歯の黄ばみが汚いと感じたあなた！さらに悪くなる前に治しましょう

ホワイトニングなどと最近よく聞くけれど自分の歯は問題ないと思っていませんか？別にそんなに黄色いわけでもないしこのままで大丈夫と思っていませんか？

歯は年々黄ばんでいくので歯の黄ばみを汚い！治したい！と感じたら早急に改善していきましょう。歯が黄ばんでいるだけで思いもよらない印象を抱かれている場合があります。

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この記事の監修者

歯科衛生士

歯科医師として、30年近く審美治療にかかわってきて、治療後に患者様の笑顔がより輝いてくることに大きな喜びを感じています。ホワイトニングや矯正治療後に、「これまでコンプレックスだった箇所が自慢の個所に変わった!」「よく笑うようになった!」など「患者さまの人生を変えることに貢献できた!」と思える瞬間が歯科医師としての一番の喜びだと思っています。最近心に残った言葉は「幸せ」には「人から与えられる幸せ」「自分の力で何かを得る幸せ」「他人に与える幸せ」の3種類あり、「他人に与える幸せ」を知っている人が最高の幸せ者である、という言葉です。私も人生の折り返し地点を過ぎてきましたので、これからは「他人に与える幸せ」を日々実践していきたいと考えています。座右の銘は全ての人を尊重する、日々感謝です。趣味は格闘技観戦、読書です。

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CONTENTS

1 歯の黄ばみが増す原因って？
2 黄ばんでいる歯のデメリットは？
3 歯の黄ばみを改善するためにどうすればいいのか？
4 歯が白くなることのメリット
5 黄ばみを早く改善した方が良い理由とは？
6 自分の黄ばみ気にならない？

歯の黄ばみが増す原因って？

歯が黄ばんでしまう原因は何でしょうか？歯に汚れが付いてしまったり黄ばんでしまうのには様々な原因があります。

加齢による黄ばみ

歯の黄ばみの一番の原因は歯の色は歯の内側にある象牙質という部分が原因です。年齢を重ねると歯は新陳代謝を繰り返し象牙質もそれによりどんどん黄ばみを増ていきます。歯の表面のエナメル質も年齢と共に薄くなっていきますのでより象牙質が透過して見えやすくなってしまい歯が黄ばむのです。

日本人はアメリカ人に比べると歯のエナメル質が薄く象牙質が黄色いために元々黄ばみも濃いですし、年齢を重ねることによってより歯が黄ばんでみえます。次に紹介する着色での黄ばみが原因と思っている方が多いですが基本的に歯は元々黄ばんでいるのです。

歯への着色による黄ばみ

コーヒーやカレー、赤ワイン、炭酸飲料が好きな方であれば歯が黄ばみやすくなってきます。黄ばむと言っても先ほどの元々の黄ばみが濃くなるわけではなく、食事による着色、いわゆるステインが歯に付着して黄色く見えることを言います。

また、タバコにヤニが歯に付着することでも同じように歯が黄色く又は茶色く変化していきます。タバコのヤニは歯茎にもついて歯茎の色を変色させてしまいます。

歯ぎしりなどで刺激が加わる

歯ぎしりなど刺激が加わってしまうことによって歯の表面のエナメル質がすり減ってしまいます。エナメル質がすり減ってしまうことで歯の内部の象牙質が浮き彫りとなってしまいますので、歯が黄ばんでみえます。

虫歯

虫歯によって歯が溶けてしまうと黒くなったり、黄色くなったりします。また、酸蝕歯といって酸の影響で歯の表面のエナメル質が溶けてしまう歯も象牙質の色が見えることにより黄色く見えます。

テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯とは歯の成長期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したことで歯に着色が起こったり歯のエナメル質がしっかり形成されなかったことによって発生します。

グラデーションや縞模様になっており軽度から重度まで段階があります。

黄ばんでいる歯のデメリットは？

歯が黄ばんでしまうと周りの人から気持ち悪いと思われているかもなんて不安になってしまいますね。歯の黄ばみや汚れが発生してしまうことによってどんなデメリットがあるのでしょうか？

第一印象に大きな悪影響

人の第一印象は3秒で決まります。ニコッと笑顔で自己紹介をしたとしても「歯が汚い→歯を磨いていない→日常的なことがちゃんとできていないルーズな人」と何もしていなくても一瞬で悪い印象を与えてしまいます。

性格に問題があるかもと思われてしまうと今後の関係が上手く続かなくなるのがデメリットです。

清潔感に欠ける

女性の好きな男性のタイプに清潔感がある人というのが挙げられます。清潔感は口元の印象で大きく変わってきます。しかし歯が黄ばんでいると清潔感に欠けるという印象を与えてしまいます。

