小鼻周りが乾燥して皮がむける原因と簡単に治す方法を伝えます!

ドライノーズといわれる小鼻の乾燥。特にアレルギーがあって鼻をかむことが多い場合は、一年を通して小鼻のカサカサに悩むことも。皮脂の出やすい箇所でもあるので、ニキビや角質のトラブルにもなりやすいため、どの様なケア方法をしたら良いのかやトラブルの対処法などをまとめてみました。

小鼻が乾燥しやすい原因

鼻のかみすぎによる摩擦

ティッシュで鼻をかんでいる女性

アレルギー性鼻炎や花粉症の方は、鼻を頻繁にかむことで小鼻の乾燥を引き起こしてしまうことも多くあるでしょう。この場合、ティッシュによる摩擦が原因で、小鼻まわりの皮膚が赤くなったり、カサカサと剥けてしまうこともあるので、早めの対応が肝心です。
鼻をかむことが多い時期は、普段のスキンケアから小鼻の周りによくクリームを塗っておくこと、保湿成分の入ったローションティッシュなど肌触りのよいものを使用するなどで予防することができます。
鼻水が出るたびに鼻をかんでいると、耳が痛くなったり頭痛が起きることもあり、また鼻の粘膜が弱くなって鼻血が出やすくなるなど、良いことはありません。鼻をかまずに対応できるよう病院などで、薬を処方してもらうのがおすすめです。

小鼻の乾燥に関して洗顔方法の間違い

クリームを顔に塗っている女性

小鼻周りは普段から皮脂の出やすく、角栓なども気になるところです。テカリやすい部位なだけに、つい入念に洗いすぎていることも。
皮脂が出るサイクル
といった悪循環のサイクルになりがちです。
洗顔は汚れが残っていてもダメですが、洗いすぎも禁物なので、正しい方法できれいに落とすのが大切です。この後の項目で、正しい洗顔方法について詳しくご説明いたしますね。

小鼻の乾燥を治すスキンケア

正しい洗顔方法を身につけよう

ここでは正しい洗顔方法を見直すために、普段間違いやすい洗顔方法を例にあげてご説明いたします。

洗顔方法を見直しておこう

体や髪を洗う温度のお湯で洗顔してしまう

洗顔は洗い流すお湯の温度にも気をつかうこと忘れないことが大切です。皮脂の汚れは冷水では取れにくく、30度以上のぬるま湯で溶けて落ちます。つい髪や体を洗うついでに、そのまま同じ温度でお顔を洗ってしまうと乾燥の大きな原因となります。
お風呂のお湯の温度が設定できる場合は、32〜35度あたりの温度に調節しておきましょう。ちなみに30度のお湯の温度にするには、熱湯1に対し、2のお水を入れるとほぼ近い温度になります。また、人の体温が約36度程度ですので、この辺りの温度を参考にして洗顔する習慣をつけましょう。

洗顔はフォームタイプより固形石けんを

一般的に洗顔フォームは泡立ちや使用感が良いように作られているため、合成界面活性剤を使用しています。そのため、洗い上がりがさっぱりする分、お肌への洗浄力は高めです。お肌の乾燥対策としては、石けんタイプのほうがよりお肌にマイルドなので、おすすすめです。
固形石けんは泡立てネットを使えば、少量でも良く泡立てることができます。十分に水分と空気を含ませ、なるべくキメの細かい泡を作ってください。
泡の感じはソフトクリームのように、ツノが立つのが理想的です。これだけしっかりした泡であれば、お肌と指が直接触れることなく、泡だけで汚れを落とすことができます。

洗顔は天然成分がある石鹸を使う

お肌をやさしく洗い上げる固形せっけんでも、いろいろな種類のものがあります。洗顔の本来の目的は、お顔の汚れや皮脂をきれいに洗い流すことです。お顔の皮脂がちょうど取れる程度の洗浄力があれば十分です。洗浄力が強すぎると、お肌に必要な皮脂までも取り去ってしまい乾燥やトラブルの元になります。
反対に美容成分や保湿成分など、洗い流す目的以外の有効成分がたくさん入っている必要もありません。洗顔後の化粧水以降のスキンケアで十分補えますので、やさしくきちんと汚れを落とせるもの、そしてお肌への刺激の少ないものを選ぶことが大切です。
また毎日使うものですから、合成界面活性剤、合成着色料、防腐剤が入っているものよりも、天然成分で作られているものほうがより安心です。お肌の状態が良くなるにつれ、皮膚のバリア機能が正常に働くようになり、自然に適度な皮脂が分泌し、お肌がきちんと潤うようになります。

化粧水でしっかり保湿

化粧水

ここでは正しい化粧水の付け方をご説明します。ついやりがちな間違ったお手入れなども例にあげながら、もう一度見直してみましょう。

顔を強く叩いてはいませんか?

