肥満が腰痛の原因?腰痛の疑問5つと腰痛にならないためのコツ

腰を押している女性

腰痛には様々な原因がありますが、私たちが座ったり立ったりといった日常生活を送るには、腰の存在が大きく関係しています。

腰を痛める原因の1つとして、「肥満」がそれに当たるのですが、みなさんの中にも「最近太ってから腰痛を感じるようになった」という方もいるのではないでしょうか?

今回はそんな「腰痛」と「肥満」の関係性について詳しくご紹介していきたいと思います。

肥満が腰痛の原因になる場合

腰を押している太っている女性

そもそも「肥満」というのは、「体の脂肪組織及びさまざまな臓器に異常に脂肪が沈着した状態」のことを指すのですが、それは日本でも40〜60代男性を軸に増加傾向にあります。

そしてこの「肥満」という状態になると、「腰痛の原因」にも繋がるということが分かっています。

人は自身の体重を腰や膝で支えているので、「肥満」によって体重が増加すると、腰にかかる負担が増え神経が圧迫されることで腰痛を引き起こします。

こうした負担は「肥満」の方だと通常時の2.5倍にもなると考えられているため、ここではまず最初にどのように「腰痛」が「肥満」によって引き起こされるのかについて、3つのケースごとに学んでいきましょう。

脂肪により背中が反ってしまう

「肥満」によって引き起こされる「腰痛」には、「脂肪により背中が反ってしまう」ことによって起きる腰痛があります。

人は多くの場合「肥満」になると、お腹周りに脂肪が溜まっていくことが多くみられ、この脂肪によってお腹が出ることによって「反り腰」になりやすくなるとも考えられています。

また「反り腰」は、骨盤が前に倒れて腰が大きく湾曲しているのが特徴的で、姿勢が悪く腰が湾曲した状態によりなることもあります。

背骨のS字カーブも歪んでしまう

人の背骨は、通常であればS字カープを描いているのですが、「肥満」によって「反り腰」になると、腰の筋肉や関節に大きな負荷がかかったままの状態になります。

そして、この身体を支える腰の負担が増えることによって背骨のS字カーブも歪んでしまうのです。

「腰痛」で悩んでいる人たちの多くは、このS字カーブの姿勢が崩れているために「腰痛」を発症しているケースが多いです。

和式の生活のため腰に負担がかかる

日本人はそもそも、コタツや和式トイレなど、日常生活の中で座ったり立ったりする行動が頻繁に行われるため、そうした負担が特に大きいと言われています。

腰痛の色々なうわさは本当?それともウソ?

肩が痛い女性

「腰痛」に関しては、本当か嘘なのか分からない様々なうわさが有りすぎて、皆さんも「一体どんな対策をすればいいのか分からない」という方も多いのではないかと思います。

ここでは以下の順に皆さんが疑問に感じている内容についてお答えしていきたいと思います。

  1. 腰痛の時は腰を温める
  2. 肥満は腰痛の原因になる
  3. 腰痛は年齢のせい
  4. くしゃみでぎっくり腰になる
  5. ぎっくり腰はクセになる

うわさ①腰痛の時は腰を温める

まず最初は、皆さんも一度は聞いたことがあるであろう「腰痛の時は腰を温めると良い」というもの。

これ、実はその「腰痛」が「急性」か「慢性」によって使い分けなくていけないというのはご存知でしたでしょうか?

「急性の腰痛」というのは、主にその名のとおり、「急に腰を痛めることによって生じる腰の痛み・腰の炎症」を指します。

例を挙げると、

  • 交通事故で腰を打ち付けてしまった場合
  • しゃがんで起き上がった時に走った時の腰の痛み
  • スキーやスノーボードで転倒し腰を打ちつけてしまった場合

がその部類に入り、こういった「急性の腰痛」は、「炎症」から引き起こされる痛みなので「腰を冷やす必要がある」ので注意が必要です。

ただし、「肥満」が原因でおきるケースが多い「慢性の腰痛」は、「血行不良」からくることもあり、その際は「温める」ことによって血行を促進するのが効果なのです。

この2つのケースによって対処が全く異なるので注意しましょう。

うわさ②肥満は腰痛の原因になる

人は「肥満」になってくると、多くの場合はお腹に脂肪がつき始め、体重が増加します。

そしてその結果、先程触れた「反り腰」になっていき、腰への負担も増大、「腰痛」に発展するのです。

また、妊娠して、妊婦になると「腰痛」になりやすいのは、妊娠によってお腹が前に突き出てくることでバランスを取ろうとし腰が反り、その負担が「腰痛」になるため。

また、一度「肥満型の腰痛」になってしまうと、厄介なことに、「肥満」が原因で「腰痛」を発症したにも関わらず、痛みが原因でなかなか対策の1つである「運動」に取り組むことができなくなるという点です。

