口臭を治す簡単な方法6選!今すぐ手軽にできる口臭対策

口臭は見えないだけにやっかいなもの。他人の口臭はもちろん気になるものですが、自分ももしかしたら臭っているのかも…。そんな気になる口臭を、簡単に手軽に治せる方法があるとしたら嬉しいですよね。今回の記事では、時間をかけずに簡単に口臭を予防する方法について、厳選して6つ紹介していきたいと思います。

柴田はるひ
この記事の監修者
歯科衛生士
歯科医師として、30年近く審美治療にかかわってきて、治療後に患者様の笑顔がより輝いてくることに大きな喜びを感じています。 ホワイトニングや矯正治療後に、「これまでコンプレックスだった箇所が自慢の個所に変わった!」「よく笑うようになった!」など「患者さまの人生を変えることに貢献できた!」と思える瞬間が歯科医師としての一番の喜びだと思っています。最近心に残った言葉は「幸せ」には「人から与えられる幸せ」「自分の力で何かを得る幸せ」「他人に与える幸せ」の3種類あり、「他人に与える幸せ」を知っている人が最高の幸せ者である、という言葉です。 私も人生の折り返し地点を過ぎてきましたので、これからは「他人に与える幸せ」を日々実 践していきたいと考えています。 座右の銘は全ての人を尊重する、日々感謝です。 趣味は格闘技観戦、読書です。
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口臭を治す簡単な方法【お水を飲む】

水を飲んでいる女性

口臭を治すもっとも簡単な方法としては、お水を飲むという方法があげられます。なぜ水を飲むことが口臭予防につながるのかを理解するためには、口臭の種類について知っておく必要があります。

唾液を多くするのが口臭予防の鉄則

口臭を予防するために、唾液の分泌量を増やすことは基本中の基本です。水を飲むことによって体内の水分が増えれば、自然と唾液の分泌量も増えることとなります。ただし、水を飲むことで予防できるタイプの口臭と、そうでない口臭とがあります。

水を飲むことですぐに改善できる口臭

水を飲むことですぐに改善できるタイプの口臭としては、「生理的口臭」があげられます。生理的口臭は文字からも分かるように、誰にでも起こりうる一般的な口臭のことを言います。

病気などの原因によって起こる口臭と比較するとそれほど臭いが強くないため、周囲の人を不快にさせるようなことはあまりありません。

口臭も常にあるわけではなく、その日のコンディションによっても左右されます。口臭が感じられるのは半径30cm以内に近づいたようなときなので、通常の会話程度では相手に不快感を与えるようなことはあまりありません。

生理的口臭が表れるタイミングとしては、朝起きたとき(起床時口臭)や空腹時(飢餓時口臭)、緊張して口の中がカラカラになったとき(緊張時口臭)などがあげられています。

いずれのタイプにも共通して言えるのが、唾液の分泌量が減少して口の中がカラカラになっているときに口臭が現れるということです。

そのため、水を飲んで体内の水分量を増やし、唾液を分泌させやすくすることで、簡単に口臭を抑えることが可能となります。もちろん、歯を磨いたり食事をしたりすることでも口臭を抑えることは可能です。

水を飲むことで予防できる口臭

水を飲むことですぐに改善できる生理的口臭とは異なり、水をたびたび飲む習慣をつけることによって、将来、口臭を発するようになるリスクを低下させることが可能となります。

そのような口臭のことを、「口腔内に原因のある病的口臭」と呼んでいます。口腔内に虫歯や歯周病、舌苔(ぜったい)などがあると、口臭の発生するリスクが高くなってしまいます。

口の中が乾燥すると生理的口臭が出やすいのですが、乾燥状態が継続してしまうと、口の中にいる細菌(悪玉菌)が繁殖しやすくなってしまいます。

口の中の悪玉菌が繁殖すると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。虫歯が進行すると、歯の表面だけでなく神経もやられ、ひどい場合には膿が生じることもあります。

また、歯周病が進行した場合も、歯茎が腐って膿の出ることがあります。歯周病のことをかつては歯槽膿漏と言っていたことからも分かりますが、この膿は強烈な臭気を放つことで知られています。

口の中の乾燥状態が継続することによって細菌が繁殖するということは、口の中を乾燥させなければよいわけです。つまり、水を飲む癖をつけることによって虫歯や歯周病になるリスクを低下させ、結果として口臭を予防することが可能となるのです。

