ぶつぶつに肌荒れしてしまう頬の治し方!4つの原因と7つの対策

頬が荒れて治らない、ニキビとは違うけれどずっと肌が荒れている。そんな悩みを抱えている人は多いようです。今回は、そんな頬の肌荒れを引き起こす原因と肌荒れの治し方を徹底解明。今すぐに取り組める改善方法を集めましたので、これを読んで、今日から実践してみてください。

頬が肌荒れする2パターン

鏡を見ている女性

頬の肌荒れには大きく2つのパターンがあります。ひとつが片頬だけが荒れる、あるいは片頬だけの肌荒れが治りづらいというもの。そしてもうひとつが、肌荒れが両頬に現れるものです。

一方の頬のみに現れるケース

片方の頬だけがいつも荒れているという場合、寝具に原因があることがあります。人は、1日の4分の1ほどの時間は眠っています。つまり、それだけ肌が寝具に触れている時間が長いということです。

普段使っている枕やシーツ、布団が肌に合わないと、眠っている間中、肌に負担をかけることになります。また、汚れたまま使い続けるのも、肌にとってはよくありません。特に、頬に触れる枕には肌に合ったタオルを巻いて毎日交換するなど、寝具を清潔に保つことで肌荒れが改善する場合があります。

もしそれでもよくならない場合は、使っている洗剤や柔軟剤が肌に合っていない可能性があります。一度別の物を試してみると、変化が表れるかもしれません。

また、利き手によって、どちらかの頬だけが荒れやすくなってしまうこともあります。肌が気になってくると無意識のうちに触ってしまい、その部分の肌荒れが治りづらくなってしまうのです。こうしたケースでは、肌に触れすぎないよう意識する必要があります。

両頬に現れるケース

両頬が荒れている場合は、スキンケアが合っていない、あるいは体の中に原因があることが考えられます。

肌に合わないスキンケア用品を使っていると、肌に余計な刺激を与え、かえって肌をいためることになってしまいます。かといって何もスキンケアをしていないと肌が乾燥し、そこからニキビなどになってしまうケースもあります。

また、食事内容や睡眠、ストレスなどによって体に負担がかかると、体のSOSが肌荒れという形で現れることがあります。この場合、普段の生活を見直して自分をいたわってあげることが肌荒れの改善につながります。

頬の肌荒れの原因4つ

鏡を見ている女性

頬の肌荒れの原因として考えられるものを4つご紹介します。特に、食生活と肌は密接なつながりがあるのです。普段あまり食生活を意識しないという人は、これを読んで見直してみてください。

胃腸の荒れ

SOS

胃腸が荒れると、食べ物の消化吸収がうまくいかなくなり、体は栄養不足の状態に陥ります。すると、肌のターンオーバーが阻害され、肌荒れしやすくなるのです。

胃腸に負担をかける食べ物としては、チョコレートやケーキなどの甘くて油分を多く含むもの、揚げ物などの脂質の多いものが挙げられます。

また、水分は体に欠かせないものですが、摂り過ぎは胃液を薄めることにもつながります。さらに、夏場に冷たい飲み物を飲み過ぎるのも胃を冷やし、負担をかける原因になります。水分は一気に摂るのではなく、コップ一杯程度を一日に何度も摂るように心がけましょう。

便秘や肝臓不調の可能性

お腹を抱えている女性

便秘になると、老廃物の代謝がうまくいかなくなります。そのため、排出器官のひとつでもある肌に老廃物が集まってしまうのです。便秘のときにニキビができやすくなるのはそのためで、お通じが改善すると肌荒れも一気に改善することがあります。

また、肝臓も肌荒れに大きな影響を及ぼします。肝臓は、代謝や解毒を担う重要な臓器です。それが不調になると、体の中に老廃物がたまり、肌荒れを引き起こします。

肝臓に負担をかけるのは、アルコールの過剰摂取、ケーキなど甘くて油分を多く含むもの、肉類や魚類など、たんぱく質を多く含むものの過剰摂取などです。

糖質や脂質の摂り過ぎ

甘いお菓子

糖質や脂質の摂り過ぎは、胃腸や肝臓に負担をかけるだけではありません。それ自体が皮脂の過剰な分泌の原因となり、べたつきやぶつぶつ、ニキビなどを引き起こすのです。

普段からファストフードやスナック菓子、インスタント食品ばかり食べているという人は、糖質、脂質の過剰摂取と内蔵への負担のダブルパンチになっている恐れがあります。心当たりがある場合は、食生活を見直すことで徐々に改善されていく可能性があります。

乾燥やメイク汚れ

乾燥肌

乾燥すると肌はかたくなり、ニキビができやすい環境になります。また、うるおいのない肌は刺激に弱く、タオルや枕などに触れるだけでもダメージを受けてしまいます。それを放置したままにしておくと、赤みやがさつき、ぶつぶつなどを引き起こすのです。

メイク汚れも肌荒れの原因になります。しっかり落としたつもりでも残ってしまっていたり、ついついメイクをしたまま寝てしまったりすると、残った汚れを養分にして肌の細菌が増えていきます。特に、肌荒れを気にしているとメイクは濃くなりがち。メイク落としシートなどで済ませず、メイク落としとぬるま湯で優しくじっくり落としてあげましょう。

また、ファンデーションのパフやメイク筆を洗わずに使い続けていると、そこにも雑菌が繁殖していきます。それを使い続けるということは、雑菌を顔じゅうに塗りつけているのと同じこと。当然、肌はどんどん荒れていきます。

頬の肌荒れ対策7つ!

