目の周りが乾燥するとシワになりやすい?若返る目の周りのスキンケアを教えます!

20代の時には気にならない目の周りですが、歳を重ねると乾燥しやすくなると感じる方が多いです。
もともと、目の周りの皮膚はとてもデリケートで乾燥しやすい部分だと言われています。この記事では、なぜ目の周りが乾燥しやすいのかを明かしていきましょう。それから、乾燥しにくくなる方法を探って若々しい肌を維持していきましょう。

目の周りがぱさぱさ乾燥する原因は

体の中でも顔は特に皮膚の厚さが薄い箇所ですが、目の周りはさらに薄く頬の厚さ10分の1ほど、わずか0.1mmの薄さです。ゆで卵の薄皮とほぼ同じなので、傷つきやすく大変デリケートです。目の周りが乾燥しやすい原因を大きく分けて3つに分けて、考えてみましょう。

目の周りの化粧が濃すぎる

アイメイクが濃い女性

お化粧をする時に、アイメイクは特に手間をかけて念入りにする箇所ですよね。目力と言ういうだけあって、アイメイクの仕方でお顔の印象は何倍にもアップします。その分、お肌に与えるダメージも強く、デリケートな皮膚に負担をかけてもいるのです。
その理由の1つに、まぶたには皮脂腺が少ないことがあげられます。アイシャドーのパウダーによって潤いが奪われ、水分不足の状態を引き起こします。
また、上下のまぶたの縁には、皮脂を分泌するマイボーム腺という皮脂腺が点在し、涙を蒸発しないように防ぎ、ドライアイや瞬きの摩擦から目を守っています。この部分にしっかりメイクをしたり、まつ毛エクステをすることで、皮脂腺の開口部がふさがれてしまう恐れがあります。
マイボーム腺が詰まってしまうと、ドライアイを引き起こし、目がショボショボして目の周りが乾燥したり、かゆみが出てしまう可能性もあるので、メイクの仕方にも注意が必要なのです。

紫外線や乾燥季節が原因

紫外線で顔が赤くなっている女性

紫外線は1年を通して降り注いでいますが、5月初旬から9月下旬までは特に念入りな対策が必要です。お顔の中でも特に薄い皮膚である目周りは、ダメージを大きく受けやすい部位です。日焼け止めはもちろんですが、帽子やサングラスなどでも大幅に紫外線カットをすることができるので、常備しておくとよいでしょう。
紫外線が少なくなってくると、まもなく乾燥の季節がやってきます。目は1分間に約20回、1時間にすると1200回もの瞬きを繰り返しています。さらに色々なものを見るために無意識に動きながら、さまざまな表情を作っているので、目周りの皮膚は、薄いながらもにたくさんの伸び縮みを繰り返しています。このことも乾燥をまねく要因のひとつと言えるでしょう。
さらに、目周りには皮脂腺が少ないことから、気温や湿度が低くなると、一気に乾燥が進行してしまうのです。

ストレスや病気が乾燥の原因

ストレスで頭が痛い女性

目の周りの乾燥は、皮膚疾患が原因の場合もあります。お肌のバリア機能が弱まると、ささいな刺激で皮膚の炎症を起こします。さらにストレスや不規則な生活が続くことで、体の免疫力が低下してかぶれや炎症がひどくなる可能性が考えられます。
免疫力が下がってしまうと、普段使っているお化粧品でも反応が出てしまうことがあります。体調が弱っている時は、一時的に低刺激のスキンケアに変えるもの良い方法です。
また、季節の変わり目は、花粉症を発症したり、体調が不安定になりやすい時期です。気になるお化粧品があって使ってみたい場合は、体調や季節のタイミングを見計らって、比較的お肌が安定している時を選ぶようにしましょう。

