【保存版】肥満が多い都道府県ランキングベスト5とワースト4

LIL 編集部

各都道府県で雰囲気や風習などもそれぞれ違うもので健康に関しても都道府県別で特徴があるものです。今回は様々な生活習慣病のきっかけにもなる肥満についてまとめてみました。

各都道府県でおもしろい差がついているのがわかりました。もちろん肥満については皆様気を付ける必要がありますが、上位に入っている都道府県の方は特に気を付けいたいただくことをおすすめします。

肥満が多い都道府県ランキング(上位)

肥満の多い全国の都道府県はどこなのでしょうか?またどうしてその地域に肥満が多いのでしょうか?その傾向と原因についてもお話していきます。

なお、この結果は「都道府県別の肥満及び主な生活習慣の状況(平成18-22年,年齢調整)男性(20—69歳)」を元に作成しています。

1位 沖縄県

健康長寿と呼ばれることもある沖縄ですが、近年では肥満者の増加が問題となってきています。この原因については、沖縄県では脂質の摂取量が多いことが1つとして挙げられています。

また、ほぼ完全に車社会であり、暑いこともあって運動しない傾向にあること、飲酒量が多いなども関係しています。なんと沖縄はハンバーガー屋も居酒屋の数も日本で1位というデータもあります。

また、沖縄県は、男性女性ともに野菜の摂取量が全国でもワーストに近い状態で少ないことも調査で判明しています。原因は1つに特定することは難しいですが、乱れた食生活や健康への意識の低さが肥満全国1位につながっているようです。

2位 宮崎県

九州の宮崎県は肥満が多い県の全国2位になってしまいました。野菜摂取量は47都道府県中で全国25位(男性)となっており、やや低めの方に位置していますが、沖縄ほどではありません。

また歩行数についても全国12位であり、それほど低くないというデータがあります。これといった要因については特定することが難しいようです。

しかし、糖尿病患者数や透析導入患者数も全国のトップに近い位置にランクインしていることから、食生活や運動量の少なさに何らかの問題が隠れていることが予想されます。宮崎は沖縄に次いで居酒屋さんの数が多い県というデータもあります。

3位 栃木県

栃木といえば野菜やフルーツなどの農作物も育ち、健康的な食事をしていそうなものですが、肥満全国3位になってしまいました。

栃木はまず歩行数が少なめの方が多く、女性では全国ワースト4位となっています。車社会であり運動不足になりやすいことが肥満を助長している可能性はあります。

また、栃木県はタバコを吸う人数も多く、全国7位となっています。統計によれば、喫煙者の方が非喫煙者とくらべて肥満の度合いが高いと言われています。もちろんタバコを吸わない人もいるので断言はできませんが、タバコとの関連性も否定できないでしょう。

4位 福島県

栃木に地理的にみても近い福島県が全国4位になっています。福島県で特徴的なことは、食塩摂取量が男女共に多く、男性3位、女性2位となっていること。しかし沖縄では食塩摂取量は最下位であることから、肥満=食塩量だけでは説明がつきません。

喫煙者が全国12位と高めであることも注目すべき要因の1つでしょう。

なお、福島では震災後に運動量が極端に減ってしまい子供達の肥満が増えた時期がありましたが、近年では徐々に増加も落ち着きをみせているようです。

5位 徳島県

最後に全国5位になったのは四国の徳島県です。徳島もやはり全国的にみると歩行数は少なめで下から10番目ほどにランクインしています。徳島では原因と推察されているのが、糖質の摂りすぎです。

香川県が糖尿病のワースト1位になったのと同じレベルで徳島もワーストレベルに糖尿病が多い状態です。食習慣と運動量の少なさが、肥満を増やしていることが考えられます。

肥満が多い都道府県ランキング(最下位)