スキン

頬の肌荒れを改善し、予防する方法を7つご紹介します。思い当たるものや実行できそうなものがあれば、小さなところからでもいいので、ぜひ実行してみてください。

食生活の改善

サラダを食べている余生

まずは、食生活を改善してみましょう。

ポイントは、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5つの栄養素をバランスよく摂取することです。肌にいいからといってビタミン豊富なサラダばかり食べるのは実は逆効果。その他の栄養素も、肌を作り、健康に保つのに役立っているのです。

いつもバラバラな時間に食べている、食べない日と極端に食べる日があるといった場合も、栄養吸収がうまくいかなかったり、内臓に負担をかけたりといったことにつながってしまいます。極端な節制やドカ食いは避け、決まったリズムでバランスよく食べることを心がけましょう。

内臓を休める

内蔵を休めることも、肌質の改善には効果的です。

糖質や脂質の多い食事は胃や肝臓に負担をかけるので、量を減らしていきましょう。一気にすべてはやめられなくても、お菓子を食べるのを1週間に1回にする、ファストフードをやめて定食にするといったことから少しずつ変えていくだけでも内蔵の負担は減らせます。

また、アルコールやカフェインの過剰摂取も胃や肝臓に大きな負荷をかけます。これらが習慣になっているという人は、1週間に1回は休肝日を作る、コーヒーをデカフェのものに変えてみるなど、できることから始めてみましょう。

ホルモンバランスの乱れを正す

ホルモン

ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が多くなったり、体の機能に不調が出たりして、それが肌荒れにつながることがあります。生理前などにニキビが増えるのはこのためです。

ホルモンバランスを整えるには、バランスのいい食事、充分な睡眠、ストレスの軽減が重要です。できることから少しずつ実行してみましょう。

ストレスを減らす

ストレスとリラックスのイラスト

日常的にストレスにさらされていると、ホルモンバランスや自律神経が乱れ、代謝機能が低下。肌荒れを引き起こします。

ストレスを軽減するには、リラックス効果のある香りをかいだり、ヒーリング効果のある音楽を聞いたりすることも効果的。カラオケやスポーツ、ショッピングなど、ストレスを発散する方法を見つけて実行するのもよいでしょう。

また、あまりにも強いストレスを感じている場合は、その環境を変えることも必要です。

睡眠を快適に

寝ている女性

充分で質のよい睡眠は、自律神経やホルモンバランスを整えるだけでなく、肌のターンオーバーをうながしてくれる効果があります。

睡眠時間は最低でも6時間は確保したいところ。また、寝る直前の食事や強い光は眠りの質を低下させます。食事は遅くとも3時間前までに済ませ、スマートフォンやパソコンは30分前までには閉じておくのが理想です。ただし、必ずこれをしなければいけないと考えるとストレスになってしまうので、できる範囲で行いましょう。

他にも、寝具を自分に合ったものに変える、電気を点けっぱなしにせず、消してから寝るといったことだけでも眠りの質は向上します。

肌の環境ストレスを減らす

紫外線

紫外線や大気汚染、急な温度変化なども、肌を傷める要因となっています。

たとえば、真夏は多くの人が日焼け止めを塗っていますが、それ以外の季節も紫外線は降り注ぎます。季節に合わせてFPSの強さを変える、普段はUVカットの化粧下地のみで、夏は日焼け止めを併用するなど、工夫しながら予防しましょう。

また、最近は大気汚染や花粉などをブロックしてくれる化粧下地も多く出ていますから、上手に活用したいところです。

季節の変わり目の急な温度変化に対応するのは簡単ではありませんが、せめて家の中だけでも気温を保ち快適な状態にするなど、できることを心がけましょう。

保湿が大事!毎日のスキンケアを見直そう

安全

乾燥した肌は刺激に弱く、すぐに肌荒れを引き起こしてしまいます。また、肌がかたくなり、ニキビもできやすい状態になってしまうのです。

そうならないためにも、毎日のスキンケアはとても重要。特に保湿にじっくり時間をかけて行いましょう。

化粧水を使う場合は、心持ち多めに化粧水を手に取り、優しく押し込むように顔全体になじませます。これを2~3回繰り返し、乳液などをうすく顔全体にのばしてふたをします。

メイク落としや洗顔料も、洗浄効果の高いものを使っていると、肌に必要な油分まで奪ってしまうことがあります。洗い上がりに肌の乾きや突っ張りを感じる場合は、乾燥肌や敏感肌用のものに変えてみるのもいいかもしれません。

頬の肌荒れを改善してすべすべお肌を手に入れよう

笑顔

頬の肌荒れはひどくなるとどんどん広がっていき、ニキビになったり赤くなったりと目立ってきてしまいます。ついついメイクなどで隠してしまいたくなりますが、隠すだけでなく、治すことも大切です。

体の内側に原因が潜んでいる場合はすぐには改善されませんが、食事や睡眠、ストレスなどをしっかり見直し、生活を変えていくことで、徐々に効果が表れてきます。

大事なのは、諦めずに続けること。頬の肌荒れを改善して、自慢したくなるようなすべすべ肌を手に入れましょう。