乾燥する季節になると、入浴後にお肌が突っ張ったり、ボディケア後もお体の肌のかさつきが気になったりしますよね。保湿ボディーソープを使うだけでは足りないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、お肌を保湿するためにおすすめのボディクリームを、肌質に応じて13品、ピックアップして紹介したいと思います。また、ボディクリームの効果的な使い方も解説します。
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保湿とは
おすすめのボディクリームや効果的なボディクリームの使い方について解説する前に、まずは、保湿とはどういうものなのかについて理解しておきましょう。単にお肌にうるおいを与えるだけが保湿ではありません。
保湿というと、化粧水を用いてお肌にうるおいを与えたり、保湿用のボディソープを用いてお肌にうるおいを与えたりするイメージをお持ちの方もいらっしゃることと思います。
確かにその考え方も間違いではないのですが、保湿という漢字を見ても分かるように、正確にはお肌にとって最適の湿度を保持することが、保湿の本当の意味なのです。
保湿用のボディソープで身体を洗ったり、入浴後に化粧水を用いたりすることで、お肌にうるおいを与えることは可能です。ただし、それだけでお肌のケアを終えてしまうと、いずれお肌の水分が蒸発し、カサカサになってしまうのです。
では、お肌の潤いを保つにはどうしたらよいのでしょうか。正解は、化粧水などでお肌にうるおいを与えたのち、水分が蒸発しないように「フタ」をするということです。
具体的にいうと、化粧水などでお肌にうるおいを与え、その後にボディクリームを塗って、潤いを閉じ込めるのです。それによって、長時間にわたってお肌のうるおいを保つことが可能となるのです。
体の肌に保湿力アップ成分とは?
保湿の意味に関してはご理解頂けたことと思います。では、保湿をするためには、どのような成分が必要となるのでしょうか。お肌の保湿をするときに重要な成分を3つ紹介したいと思います。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸という言葉は、コマーシャルや雑誌などでよく目にしたり耳にしたりすることと思います。もともと身体に含まれている成分であり、お肌の他に関節軟骨や硝子体、脳などにも含まれています。
関節痛を改善するのにヒアルロン酸入りの食品やサプリメントを摂取するとよいなどと言われますが、体内に入ったヒアルロン酸は分解されるため、関節痛に効果があるとは言えないようです。
ただし、ヒアルロン酸を経口摂取した場合、皮膚に含まれている水分量が増加するということです。そのため、保湿をおこなう際にヒアルロン酸が重要となるのです。
コラーゲン
ヒアルロン酸と同様、コラーゲンも関節痛などを改善するサプリメントなどに用いられている成分です。人体を構成するたんぱく質の一種で、お肌のほかに軟骨や靭帯、腱などにも含まれています。
コラーゲンを摂取したからと言って肌に含まれている水分量が増加するわけではないのですが、お肌のもっとも表面にある角層の給水能力は上昇することが分かっており、やはり保湿をおこなう際に必要な成分となっています。
セラミド
セラミドは、細胞膜に多く含まれている成分です。お肌のもっとも表面にある角質は14層から15層あるといわれていますが、その層と層の間にあるセラミドが、角層に水分と油分を蓄えているのです。やはりお肌を保湿する際に重要な成分となっています。
体の肌に高保湿クリームの選び方のポイント
それでは次に、高保湿クリームを選ぶ際のポイントについて見ていきたいと思います。ポイントを踏まえた上で、あなたに合ったボディクリームを選んでくださいね。
油分と水分がバランスよく配合されたものを選ぶ
高保湿ボディクリームを選ぶ際のポイントとしては、油分と水分とがバランスよく配合されたものを選ぶということがあげられます。
冒頭でも述べたように、保湿とはお肌に水分を閉じ込めることを意味します。そのため、ボディクリームには適度に油分の含まれている必要があるのです。
ボディは顔に比べると皮脂の分泌量が少ないため、顔に用いるクリームと同程度の油分では、保湿しきれないことがあります。そのため、ボディクリームに含まれている油分や、どのような油なのかを確認してから購入しましょう。
配合成分をチェックして、肌質に合わせて選ぶ
ボディクリームを選ぶ際には、配合されている成分のチェックも忘れずにおこないましょう。お肌にとって必要なヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドが配合されているかのチェックはもちろんのこと、お肌にとって有害な成分が含まれていないかも確認しましょう。
また、人によって肌質はさまざまなので、自分の肌タイプに合ったボディクリームを選ぶことも重要です。肌質ごとにおすすめのボディクリームに関しては、後ほど詳しく紹介しますね。
使用感のよいものを使う
