エイジングサインともいえる「顔のたるみ」は、一気に見た目年齢を老けさせてしまいます。「顔のたるみケアの方法がわからない」と放置していると、どんどんたるみは進んでしまいますよ。
今日から始められる、顔のたるみに効果的なマッサージ方法やツボについてご紹介します!ぜひ最後までお読みください。
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顔のたるみの原因を知ろう!
顔のたるみとなる主な原因は、「筋肉や皮膚の衰え」と「姿勢」です。
顔には30種類以上の表情筋があり笑顔や怒った顔を作っていますが、普段人と会話することが少なく表情筋を使わないと衰えてしまい、顔のたるみにつながります。
筋肉を作っている「繊維」も年齢とともに本数が少なくなるので、今まで以上に表情筋を使わなければどんどん衰えてきてしまいます。
また、最近ダイエットを頑張って10キロ以上の減量に成功したという場合、ダイエットによる「皮膚のたるみ」が原因で顔がたるむこともあります。ダイエット成功による顔のたるみも、表情筋を鍛えることが有効です。
普段デスクワーク中心で、気づいたら猫背になっている人は「姿勢」が顔のたるみの原因になっていることもあります。
顔のたるみを取る方法
顔の筋肉を鍛えて顔のたるみを取る
顔のたるみを取るためには、まずは表情筋を鍛えていきましょう。主に目元や口元、頬の筋肉を鍛えると、顔のたるみ取りに効果があります。パーツごとにご紹介いたします。
目の周りのたるみ
目の周りにある筋肉は「眼輪筋」といって、まぶたを閉じたり開いたりする働きがあります。眼輪筋が衰えると血行も悪くなるので、「目の下にクマができやすい」という人も眼輪筋を鍛えると改善するかもしれません。
口周りのたるみ
口周りには「口輪筋」といって、口を尖らせたり閉じたりする働きがあります。口輪筋が衰えると口角が下がったり、頬を支える力が弱まり顔のたるみにつながったりします。
口輪筋を鍛えることで、若々しい口周りを取り戻しましょう!
頬のたるみ
頬には「モダイオラス」や「咬筋(こうきん)」という筋肉があります。両方とも聞きなれない名前ですが、モダイオラスも咬筋も頬の部分にある筋肉です。歯を食いしばったり噛んだりすると緊張する筋肉で、食いしばらない状態でも固くなっている人もいます。
マッサージや筋トレで頬のたるみを引き上げると、顔のたるみもすっきりしてきます。頬の詳しいマッサージや筋トレについては、以下の記事で詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
たるみ毛穴
顔のたるみの原因は、筋力やお肌の衰えだけではありません。30歳を過ぎたあたりから「毛穴」もたるんでくるようになり、顔のたるみを加速させます。「頬のあたりの毛穴が、昔に比べて目立ってきた」「毛穴の形が縦長になってきた」という方は、毛穴がたるみはじめているかもしれません。
たるみ毛穴を改善するためには、正しいスキンケアや生活習慣の見直しが大切なポイントとなります。
首のたるみ
顔のたるみと同じくらい気になるのが「首のたるみ」ですよね。女性の年齢や若さは「首元」で判断されることもあり、気が抜けない部分です。首のたるみは皮膚の老化だけではなく、デスクワークやスマホによる「姿勢の悪さ」も大きく影響しています。
首のたるみを取るためには、スキンケア以外にもマッサージして血行を促進することが定説です。
ツボを押して顔のたるみをとる
顔のたるみの改善には、「ツボ押し」も効果的です。ツボとは東洋医学の考えで、複数の神経が重なっている部分です。顔のたるみに効果的なツボを刺激することで、顔の血行が促進されて、老廃物が押し流されることで若々しい顔を取り戻す効果が期待できます。
以下のツボの位置、たるみに対する働き、押し方を説明してください。
新陳代謝を良くする下関
- 効果
下関は、むくみが原因による顔のたるみ取りに効果的なツボです。顔の血行を促進してくれますので、代謝を上げて老廃物を押し流してくれます。 - 下関の場所
耳の前から続いている頬骨の下の、くぼんでいる部分にあります。頬骨の端のほうにあり、口を開けると骨が持ち上がる動きを感じる部分です。 - 下関の押し方
下関の両側を指の腹でぐりぐりと強めに押します。 - ポイント
下関はあごの筋肉を緩める働きがありますが、筋肉や歯に痛みを感じやすいので、最初は様子を見ながら少しずつ力を強めていきましょう。虫歯で歯が痛いときに下関のマッサージをすると、痛みを鎮める効果が期待できます。
頬の筋肉のたるみの引き締める顴りょう
- 効果
顴りょうは顔のたるみ以外にも、顔のしわに効果的なツボです。顔の筋肉を活性化することで、脂肪を燃焼してくれます。そのため、脂肪によってできた顔のたるみにも効果的です。顔を引き締める働きも期待できますよ。 - 顴りょうの場所
頬骨のすぐ下にある骨で、目じりから下したラインと頬骨の下側が交わる部分にあります。 - 顴りょうの押し方
ツボに垂直に力を入れるように、指圧します。「痛きもちいい」と感じる程度の力で行いましょう。 - ポイント
顴りょうも痛みを感じるツボなので、最初から力強く刺激しないように注意しましょう。最初は3回程度を目安に行い、慣れてきたら1日に10回程度ツボを刺激するといいでしょう。
フェイスラインを引き締める頬車
- 効果
二重あごにピンポイントに効くともいわれています。頬やあごのたるみを引き締めることで、二重あごや顔全体のたるみを改善していきます。また、歯の痛みにも効果的です。 - 頬車の場所
フェイスラインの少し頬側にあります。顔のエラ部分で、歯をぎゅっとかみしめた時に筋肉が固くなり、口を大きく開けるとボコっとへこむ部分です。 - 頬車の押し方
凝り固まった筋肉をほぐすイメージで、人差し指の腹でぐりぐりと押すように押します。「痛きもちいい」と感じる程度の圧を加えます。 - ポイント
痛みを感じやすいツボですが、筋肉に力が入ると刺激を与えられません。なるべく力を抜いて、筋肉の奥のほうをマッサージするようにしましょう。
フェイスラインのたるみに効く上廉泉
首筋やフェイスラインの引き締めに効果があります。二重あごをはじめ、あごのたるみ取りに効果があります。
- 上廉泉の場所
あごの裏側にある、大きくくぼんだ部分です。 - 上廉泉の押し方
親指で上に押すようなイメージで指圧します。人差し指をあごに引っ掛けて、親指をあごに押しこむように指圧するとマッサージしやすいです。
美容整形での顔のたるみの取り方
「顔のたるみを劇的に、短期間で改善したい」という場合は、「美容整形」という最終手段があります。美容整形で顔のたるみを取る場合、たるみを取るための「糸」を皮膚の奥に挿入して引っ張り上げる方法があります。そのほか、レーザーでお肌のハリをよみがえらせる方法など、複数の施術方法があります。
費用は高額で数十万円以上かかりますし、手術となると顔に傷がつくため回復に時間がかかります。あくまでも最終手段として考えておいて、まずは自分でできる顔のたるみ取りケアから取り組みましょう。
顔のたるみを気にしない生活を
顔のたるみ取りの方法についてご紹介しました。若い時はまったく意識しなかった「顔のたるみ」は、ケアしなければ年齢と一緒に進んでしまいます。
マッサージやツボ押し、お肌の保湿ケアでハリを取り戻すように意識していきましょう。若々しい顔を取り戻し、悩みから解放されることを願っています!