「日焼け止めは乾燥や肌トラブルが起きるから、なるべく使いたくない」と思っていませんか?今は保湿力が高く敏感肌の方でも使える日焼け止めがたくさんありますよ!
紫外線は「将来お肌が老化するだけ」と思われがちですが、免疫力の低下や「皮膚がん」など健康にも被害があるのです。日焼け止めの重要性やおすすめをご紹介します。
CONTENTS
日焼け止めの重要性
紫外線の影響
紫外線とは太陽から照らされる日射の1つで、私たち生物に影響があります。強い紫外線には殺菌力があるので「日光消毒」などがありますが、私たちの体にはあまりいい影響があるとはいえません。
環境省が発表している「紫外線環境保健マニュアル2008」によると、紫外線を浴びすぎると健康に影響があることが分かっています。代表的なものは「日焼け」ですが、シミやしわをはじめ、免疫機能の低下や白内障などにも影響しています。
皮膚がんの心配もありますが、日本は韓国やタイと並び統計的に見ても皮膚がんの発症率は少ないです。皮膚がんになる確率は、皮膚がんが多いといわれているオーストラリアやニュージーランドの100分の1程度です。
とはいっても影響が「0」ではありませんし、日焼けによってシミの原因となる「メラニン」が作られることに変わりはありませんので、しっかりと日焼け止め対策をすることが大事なのです。
日焼け止めの効果
「日差しが強くなってきたな」「今日はずっと屋外だから日に焼けそう」というときは、ほとんどの方が日焼け止めを使います。
日焼け止めは年々使いやすく進化しており、クリームタイプやシートタイプ、スプレータイプなど使い方に合わせて種類が増えています。
日焼け止めは、クリームなどの成分に加えて「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という成分をプラスすることで、「皮膚から紫外線を守る」という働きがあります。
紫外線は日差しの強い夏だけではなく、くもりの日や冬にも私たちの体に影響を与えています。シミやしわにダイレクトに影響しますし、こまめに日焼け止めを塗ってお肌を日焼けから守ってあげたいですね。
紫外線の種類
紫外線には、波長の長さによって以下の3種類に分けられます。
- UV-A(紫外線A波)
- UV-B(紫外線B波)
- UV-C(紫外線C波)
波長が長く一番お肌に影響があるのは①の「UV-A」で、家の中まで届いてしまいます。シワやたるみの原因になるのがA波で、日焼け止めなら「PA」値が高いものを選びましょう。
B波はシミの原因になる紫外線で、レジャーでの日焼けの原因になっています。日焼け止めなら「SPF」値の高いものがおすすめです。
紫外線吸収剤
「メトキシケイヒ酸オクチル」や「ジメチルPABAオクチル」という成分で、お肌につけると紫外線を吸収して、「熱」に変える働きを持っています。
紫外線吸収剤は、後でご紹介する紫外線錯乱剤に比べて「白くなりにくい」という特徴を持っていますが、「肌トラブルになりやすい」というデメリットがあります。
私は敏感肌なのですが日焼け止めで肌がひどく荒れてしまったことがあり、専門医によるとこの紫外線吸収剤が原因かもしれないといわれました。最近では、お肌に負担を与えないように「紫外線吸収剤フリー」などの表示がある日焼け止めもあります。
紫外線錯乱剤
「酸化亜鉛」「酸化チタン」という金属の成分で、お肌につけると紫外線を「反射する」働きがあります。紫外線錯乱剤は肌トラブルになりにくいのですが、「白くなりやすい」というデメリットがあります。
つまり、紫外線吸収剤や紫外線錯乱剤を工夫して配合することで、「肌に優しく日焼けしにくい日焼け止め」を作るよう化粧品メーカーは日々努力しているのです。
日焼け止めの塗り方
なんとなく日焼け止めを塗っている人も多いかもしれませんが、「均一に、隙間なく」塗るのがベストな方法です。そのため、一気にドバっと出してお肌に塗りこむのもよくないですし、逆にちょっとずつ付け足しながら塗るのもムラができてよくないのです。
日焼け止めは、手全体を使ってお肌をこすらないように優しく滑らすようにお肌に塗っていきましょう。
顔は、両ほほ・眉間・あご、鼻の5か所に日焼け止めを付けて、優しく塗り広げます。ボディは、縦に1本スーッと筋状に日焼け止めを出して塗り広げます。
保湿力の高い日焼け止めの選び方
美容成分や保湿成分が入っているかどうかをチェック
日焼け止めのデメリットは、なんといっても「乾燥する」「ギシギシする」というお肌の不快感です。最近は日焼け止めも保湿成分がしっかり配合されている成分が増えましたが、少し前まではすぐに顔もボディも乾燥してしまう日焼け止めが多かったように思います。
日焼け止めを塗るなら、ぜひ「保湿成分」や「美容成分」が配合されたものを選ぶようにしてください。ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分や、独自の美容成分が配合された日焼け止めがおすすめです。