ボディクリームを選ぶ際には、使用感にも注目しましょう。毎日使うボディクリームですから、使用感のよいものの方がいいですよね。
香りつきで気分もリフレッシュ
比較的お肌が丈夫で、どのようなボディクリームでも大丈夫という方は、香りを優先して選ぶのもよいでしょう。香りは精神に大きな作用を与えることが分かっています。寝る前のリラックスタイムに、心を落ち着けるようなボディクリームを使用するとよいでしょう。
ボディクリームの効果的な使い方
自分に合ったボディクリームを選んだら、実際に使用してみましょう。その際に押さえておくべきポイントを3つ紹介しておきますね。
保湿クリームはスキンケアの最後に使う
保湿用のボディクリームを用いるタイミングは、スキンケアの最後です。冒頭でも述べたように、保湿とはお肌にうるおいを「閉じ込める」作業です。
ボディクリームには油分が含まれているため、最初にボディクリームを塗ってしまった場合、その後に化粧水を用いたとしても、水分を弾いてしまうのです。スキンケアは順番を間違えないようにしてくださいね。
入浴後すぐに、やさしくが基本
ボディクリームを用いる際に重要なことが、入浴後すぐにスキンケアをおこなうということです。せっかくお風呂に入ってお肌にうるおいを与えても、時間が経過してしまうと水分が蒸発してしまいます。
入浴を終えたらすぐに化粧水や美容液を用いてスキンケアをおこない、その後でボディクリームを塗ってうるおいを閉じ込めましょう。
また、ボディクリームを塗る際には、「優しく塗る」ということが基本となります。お肌にとって避けるべきことが乾燥ですが、摩擦もまたお肌にとって避けるべきことです。
ゴシゴシとお肌をこすってしまうと、角層にダメージを与え、肌荒れやお肌のかさつきの元となってしまいます。ボディに限ったことではありませんが、スキンケアは優しくおこないましょう。
マッサージで効果アップ
保湿力をアップさせるためには、お肌のマッサージをおこなうのも効果的です。マッサージをすると血行がよくなり、新陳代謝が活発になります。また、リラックス効果も得られますよ。簡単なマッサージのやり方を動画で紹介しておきますね。
- ボディクリームを手にとり温める
- 保湿したい部分に塗る
- 末端から中心へかけてマッサージする
- ローラーを用いるとさらに血行促進
体の肌を高保湿できるクリームのおすすめ商品12選
それでは今回のメインテーマである、高保湿効果のあるボディクリームを紹介していきたいと思います。肌質によっておすすめのボディクリームも粉となってきますので、自分の肌質に合ったボディクリームを使って、効果的にスキンケアをしてくださいね。
乾燥肌
ボディクリームをしっかりと使いたいのが乾燥肌の人。お肌が乾燥すると見た目が悪いだけでなく、ストッキングが伝線するなど、よくないことがたくさんあります。
乾燥肌の人が抑えるべきポイントの1つが、セラミドを配合したボディクリームを選ぶということです。セラミドは細胞内に水分と油分を蓄えてくれるので、特に乾燥肌の人におすすめです。では、乾燥肌の人におすすめのボディクリームについて見ていきましょう。
オー ド フルール フレグランスボディクリーム RO(ローズ)
ポーラから販売されている「オー ド フルール フレグランスボディクリーム RO(ローズ)」には、水やグリセリンを中心として、ミネラルオイルやアーモンド油、ノバラエキスやヤグルマギク花エキス、加水分解コラーゲンなどが配合されています。
5種類の保湿成分により、効果的にボディの保湿をおこなえます。また、ローズの香りがエレガントな気分にさせてくれますよ。
THE BODY SHOP ボディバター シア
「 THE BODY SHOP ボディバター シア」の特徴は、シアバターやココアバター、ババスオイルなどの成分によって、乾燥しやすい肘や膝、かかとといった部分の保湿を効果的におこなえるという点です。
乾燥肌の中でも、特に「超乾燥肌」の人におすすめのボディクリームとなっています。
ソンバーユ馬油100%保湿商品
「ソンバーユ馬油100%保湿商」の特徴は、乾燥を予防するのに効果的な馬油(バーユ)が含まれているという点です。特に、ソンバーユの馬油は、馬のタテガミ部分から抽出された、高級な馬油です。
馬油は人間の皮脂と成分が近いため、乾燥肌の人に特におすすめの商品となっています。また、馬油には抗炎症効果もあるため、炎症性の皮膚疾患を持っている人にもおすすめです。
敏感肌
敏感肌の人は、ボディクリームを選ぶ際に気をつけなければいけないことがあります。それは、お肌に対する刺激が少ないものを選ぶということです。敏感肌の人がボディクリームを選ぶ場合、無添加で刺激の少ないボディクリームにしましょう。
ヒフミド エッセンスクリーム
「ヒフミド エッセンスクリーム」には、「ヒト型セラミド」が成分として配合されており、その効果によって強く美しいお肌を「育む」という特徴があります。
また、ヒト型セラミドがやはり成分として配合されているフィトステロールと組み合わさることによって、角層に適度の水分と油分を蓄えてくれます。
無印良品 保湿クリーム・敏感肌用
