おでこのしわ・たるみの原因は加齢だけではない!取り方を大公開!

若いころにはなかった「おでこのしわやたるみ」、気になりませんか?実は、おでこのしわやたるみの原因は「加齢」だけではなく、日ごろの表情グセや頭皮のコリが影響しています。

おでこのしわやたるみで考えられる原因と、簡単に行える改善方法をご紹介いたします。

おでこのしわ・たるみとは

おでこのしわ

若い時は「ツルン」としていたおでこだったのに、今では横に何本も入った「しわ」やモヤモヤとした「たるみ」ができていませんか?おでこのしわやたるみは、ほうれい線と同じくらい「老け見え」してしまいます。

芸能人の方も、若々しく見える方はおでこのしわやたるみを感じさせない人が多いですね。くっきりと刻まれたおでこのしわは、一度気になりだすと「なんとかしないと!」と焦ったり落ち込んだりしてしまいます。

おでこにしわやたるみはもちろん「加齢」もありますが、加齢だけではありません。おでこにしわやたるみが原因をしっかり特定して、しわやたるみのない「美しいおでこ」を目指していきましょう。

おでこのしわ・たるみの原因

眼鏡をかけている女性

加齢によってしわ・たるみができる

おでこのしわやたるみは、加齢も原因の1つです。おでこのたるみよりも、「しわ」が気になる人のほうが多いと思います。おでこを触ってみるとわかりますが、おでこには頬やあごに比べて脂肪が少ないです。そのため、おでこにはたるみよりも「しわ」ができやすいのです。

筋肉の低下、皮膚の痩せ

おでこの「筋肉の衰え」は、しわやたるみの原因になります。おでこには、「前頭筋」という筋肉がついており、「眉毛を上げる」「おでこにシワを寄せる」という動きをしています。普段無表情でパソコンやスマホに向かい合うことが多く、前頭筋を使わなくなることで衰えて、おでこのしわやたるみの原因となります。

また、皮膚の老化もおでこのしわやたるみの大きな原因になります。おでこの皮膚にハリやうるおいがなくなり、いわゆる皮膚が「痩せる」状態になると、おでこがたるんだりしわができたりします。

紫外線による肌ダメージ

日焼け止めの効果

おでこの皮膚は、「紫外線」でも衰えていきます。おでこは頬と同じくらい紫外線が当たりやすい場所ですので、うっかり紫外線対策を忘れると、おでこがダメージを受けます。

紫外線は、お肌にあたると乾燥したりシミになったりして、「老化」を早めてしまいます。

表情のクセ

若い時から、おでこにしわができる表情のクセがついている人もいます。

  • 目を見開く
  • コンタクトレンズやアイメイクをするときに眉毛が上がる
  • 目が悪く、見えにくいものを見るときに目に力が入る

上記のような表情をつくるクセがある人は、おでこにしわができやすくなっています。

目を見開く時、まぶた以外にも無意識におでこに力が入ります。さらにお肌の老化が進んでまぶたのたるみができると、さらに皮膚を上に引っ張り上げようと無意識のうちにおでこ(眉毛の上)にも力が入っています。

若い時は思いきり力を入れて眉毛を上げても、もとの表情にもどればおでこのしわは消えてくれます。ですが、皮膚は加齢とともに弾力性やハリが失われていきますので、若い時と同じような表情を作っていると、おでこに「折りジワ」がついてどんどんしわが深くなっていくのです。

おでこのしわ・たるみの取り方

頭皮マッサージでしわを伸ばす

頭をかいている女性の後ろ姿

まずは、頭皮をマッサージしておでこのしわ改善を目指していきましょう。実は、頭皮も肩や首のようにこりやすい部分です。頭皮がこる原因は目の使い過ぎやストレス、姿勢の悪さなどがあります。

頭皮がこると、頭皮やその周辺が緊張して硬くなります。人の皮膚は全身一枚の皮でつながっているので、おでこのすぐ上にある頭皮がこり、お肌の弾力が失われることでおでこのしわやたるみが出てしまうのです。

