この記事を訪れて頂いている方は口臭でお悩みの方かもしれませんね。口臭があると人に会うのが嫌になったり、人と上手く話せなくなったりコミュニケーションにも悪影響を及ぼします。
もし食べ物で口臭が改善できたとしたらとても手軽で嬉しいですよね!今回は口臭対策に良い食べ物、逆に口臭を悪化させてしまうような食べ物についてご紹介していきます。
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口臭対策に必須の食べ物は生野菜
口臭対策に良い食べ物が生野菜です。原因としては少ないですが胃炎や便秘から口臭が生まれることがあります。消化不良や便秘からガスが発生すると血流にのって肺までガスがたどり着きます。その結果ガスが吐く息の中に取り込まれ口臭になります。
そのため腸内環境を改善することが口臭改善のポイントとなってきます。腸内環境を改善するためには生活習慣を整えたりしっかりと睡眠をとるといった方法がありますが、食べ物による口臭対策は継続的に生野菜などのサラダを食べるのがポイントとなってきます。
生野菜には大量の食物酵素が入っています。酵素は胃に入った食べ物を分解する役割をもっています。生野菜などのサラダを食べることによって胃腸でしっかりと食べ物が分解されますので結果として胃腸の調子が良くなり消化不良が改善されて口臭が改善されます。また、食物繊維も多く摂ることができますので便秘解消にもつながります。
生野菜を食べる際にはしっかり噛まないと飲み込むことができないのでしっかりと噛んで食べることによって唾液が多く分泌され消化も促されます。
セロリ
セロリは食感や味に合う合わないを感じることが多いですが口臭対策に役立つ食べ物です。セロリを食べることによってセロリに含まれる繊維繊維が食べカスを落としてくれます。食べカスを落としてくれることによって口臭予防にもなります。
セロリはしっかり噛んで食べる必要がありしっかりと噛むと唾液が分泌されて消化がよくなりますし、唾液が多く分泌されることで口臭予防につながります。
セロリにはポリフェノールの1種であるフラポノイドが含まれており口内を殺菌してくれるなどの口内環境と清潔に保ってくれるうれしい効果があります。セロリのにおい自体が口臭を隠してくれるとも言われています。
小松菜やホウレン草
小松菜やホウレン草にはクロロフィルという成分が多く含まれています。クロロフィルには腸内の解毒作用があり腸内環境を整えてくれますので消化不良を解消し口臭の原因を防ぐことができます。
またクロロフィルには口内の消臭・殺菌効果があるために口臭を改善してくれる役割をもっています。ただし小松菜にはインドールという口臭の原因となってしまう物質も含まれていますので食べ過ぎには注意が必要です。
あのフルーツも口臭予防に最適!
生野菜と同じく口臭予防に役立つのがフルーツです。
リンゴ
リンゴは口臭予防にはうってつけのフルーツです。リンゴはしっかり噛まないと食べることができません。噛む事によって唾液が多く分泌されて口内の乾燥を抑えてくれ口臭予防になります。また唾液には口内のタンパク質を洗い落して細菌の繁殖を防いでくれる効果があります。
リンゴには食物繊維が多く含まれているのでリンゴを食べることで胃腸の働き、調子を整えます。胃腸の消化不良が改善されて臭いが発生するのを抑えます。
またリンゴにはリンゴ酸という成分が含まれています。主に疲労回復を促したり、肉体疲労を軽減する、自然治癒力を高める効果があります。
柿
柿は口臭対策としてはうってつけの食べ物です。柿にはタンニンというポリフェノールの1種が含まれています。タンニンには殺菌、消臭作用がありますので柿を食べるとお口の臭いが解消されます。
柿もリンゴと同じくよく噛んで食べる食べ物です。しっかりと噛むことによって唾液が分泌されお口の乾燥を防ぎ口内を清潔に保ってくれます。ただしタンニンは熱に弱く熱してしまうと成分が失われてしまいますので注意が必要です。