そうなってしまう「運動不足」が解消されず、更なる「体重増加」が進み、負のスパイラルに陥ってしまうことになります。

うわさ③腰痛は年齢のせい

中年から年配の方がよく言ったり、信じたりしているのが「腰痛は年齢のせい」という考え方。

これ、はっきり言って「嘘」です。

これまでに説明してきた内容を例に挙げれば、「肥満」であれば、年齢に関係なく「腰痛」を発症する確率が上がるとされていますし、実は「腰痛」は30代~40代といった若い世代に多いことも分かっています。

その理由は主に、「仕事で腰に負担をかけている = 長時間座っている」ということと、心理社会的因子(ストレス)が原因だと言われています。

うわさ④くしゃみでぎっくり腰になる

そもそも「ぎっくり腰」とは「急性腰痛」のことを指し、不意に腰を痛めることによって発症する「腰痛」のこと。

そしてこの「ぎっくり腰」の原因として意外と多いのが、「くしゃみ」によってなるケースです。

くしゃみによって「ぎっくり腰」になってしまうのは、上半身と下半身の急激な動きが、関節に瞬間的な衝撃を生み、関節や筋肉を痛めてしまうためです。

うわさ⑤ぎっくり腰はクセになる

「ぎっくり腰」が再発しやすい理由には2つの理由があると言われています。

そもそも「ぎっくり腰」の痛みの原因は「筋肉・関節の損傷」とそれからくる「炎症」です。

なので2,3日するとこの「炎症」に関しては収まり、痛みも軽減されるのですが、実際の「筋肉・関節の損傷」はまだ完全に修復されていない場合が多く、この状態を完治しないまま放おっておくと、「ぎっくり腰」が再発しやすくなってしまうのです。

この「ぎっくり腰」の原因には、上記で挙げた「くしゃみ」以外にも、

  • 椅子から立ち上がろうとした
  • 重い荷物を持ち上げようとした
  • 転んでしまった
  • 前かがみになって物を取ろうとした

といったものがあり、どれも日常生活をする上で必要な基本動作なので再発の可能性も身近に潜んでいるのです

肥満と腰痛を改善するには

腰が痛い女性

ではここからは、実際に「肥満」と肥満からくる「腰痛」を改善するための方法などをご紹介していきたいと思います。

日々の生活の中で少しづつでも取り入れていけるといいですね。

腰に負担をかけない運動

まず最初に大切なのが「腰に負担をかけない運動」をするということ。

「既に腰痛を患っているのに運動なんて」と、思う方もいるかもしれませんが、「適度な運動」は「腰痛」になるリスクや腰痛の改善にも繋がるんです。

これは「肥満による腰痛」が、「体重増加により腰にかかる負担が増え、筋肉が硬くなった」ことによって引き起こっているため。

なので、運動を取り入れないと筋肉は更に固まってしまい、「腰痛」が悪化してしまうのです。

腰に負担をかけない運動を取り入れることによって筋肉を動かすと、血流の流れが促進されて、酸素と栄養分が行き渡り筋肉がほぐれていきます。

ただし、痛いのに無理をして動かすと悪化させる原因にもなるため、「腰に負担をかけない」とい部分が重要になっているのです。

まずは軽いストレッチといった軽い運動から毎日取り入れていくと良いですね。

日常生活での行動

日常生活の改善するぺきポイントとして「座りっぱなしを避ける」や「良い姿勢を保つ」、「疲労を溜めない」といった項目が挙げられます。

これらは、日常での積み重ねによって「腰への負担」に繋がるので、出来るだけオフィスワークでも時々立ったり、姿勢が悪いと感じるのであれば、姿勢を保つように気を使って生活するなど、日頃の注意が必要となります。

また「疲労」に関しては「腰痛」に関わらず健康に対して様々な悪影響があるのでしっかり管理したい所です。

食生活

最後に「食生活」についてですが、「肥満が原因の腰痛」の場合は以下の項目に注意し、「肥満解消」に繋げていけるといいですね。

①不規則・暴飲暴食

まず最初に「不規則な食事・暴飲暴食をしない」ということが第一に大切です。

通常は食事は1日3食ですが、人によっては朝食を抜いたり、夕食が寝る直前だったりと不規則な方もいるのではないでしょうか?

