年齢が進むごとに気になる口周りのたるみ、「もう整形しかない…」なんて思っていませんか?口周りのたるみは「筋力の低下」も原因の1つですので、正しく鍛えれば若々しい口元を取り戻すことができますよ!
筋力アップに効果的な筋トレ方法やグッズ、スキンケアについてご紹介します!
口周りのたるみの原因
口周りの肌の弾力がなくなっている
口周りにたるみができる原因の1つは、加齢によってお肌の弾力が失われたことです。お肌のハリや弾力づくりに欠かせないコラーゲンは、年齢とともに徐々に失われていきます。コラーゲンの生成は、実は20歳前から少しずつ減少しています。30代になるとピーク時の半分ほどしかコラーゲンが生成されないため、徐々にハリが失われていくのです。
また、スキンケア不足による「乾燥」でもお肌の弾力が失われて、口周りにたるみができてしまいます。お肌の弾力不足を放置していると、口周りの場合「ほうれい線」や「マリオネットライン」など、老け顔の象徴ともいうべき大きなしわが刻まれてしまいます。
口周りの筋肉が衰えている
口周りのたるみは、お肌の弾力不足以外にも「筋肉の衰え」が原因で起こります。最近はパソコンやスマホで連絡を取り合うことが増え、仕事でもプライベートでも顔の筋肉を動かして表情を作る機会がぐっと減ってきています。
つまり、口周りのたるみは整形など大掛かりなことをしなくても、お肌にハリを取り戻すようケアをして、顔の筋肉を鍛えれば改善が期待できるのです!
口周りのたるみをチェックする方法
簡単に口元のたるみをチェックできる方法があります。
- 上の歯が8本見えるように口角をしっかり上げて笑顔を作る
- 口角を上げたまま舌を出して、上下左右に動かす。舌を動かしている間、上げた口角がキープできるかチェックする
上げた口角をキープできなければ、口周りや頬のたるみが始まっている証拠です。しっかりと筋トレをして、口周りのたるみを防いでいきましょう。
口周りのたるみを解消する方法
口周りをマッサージして血行を良くする
- 指滑りのいいクリームやジェルを顔に乗せる
- 耳の後ろから鎖骨にかけて、指全体でなでおろすように優しくマッサージする
- フェイスラインに沿って、あご~耳の下まで撫で上げる
- 口角から耳に向けて、老廃物を押し上げるイメージでマッサージする
- 耳の横からあごの先にかけて、フェイスラインに沿ってマッサージする
上記のやり方はリンパに沿ったマッサージ方法で、口周りに溜まった老廃物を押し流す働きがあります。口周り以外にも顔全体がむくみやすい部分なので、リンパマッサージで血行を良くすることで老廃物が流れて脂肪もつきにくくなります。さらに、お肌の血行も促進されるので、ハリや弾力アップも期待できます。
注意点は、しっかりクリームやジェルを顔につけることです。何もつけずにマッサージすると痛いですし、口周りは皮膚が薄い部分なので、よりたるみが悪化したりしわができたりします。マッサージ途中で「乾いてきたな」と思ったら、早めにジェルやクリームを追加するようにしてくださいね。
口周りの筋肉を鍛えてたるみは解消する
顔の下半分を鍛える「あいうべ体操」
道具を使わず、大きく口を動かして口周りの筋肉を鍛える方法です。
- 大きく口を開き、「あ」の形を作る
- 口角を左右に引っ張り、「い」の口を作る
- 口をしっかり強く前に突き出しながら「う」の口を作る
- あごの先に舌を付けるイメージで舌を思い切り出して、「べ」の口を作る
1回~4回を1セットとして、1日30セットを目標に続けましょう。
あいうべ体操をする時声は出さなくて構いませんが、日ごろ話す時よりもしっかりと大きく口を動かすように意識します。また、あごの関節が弱い人は「あ」と「べ」の口をするとき外れたり痛めたりしないように気を付けましょう。
あいうべ体操は医師が開発したもので、口周りをはじめ顔にある表情筋を鍛える効果があります。口周りのたるみ以外にも、ほうれい線やしわ、下がった口角にも効果があるといわれています。
口周りの筋力が衰えてたるんでいる人は、舌や顔全体の筋肉もたるんでいることが多く、呼吸も「口呼吸」になっている人がいます。実は口呼吸は美容と健康の両方に悪影響があり、口周りのたるみ以外にも、アレルギー症状の原因になることもあります。
「寝起きに口がカラカラになっている」「花粉症やアトピーなどのアレルギーに困っている」という人も、ぜひ試してみてください。
口輪筋に効く!指1本でできる筋トレ
- 口を閉じて、上下の唇にぎゅっと力を入れる。歯は食いしばらずに上下に離した状態で、唇をとがらせないように気を付ける
- 人差し指1本をあごに押し当てる。
- ②の状態で、鼻の下を伸ばすように上唇に力を入れる。あごに力が入るので、あごに押し当てた人差し指で筋肉の盛り上がりを感じながら30秒キープする。
30秒を1セットとして、1日1回~2回を目安に続けてください。
上記の筋トレも、口周りにある口輪筋を鍛える運動です。口周りのたるみも改善されますし、口元のラインもすっきりすることでしょう。
朝晩2セットが理想ですが、朝か晩の1セットでもかまいません。「丸1日筋トレをしなかった」という日がたまにあっても大丈夫ですが、そのまま完全に筋トレをやめてしまうことがないように注意してください。
口周りの筋肉も、毎日継続したトレーニングが大事です。早くたるみを改善するためにも、なるべく楽しんで続けてみてくださいね!