化粧水は正しい付けるよりも、パタパタとお肌にパッティングをした方が良くしみ込む、という感覚で化粧水を叩き込むようにお肌に入れ込むのはNGです。叩くことでお肌に与えるメリットはありません。皮膚の奥まで浸透するように、やさしく押し込むようなイメージで塗布するのが正解です。

一回の量は少なすぎていませんか?

化粧水を1本買うと、半年近く無くならないのは一回の量が少なすぎる証拠です。朝晩たっぷり保湿すれば1ヶ月〜2ヶ月以内で使い切ることができます。手やコットンが吸い込む量を考えて、1回の使用量は五百円玉より少し大きめの円の大きさ程度の量を使いましょう。

化粧水は1回だけで終わらせない

化粧水をお肌に1回塗布したら、手がお肌に吸い付く状態になるまで入れ込むのがベストです。さらにこの状態からもう一度、化粧水をプレスするようにおはだに浸透させると、お肌の感触がひんやりと感じるように潤ってきます。美肌で有名な女優さんは、1本の化粧水をわずか数日で使い切るそうです。毎日化粧水を使っていても、使用量によっては、いかに十分な保湿が足りていなかったかがわかりますね。

化粧水を付ける時の一工夫

お風呂のお湯で手を温めてから化粧水を付けると、お肌の毛穴が開いて浸透力がアップします。さらに2回目の化粧水のときに、今度は手を冷水で冷やしてから付けると毛穴を引き締める効果があります。同じ化粧水を付ける、という動作でもちょっとの工夫で毎日のお手入れに差がつきますよ。

コットンで即席!小鼻パック

小鼻の乾燥が気になるときは、低刺激の化粧水をコットンにたっぷり含ませたあと、小鼻の上にのせます。小さめにカットしたラップをその上にのせて5~10分程度、そのまま置いておくだけで即席のパック効果があります。

保湿クリームで蓋をする

顔にクリームが塗っている女性

お肌の乾燥が気になるときは、積極的な美白効果やエイジング効果のあるクリームよりも、とにかく保湿力が高いクリームを使うことが大切です。
美しいお肌になるためには、その土台をしっかりと作ってからやっとスタートすることができます。
たるみ、しわ、ホワイトニングなど魅力的な有効成分は、まず保湿が徹底された潤い肌を手に入れてから、お肌に届けるようにしましょう。
お手入れの最後は必ずクリームを使い、スキンケアのプロセスで入れ込んだ水分や美容成分にしっかりと蓋をして、逃さないようなイメージで塗ることが大切です。

やり過ぎないように注意しよう

顔の肌がひび割れている女性

乾燥したお肌にいろいろな美肌効果を期待して、手をかけすぎてしまうのも逆に負担を与えてしまいます。風邪をひいた体にステーキを食べるのは、ハードに感じますよね。乾燥したお肌は、表面が傷つきやすくデリケートになっています。セラミドなどのお肌の持つ保湿成分に近い有効成分などで、シンプルに保湿だけに徹底するようにしましょう。
そして何よりも大切なのは、自分のお肌の乾燥状態にあったお手入れをすることです。これには年齢も大きく影響します。
20代の方なら、自分自身のお肌の事前な回復力にある程度期待することができるので、乾燥肌や敏感肌用のさっぱりしたスキンケアをし、クリームを薄く塗布したり、乳液などで仕上げてもよいでしょう。
しかし30代以降のお肌になると、ターンオーバーも乱れ、細胞の再生にも時間がかかるので、ある程度コクのあるしっかりとしたテクスチャーの化粧水や、しっかりと保湿できる高濃度のクリームが欠かせません。まずは、自分のお肌の状態を良く理解した上で、正しいスキンケアをすることが大切です。