この3食の中だと、朝食を抜く方が最も多いと思いますが、この「朝食を抜く行為」はかえって「肥満になりやすくなる」と言われています。

多くの方は「1食分のカロリーを抜いたのだから、摂取カロリーが減る」と思って、「太るはずはない」と考えるのかもしれません。

しかし、「朝食」を抜くと体内時計の乱れなどから、結果的に「肥満」につながってしまうのです。

また「暴飲暴食」は基礎代謝以上の「過剰なカロリ−摂取」を引き起こし、「肥満」の原因になるケースです。

身体は必要以上のカロリーを消費することはできないので、その残ったカロリーは脂肪として身体に蓄積されてしまうのです。

②偏った食事内容

2つ目は「偏った食事内容」の改善について。

例えばの話ですが、いくら摂取カロリーが自身の「基礎代謝内」であっても、その食事の内容がすべてお菓子であったり、炭水化物ばかりでは栄養が偏ってしまうということは皆さんもお分かり頂けると思います。

そして、こういった食品には主にミネラルやビタミンといった栄養素が不足している一方、「糖分」や「脂肪」といった、過剰摂取をすれば「肥満」になりやすい栄養分が多く含まれています。

また、欧米文化に影響を受けた動物性たんぱく質中心の食生活も、「脂質」が高く「内臓脂肪型肥満」が増える原因にもなっているとも言われており、細身の人でも注意が必要です。

③脂肪や糖質、食塩の摂り過ぎ

最後は「脂肪や糖質、食塩の摂り過ぎ」についてです。

「脂質」や「糖質」、「塩分」が多く含まれた食事・間食は、過剰に摂取してしまうと「肥満」なる原因になってしまします。

これらは、主にお肉などといった「動物性たんぱく質」、お米・パン・パスタなどといった「炭水化物全般」、和食・加工食品に多く含まれやすい「塩分」などがあります。

どれも私達の身体に必要なエネルギー源でもあるのですが、過剰に摂取してしまうと逆効果なので注意が必要なのです。

他にも腰痛にならないためのポイント

腰を押している男性

ここでは最後に「腰痛」にならないようにするために、その他のポイントとして以下の3つの点をご紹介していきたいと思います。

  1. 姿勢が悪いのはNG
  2. 身体を動かす
  3. 腰痛の悪循環を知っておく

姿勢が悪いのはNG

最初のポイントは「姿勢が悪いのはNG」だということ。

普段から悪い姿勢を取り続けていると「腰痛」原因になるのは、体の中心を支える柱のような役割をもっている「脊柱」が、普段の良くない姿勢を続けることによって過度に弯曲したり、変形したりするのが理由です。

この「脊柱」が変形・弯曲することで、体重をしっかりと支えることができなくなり腰に負担がかかり「腰痛」を引き起こすのです。

理想的な姿勢というのは、立っている状態では猫背ではなく、胸を張り、お腹を引っ込め、おしりに力を入れた状態での立ち方です。

これを機に。一度ご自身がどんな姿勢なのかをチェックしてみるのも良いかもしれませんね。

身体を動かす

「腰痛」を予防するには、身体を動かすといった「適度な運動」を日常的に取り入れることが大切です。

既に腰痛持ちであれば、先程にもご紹介した「腰に負担をかけない運動」であるストレッチなどで筋肉を動かし、血流の流れを促進するように努めましょう。

まだ「腰痛」が発症していない方であれば、「腹筋」や「背筋」、「スクワット」といった下半身全体を鍛える運動もおすすめです。

腰痛の悪循環を知っておく

また一度「肥満型の腰痛」になってしまうと、「運動不足」が解消されにくくなり、更なる「体重増加」といった負のスパイラルに陥ってしまうことになります。

また、オフィスワークで座りっぱなしになることで腰が疲労すると、筋肉は硬くなり痛みにつながります。

そしてその「座りっぱなしの状況」が改善できないと、さらに筋肉が固くなって血行が悪くなり、疲労物質が溜まり痛みがさらに増すという悪循環に。

デスクワークをされる方の多くが「腰痛」に悩まされているのはこのためです。

この負のスパイラルを断ち切るには、定期的に休憩をとったり、軽いストレッチを行って筋肉を常にリラックスした状態に保つようにしましょう。

ポイントを日常生活に活かしましょう

このように、腰痛には様々な原因がありますが、今回紹介したように「腰痛」の種類によっては「肥満」が大きく関係しています。

今回は「腰痛」の原因から、予防・対策に必要な内容をご紹介させて頂きました。

これらのポイントをしっかりに日常生活に活かすことで、皆さんの「腰痛」が良くなることを願っています。

ABOUTこの記事の監修者

LIL 編集部

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