顔用であれば、日焼け止め成分も配合された化粧下地やCCクリームもおすすめです。日焼けしながらベースメイクもできるので「時短メイク」につながります。
使用するパーツで決める
日焼け止めをよく見ると「顔用」「体用」と書かれていますので、パーツに応じて使い分けましょう。ただ、「顔からだ用」と書かれている場合なら全身に使って大丈夫です。
ただ、やはり顔には「顔専用」の日焼け止めをおすすめします。前述したように日焼け止めには「紫外線吸収剤」などのお肌に負担をかける成分も配合されています。顔専用なら、お肌への負担も軽くなるように作られていますし、お肌をきれいに見せる効果もあるからです。
使用する目的にあったSPF/PA値を選ぶ
日焼け止め効果の強さを表すのに、「SPF」や「PA」という数字をよく見ますよね?これらの数字は紫外線「A波」と「B波」を防ぐためとご紹介しましたが、毎日影響があるのは波長の長い「A波」なので、「PA」の「+」という記号が多いものがおすすめです。
ただ、SPFやPAの数字が高いということはその分お肌に負担をかけることになります。通勤や日常使いなら「SPF20以上」、「PA+」程度で大丈夫でしょう。
(引用元:気象庁「紫外線環境保健マニュアル2008」
自分に合った日焼け止めのタイプを選ぶ
日焼け止めも多くの種類がありますから、自分に合ったものを選びましょう。乾燥肌の人の場合は、まず「保湿成分」が配合されていることが大事なポイントになります。スキンケア成分も配合されていれば、紫外線対策をしながら保湿することができます。
そのほか、ジェル状のさっぱりした仕上がりになる日焼け止めもありますし、手を汚さずに使えるスプレータイプなどもあります。
敏感肌・子供にも使える日焼け止めならより安心
敏感肌の人や子供に使う日焼け止めなら、「低刺激」「無添加」というポイントで選びましょう。日焼け止めには、保湿成分以外にも科学的な成分が多く配合されていますので、お肌のバリア機能が弱い乾燥肌や子供には大きな負担になることがあります。
敏感肌や子供におすすめの日焼け止めも後ほどご紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね!
保湿力の高い2018年のおすすめ日焼け止め
保湿力の高いおすすめ日焼け止め【顔用】
まずは「保湿力」の高いおすすめの日焼け止めをご紹介いたします。
ビオレUV アクアリッチウォータリーエッセンス
- おすすめポイント:SPF50/PA++++
ヒアルロン酸やローヤルゼリー、シトラスmixが保湿成分として配合されています。ウォータープルーフでありながら、石鹸でオフできます。「ウォーターカプセル」も配合されており、みずみずしい使用感になっています。 - 評価:「日焼け止め特有のいやな匂いがない。すっと塗れるのでいい」と口コミでも評判です。
- こんな人におすすめ:さらっとした塗り心地が好きな人や、耐久力と「落としやすさ」の両方が欲しい人におすすめです。
ニベアサン プロテクトウォータージェル
- おすすめポイント:SPF35/PA+++
ヒアルロン酸が配合されたジェルタイプの日焼け止めですが、お肌につけた瞬間「ローション」に変化してくれる日焼け止めです。肌なじみもよく、顔なら化粧下地でも使えます。「すべすべパウダー」が配合されており、さらっとした仕上がりになります。 - 評価:「ジェルタイプでさっと塗れるところがいい。今年の夏もお世話になります」と口コミでも評判です。
- こんな人におすすめ:重たい使い心地が苦手で、ローションのように軽い使用感の日焼け止めが好きな方におすすめです。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
スキンケア成分が50%と全体の半分も配合されている日焼け止めです。汗や水にふれると「アクアブースター技術」によってUVをブロックする膜が強くなるという働きがあります。 - 評価:
「塗ってもサラサラしていて汗や水に強い。魅力的なので毎年使っている」と高評価です。 - こんな人におすすめ:
SPFやPAの数値が高く、お肌の保湿もしっかりしてくれる高機能な日焼け止めが欲しい方におすすめです。
レシピスト さらっとなめらか日やけ止め
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
ローズエキスが「うるおいバリア成分」として配合されており、お肌のバリア機能をサポートしてくれます。ほかにも、ヒアルロン酸やグリセリン、オレンジピールエキスなどが保湿成分として配合されています。 - 評価:「伸びがよく使いやすい。花粉症で乾燥した肌にも使える」と高評価です。
