ふと気づくと、これまでと肌の状態が違っているような気がするという経験、ありませんか? 年齢を重ねていくにつれて、肌も少しずつ変化してきますよね。そんなとき、まず変えてみようと思うのが洗顔料。どんな洗顔料に変えて、どんな使い方をしたらいいのか、今回は洗顔料についてご紹介します。
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スキンケアで一番大事なのは保湿
よくスキンケアでは保湿が大切だといわれています。たしかにしっとりとした肌にはうるおいがあってキレイに映りますよね。でも、保湿の大切さはそれだけではありません。
肌が乾燥すると、しわができやすくなります。しわの原因は加齢、紫外線などさまざまな要因がありますが、乾燥もその大きな原因のひとつです。また、肌が乾燥してダメージを受けていると、肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーの周期が乱れてきます。そうなると、肌のくすみやごわつきなどが改善されなくなります。
肌がしっかりと保湿されてうるおっていると、メイクのノリがよくなるだけではなく、健康で若々しい肌をアピールすることができます。このように、スキンケアにおける保湿の役割はとても重要なのです。
洗顔料の選び方のポイント
洗顔料は、成分、肌タイプ、値段、年齢、目的などのいくつかのポイントを押さえながら選ぶようにしましょう。こうしたポイントがずれると、肌に負担を与えることになってしまいます。
成分
洗顔料に配合されている保湿成分はいろいろ。保水効果のあるヒアルロン酸やセラミド、肌の成分でもあり保湿に働くコラーゲンはよく知られていますよね。ほかにも、保湿効果のある植物エキスなどもありますので、成分をチェックしてから選ぶようにしましょう。
肌質
肌質を知ることは非常に重要です。敏感肌の方が刺激の強い洗顔料を使ったら肌荒れを起こしてしまいますし、脂性肌の方が油性の保湿成分たっぷりの洗顔料を使ったら肌がべとべとしてしまいます。肌質に合った洗顔料を使うことはとても大事です。
値段
ご自身に合った洗顔料と出会えたら、いつまでも使い続けていきたいですよね。そのためにも、洗顔料の値段はなるべく身の丈に合ったものがベターです。無理して買っても、使い続けるのがむずかしくなってしまいます。メイク探しは大変ですが楽しいことでもありますよね。
年代
洗顔料に限らず、メイクアイテムは年代によって使い分けるべき。というのも、年代によって必要な成分が異なってくるからです。いつまでも20代のころと同じ製品を使っていると、肌に合わなくなってくることも。
目的
製品によって、目指す目的が異なります。美白を意識した製品がいいのか、高い保湿力がほしいのか、ニキビなどの肌荒れを予防したいのかなど、その目的に応じた製品を選ぶことも重要なポイントです。
洗顔料の使い方
洗顔料は、肌に負担をかけないように使うことが大切です。時間をかけてゴシゴシ洗うのはNG。しっかりと洗顔料を泡立てて、必要なパーツ以外は泡をのせる程度ですすぐのがポイントです。
手をキレイにする
- まずは手を洗い、汚れや雑菌を落とします。
- 洗顔料を泡立てる
適量の洗顔料を手に取り、しっかりと泡立てます。泡立てネットなどを使うと、かんたんに泡立てることができます。十分に泡立ったらさっそく洗浄です。 - 気になるパーツからやさしく洗う
Tゾーンなど皮脂量が多く汚れが目立つパーツから洗いはじめましょう。泡をそっとのせ、必要に応じてやさしく洗います。 - ほかのパーツは泡をのせるだけ
そのほかのパーツは、泡をのせるだけ。顔全体に泡がのったらすぐにすすぎをはじめましょう。 - ぬるま湯で洗い流す
すすぎはぬるま湯でしっかりと行いましょう。シャワーを使って洗い流すのもOK。洗い残しがないように十分に気を付けて、すっかり洗い流してしまいましょう。 - タオルで水分を吸い込ませる