口周りのたるみの解消グッズ
表情筋強化といえばこれ!「PAO」
- おすすめポイント:最近CMやテレビでもよく紹介されているトレーニンググッズで、口にくわえて上下に振ることで口の周りをはじめ顔全体の筋肉を鍛えるグッズです。口元に負荷を集中させるように作られているので、特に口周りが強化できる便利なグッズです。
早稲田大学の検証によって、PAOで口周りや顔の筋肉が強化されることが証明されています。トレーニンググッズでは高価なものですが、「口周りのたるみを本格的に改善しよう!」と思っている人におすすめです。 - 評価:「PAOをやりはじめてから、あご周りに一番効果が出た。フェイスラインがはっきりして、ほうれい線も改善されはじめている」「口周りの筋肉がかなり緊張して、鍛えられていることを感じる」と高評価です。
- こんな人におすすめ:「マッサージ以外で口周りのたるみを改善したい」「口周りの筋肉を集中的に鍛えたい」という人におすすめです。
1日3分くわえるだけで口周りすっきり!「フェイシャルリフトアトワンスα」
- おすすめポイント:ペットボトルを半分にしたような見た目をしているグッズで、口にくわえることで口周りのたるみ改善に欠かせない「口輪筋」を強化できます。内部におもりが2つ入っているのですが、縦横に360度動き回って負荷を与えてくれますので、くわえているだけで口周りの筋力がアップします。防水仕様なので、お風呂に入りながら使えます。
- 評価:「1年以上前に購入して毎日使っているが、口角がきゅっと上がって笑顔がきれいになった」「唇だけでくわえるので、筋力がない時は大変。でも、お安く買えて口周りの筋肉が鍛えられるので大満足」と高評価です。
- こんな人におすすめ:「バスタイムに湯船でくつろぎなたら口周りを鍛えたい」「筋肉の強化レベルに合わせて、負荷を調節できるグッズがほしい」という方におすすめです。
美顔器
「口周りのたるみ以外にも、あちこちしわができてしまってなんとかしたい」「たるみ以外にも、お肌のシミやしわも気になる。本格的にエイジングケアしたい」という方には、美顔器がおすすめです。
最近の美顔器は進化していて、レーザー付きの美顔器で自宅にいながらシミのケアができたり、毛穴の奥の汚れまで取れたりする超音波機能がついた美顔器もあります。
口周りのたるみをケアする化粧品
口周りの筋肉以外にも、「お肌のたるみ」も見た目の年齢に大きく影響します。毎日のスキンケアでハリを与えて、たるみを撃退していきましょう。
ビタミンC誘導体やレチノールは、お肌のハリに欠かせない「コラーゲン」の生成を促すのでおすすめですし、保湿効果のある「セラミド」もおすすめです。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
気になるほうれい線へのケア方法
口周りのたるみ以外にも、老け顔の象徴といえば「ほうれい線」ですよね。30代になった頃から気になる女性も増えていきます。「笑いジワがなかなか消えない」「ふと鏡を見ると、ほうれい線がくっきり入っていてショックを受けた」という経験がある方も多いのではないでしょうか?
化粧品の製造などを手掛けるナガセビューティーケアの調査でも、「お肌の気になるところ」というアンケートに対して30代・40代・50代の女性すべてにおいて「ほうれい線」が2位にランクインしています。
こちらの記事で詳しく紹介されていますのでぜひご参照ください。
「長瀬ビューティーケア「働く女性の意識調査レポート」
日常生活の改善でたるみを解消しよう
口周りのたるみを改善する方法をご紹介しました。口周りのたるみは、「筋力の低下」「お肌のハリ不足」の2つが主な理由ですので、今回ご紹介したように、口周りのマッサージや筋トレを毎日の生活習慣に取り入れてみてください。
筋力の低下であれば、グッズを使った筋トレはもちろん効果的ですが、食べ物を「よく噛む」という日常の動作も重要です。いつも柔らかいものばかり食べていると、「咀嚼筋」が衰えてしまうので、根菜など噛み応えがあるものも積極的によく噛んで食べるようにしましょう。
また、筋肉やお肌のもととなる「良質なたんぱく質」も若々しい体作りには欠かせません。そのほか、体づくりにはカルシウムやマグネシウム、ビタミンといった必須栄養素も意識して取り入れるようにしましょう。
エイジングケアは、運動はもちろんのこと「毎日の生活」を見直す必要があります。体に負担をかけるとますます老化してしまうので、「体をいたわる」生活習慣を取り入れてくださいね!