「無印良品 保湿クリーム・敏感肌用」は、岩手県釜石の天然水を使用して作られたボディクリームです。着色料や香料、鉱物油やパラベン、アルコールといったお肌への刺激となる成分が使われていないため、敏感肌の人でも安心して用いることができます。
また、アレルギーテストも済ませているため、他のボディクリームだとアレルギーが出るという人にもおすすめのボディクリームとなっています。
キュレル クリーム
「キュレル クリーム」には、有効成分としてアラントインが含まれています。アラントインには抗炎症効果があるので、ニキビが気になるような方にキュレルクリームがおすすめです。
皮膚の乾燥を予防するだけでなく、アカギレやヒビ、シモヤケを改善したり、肌荒れを改善したりする効果もあります。男性の場合、かみそりまけを予防するのにも効果的だということです。
着色料や香料、アルコールといったお肌への刺激となる成分を含んでいないので、赤ちゃんにも安心して用いることができます。
脂性肌
脂性肌の人はべたつきが気になるからと言ってクリームを避ける傾向がありますが、顔と違って皮脂の分泌量が少ないボディは、やはりボディクリームを塗って保湿することが重要です。脂性肌の人はしっとりと潤いつつ、ベタつかないボディクリームを選ぶとよいでしょう。
クラブ ホルモンクリ-ム クラシカルリッチ
「クラブ ホルモンクリ-ム クラシカルリッチ」には、女性ホルモンの一種である「エチニルエストラジオール」が配合されており、女性らしいみずみずしい肌を作るのに役立ってくれます。
また、シャクヤクやボタン、ユリといった和漢植物エキスを配合しており、乾燥を予防するだけでなく、透明感のあるお肌を実現してくれます。
ロコベース リペア クリーム
「ロコベース リペア クリーム」は、ワセリンと水を主成分として、保湿効果のあるミネラルオイルやセラミド、オレイン酸やパルチミン酸、シア脂などを配合しています。
香料や着色料、防腐剤などを使用しておらず、テクスチャーの固いのが特徴です。また、ナノパーティクル製法によって、長時間にわたってしっとりとした効果が持続します。
ユースキンA (手荒れ かかと荒れ 保湿クリーム)
「ユースキンA (手荒れ かかと荒れ 保湿クリーム」には有効成分として、ビタミンE酢酸エステルやグリセリン、グリチルレチン酸、dl-カンフルなどが配合されています。
ビタミンE酢酸エステルには血行を促進する効果があり、グリセリンにはお肌を柔軟にして、潤いを保つ働きがあります。また、グリチルレチン酸とdl-カンフルには抗炎症作用があります。
そのため、通常の保湿用とだけでなく、アカギレやヒビ、シモヤケを改善する効果もありますし、赤ちゃんの湿疹を予防する目的で利用することも可能です。
混合肌
混合肌は「隠れ乾燥肌」などと言われることもあります。お肌が乾燥することによって、かえって皮脂の分泌量の増えるのが混合肌の特徴です。そのような方には、高保湿成分配合のクリームがおすすめです。
スチームクリーム LA BELLE ROSE(ラ・ベル・ローズ)
「 スチームクリーム LA BELLE ROSE(ラ・ベル・ローズ) 」は、水を主成分とし、アーモンドオイルやカカオオイル、ホホバオイルといった保湿成分を配合しています。
ディズニー映画の「美女と野獣」のイラストが描かれているのが特徴で、ギフトとしても喜ばれています。
ちふれ化粧品 ボラージ クリーム ボラージクリーム
「ちふれ化粧品 ボラージ クリーム ボラージクリーム」には、お肌を保護する成分としてボラージオイルが配合されています。また、グリチルレチン酸ステアリルの効果によって、肌荒れを改善することも可能となっています。
ニベアソフト スキンケアクリーム ジャー
「ニベアソフト スキンケアクリーム ジャー 98」には、植物性の天然保湿成分であるホホバオイルが配合されており、角層の深くまで水分が浸透するという特徴があります。
Laline(ラリン)シア&ククイ リッチボディクリーム
Lalineはヨーロッパやアメリカをはじめ世界に約200店舗以上を展開し、世界のセレブリティが愛用しているグローバルライフスタイルブランドです。
シアバター、カカオバター、ククイ・マカデミアオイルなどの天然保湿成分と、美と健康を維持する上で大切な美容成分が豊富に含まれる死海のミネラルを配合している保湿に優れているボディクリームです。肌の上をなめらかに滑るようなテクスチャーで、べたつかずにしっとり肌に整えます。
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まとめ
保湿力に優れたボディクリームについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。顔と同様、お体にとっても保湿ケアが重要であることを理解して頂けたことと思います。
ただ、ボディクリームと一口にいっても、肌質に応じてさまざまなタイプのものがあります。まずは自分の肌タイプを把握し、自分に合ったボディクリームを用いて、効果的にボディケアをおこなってくださいね。