便秘が続いて気持ち悪い気分が悪い!もしかしたら重大な病気かも

嘔吐している女性

便秘になると、おなかのあたりの不快感とはちがう、気持ち悪ささや吐き気をもよおすことがあります。その症状、もしかしたら病気のサインかもしれません。たかが便秘だと思われるかもしれませんが、便秘で亡くなるケースもあります。便秘で気持ち悪くなっている方、ぜひ読んでいただきたいです。

便秘で気持ち悪くなる原因

嘔吐している女性

便秘で気持ちが悪くなることがあります。腸も胃も消化器官であるため、便秘と気持ち悪さが同時に起こることはめずらしいことではありません。

ただ、便秘とは関係ないことが原因で気持ち悪くなることもあれば、何らかの病気が原因で、便秘や気持ち悪さが生じることもあります、どのようなケースが考えられるか見てみたいと思います。

胃腸の不調から

食べ過ぎや飲み過ぎなどが原因で腸に負担がかかると、腸の機能が低下することがあります。食べたものをうまく消化できなくなるほか、便を排出する力が出なくなることがあるため、便秘や吐き気をもよおすようになります。

便秘とは反対に、下痢の症状が出ることもあります。また、ガスが臭くなるのも特徴です。食生活を改め、胃腸を休ませてあげることで、症状がやわらいでくるのが一般的です。

月経前症候群から

月経前症候群(PMS)では、月経前に胃や下腹部の痛みが起こるほか、肌荒れ、腰痛、むくみ、のぼせ、下痢や便秘、頭痛など、さまざまな症状が現れます。

PMSの原因ははっきりしていませんが、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。

月経がはじまる1~2週間前は、気持ちをリラックスさせ、イライラがつのらないように心がけるようにしましょう。あまりにも症状がひどい場合は、医療機関に相談することをオススメします。

心因性のもの(自律神経の乱れ)

体内の器官が正常に機能するために働く自律神経。日中や体が活動する時間帯に優位に働く交感神経と、夜や睡眠する時間帯に優位に働く副交感神経が、通常、バランスよく働いています。

ところが、このバランスが崩れると、心身に不調が現れ、吐き気や倦怠感、頭痛や肩こり、動悸や不眠といったさまざまな症状が現れる自律神経失調症をはじめ、便秘や下痢を引き起こす過敏性腸症候群など、さまざまな症状が現れます。

自律神経の乱れを整えるには、生活習慣を見直し、適度に運動をして、食生活を正し、心身をリラックスさせるようにしていくことが大切。さまざまなストレスをひとりで抱え込まないようにして、うまく解決するようにすることも重要です。

便秘による食欲不振

食べたものが排泄されない便秘の状態が続くと、もうこれ以上、食べられないという瞬間が訪れます。このとき、腸内に貯まった便は腐敗していき有害ガスを発しているため、おなかが張り、ガスがたまっていきます。

ガスはおならとして体外に排出されるだけではなく、体臭や口臭として排出されることもありますが、吐き気を起こすことがあります。

多くの便秘は日頃の食生活や生活習慣から生じます。便秘にならないようにライフスタイルを改めていくしかありません。

便秘で気持ち悪くなる便秘種類1・器質性便秘

卵が便器が上に座っている

便秘とひとくくりで語られることは多いですが、実はその原因によっていくつかの種類に分けられます。一般的に大別すると、機能性便秘と器質性便秘に分類することができます。

器質性便秘は、ほかの便秘と異なり、すみやかに医療機関で治療を受ける必要があります。どのような症状が現れ、どういった病気の可能性があるのか、見てみたいと思います。

器質性便秘とは

器質性便秘とは、文字どおり、腸が器質的に異常であることによって生じる便秘のこと。大腸の形が異常であるほか、傷を伴う病気が原因で起こる場合があります。

たとえば、腸の長さや大きさに異常が見られる巨大結腸症、虫垂炎などの手術のあとの腸の癒着などです。また、腫瘍などによって、腸管の中が狭くなってしまい、便秘が生じることもあります。いずれの場合にせよ、医療機関で治療を受けなければなりません。

重大な病気の可能性あり

器質性便秘の原因には、大腸がん、腸ねん転、腸閉塞、腸重積など、重症化すると命の危険にさらされるものもあります。

国立がん研究センターの統計によりますと、2016年の女性のがんによる死亡で最も多かったのが大腸がんです。早期では自覚症状がないため、定期健診などを受けるようにしたいです。

腸ねん転は、腸がねじれてしまったことで腸がつまり、腸閉塞はイレウスとも呼ばれ、過去の手術、ヘルニアなどが原因で腸管がふさがってしまう病気です。痛みがひどく、すぐに全身に症状が現れます。

腸重積は、小腸が大腸に入り込むことで腸閉塞を発病する病気で、0~5歳ぐらいの乳幼児に多く見られる病気です。

いずれの場合も、自己判断せずにすぐに医療機関で治療してもらわなければなりません。便の異常や痛みなど、通常とは異なる症状を感じたら、すぐに対応するようにしましょう。

他の症状

便秘以外の症状が現れる場合があります。たとえば、大腸がんでは、便秘のほか、下痢、血便なども見られます。

腸ねん転は、高齢者に多く、急激な腹痛をはじめ、悪心、嘔吐などが見られます。腸閉塞は、腸ねん転と同じような症状が現れますが、腹部が膨満して腸がゴロゴロと鳴ることもあります。

腸重積では、乳幼児が大声で泣く、顔面蒼白になるほか、嘔吐、血便といった症状が見られます。赤黒いドロドロした状態の血便が出たら、すぐに医療機関へ。

すみやかに受診

病気が原因の便秘では、便秘以外にもさまざまな症状が現れます。少しでも心配な症状が見られたら、「病院へ行くほどでもないかな…」などと自己判断せず、すみやかに医療機関で受診するようにしましょう。死につながるリスクもあります。