- こんな人におすすめ:日焼け止め効果が高くさらに保湿もしてほしいという方や、美容液感覚で使いたい方におすすめです。
カネボウ アリィー エクストラUVジェル (ミネラルモイスト)
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
ミネラル成分やヒアルロン酸、美肌トリートメントエッセンスが配合された日焼け止めです。香料や鉱物油、パラベンは使用していません。 - 評価:「メイク前に使っても乾燥しない。スーッと伸びて使いやすい」と口コミでも評判です。
- こんな人におすすめ:軽いテクスチャーが好きだけど、ウォータープルーフ処方が好きな方。さらに石鹸でオフできる日焼け止めが欲しい方におすすめです。
保湿力の高いおすすめ日焼け止め【ボディ用】
アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
スプレータイプの日焼け止めなので、体全体にシュっと手軽にスプレーできます。体はもちろん、顔や髪にも使えます。美肌エッセンスも配合されており、砂が付きにくい「サンドプルーフ」処方でもあります。 - 評価:「髪のも使えるのがいい。旅行に行くと日焼けで頭皮がヒリヒリしていたが、この商品を使うとヒリヒリがなかった」と評判です。
- こんな人におすすめ:ビーチで髪や体に日焼け止めを使いたい人におすすめです。
KOSE コーセー サンカット 日焼け止め ジェル (スーパーウォータープルーフ)
- おすすめポイント:SPF50/PA++++
ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分をはじめ、10種類もの植物エキスを配合した保湿力の高い日焼け止めです。花粉やチリもブロックする「アレルガード機能」もついています。 - 評価:「乳液みたいにお肌になじむ」「塗り忘れたところと比べると一目瞭然」と高評価です。
- こんな人におすすめ:汗や水以外にも皮脂に強い日焼け止めが欲しい方や、石鹸でオフできるものが欲しい方におすすめです。
KOSE コーセー サンカット 日焼け止め 透明 スプレー 無香料 60g SPF50+ PA++++
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
10種類の植物エキスを配合しています。こちらもスプレータイプで使いやすく、「サラサラパウダー」の働きでスプレーした直後もサラサラのお肌になります。 - 評価:「スプレーなので薄く均一に体につけられる」と評判です。
- こんな人におすすめ:手を使わずに手軽に日焼け止めを塗りたい人や、さらさらの使用感が欲しい方におすすめです。
エフティ資生堂 シーブリーズUVC&ジェリーCベリー
- おすすめポイント:SPF50/PA+++
みずみずしいジェルタイプのテクスチャーで、暑い日でもさらっと付けられます。また、クラッシュベリーの甘くてさわやかな香りがついていますので、コロンのように香ってくれます。 - 評価:「アトピー性皮膚炎ですが日焼け止めはこれが一番」とお肌が弱い方にも高評価です。
- こんな人におすすめ:ベリー系の甘い香りが好きな人や、敏感肌でも使える日焼け止めを探している方におすすめです。
スキンアクア ウォーターマジックUV
- おすすめポイント:SPF50+ PA++++
スプレータイプの透明なオイルタイプの日焼け止めで、白浮きしません。汗や水をはじく「ウォーターフィット処方」なので、お肌にしっかり密着します。 - 評価:「オイルがさらっとしてつけ心地がいい!乾燥も防げる」と評判です。
- こんな人におすすめ:しっとり感のある仕上がりが好きな人や、白浮きしたくない人におすすめです。
化粧下地替わりにできる日焼け止め
スキンアクア トーンアップUVエッセンス
- おすすめポイント:SPF50+・PA++++
ラベンダーカラーの日焼け止めなので、お肌を明るく見せてくれます。「微細ストロボパール」が配合されているので、太陽や光に反応してツヤ肌に仕上げてくれます。 - 評価:「伸びもよくトーンアップする。SPFが高いので、夏場も使える」と評判です。
- こんな人におすすめ:日焼け止めをしながら、お肌の透明感を高めたい人におすすめです。
アスタリフト BB クリーム
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
「ナノアスタキサンチン」と「ヒト型ナノセラミド」という美容成分を配合しており、「ライトアナライジングパウダー」が肌の色を明るく見せてくれます。 - 評価:「肌が喜ぶ潤いを感じる。持続力もあり、リピートしようと思います。」と口コミでも評判です。
- こんな人におすすめ:アンチエイジングケアもしたい人や、ベースメイクをしっかり作りたい人におすすめです。