すすぎが終わったら、タオルで水分を吸い込ませます。タオルでゴシゴシと顔をふくのではなく、タオルで肌を押さえながら水分を取るイメージです。 - すぐに保湿を
水分をしっかりと吸い取ったら、すぐに保湿を取り入れます。洗顔後の肌は無防備で、皮膚の乾燥がどんどんはじまってしまいます。化粧水、乳液、美容液など、必要に応じて保湿していきましょう。
以下の動画を参考にしてくださいね。【かずのすけ流! おススメ20秒洗顔】
洗顔料おすすめ30選
それではさっそくおすすめの洗顔料についてご紹介したいと思います。洗顔料を選ぶポイントとして、乾燥肌、混合肌、脂性肌、敏感肌だと肌質で選ぶ方法をはじめ、価格、年代別で、それぞれに合ったものを見つけていきます。
肌質で選ぶ!洗顔料12選
さっそく肌質に合った洗顔料を見ていきたいと思います。まずはご自身の肌質をチェックし、どのタイプが合っているのかを確認することが大事。まちがった製品を選ばないように気をつけましょう。
乾燥肌用洗顔フォーム
ビーグレン クレイウォッシュ
肌の水分保持に働く保湿成分ヒアルロン酸をはじめ、肌をなめらかにするスクワラン、肌を落ち着かせるカモミラエキスなどが配合された洗顔料。汚れは落としても、うるおいはしっかりと残すすぐれものです。
マナラモイストウォッシュゲル
抗酸化作用に高い保湿力を誇るオリーブ果実油をはじめ、なめらか肌へと導くスクワラン、水分を肌に浸透させるヒアルロン酸など、しっかりとした保湿力が確保できるだけではなく、6種類のコラーゲン、美肌効果が期待できるビタミンC誘導体など、美容効果が非常に高く、人気の洗顔料。
ビオレ おうちdeエステ 洗顔ジェル やわらか
天然うるおい成分として、グリセリン、ベタイン、メチルグルセス類などが配合され、汚れを落とすと同時に、乾燥によるごわつきにうるおいを与え、やわらかくほぐしてくれる洗顔料。湯気の立ったお風呂で使うと、しっとり肌が実現できます。
DHC マイルドソープ
皮脂をしっかりと取りながらうるおいをキープする洗顔ソープ。オリーブオイルやはちみつなどの天然保湿成分がキメの整った美肌へと導いてくれます。無香料、無着色、パラベンフリーで安心です。
混合肌用洗顔フォーム
カウブランド無添加泡の洗顔料
牛乳石鹸でおなじみのメーカーから、混合肌の悩みに答えてくれる洗顔料がラインナップ。着色料や香料、鉱物油などを使わず、アルコールフリーで、乾燥気味なパーツにやさしく、さらに天然セラミド配合でみずみずしさを閉じ込めてくれます。
エリクシールホワイト クレンジングフォーム
混合肌のスキンケア+美白を同時に獲得できる洗顔フォーム。ビタミンCが配合され、肌のくすみをキレイにしてくれるほか、紫外線などによる肌荒れなどの予防にも効果が期待できます。
第一三共ヘルスケア トランシーノ 薬用クリアウォッシュ
部分的に乾燥していたりオイリーになってしまったりする混合肌。肌荒れ防止成分であるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されることで、余分な皮脂や黒住をしっかりと除去し、乾燥したパーツにはうるおいを与えてくれます。
脂性肌用洗顔フォーム
然(しかり) よかせっけん
毛穴よりも細かい超微細シリカパウダーで、しっかりと洗浄してくれる洗顔料。ニキビや肌荒れの肌におすすめです。天然ミネラル成分が十分に配合され、洗い上りのつっぱりがありません。
フラセラ クリアソープ
アルファヒドロキシ酸(AHA)が配合され、肌をなめらかに整え、保湿効果を高め、美白へと導き、ニキビの防止などに役立ちます。合成界面活性剤や保存料、防腐剤などが含まれていないため、安心して使えます。
どろ豆乳石鹸どろあわわ
2種類の吸着力のある泥が毛穴の汚れや余分な皮脂をしっかりと落としてくれます。豆乳発酵液をはじめ、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分で、うるおいのあるなめらかな透明肌が実現可能。