便秘で気持ち悪くなる便秘の種類2・痙攣性便秘

階段に座っている女性

便秘を大別したとき、機能性便秘と器質性便秘に分かれますが、痙攣性便秘は機能性便秘に属されます。

機能性便秘はほかに、腸の運動機能が低下することで腸の内容物の通過が遅れ、それによって生じる弛緩性便秘、便意を我慢し続けることで、直腸の刺激に対する感受性が低下することで起こる直腸性便秘、繊維質不足によって生じる食事性便秘などがあります。

痙攣性便秘とは

痙攣性便秘は、精神的なストレスや自律神経の乱れなどが原因で起こる便秘です。大腸の中でも下行結腸が何らかの原因によって痙攣し、その部分が狭くなることで便がスムーズに送られなくなってしまいます。

痙攣を起こした部分は腸の圧力が強くなるため、痛みや不快感が生じることもあります。便の量が少なく、コロコロした硬い便となるため、おなかがすっきりとせず、残便感を訴えることが多いのも痙攣性便秘の特徴です。

自律神経の乱れが原因

主な原因は精神的なストレスと、それによる自律神経の乱れだと考えられています。生活環境の変化、人間関係など、さまざまな原因による精神的なストレスは、交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っている自律神経の乱れにつながります。

自律神経は、体のさまざまな機能に関わっているため、自律神経が乱れることで腸の調子も悪くなります。面接やプレゼンなど、緊張する出来事の前におなかが痛くなることがありますよね。

具体的には、腸は副交感神経をつかさどっています。このため、精神的ストレスによって副交感神経の動きが鈍くなり、腸の働きも悪くなるということになります。

他の症状

痙攣性便秘は、大腸の中の下行結腸で痙攣が起こります。痙攣が起こった上部ではおなかが張り、痛みが生じます。またこの腸の上部では水分の量が増えることから、排便後、水様の下痢を伴うこともあります。

このため、便秘と下痢が交互に起こりやすいと言われています。排便は、便がうまく運ばれないため、コロコロとした便になるほか、すっきりせずに残便感がある場合が多いです。

便秘によって引き起こされる症状

ソファーによこになっている女性

便秘が続くとどうなるのでしょうか。まず、排泄されるべきものが腸内に残っていることで、腹痛や腹部の膨張が起こります。出るべきものが出ないから、食欲がなくなります。

また、腸には多くの腸内細菌が共存し、腸内の免疫系を適切に活性化することで健康維持に役立っています。したがって、便秘によって腸内に悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化し、免疫機能が落ちてくるのです。これにより、体の不調が生じ、肌のトラブルが増えるなど、さまざまな症状が引き起こされてしまいます。

おなかがふくれる腹部膨満

便秘になると、おなかが張って苦しくなるほか、ガスが溜まっているような不快感が現れます。実際、便秘によって腸内に悪玉菌が増えると、便が腸内で腐敗し、ガスが発生し、腹部が膨張します。便秘の状態が続くと、便の腐敗が進むため、強烈な臭いのガスが出るようになります。

腸が動くため起こる腹痛

便秘になると腹痛が起こります。これは、腸が便を排出しようと動いているために起こります。また、腸内の便が腐敗することでガスが発生し、ガスが体外に排出しようと動くことでも痛みが生じます。

便秘による腹痛を解消するには、便秘を解消しなければなりません。排便が難しくても、腸内にたまっているガスを出すことで痛みが軽減されることもありますので、我慢しないようにすることも大切です。

胃の中の蓄積でおこる食欲不振

腸内の便がたまっていると、胃に到着した食べ物が腸へ進まなくなってしまいます。腸へ進む量が減ると、胃の中に食べたものが堆積されるため、空腹感が沸かなくなります。

また、腸内の便が腐敗することでガスが発生します。このガスによって腸や胃は圧迫され、食欲が出なくなります。

腸内環境の悪化などから肌トラブル

便秘と肌のトラブルは、さまざまな観点から関連があります。

そのひとつが腸内環境の悪化による免疫機能の低下。便秘で腸内に悪玉菌が増え、腸内環境が悪化します。これにより、腸の機能が低下し、全身の免疫機能も低下してきます。免役が低下すると、肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常に起こらなくなります。

また、自律神経の乱れによる血行の悪化。自律神経のバランスが悪くなると、血管が収縮し、血流が悪くなります。全身にさまざまな症状が現れますが、皮膚においてはハリやツヤがなくなり、肌のトラブルが起こります。

さらに、腸内の老廃物が腐敗することによるガスや毒素の発生。こうした毒素は、体外へ排出しようとするため、皮膚に影響を与え、トラブルを引き起こします。

その他にもいろいろ

便秘で血行が悪くなると、冷え、むくみ、肩こりや腰痛、女性の場合、月経不順などの原因になることもあります。また、排便が困難のため、排便時に力が入り、肛門を傷つけることがあります。

たかが便秘と思ってらっしゃる方もいらっしゃいますが、こうしてさまざまな病気や症状を引き起こす原因となります。便秘にならないように、日々の食生活や生活習慣を改善することが大切です。

便秘が原因で気持ち悪くなることはある

便秘が原因で気持ち悪くなることがあります。さまざまな原因が考えられますが、とくに基質製便秘や痙攣製便秘の場合は注意が必要です。便秘になると、ほかにも腹痛、腹部の膨張、食欲不振、肌トラブルなど、さまざまな症状を引き起こしますので、便秘にならないような生活を送るようにしましょう。

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