では今度は逆に肥満が少ない都道府県を紹介していきます。なぜその都道府県に肥満が少ないのかについても考察していきます。

44位 鳥取県

鳥取県は全国的に見ても歩行量がワーストに近いレベルで少ないにも関わらず、それほど肥満者が多くないのでおどろきです。

また鳥取県では子供の肥満数も少なく、学校教育などで子供に早くから食育を行なってきたことが関係しているのでは、といった考察もされています。何か、もともとの生活風土に原因があるのかもしれませんね。

45位 滋賀県

滋賀県が全国の肥満が少ない県の第3位となりました。滋賀県に関してはデータによれば、比較的鉾数が多く男性で13位、女性で9位となっています。

公共交通期間が発達していて、比較的日常的に歩くことが多いことが健康維持に役立っているのかもしれません。

46位 福井県

福井県が全国の肥満が少ない県第2位となりました。雪国でもあり運動量は全国平均の中間くらいですが、野菜の摂取量は多い方で全国が男性が4位、女性が3位となっています。

さらに、動物性タンパク質の摂取量は全国の最下位と少なく、脂質も男性が44位、女性47位ということからも、もともとヘルシーな食志向であることが関係しているのかもしれません。また、タバコを吸う人の数もワースト1位でもっとも少なく、健康的な暮らしをしている方が多いことが伺えます。参考資料:http://www.pref.fukui.jp/doc/toukei-jouhou/spot/spot20_d/fil/006.pdf

47位 山口県

山口県がもっとも肥満者が少ない、つまり痩せている人が多い県となりました。統計をみると、特に運動量も多くなく、野菜の摂取量が多いわけではなく、これといった背景要因を見つけることができません。

あくまでも推測にすぎませんが、魚を食べることが多い、外食産業が少なく、だいたいの方が家庭でご飯を食べる傾向にあるなどという考察ができます。

肥満と都道府県の関係

肥満の多さと都道府県の地域性については、いくつかの要因が複雑に関わっていると考えられます。どのような要因が関係しているのか、紹介していきましょう。

食事内容

肥満と関係性が高いのは、やはり「食事」です。どんなに運動していても、食事の内容や量に問題があれば太りやすくなってしまいます。熱心に走っているランナーでも痩せている人もいれば、太っている人もいますよね?もちろん遺伝的な体質もありますが、食事の影響は必ずあるものです。

特に沖縄が今回のデータでは1位となっていますが、沖縄の場合は食習慣による影響が大きいといえます。暑い地域でありナマモノをあまり食べられないことから、揚げて食べる習慣があります。また、さとうきび、黒糖などが日常的にそばにあって、糖分の摂取量も多めです。

「摂取カロリー>消費カロリー」になることが肥満のもととなります。

そして食事は摂取カロリーだけでなく、質も大切です。食べすぎてないのに太っているという方は、低栄養なことが太っている原因かもしれません。例えば、春雨スープのような食べ物だけ食べていて痩せるかというとそうではありません。からだが足りない栄養を補おうとして、余計に溜め込みがちになって悪循環に陥ります。

運動量

統計によれば、歩行数の多い大都市圏に住んでいる場合は、他の県と比べても肥満の比率が少なくなっています。例えば、東京、神奈川、兵庫、大阪、愛知などは、公共交通機関が発達しており、普段から自然と歩く時間が増えます。

普段から車で移動することが多い地域の人は、なるべく意識的に散歩や運動をするようにして、運動量を増やすことが大切です。

ただ、必ずしも歩行数が多いからといって、肥満が少ないわけでもありません。食習慣や生活習慣なども複雑に絡んでいるので、全てにおいて意識を高めることが必要です。

ストレスも関わっている?