敏感肌用洗顔フォーム
無印良品 泡洗顔フォーム 敏感肌用
天然うるおい成分にグレープフルーツ種子エキスを配合し、保湿効果の高い成分も配合された低刺激洗顔料。コンビニでも市販されています。香料、着色料、鉱物湯、パラベン、アルコールなどを一切使用せず、安心して使えるのがうれしいです。
肌をうるおす保湿洗顔フォーム
植物性せっけんをベースに、大豆由来成分が配合され、もっちりとした洗い上がりを実現。アルコール、パラベン、香料、着色料、鉱物油を使用せず、敏感肌の方も安心して使えます。
La Roche-Posay トレリアン ダーモクレンザー
皮膚の機能をサポートするラ・ロッシュ・ポゼ村の湧き水であるタマールウォーターが配合された乳液タイプの洗顔料。通常のすすぎ洗いで落とすほか、ふき取ってメイク落としなどとしても使えます。
価格で選ぶ!デパコス・プチプラ洗顔料8選
価格帯で洗顔料を選ぶ際、できるだけ安く、コストをかけないようにプチプラを選ぶか、高級感があってもしっかりとアナタに合ったひとつを選びたいデパコスを選ぶかがポイントとなりますね。
いいものにこだわりたい!デパコス編
ESTEE LAUDER アドバンスナイト マイクロクレンジングバーム
とろけるように肌になじみ、皮脂などの汚れやメイクなどを落とすバーム状のクレンジング。水分を加えることで乳液状へと変化し、洗った後にしっとりとしたなめらかさを与えてくれます。
CLINIQUE テイク ザ デイ オフ クレンジング バーム
落ちにくいメイクや日焼け止めのほか、皮脂の汚れをやさしく、かつすっきりと落としてくれるクレンジング。洗顔後のつっぱり感がなく、触りたくなるような肌へと導いてくれます。
CLARINS クレンジング クリーム エキストラ コンフォート
植物成分が肌に負担をかけずにうるおいを与えながら、皮脂の汚れやメイクをしっかりと取り除いてくれるクレンジングクリーム。ワサビノキ種子エキスによるアンチ・ポリューション効果で、大気汚染をもクレンジング。
shu uemura アルティム8 スブリム ビューティ クレンジング オイル
大人気のカシミヤテクスチャーに、8つの植物オイルが配合されたクレンジングオイル。先進の洗浄力で強いメイクなどもしっかりと落とすことができます。洗浄後はしなやかでなめらかな肌へと導いてくれる逸品。
Dove ダヴ ビューティモイスチャー クリーミー
クリーミーな泡立ちが自慢で、肌の角質層までしっかりとうるおいを与える美容液成分が配合された洗浄剤。プチプラで末永くおつきあいできます。キメを整え、うるおいではずむ肌へと導いてくれます。
ロゼット洗顔パスタ 海泥スムース
ミネラルが豊富に含まれた海泥に、植物エキスを配合した洗顔フォーム。きめ細かな海泥パウダーを含んだ泡が皮脂や汚れを吸い取り、からめるように落とし、植物由来成分ですべすべの肌へ。
ニベア クリームケア洗顔料 しっとり
ニベアクリーム保湿成分配合の濃密な保湿洗顔料。クリーム泡が素肌に密着し、肌のツヤを守りながらやさしく洗いあげてくれます。アミノ酸系マイルド洗浄成分で、洗い上がりの肌をしっとりとした美肌へ。
ビオレ スキンケア洗顔料 モイスチャー
弱酸性の肌を守って洗浄するSPT技術を採用し、肌本来のうるおいはキープしながら洗浄することを実現。洗顔後の肌ざわりがよく、スキンケア製品がなじみます。赤ちゃんの肌にも使えるので安心。
年代別で選ぶ!洗顔料10選
洗顔料を年代別で選ぶ際、その年代に応じた悩みを解決してくれるものを見抜くことが大切。それぞれの肌質や肌の状態から、必要な成分や効果をチェックして、美肌キープを図りましょう。
10~20代
ニキビ対策洗顔ソープ プライマリー Non A
ニキビや黒ずみの改善をはじめ、赤みや炎症を抑えるのに有効とされるグリチルリチン酸ジカリウムが配合。ヒアルロン酸、スクワランをはじめとする保湿成分なども含まれ、10~20代の肌の悩みに答えてくれる洗顔フォームです。