乾燥しない目の周りの保湿ケア

お肌の状態は、1日で大きく変わることはないため、毎日の地道なスキンケアの積み重ねが大切です。
乾燥に負けない朝晩のスキンケアのポイントを3つ、ご紹介いたします。

保湿化粧品で目の周りを潤い肌に

クリームを顔に塗っている女性

皮膚が薄い目周りは、他の部分と同じお手入れでは、当然物足りない結果になってしまいます。目元専用のケアでおすすめなのが、シートパックです。
目元専用のシートパックは、色々な商品が販売されていますが、目元の皮膚に合った有効成分が配合されています。洗顔、化粧水でお肌を整えたら目元にピタッと貼るだけ、というお手軽さで毎日続けられる便利なアイテムでしょう。
さらに普段のスキンケアに、目元専用の美容液やアイクリームなどをプラスするととても効果的です。目周りは毛細血管の血流が滞ったり、シミやくすみが沈着してしまったり、脂肪がたるんでクマになることもあります。このような目周り独特のトラブル解決にも、アイクリームや目元美容液はとても役に立つのでおすすめです。
また、お肌の乾燥しやすくなるのは、湿度が60%以下になったとき。11月の平均湿度が60%なので、この時期になったらお部屋の湿度にも要注意です。お肌にベストな室温は70%前後なので、加湿器で最適な温度を保つようにしましょう。

目の周りにやさしいクレンジングを選ぶ

アイメイクはお顔のパーツで最もやさしく、念入りなクレンジングが必要な箇所です。ナチュラルメイクのときは、クリーム、ジェルタイプでもすんなりとメイクオフできますが、しっかりメイクの時は、アイメイク専用のクレンジングで落とすのがおすすめです。
アイメイク専用のポイントリムーバーは、洗浄力の高いオイルタイプがおすすめです。オイルタイプはお肌に必要な油分まで、落としてしまうので、敏感な目の周りには向かないという意見もありますが、薄い皮膚だからこそ、なかなか落ちないアイメイクをオフするために何度も擦ってしまうのはNGです。
そのため、手早くツルンと落ちるオイルタイプの方が、薄いお肌に負担をかけないために適しているというわけです。オイルタイプのクレンジングも、さまざまな種類が販売され、敏感肌にも使えるほどのやさしい洗浄力で、スピーディにアイメイクを落とせるオイルもあります。自分のお肌に合うかどうかを、まずはサンプルなどで試してみると良いですね。

〜アイメイクオフのコツと順番を簡単にご紹介しましょう〜

化粧を落としている女性
  1. あらかじめコットンにクレンジングを含ませて、少しの間まぶたの上にのせます。
  2. そのままコットンをやさしく滑らすように、まぶたの上のアイメイクをオフします。
  3. 次に目を閉じた状態で、まつ毛の下にコットンを置き、クレンジングを染み込ませた綿棒でマスカラをオフします。

(コットンはまぶたに置いたものをさらに2つ折りにして、涙袋のあたりに置きましょう。まぶたを閉じた時に、まつ毛がそっとコットンの上に乗るようなイメージです)

ここでのポイントはコットンです。どれも同じと思うかもしれませんが、キメ細かい上質なコットンは、肌触りも滑らかでお肌への刺激が最小限ですみます。シルクのような滑らかな肌触りのコットンに、たっぷりとクレンジングをつけて、なるべく手早くメイクオフするよう心掛けましょう。

目の周りを刺激しないスキンケア方法

目の周りは汗の出る汗腺がほとんどなく、皮脂腺も少ないため、潤い不足になりやすいのが特徴です。乾燥したまま放置しておくと、笑いジワや表情ジワが深く刻まれてしまいます。人のお肌から分泌される天然の保湿クリームである皮脂膜と同じ、セラミドが配合された保湿アイテムがおすすめです。
お手入れの締めくくりは、お肌に浸透させた成分に蓋をするようなイメージで、油分の高いクリームで仕上げるようにしましょう。

軽くマッサージすることで血行を良くする

パソコンやスマホの普及によって、至近距離にある画面を長時間見続けていると、目のピントを合わせる機能が働き続け、瞬きの回数も減り、画面から発するブルーライトを浴びるなど、目を酷使することが多くなっています。
このような環境の場合、目の周りにある細かい毛細血管の血流が滞ってしまうので、1日数回、目周りを軽くマッサージすると効果的です。マッサージの前に、自宅では、レンジでチンして繰り返し使える、小豆が入ったアイマスクで目周りを温めて血行を促進しておきましょう。適度な重みで、目だけでなく首肩にも使えるので、温めた状態でマッサージするとさらに効果アップ!オフィスや外出先では携帯用のホットアイマスクなどを活用してみましょう。