ランコムUV エクスペール トーン アップ
- おすすめポイント:SPF50/PA++++
「トーンアップテクノロジー」の効果で、お肌の色とトーンアップさせてくれます。また、「マルチプロテクションテクノロジー」が搭載されており、紫外線をはじめ酸化ストレスからも保護してくれます。 - 評価:「テクスチャーは重いが、白塗り感はない」と評判です。
- こんな人におすすめ:しっかり保湿したい人や、花粉や汚れた空気からもお肌を守りたい人におすすめです。
メイベリン ニューヨークSP クッション ウルトラカバークッション
- おすすめポイント:SPF50+/PA+++
化粧水成分が配合されており、お肌を保湿する働きがあります。薄づきですがカバー力があり、ツヤ感のある仕上がりになります。 - 評価:「UVカットはもちろんだが、ニキビ跡や毛穴のカバーもしっかりしてくれる」と好評です。
- こんな人におすすめ:カバー力の高い下地と日焼け止めを一緒に使いたいという方におすすめです。
SK-II アトモスフィア CC クリーム
- おすすめポイント:SPF50/PA++++
微細なパールが配合されており、お肌をいきいきと見せてくれます。ピテラやウメエキス、ナイアシンアミドの働きで、使い続けるほどにお肌をトリートメントしてくれます。 - 評価:「ワンプッシュでも伸びがいい。絶対焼けたくない人におすすめです」と高評価です。
- こんな人におすすめ:エイジングケアにも力を入れられる日焼け止めが欲しい方におすすめです。
敏感肌・子供にも使える日焼け止め
ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用 SPF28 PA++
- おすすめポイン:SPF28/PA++
ジェルタイプの日焼け止めで「ヒアルロン酸」や天然の「植物エキス」などが配合されており、角質が薄い子供でも使えます。SPFは30以下ですが、日常使いなら低すぎることはありません。 - 評価:「紫外線吸収剤が配合されていますが、子供の肌が荒れませんでした」と高評価です。
- こんな人におすすめ:子供に使えるほどお肌への刺激が少なく、伸びのいい日焼け止めが好きな方におすすめです。
ビオレ UV のびのびキッズミルク
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
ワセリンが配合された日焼け止めで、ミルキーな使用感が特徴です。素肌とおなじ弱酸性なのでお肌に優しく、「もっちりベール」処方で摩擦や汗にも強い日焼け止めです。 - 評価:「3歳の子供と敏感肌の自分で一緒に使っている。肌トラブルもなくしっとりしている」と高評価です。
- こんな人におすすめ:しっとりタイプの日焼け止めが好きな人や、紫外線吸収剤を吸収したくないという方におすすめです。
マミー UVマイルドジェルN 100g
- おすすめポイント:SPF33/PA+++
着色料や香料、防腐剤や鉱物油、アルコールといったものを一切含まない無添加の日焼け止めです。植物由来のうるおい成分が配合されており、親子で使えます。 - 評価:「ポンプ式なところがいい!小さい子供にも安心して使っています」と評判です。
- こんな人におすすめ:「子供には無添加の日焼け止めを使ってあげたい」という方におすすめです。
パックスナチュロン UVクリーム(日焼け止め)
- おすすめポイント:SPF15/PA++
化粧下地としてもオールシーズン使える日焼け止めで、保湿成分としてシアバターやカミツレエキスが配合されています。合成界面活性剤を使っておらずお肌に優しい処方です。 - 評価:「ほかの日焼け止めに変えてみたらすべて合わずに、またパックスナチュロンに戻った」と口コミでも評判です。
- こんな人におすすめ:合成界面活性剤で肌トラブルが起きやすい人におすすめです。
La Roche-Posay(ラロッシュポゼ) UVイデア XL プロテクショントーンアップ
- おすすめポイント:SPF50+/PA++++
敏感肌の方でも使えるように作られた顔用の日焼け止めです。色はついていないので、ファンデーションに影響しません。エイジングケアも行えます。 - 評価:「ナチュラルメイクの日はラロッシュポゼだけでベースメイクができる」と高評価です。
- こんな人におすすめ:敏感肌タイプで、日焼け止めによる肌トラブルが起きやすい人におすすめです。
まとめ
おすすめの保湿力のある日焼け止めや、日焼け止めの選び方をご紹介しました。紫外線対策は日本での影響が少なく「美容のため」と思われがちですが、海外の紫外線が強いところだと「皮膚がん」の発症率が高まりまる国もあります。
使い心地にいい日焼け止めを見つけて、いつでも紫外線からお肌を守るようにしてくださいね!この記事が参考になれば幸いです。