ストレスも肥満を引き起こす要因の1つです。ストレスがあると、イライラをかき消すために食べすぎてしまいがちです。また、ストレスではなく、やることが無いという状態を埋めるために間食をしてしまうこともあります。

ストレスはコルチゾールという「太らせホルモン」を増やしてしまうこともあり、太りやすい体質を作ってしまいます。

どこの地域でもストレスはあるものですが、やはり人間にとっては自然の存在が不可欠です。都会的な暮らしは、それだけでもストレスを生みやすいため注意が必要と言えるでしょう。

交通手段

今回肥満の上位にいた都道府県は、どこの県も大都会といわれる地域ではありませんでした。交通機関が発達しておらず、主に車で生活することが多いことが肥満に多少なりとも関係していることが推察されます。

ある研究から車ではなく、自転車、公共交通機関で移動すると肥満の予防につながるということもわかっています。なるべくマイカー通勤はやめて、電車やバス、自転車と徒歩を組み合わせて移動することが、抜本的な運動不足解消となるでしょう。

肥満が多い都道府県と病気の関係性

肥満が多いことは何らかの健康への影響につながっていきます。実態として、肥満と病気にどのような関係があるのか、都道府県の状況と合わせて見ていきましょう。

肥満と糖尿病

「平成27年人口動態統計月報年報」によれば、糖尿病の死亡率のワースト1位は青森県、ついで秋田県、香川県、鹿児島県、徳島県となっていました。青森は統計でも子供の肥満全国ワーストになったこともあります。

肥満になると、体のなかで糖分を処理する能力が間に合わなくなり、糖尿病になる人がふえてきます。血糖値を下げるインスリンというホルモンの効きもわるくなって、ますます血糖値が下がりにくい状態に陥ってしまうのです。

肥満を改善することは糖尿病治療の基本となります。また糖尿病の予防のためにも、肥満を子供のころから防いでいくことが大切です。

肥満と寿命

肥満と寿命については次のような報告があります。

 13.7年間(中央値)追跡して調査した結果、「重度の肥満の人では寿命が約10年短くなり、2人に1人は70歳より前に死亡するおそれがある」ことが判明した。

引用元:http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2016/005394.php

統計によると、肥満の人の方が寿命が短く、痩せている方が寿命が長いというデータがあります。

日本人が世界的にみて長寿であることは、他の民族と比べても痩せている傾向にあること関連があります。痩せている背景として、日本古来の低脂肪の和食中心の食事が注目されています。

しかし、現代では食事の欧米化が進んでおり、肥満傾向になりつつあるため、私たちは食習慣を今一度見直すことが必要でしょう。

肥満と癌患者

日本人の死亡原因の圧倒的1位となっているのが「ガン」です。ガンと肥満は一見関係ないように思えますが、実は関連性があります。

疾患別にみると、BMIが5上昇するごとに、心血管系疾患の死亡リスクは49%、呼吸器疾患の死亡リスクは38%、がんの死亡リスクは19%、それぞれ上昇した。東アジア人ではBMIが5上昇するごとに、死亡リスクが31%上昇した。

引用元:http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2016/005394.php

上記にあるように、肥満度があがるとガンの死亡リスクも上昇することがわかっています。特にガン死亡率で全国平均を大きく上回っているのが、「青森県」と「佐賀県」というデータがあります。

東北の日本海側で胃がんが多いのは、食塩摂取量との関係が深いとされています。胃がんのリスクを高めるピロリ菌が、塩分濃度が高い方が生きやすいといいます。

また、大腸がんは、肥満と運動不足との関係があるガンの種類です。青森県に関しては、歩行量が少なく、肥満の比率も高いことが、大腸がんの多さと関連しているという見方もあるようです。

参考資料:https://style.nikkei.com/article/DGXKZO05992250S6A810C1TZQ001

大腸ガンを予防するためには、肥満そのものを解消することと、肥満にならない生活習慣を続けていくことも大切だといえるでしょう。

暮らしと肥満の関係

都道府県の肥満の傾向とその原因についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?肥満は生活習慣に大きく影響を受けていますが、その地域ごとの暮らし方との関係性は非常に深いといえます。

自分では変えられない環境もあるかもしれませんが、意識を変えることで改善できることもあると思います。ぜひ肥満を予防して、長く健康でいられるようにしたいものですね。

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