用し続けることで、大腸メラノーシスになるリスクが高くなるのです。

大腸刺激剤の服用を継続すると、効果が表れにくくなるだけでなく、腸管粘膜細胞を傷つけて、大腸の粘膜が黒くなってしまいます。それだけでなく、大腸がんのリスクが高くなることも分かっています。

アントラキノン誘導体を服用すると、「始めは便秘が改善されたのに、だんだん効かなくなってきた」ということがよくあります。それは、アントラキノン誘導体の副作用で、大腸の機能が低下してしまったからにほかなりません。

たかが便秘と侮るとこのような恐ろしい事態にもなりかねません。まずは専門家に相談するように心がけましょう。

便意の喪失

便秘薬にはさまざまな種類がありますが、いずれも続けて服用することによって、便意が起こりにくくなるというデメリットがあります。

便秘薬への依存

便秘にともなうトラブルとしては、便秘薬に依存してしまうということもあげられます。便秘薬を飲まなければ排便出来ないのではないかと不安になること自体、便秘薬への依存と言えます。

ツボ以外の便秘解消法

野菜を食べている女性

便秘の解消に効果的なツボはたくさんありますが、自分ではなかなか押しにくいような場所にあるツボもありますよね。そこで、ツボ押し以外の便秘解消法も紹介しておきたいと思います。

食習慣の改善

便秘とは、食べたものがスムーズに排泄されない状態のことを言います。ということは、食べ物によっても便の状態が左右されるということですよね。そのため、食習慣を改善することで、便秘の解消ができるようになります。

具体的には、食物繊維を多く摂るようにしましょう。ただし、食物繊維には不溶性の食物繊維と水溶性の食物繊維とがあるので、摂り方には注意が必要です。

不溶性の食物繊維はその名の通り、私たちが持っている消化液では溶かすことができないという特徴を持っています。また、保湿性に富んでおり、消化管内の水分を吸収し、膨張しながら移動するという特徴もあります。

不溶性の食物繊維が腸管内で膨張すると、腸壁を刺激して便意が起こりやすくなります。そのため、便意がなかなか起こらないタイプの便秘を解消するのに、不溶性の食物繊維を摂取することが推奨されています。

ただ、便が固くなりすぎて出ないタイプの便秘の場合、不溶性の食物繊維を摂取することでさらに便が固くなってしまう可能性があります。そんな人には水溶性の食物繊維がおススメです。

水溶性の食物繊維は文字通り水に溶ける性質を持っており、体内でゲル状になります。そのため、便を軟らかくする効果が期待できるのです。

さらに、水溶性の食物繊維には、腸管内で糖質を包み込み、腸管に吸収されるのを妨げる働きもあります。そのため、ダイエットをしたい方にもおススメですよ。

適度に身体を動かす

便秘の原因の1つとして、運動不足があげられることもあります。運動不足になると、腸の蠕動が弱くなってしまうからです。そのため、普段から身体を動かすように意識することが重要です。

ストレスを解消する

ストレスはさまざまなトラブルの元となりますが、便秘に関しても例外ではありません。ストレスが昂じて自律神経のバランスが乱れることで、食べたものの消化や吸収にも問題が発生します。

また、ストレスが溜まることで過敏性腸症候群を発症することもあります。東洋医学では「ストレスは万病の元」と考えられています。適度にストレスを発散して、便秘にならないようにしましょう。

病院を受診する

先程少し触れましたが、便秘には機能性の便秘といって、それほど心配する必要のないタイプの便秘と、器質性の便秘といって、なんらかの疾患をともなう便秘があります。

器質性の便秘は、生活習慣の改善や食習慣の改善などで解消するのは難しいため、病院で治療する必要があります。

とはいうものの、自分の便秘がどのタイプであるのか、素人には判断することが難しいですよね。そのため、たかが便秘と侮らず、まずは病院を受診することが重要となる訳です。

便秘を放置するとトラブルに

便秘の解消に効果的なツボを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。便秘を放置すると、さまざまなトラブルに襲われる可能性が高くなってしまいます。

簡単に押せる手のツボなどもありますので、生活習慣の改善とあわせて取り組んでみてくださいね。また、あまりにもひどい便秘はお医者さんに診てもらうようにしましょう。

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LIL 編集部

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