薄着の季節に向けて、背中ニキビのケアはしていますか?特に仕事でスーツを着ている女性は注意が必要です。背中ニキビがひどいとかゆくてストレスを感じますし、休日にせっかく背中を出す服を着ても、「うわ、汚い背中!」と思われていたらショックですよね。
毎日の習慣を少し見直すことで、気づきにくい背中ニキビを予防・改善できますよ!背中ニキビの原因や、気を付けるべき生活習慣をご紹介します!
背中にニキビができる原因
背中にニキビができる原因は1つではなく、以下のような原因によって引き起こされます。
- 成長ホルモン
- ストレス
- 皮脂の過剰分泌
- 食生活
- 睡眠不足
- 背中を上手に洗えていない
- 洗濯洗剤の刺激
- 蒸れや摩擦刺激
- ホルモンやストレス
仕事や人間関係でストレスを感じた時、女性であっても体内で男性ホルモンが分泌されます。男性ホルモンには皮脂を多く分泌したり角質を厚くしたりする働きがあるので、皮脂が詰まって背中にニキビができやすくなるのです。
- 毎日の生活習慣
脂っこいものや糖分の高い偏った食事、睡眠不足といった生活習慣も背中ニキビの大きな原因です。
また、背中の「洗いすぎ」やシャンプー・リンスの「すすぎ残し」といったお風呂習慣も背中ニキビの大きな原因になります。
- 外的な刺激
特に1日中スーツを着ている人は、背中が蒸れたり服がこすれたりして背中ニキビができやすい傾向にあります。さらに下着やシャツの洗濯で使っている洗剤や柔軟剤も、刺激の強い界面活性剤や香料が大きな刺激になっています。
背中のニキビの治し方
生活習慣を見直してホルモンバランスを整える
私たちの体は無意識のうちにさまざまなホルモンが分泌されていますが、ストレスや乱れた生活習慣によってホルモンバランスが崩れると背中ニキビもできやすくなります。
例えばお肌の成長にも欠かせない「成長ホルモン」は夜の22時~0時の間に分泌されますので、その時間には就寝するほうがいいでしょう。
また、睡眠や運動といった他の生活習慣も大切です。ビタミンやミネラル、アミノ酸といった必須栄養素をしっかり取り入れたり、軽い運動で汗を流したりして血行を促進すると背中ニキビができにくくなります。
肌を乾燥させないことが大切
背中ニキビに悩む方にありがちなのが、「帰宅したら背中の開いた服を着て通気性をよくする」という行動です。背中の通気性を上げるのはいいのですが、背中ニキビの原因の1つに「乾燥」があることを忘れてはいけません。
特に仕事でスーツを着ている間は背中が蒸れて、お肌のバリア機能が低下しています。さらにお肌は乾燥でもバリア機能が低下しますので、背中ニキビの改善・予防のためには保湿ケアも力を入れていきましょう。
背中のケア用として、さかさまにしても使えるスプレータイプの化粧水なども販売されています。上手に活用してみてくださいね!
お風呂の入り方を工夫する
背中ニキビの原因ともなる「シャンプー・リンスのすすぎ残し」は、お風呂の入り方を見直すだけでかなり改善されますよ。以下の手順を参考になさってください。
- 髪は前に下ろして洗う
上を向いてシャンプーやリンスをすると、背中に洗剤がべったりついてしまいます。シャンプーやリンスはボディソープのように泡切れがいいタイプは少ないので、背中にべったりとついてニキビに刺激を与えてしまいます。
すすぎ残しを減らすには、髪を前に下して洗う習慣に変えてみましょう。 - 入浴時は上から洗う
体を洗う前にシャンプーをしていれば、もしすすぎ残しがあっても体を洗うときに除去できます。つまりシャンプー→リンス→洗顔→ボディと上から順に洗うと背中のすすぎ残しがなくなるので、背中ニキビも改善しやすくなります。 - 肌は優しく洗う
背中ニキビの原因は菌の繁殖もありますが、ゴシゴシと力を入れて洗うことによる「摩擦」もあります。摩擦はお肌に大きな負担を与えるため、背中ニキビにもよくありません。肌に優しいボディタオルに変えるか、思い切って手で洗うことをおすすめします。 - 温度は38~39度で
40度を超える熱いお湯は、背中のお肌に必要な皮脂まで溶かしてしまいます。といっても温度が低すぎるのもつらいので、38~39度のお湯ですすぐのがおすすめです。
背中ニキビのケア
保湿対策
背中ニキビを改善したいなら、ニキビケアと同時に保湿ケアの見直しも必要です。
まずはボディソープを見直しましょう。洗浄力の高いボディソープは背中に必要な皮脂まで落としてしまい、より一層バリア機能が低下してニキビが治りにくくなります。
界面活性剤や合成シリコンを使用していないものや、石鹸タイプのお肌に優しいボディソープに変えてみましょう。お風呂上りの保湿ケアも大事です。ボディローションや化粧水を背中にもつけるようにしましょう。
おすすめは「ノンコメドジェニックテスト済」と表記されたものです。ノンコメドジェニックテストとは保湿剤そのものが毛穴を詰まらせることなく、ニキビの直接の原因にならないというテストです。「保湿ケアすると背中ニキビが増えないかどうしても心配!」という方におすすめです。
刺激を与えない