日本人の平均の歯の色はA3～A3.5という色です。この色は平均とは言いますが人から見た時に歯を磨いていない印象やタバコを吸っていないのに吸っているように見られたり清潔とは離れた印象に見られがちです。

自分に自信が持てない

これは黄ばみを自覚している人に多いですが、自分の歯が黄色くて気にしている時に思いっきり口の開けて笑ったり、話たりすることって難しいですよね。どうしても隠したくなってしまうのが人の心情です。黄色い歯では自分に自信が持てないことが多いです。

歯の黄ばみを改善するためにどうすればいいのか？

相手に対して悪影響を与えてしまう歯の黄ばみ。それでは歯の黄ばみを改善するためにはどうしたらよいのでしょうか？

①歯のクリーニングをする

歯の黄ばみを改善するためにはまず歯に付いてしまった汚れをとりましょう。あなたが気にしている黄ばみは元々の歯に色がステインによる黄ばみかがわかるからです。

歯のクリーニングには何種類か方法があります。ひとつは歯の歯石を取り除くためにクリーニングです。歯石とは歯をしっかり磨かなかったことにより歯垢が唾液の中のミネラルと結合して発生してしまったものです。歯石が溜まってしまうと歯がザラザラして汚れになり細菌が溜まり歯周病や虫歯の原因となってしまいます。

歯石は固く歯磨きでは取り除くことはできません。歯石は歯周病の原因となってしまいます。歯石を取り除くためのクリーニングではスケーラーを使用して歯石を除去します。

歯のステインを取り除くためのクリーニングはカレーやコーヒーなどの着色の強い食べ物を食べてついてしまったステインを取り除くことができます。

クリーニングを行うことは歯の汚れを落とし黄ばみを解消する他にこれから紹介する歯のホワイトニングを行う場合にもまずクリーニングで歯の汚れを落としてからホワイトニングを行うことで効果がより出ますのでおすすめです。

ただし歯の黄ばみをとるためのクリーニングは健康保険が適用されません。歯周病が発生している場合の歯のクリーニングは治療のため保険適用内となりますが、歯周病予防のためのクリーニングは病気ではないため保険が適用されないのです。ステインを取るためにも歯周病予防するためにも普段から保険適用外のクリーニングをすることをおすすめします。

もしクリーニングをしても思ったような白さにならなければ、歯の元々の黄ばみになりますので、その場合は次に紹介するホワイトニングが必要です。

②ホワイトニングをする

元々の歯が黄ばんでいた場合はホワイトニングを行うことで黄ばみが解消されます。ホワイトニングとは簡単に言えば薬剤を使用して歯をキレイにすることです。

歯には歯の表面のエナメル質と歯の内側にあって歯の色を決定している象牙質があります。加齢や歯に刺激が加わったりすると歯のエナメル質が剥がれていき象牙質の黄ばみが増して色が浮き彫りになっていきます。

そのためエナメル質に歯への漂白効果がある過酸化水素を含む薬剤を塗って歯の黄ばみを解消する仕組みです。ホワイトニングについて詳しく知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

【完全攻略版】おすすめのホワイトニングをご紹介！

2017.10.25ホワイトニング

歯の黄ばみを解消するためのホワイトニングには3種類あります。

オフィスホワイトニングは歯科でホワイトニングを行うことです。過酸化水素を使用し歯の表面のエナメル質を無色化し曇りガラスのようにすることで内部の象牙質に色を見えにくくしていきます。高濃度の薬剤を使用するために即効性が高いのが特徴です。

ホームホワイトニングは歯科で自分の歯型に合ったマウスピースを作成してもらい家でマウスピースにホワイトニング専用のジェルを塗って口にはめてホワイトニングを行います。ホームホワイトニングで使用する薬剤は過酸化水素の濃度が低いため即効性は薄いですが継続して家での施術を行うことで白くキレイな歯にします。

デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したホワイトニングです。2種類のホワイトニングを併用するために最もホワイトニング効果が高く芸能人のようなキレイな歯になれます。

③ホームケアをする

歯の黄ばみを解消するための方法としてホームケアをするのもおすすめです。まずは日常の歯磨きをしっかりすることを心がけましょう。歯のクリーニング効果がある歯磨き粉を使用すると汚れが落ちやすくなります。クリーニング専用の歯磨き粉には研磨剤が含まれており研磨剤によって歯の汚れを落とします。ただし研磨剤が配合されている歯磨き粉で歯を磨きすぎてしまうとエナメル質を削ってしまう可能性がありますので注意しましょう。

ホームケアとしてデンタルフロスを使用するのもおすすめです。歯磨きをしているだけは歯の間につまってしまった汚れを取り除くのは難しいです。汚れは歯石となって黄ばみや歯周病の原因となってしまいます。デンタルフロスで歯の間についている歯垢を取り除くことができます。