水を飲むことでは予防できない口臭

水を飲むことで予防できない口臭としては、口腔外に原因がある病的口臭があげられます。口腔外に原因がある口臭としては、たとえば副鼻腔炎にともなう口臭があります。

副鼻腔炎は鼻に見られる炎症性の疾患ですが、進行すると副鼻腔に膿がたまるようになり(蓄膿症)、それが呼気を介して外部へと漏れ出し、結果として口臭となって現れるのです。

また、胃の調子が悪い時や、胃の疾患がある場合にも口臭がみられます。健康な人であってもげっぷが臭う、といったようなことがありますが、胃潰瘍などになると常に呼気が臭ってしまうこととなります。

他にも、肝機能障害や腎機能障害、糖尿病などによって特有の口臭のすることがあるということです。たとえば、呼気がアンモニア臭のような場合、腎機能に異変が起こっている可能性があります。

このような口腔外に原因のある口臭に対しては、水を飲んだところでなんの意味もありません。それよりは、口臭の原因となる疾患を治すことが重要です。

口臭を治す簡単な方法【お茶を飲む】

様々な種類のお茶

食事を飲んだ後に、冷めた緑茶でうがいをするようなお年寄りがいますが、実際に、お茶を飲むことで口臭予防につなげられることが分かっています。

カテキンの効果

緑茶には特有の渋みがありますが、あれはポリフェノール化合物の一種で「タンニン」と呼ばれるものです。緑茶を始めとして、ウーロン茶や紅茶にも含まれていることから、茶カテキンと呼ばれることもあります。

ちなみに、カテキンは麦茶や玄米茶などのお茶には含まれていません。なぜかというと、麦茶や玄米茶は茶葉から作られたお茶ではなく、麦や玄米をお茶のようにして飲む飲料だからです。

つまり、厳密な意味でお茶と呼べるのは、茶葉から作られたお茶のみです。緑茶もウーロン茶も紅茶ももとは同じ茶葉から作られます。発酵させるかさせないか、発酵の期間をどれくらいにするかによって、お茶の風味が変わってくるのです。

話をカテキンに戻しますが、カテキンには口臭予防効果があります。カテキンに含まれている水酸基には、臭い分子を引きつけて分解し、無臭に変えてくれる働きがあるのです。

また、カテキンには殺菌作用もあるため、食事のときや食後に緑茶を飲むことで、細菌の繁殖を防ぎ、虫歯や歯周病になるのを予防できるという訳なのです。

ポリフェノールの効果

ポリフェノールというと赤ワインやチョコレートをイメージされる方も多いと思いますが、実際はほとんどの植物に含まれていることが分かっています。

植物が成長するためには水と二酸化炭素、そして日光が必要となります。ところが、日光を浴びるときには有害な紫外線をも浴びることとなります。

そこで、植物はその内部にポリフェノールを産生して、紫外線による酸化から身を守っているのです。そして、植物の抗酸化作用は、それを摂取した人間にも恩恵をもたらしてくれるのです。

お茶に含まれているポリフェノールとして、フラボノイドがあげられます。フラボノイドにはそれ自体に消臭効果があることから、ガムや歯磨き粉に含まれていることがあります。

フラボノイドは緑茶にもっとも多く含まれており、ウーロン茶、紅茶の順に続きます。ただ、虫歯や歯周病による口臭が強いときには、ウーロン茶が特に効果的とされています。

飲みすぎには注意

緑茶には消臭効果があるのですが、カフェインも含まれています。そのため、緑茶を飲みすぎてしまうと睡眠障害を引き起こしたり、神経障害を引き起こしたりするリスクが上昇します。ただ、健康な人であれば、1日に10杯までなら問題ないとされています。

口臭を治す簡単な方法【牛乳を飲む】

牛乳を空に掲げる

口臭を防ぐ方法として、牛乳を飲むという方法もあります。牛乳に含まれているたんぱく質には、食事をしたときのニオイ成分を包み込んで、臭いを消してくれる働きがあります。

にんにくなどの食事の場合のみ

牛乳に含まれているたんぱく質には、消臭効果があるということでしたが、こういった効果が発揮されるのは外因的口臭に限ります。

簡単に言うと、ニンニクやニラ、納豆やキムチなど、臭いの強いものを食べたときにだけ効果があるということです。歯周病がある場合に牛乳を飲んだところで消臭効果は得られませんし、逆に牛乳も成分がお口の中で乾燥するとにおってしまうこともあります。