背中ニキビは炎症が起きている状態ですから、とにかく刺激を与えないことも大切です。
- ボディタオルを見直す
ナイロン製の硬めのボディタオルは、背中ニキビの大きな刺激になりますので避けたほうがいいでしょう。柔らかい素材に変えるか、泡タイプのボディソープを使って手で洗うようにするのがおすすめです。 - パジャマを見直す
ナイロンやポリエステルといった合成繊維は、背中ニキビの刺激になることがあります。刺激の少ないシルクやコットンといった自然素材のパジャマに変えてみるのもいいでしょう。
背中ニキビケアにおすすめ商品
ハウスオブローゼ Oh! Baby ボディ スムーザー N
硫酸ナトリウムをはじめ温泉にも含まれている成分でできた、3種類のスクラブが配合されたボディスクラブです。皮膚がやわらかい部分にも使える優しいスクラブなので、背中に使えばニキビの原因になる古い角質を優しく除去して皮膚が硬くなるのを防いでくれます。
体を洗った後に濡れた状態で使ってください。毎日使っても大丈夫ですが、やりすぎると背中ニキビが悪化するので様子を見ながら使ってください。
パルクレールジェル
ニキビケアに特化した美白効果のあるオールインワンジェルで、背中ニキビもケアできます。プラセンタやビタミンCといったニキビ跡をケアする成分も配合されています。オールインワンなので、手が届きにくい背中でも1回の塗布でケアできるのがうれしいですね。
ニキビケア以外にも化粧水や乳液など8つの役割を持っています。さらに国内産でエタノールや香料、パラベンや石油系界面活性剤を使用していないお肌に優しい処方なので、背中のニキビも優しくケアしてくれます。
VCシリーズ 薬用VCボディミスト
「ビタミンC誘導体」をはじめ美白有効成分が4種類配合されており、さかさまでも使える便利なボディミストです。できてしまったニキビをケアする成分と、ニキビ跡を薄くする美白有効成分が配合されています。
さらに炎症を抑える植物成分や、セラミドをはじめ保湿成分もしっかり配合されています。パラベンや合成香料なども使っていません。お風呂上りに背中にシュっと手軽にケアできるのがうれしいですね。
あいび ベルブラン TAホワイトニングエッセンス
浸透型トラネキサム酸が配合された美容液で、ニキビ跡や毛穴の黒ずみを集中的に美白ケアしてくれます。リピート率も90%以上と高く、雑誌にも多数掲載されています。植物抽出エキスがお肌の角質の奥まで浸透して、ブースターの役割も果たしてくれます。
添加物も少なく、さらに敏感肌を保護する「カンゾウ葉エキス」や保湿に有効な「カモミラエキス」、3種類の「ヒアルロン酸」を配合しているので、背中のニキビが炎症してかゆみや痛みがある方にもおすすめです。
薬用 ジュエルレイン (1個) (株) ピカイチ
背中のニキビケア専用のボディジェルで、雑誌で取り上げられたりモデルさんが愛用していたりと人気の高いアイテムです。お肌の角質が厚くなっている背中を「サリチル酸」がやわらかくして、浸透力を高めてくれます。ナノ化された「グリチルリチン酸ジカリウム」という成分によって、ニキビの予防もしてくれます。
スクワランやアロエエキスといった高保湿成分も配合されていますので、保湿ケアもしっかりしてくれます。シリコンやアルコール、鉱物油や香料など6つの添加物を省くことで、敏感でニキビができやすくなった背中を優しくケアしてくれます。
ボディクリーム|HAND+BODY SMOOTHER
(ハンドボディスムーザー)
ココナッツ由来の成分を使用した保湿に優れた手にも、体にも顔にも使える乳液。
肌馴染みがよく、皮膚を柔らかに保つとともに、低アレルギーなココナッツオイルを使用し、敏感肌の方でもお使いいただけます。
他の商品と比べ、ココナッツオイルの配合成分をやや少なめに抑えることにより、ココナッツの甘い香りが苦手な方でも使いやすいアイテム。
お風呂上がりに、乾燥を防ぐアイテムとして大注目のアイテム。ココナッツオイルにより、ちょっとしたフットマッサージなどにも使える乳液で、むくみの解消にもつながります。
上記のアイテムを上手に使い、背中のニキビを予防・改善していきましょう。すぐに背中のニキビが改善しなくても、焦らずコツコツ続けてみてくださいね!
また、保湿効果の高いボディソープやニキビケア専用の化粧水を取り入れることも、背中のニキビケアには非常に有効です。こちらの記事で詳しく紹介しておりますので、ぜひ参考になさってください。
一日でも早く背中ニキビを治しましょう!
背中にニキビができる原因や、背中ニキビ対策におすすめのグッズをご紹介しました。背中は普段人目にさらさない分蒸れやすく、ニキビができやすい場所です。しかも自分の目で簡単に確認できないので、「状態がチェックできないのが不安で、余計に触ってしまう」という悪循環に陥ることもあります。
ご紹介したように睡眠不足やストレス、乾燥で背中にニキビができてしまいますし、シャンプーのすすぎ残しも背中ニキビの大きな原因となります。
夏に向けて毎日の生活習慣を見直し、背中の開いた服も堂々と着れるようになってくださいね!この記事が参考になれば幸いです。