頭皮マッサージの手順

  1. 耳の少し前にある「耳下腺リンパ」に指をあて、回しながらマッサージ。引き上げるように手を動かして、こめかみ部分も指を動かしながら引き上げていきます。
  2. 額の高さで指を回すようにマッサージして、皮膚全体を引き上げていく
  3. ①、②の手順を1セットとして、3セットほど繰り返しましょう
  4. 指を広げて、5本指全体で頭を抱えるようにホールドする
  5. 頭皮を持ち上げるように指を滑らせ、頭頂部に向かってマッサージする
  6. 頭頂部は指の腹を使い、回しながらマッサージする
  7. ④~⑥を1セットとして、2セットほど繰り返す
  8. 頭を両手で抱えて、親指で首筋~耳の上にかけてマッサージする
  9. 頭全体を両手でしっかりホールドして、圧迫しながら引き上げていく
  10. ⑧、⑨を1セットとして、2セット繰り返す

手順にすると多いですが、シャンプーする時や寝る前に行うと頭がすっきりしてリフレッシュ効果を期待できますよ!3分弱の短い動画で詳しく紹介されていますので、ぜひ参考になさってください。

表情ぐせを治す

コンタクトをつけている女性
表情のクセというのは中学生くらいの小さいころから持っている人が多く、ほとんどの場合「無意識」で行っています。そのため、人と会話しているときや写真を撮るときに、「眉毛を上げすぎないように」と強く意識することで表情グセを抑えていくほかありません。

アイメイクやコンタクトレンズを装着するときは、「アイラインをはみ出さずに引く」「コンタクトレンズをずらさずに装着する」ということに意識が集中しているので、「眉毛を上げている意識」が芽生えづらいのです。

アイメイクやコンタクトレンズを付けるときは、「指で眉毛を持ち上げる」「眉毛を上げるときにおでこを指で押さえる」という習慣をつけるのがおすすめです。眉毛に力を入れても、指で押さえていればおでこにしわが寄ることはありません。

紫外線対策を徹底的に

帽子を被っている女性

ツルンと美しいおでこを取り戻すためには、お肌にダメージを与える「紫外線」対策も欠かせません。紫外線がお肌に吸収されると、乾燥によるしわ以外にもシミなどの原因になります。

紫外線は一年中降り注いでいますから、秋や冬にも紫外線をカットするファンデーションや化粧下地を使うようにしましょう。また、紫外線は家の中にも入ってくるので気が抜けません。1日中ノーメイクで家にいるときも、紫外線カット効果のあるCCクリームや軽いフェイスパウダーをつけるようにしましょう。

スキンケア

女性

おでこのしわやたるみは、スキンケアでしっかりケアすることも大切です。まず、どんな肌タイプの人も保湿には力を入れるようにしましょう。保湿力のある「セラミド」や「ヒアルロン酸」といった成分が配合されたスキンケアグッズがおすすめです。

保湿の次に大切なのが「お肌のハリ」です。お肌の弾力性を保つ「コラーゲン」や、コラーゲンの生成を促す「ビタミンC」を与えてあげましょう。お肌にハリができれば、多少のしわは目立たなくなります。

また、乾燥しやすい人はクレンジングも見直してみましょう。人気のある「オイルクレンジング」は、メイクを落としやすい反面お肌の乾燥を悪化させることもあります。「クレンジング後にお肌がつっぱる」という人は、ミルクタイプやジェルタイプのクレンジングがおすすめです。

美容皮膚科でのおでこのしわ・たるみの取り方

医者と相談

おでこのしわやたるみを除去する最終手段として、美容皮膚科での施術があります。ボトックスやヒアルロン酸をおでこに注射するという方法が人気で、メスを使わない「プチ整形」なので傷あとや腫れといった「ダウンタイム」が少ないのがメリットです。費用はクリニックによってかなり違いますが、10万円~40万円程度が相場のようです。

ボトックスは「毒」というイメージを抱きがちですが、もとは医療現場で使われた安全なものです。ですが、おでこを上下に引っ張る働きがあるので、まぶたが下がりやすいデメリットがあります。

まぶたがかなりたるんでいる場合は、ボトックス注射と一緒にまぶたの切開手術を伴うこともあります。

おでこのしわ・たるみのまとめ

横になっている女性

おでこのしわやたるみは「加齢」だけが影響しているのではなく、頭皮のコリや表情グセといった日常の生活習慣も影響しています。機嫌が悪くないのに「不機嫌な表情」と言われやすい人は、表情など日ごろの生活習慣を見直してみましょう。

おでこだけではなく、顔にできる「しわ」や「たるみ」は早く気づいて正しい対策をすれば、ある程度予防できるものです。思い当たる原因を1つずつ消して、見せたくなるような「きれいなおでこ」を目指してくださいね!