柿はヨーグルトと一緒に食べるとより効果的です。ヨーグルトは腸内環境を整える働きがありますので腸内の食べ物の消化不良を解消するのに役立ちます。柿とヨーグルトと一緒に食べることによって更なる口臭予防効果が期待されます。
レモン
口臭抑制作用がある食べ物としてレモンは非常に効果の高い食べ物です。
まずレモンはすっぱいので食べると唾液が大量に分泌されます。唾液には口の中の臭いを消す働きがあります。唾液が大量に分泌されますので口の中を清潔に保つのに役立ちます。
レモンにはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は酸っぱい食べ物に主に含まれており疲労回復や美肌効果などがあります。また、クエン酸には殺菌作用があり、口の中の細菌の繁殖を抑えてくれます。
レモンにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCはコラーゲン合成促進効果がありますのでを歯周病によって壊れたコラーゲン線維の再生を促進し、歯肉炎を予防します。
パパイヤやパイナップル、キウイ
キウイのアクチニジン、パパイヤのパパイン、パイナップルのブロメラインはタンパク質を分解する酵素が豊富含まれており、細菌繁殖の原因となる舌苔のケアに最適です。
その成分を利用して口臭予防タブレットも販売されています。ブレオEXはキウイのアクチニジンを含んだ口臭予防タブレットです。ザラザラしているタブレットを舌の上で転がすと舌苔が改善されます。
お茶
日本人が大好きなお茶。お茶は口臭予防に良い飲み物です。お茶にはカテキン、ポリフェノールが含まれており口臭予防効果を発揮します。お茶を飲む事によって口の渇きを潤してくれますので唾液が分泌されます。唾液は口内の乾燥を防ぎ細菌が繁殖するのを防ぐ役割を果たしてくれます。口内を潤すことによって口の中の粘々しさを解消したりキレイにしてくれます。
ただしお茶にはカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり体内の水分を排出してしまう作用があり唾液の分泌量が減って口内が乾燥して細菌が繁殖する可能性がありますのでお茶の飲み過ぎには注意する必要があります。
カテキン
お茶や緑茶に含まれているカテキンは口臭予防に役立ちます。カテキンはフラボノイドという植物性の色素の成分のことで強い抗酸化作用をもっています。カテキンは口内の消臭効果、殺菌作用がありますので口臭予防には最適な飲み物だといえます。
ポリフェノール
お茶にはポリフェノールが含まれています。カテキンもポリフェノールの1種です。お茶に含まれるポリフェノールは70種類と言われており、ポリフェノールには身体の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。抗酸化作用には口臭を防いでくれる作用があります。
ガム
ガムは一時的に強い香りで口臭を隠すマスキング効果があるものが多いです。ですが、ガムを噛むことで期待される口臭予防効果は唾液を多く分泌できるという点です。唾液の分泌を促進することで口の中の乾燥が解消されて細菌の繁殖を防いでくれます。
下の記事ではガムで期待できる口臭予防効果!オススメガムもご紹介しますを紹介しています。口臭予防できるガムなど解説しているので、ぜひチェックして見てください。
口臭を悪化させてしまう食べ物は?
ここまでは口臭によい食べ物を紹介してきましたが、逆に口臭を悪化させてしまう食べ物もあります。口臭を悪化させてしまう食べ物を紹介していきます。
ニンニク
口臭を悪化させてしまう食べ物と聞いて最初に思いつくのがニンニクですね。ニンニクを食べすぎてニンニク臭いと言われてしまった経験がある人がいらっしゃるかもしれません。ニンニクが口臭の原因となってしまう理由はなぜでしょうか?