小鼻のトラブルと対策

皮がむける時の対策

角栓が多い鼻

小鼻の皮が剥けてしまうと、思わずピンセットなどで剥がしてしまいたくなりますが、剥くのは絶対に禁物です。
まずは、いつもの化粧水の量を増やして入念な保湿をするのが基本です。また、お手持ちにクリームにオイルを混ぜて、オリジナルの高保湿クリームにしてみるものよい方法です。オイルは酸化しやすいので、少量のボトルで鮮度の良いうちに使い切ること、日中オイルを塗って陽に当たることは避け、夜だけのスキンケアに使用するようにしましょう。
オイルの種類も色々あり、お肌にあったものを選び、正しく使うことが大切です。詳しくは、後半の「間違ったケアをしてニキビができてしまう」という項目のところで触れたいと思います。

コンシーラー、ファンデで隠そうとしても浮いてしまう

化粧ぶらしを鼻に当てている女性

小鼻の皮が剥けてしまうと、洗顔やスキンケアがしみて痛みを感じたり、メイクをしてもファンデショーンを付けるとさらに目立ってしまします。基本はメイクをせずに、保湿だけで様子をみることが大事です。しかし、仕事や予定があってどうしてもすっぴんでは過ごせないこともあるかと思います。小鼻の乾燥した時のメイクについて、ちょっとしたポイントや注意点をまとめてみましょう。

小鼻が乾燥した時のメイク

まずは化粧水、美容液などでしっかりと保湿して、最後に薄くクリームを塗ってスキンケアを仕上げます。
ベースメイクは、リキッドやクリームタイプのファンデーションやBBクリーム、CCクリームなどしっとりとしたテクスチャーのものを薄く広げましょう。
乾燥がひどい時は、ベースにクリームや乳液を混ぜてから塗布すると、しっとり感がさらにアップします。
コンシーラーは厚塗りになってしまい、皮の剥けた箇所が目立ってしまったり、乾燥しやすくなるので、なるべく避けた方がよいでしょう。
また、ベースの前に保湿効果の高い下地を加えると、素肌とベースメイクの密着度が高まり、メイクも崩れにくくなります。

乾燥がひどい場合はメイクを一旦やめよう

皮が剥けてしまうほどの乾燥状態になった場合、メイクを一旦お休みするのが理想的です。お顔の中でも、小鼻の周りよりもさらに目周り、口周りの皮膚などさらにデリケートな部分までコンディションが悪化してしまう可能性もあります。皮膚科など専門医に相談し、ある程度の原因を探ったうえ、ベストな対処法を知っておくのが一番です。

間違ったケアするとニキビができてしまう

ニキビが出来ている鼻

保湿効果をアップするために、オイルを使用する時の注意点を知っておきましょう。小鼻の周りは皮脂腺が多くあり、お肌に合わないオイルを使うと白ニキビが出来てしまったり、角栓が詰まってしまうこともあります。
一般的なオイル美容に使われるオイルとして、ニキビになりにくく、殺菌効果と保湿効果が高く、ビタミンA、E、Dやミネラルが豊富に含まれたホホバオイルがあります。
またビタミンCの豊富なローズヒップオイル、刺激の少ないスクワランオイル、ポリフェノールやビタミン類が豊富にはいったアサイーオイルなど、色々なオイルがありますが、どれが自分のお肌に合うかどうかを見極めることが大切です。
1回の使用量は1〜2滴程度にし、使いすぎないように注意しましょう。オイルを選ぶときは、必ず化粧品メーカーから販売されているフェイシャル用のオイルを使用して下さい。何らかの反応が出てしまった場合はすぐに使用を中止し、症状が落ち着かない場合は皮膚科に行くことをおすすめします。

まとめ

小鼻のお手入れは、皮脂や角質を気にして過剰なお手入れになりやすい箇所です。角栓を取るための毛穴シートや、集中的にゴシゴシ洗うのは乾燥を引き起こす元にもなります。小鼻は立体的な形状なので、細かくしっかりした泡できちんと洗い、たっぷりの保湿をするのが基本です。
またお顔の中で、一番日焼けしやすい場所でもあるので、紫外線ケアも忘れずにしておきましょう。