目のマッサージのイラスト
目周りの血流アップマッサージ
目の周りには眼輪筋といって、目を囲むようにドーナツ状の筋肉がついています。

  1. まずは目頭からスタートし、筋肉に沿って指の腹で軽く押しながら横に移動します
  2. 目尻まで到達したら、目の上のくぼみに沿って目頭まで同じように点押しして行きます。親指の腹をつかってやさしく目にフィットさせると、心地よく眼輪筋をほぐすことができます
  3. つぎに、人差し指、中指、薬指の3本で眉の上部と下部をやさしく押して刺激します
  4. 最後にこめかみ部分を指の腹で軽くほぐすと、疲れ目や眼精疲労からくる頭痛などにも効果的です

適切な食生活、睡眠時間、運動で目の健康を維持する

野菜各種

目を酷使している環境ではない場合でも、目は疲労や睡眠不足など生活面での不摂生が現れやすい場所です。暴飲暴食、塩分の高いもの、バランスの悪い食生活は、翌朝の目周りがむくんでしまう原因にもなるので、食事管理にも気をつけましょう。
目の疲れに良い栄養素は、鮭に豊富に含まれるアスタキサンチン、ブルーべリーやビルベリーに含まれるアントシアニン、ブロッコリーやほうれん草に多いルテインなどです。目周りの疲労を食事からも回復させながら、目元の薄い皮膚に負担を与えないのがベストです。
しかし、心がけようと思っていてもいつも時間に追われている現代人にとっては難しいですよね。それを改善できるのが目に栄養素を与えるサプリメントです。

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さらにしっかりと疲れを回復し、お肌の細胞を修復させるには、睡眠時間をしっかり取ること、適度な運動も欠かせない基本となるので、健康的なリズムで生活することを意識しましょう。

目の周りが赤くかゆい時の対処方法

季節の変わり目や乾燥の時期、紫外線をたくさん浴びた後、体の免疫力が落ちているときは、目周りの皮膚のトラブルがでやすいタイミングです。ひどくなってしまうとただれてしまい、スキンケアができなかったり、洗顔しても痛みを感じてしまうことにもなりかねません。

目の周りを冷やしておく

コットンを目に当てている女性

赤みやかゆみを感じた時は、冷やして鎮静させ、刺激を与えないのがベストです。この時のサウナや長湯は、炎症を進行させてしまうので、皮膚を温めるのは避けましょう。冷蔵庫で軽く冷やしたタオルや、柔らかい肌触りのガーゼなどに保冷剤を包み、そっと当てておくとかゆみが和らぎます。
こすったり、叩くなどといった刺激を与える行為は控えましょう。赤みやかゆみが続く時は、出来るだけメイクをしないのがベストです。特に保湿を入念にしながら、落ち着くまで様子を見るようにしましょう。

腫れやひどくかゆい場合は早く病院へ

手で目を覆う女性

赤みやかゆみのある時に、自己判断ではどんなお手入れをするべきか、迷ってしまうこともあるでしょう。普段お肌にあっているスキンケアでも、トラブル中は刺激をあたえてしまい、治りが遅くなってしまうこともあります。
こんな時は、信頼できる皮膚科のドクターに相談するのがベストです。日頃、かかりつけのクリニックを見つけておけば、ひどくなる前に対処することができます。クリニック専用のドクターズコスメのサンプルを紹介してもらったり、塗り薬や内服薬で対応できることもあります。
自己判断で刺激を与えてしまい、くすみや色素沈着が残ってしまわないよう、早めに相談するようにしましょう。

目の周りの乾燥を防ぐため

タオルを頬に当てている女性

パソコンやスマホの普及で、目にかかる負担はますます増え、年齢を重ねていく上でも目の周りのケアは日常からしっかり行うことが大切です。特に目をパッチリとみせる効果のあるマスカラやまつ毛エクステとは、上手に付き合っていく必要があります。
マスカラは、こすらなくてもお湯だけオフできるフィルムタイプのものにしたり、まつ毛エクステはまぶたへの負担を軽減できるよう、軽くて細めのものを選ぶなどを意識するとよいですね。乾燥を防ぐために何より大切なのは保湿ですが、自分ではもう十分と思っていても、実はまだまだ潤い不足で、インナードライを起こしていることが多くみられます。
保湿ローションを2〜3度重ね付けし、乳液やクリームはいつもの倍の量に増やすと、やっと潤い始めてお肌にツヤがもどってきます。トラブルを防ぐためにも、お化粧品は節約モードにならず、贅沢にたっぷりと使うとよいでしょう。