ニンニクにはアリシンという物質が含まれています。アリシンはもともとは無臭の物質ですが体内に入ると腐敗臭に似たくさい臭いを排出してしまいます。
ニンニクによる口臭を改善したい場合はこちらにより詳しい記事がありますのでぜひご覧になってみて下さい。
ネギやニラ
ネギやニラにもニンニクと同じくアリシンが含まれていて臭いの原因となってしまいます。
コーヒー
ビジネスマンに必須のアイテムといってもよいのがコーヒーですが、コーヒーは口臭を発生させてしまう可能性がある食べ物です。コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり身体の水分を排出してしまうために結果として唾液が分泌されず口の中が乾燥してしまい口苔などが発生してしまいます。
またコーヒーは着色が強い飲み物なので歯に粒子が付着してしまい臭いの原因となってしまう場合があります。
お肉
お肉も口臭に悪い食べ物のひとつです。お肉は消化が悪いです。口臭の原因として大きいのは食べ物が胃腸の中で消化されないというのが挙げられます。お肉には野菜に含まれているような食物繊維が全く含まれていませんので、消化しにくいのです。
食物繊維が不足してしまうことで腸の中で炎症が起こってしまい腸内環境が悪くなってしまうのが口臭の原因にもなってしまいますのでお肉の食べ過ぎには注意しましょう。
アルコール
アルコールも口臭の原因となってしまいます。アルコールを含む飲み物を飲むと肝臓でアセドアルデヒドになります。アセドアルデヒドは血流に溶け込み肺や体内に回って嫌な臭いを排出してしまいます。お酒を飲みすぎた後に「酒くさい」といわれてしまうのはこのアセドアルデヒドが原因です。
またコーヒーと同じくアルコールには利尿作用がありますので口の中が乾いてしまいます。唾液が不足してしまい口臭が発生してしまう原因となります。
口臭対策で大事なことは歯磨き
口臭予防で大事なことはしっかりと歯磨きをすることです。毎日きちんとした歯磨きをしないと口の中に細菌が溜まった状態となってしまい細菌が舌苔となってしまい臭いの原因となってしまいます。
また歯磨きをしっかりしないと歯周病も進行してしまい結果歯周病によって口臭が発生してしまうことになります。
フロスを使う
歯磨きで大事なのはフロス(糸ようじ)を使用することです。歯ブラシで歯を磨いても歯と歯の間はなかなか磨くことが難しいために歯垢が詰まってしまい歯周病や口臭の原因となってしまうのです。
フロスを使用することで歯と歯の間の詰まってしまった汚れや歯垢を取り除くことができます。フロスを使用する際は力を入れすぎず歯と歯の間の歯茎ぼポケットの中1~2ミリまでフロスを入れてあげるとより汚れが取れます。
舌のケアをしましょう
舌苔とは舌の表面や舌乳頭に汚れや細菌が溜まってしまうことです。舌苔になってしまうのを防ぐために舌のケアをしましょう。
舌のケアで注意してほしいのが歯ブラシを使用しないことです。歯ブラシで舌をゴシゴシと磨いてしまうと逆に舌の表面を傷つけてしまい更に舌苔がひどくなってしまいます。
舌をケアする場合には舌ケア専用のクリーナーを使用しましょう。舌専用クリーナーでケアすることによって舌への刺激が弱まり舌の表面を傷つけずに舌苔を取り除くことができます。
歯医者さんへの定期的な受診
自宅でのケアだけではお口のトラブルを予防することは難しいです。歯医者さんで虫歯や歯周病のチェックをして、歯のお掃除をしてもらうことで健康的なお口づくりが完了します。
食べ物で口臭を防ぐとは?
ここまで色々な食べ物で口臭を防ぐ方法を見てきましたが、口臭の8割以上は口の中が原因になります。特に舌苔や歯周病が口臭の大きな原因ですから、日ごろのご自宅でのケアや歯科医院へ行くことで予防や改善をすることができます。
食べ物も環境を整えるという意味では効果的になります。根本から口臭を改善するためにはまずは歯医者さんでお口の中の状態をしっかりと確認していくことが重要になります。
野菜や果物をバランスよくとり身体とお口の環境を整えて口臭を予防していきましょう。