ルナメアAC ファイバーフォーム
もっちりした泡のファイバースクラブがニキビの原因となる毛穴のつまりなどをやさしく取り、フランス産のクレイが余分な皮脂を吸着。ツヤのあるピカピカの肌へと導いてくれます。
20~30代
オルビスORBIS 薬用クリアウォッシュ
周期ニキビの根本原因にアプローチし、保湿成分の紫根エキスや肌のバリア機能を調整する天草エキスを配合。あきらめていた肌トラブルから、健康的な肌へと肌のコンディションを整えてくれます。
dプログラムコンディショニングウォッシュ 洗顔フォーム
厳選された成分を配合し、肌をいたわりながらなめらかに洗い上げ、健やかな肌状態へと整えてくれるクレンジング。パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリー、無香料、無着色で、低刺激設定と、安心して使えます。
30~40代
オリリー クリーミィ エッセンス フォーム
うるおす粘土とも呼ばれているモロッコ産クレイ、ガスールを配合し、肌のすみずみまで肌のうるおいが行きわたります。ガスールの天然ミネラル成分によって、肌のバリア機能が正常になり、肌本来の保湿力を助けてくれます。
DUO ザ・クレンジングバーム
31種類のエイジングケア成分を配合し、年齢を重ねた肌が、肌本来の機能を取り戻せるように導いてくれるクレンジング。ナノマトリクス構造技術によって老化した角質を除去、アンマロク果実の美肌成分によって若々しい肌が実現。
公式HPで詳細を見る
40~50代
スキンピールバー AHA マイルド
ピーリング機能付きのスキンピールバー。グリコール酸が配合され、洗顔しながら古い角質をピーリングしてくれます。週2回程度の集中ケアとして取り入れるのに打ってつけの人気商品。
コーセー 薬用 清肌晶
メラニンを含む古い角質を落とす洗顔石鹸。保湿効果のある和漢植物エキスと石鹸成分を熟成させてできあがった製品で、40代以降のシミ対策にも役立てるのが嬉しいです。洗顔後にはしっとり感が残り、乾燥知らずの肌になれます。
50代以上
リサージ ボーテ クリーミィソープ
弾力のある泡立ちで、肌にやさしくフィットします。毛穴の奥の老廃物などをしっかりと除去しつつも、肌のうるおいはそのままキープ。天然の精油配合で、香りも心地よく、使うたびに肌が明るくなっていきます。
VEFLA パーリィモイストフェイシャルフォーム
クレオパトラや楊貴妃も愛した真珠エキスをはじめ、植物性アミノ酸系洗浄成分を使用し、選び抜かれた16種の天然美容成分や天然の皮脂吸着成分ホワイトクレイが配合され、加齢によるターンオーバー周期を活性化させ、美肌へとキープしてくれます。
追加で使うとおすすめのスキンケア用品
日々のスキンケアにプラスして使うと保湿効果のあるグッズがあります。しっかりとした製品から、オシャレしながら取り入れられるものまでありますので、シチュエーションに応じて参考にしてみてください。
- スチーマー
保湿やクレンジングが手軽にできるスチーマー。手軽さや使いやすさで選びたいです。 - サプリ(メント)
肌の保湿に働く成分を体内に摂り入れる場合、過剰摂取しないように気をつけて。 - マスク
マスクをつけることで、唇や小鼻あたりの乾燥からもしっかりとガードすることができます。 - スカーフ
ワンポイントのおしゃれとして取り入れたいスカーフ。首まわりから口のまわりのあたりまでの肌の乾燥からも防御できます。 - 保湿メガネ
おもに乾燥しがちな目を守る保湿眼鏡。目の周りの保湿にも役立ちます。
正しく洗顔して保湿を行おう
肌のツヤやうるおいをいつまでもキープさせるためには、正しく洗顔して、しっかりと保湿を取り入れていくことが大事。今回ご紹介したさまざまな製品の中から、アナタの肌質に合ったものを見つけ、使い続けてみてください。肌が少しずつ変化していったらもうこっちのもの。肌のコンディションを美肌へと近づけて、周囲をアッと驚かせましょう。