口臭を治す簡単な方法【レモン水を飲む】

机に置かれたレモン水

口臭を抑える方法として、レモン水を奨める医師もいます。レモン水によって口臭の予防ができるということには、2つの意味があります。

唾液の分泌促進

レモンによる唾液分泌量の増加です。レモンや梅干しといった酸っぱい食べ物を食べると、唾液の分泌量が増加します。

唾液には口の中を清潔にしてくれる効果があり、口内細菌のバランスを保つのにも有効です。そのため、虫歯や歯周病になるリスクをさげて、結果として口臭を出にくくしてくれるのです。

クエン酸の効果

レモン水を飲むことで水分補給ができるということもあげられます。真水を飲むよりも、レモンのスライスを浮かべた水の方が飲みやすいので、たくさんの水分を摂取できます。

体内の水分量が増えれば、唾液も分泌しやすくなるという訳なのです。もう1つ補足しておくと、レモンや梅干しにはクエン酸が含まれています。

そして、クエン酸には口内の食べカスが腐敗するのを防いだり、細菌が繁殖するのを抑制したりする働きもあることが分かっているのです。やはり虫歯や歯周病になりにくくして、口臭の原因を元から絶ってくれるのです。

糖類が入ってないもの

レモン水の作り方は非常に簡単で、蒸留水やミネラルウォーターにレモンスライスを入れるだけです。ただし、レモン水を作る際には砂糖やはちみつなどの糖分を入れないようにしましょう。

糖分を入れてしまうと虫歯になるリスクが高まってしまい、口臭を抑えるという目的が台無しになってしまいます。レモン水は無糖で作るように心がけましょう。

口臭を治す簡単な方法【マスクをする】

テーブルに置かれた2枚のマスク

口臭を抑える方法としては、マスクをするという方法もあげられます。もちろん、マスクをすることによって口臭の原因が取り除かれるわけではありません。

ただ、マスクをすることによって、自分の吐いた息が周囲の人に届きにくくなる効果はあります。口臭を直すことはできなくても、口臭が気になるときに素早く対応できるというメリットがあります。

ちなみに、マスクの効力を発揮させるためには、マスクを正しくつける必要があります。顔の大きさとマスクとがあっていないと、呼気が漏れ出したり耳の部分が痛くなったりします。

マスクから鼻が出ていたり、歯なの部分に隙間ができていたりしては、マスク本来の目的を果たすことができません。また、マスクをしたときにあごが出ているような場合、もう少し大きいサイズのマスクに変えましょう。

口臭を治す簡単な方法【口臭サプリを飲む】

サプリメントが転がっている

口臭サプリは一日に決まった個数を飲むことで消臭効果が見込めます。飲むこと自体は習慣化できれば簡単なので一度試してみることはおすすめです。

また、すぐに購入することができるのでお手軽な方法といえるでしょう。

番外編

舌の上に乗っている花

ここまで、口臭を治す簡単な方法5選をお届けしてきましたが、番外編としてコーヒーについて見ていきたいと思います。日本人にもコーヒー好きな人がたくさんいますが、口臭の予防効果はあるのでしょうか。

コーヒーは口臭の原因に

日本口臭学界の研究発表によると、簡易ガス測定器による臭気測定の結果や官能検査の結果から、コーヒーを飲むことによって、口臭の強くなることが明らかであるとされています。これにはいくつか理由があるので、順番に見ていきたいと思います。

まず、お腹が空いているときにコーヒーを飲んだような場合、唾液の分泌量現象が見られるということです。それによって口内のpH(ペーハー)が酸性に傾いてしまいます。

唾液の分泌量が減少して口内環境が酸性になると、歯周病菌の増殖が活発になり、歯周病になって口臭を発生させてしまうのです。朝は忙しいからコーヒーだけで済ませるという方もいらっしゃると思いますが、口臭予防という観点からみるともっともやってはいけないことと言えます。

また、舌の表面には細かい襞があるのですが、そこにコーヒーが付着しやすいということも指摘されています。コーヒーが舌の表面に付着すると、舌苔内にある細菌の活動が活性化し、やはり口臭の出る原因につながるのです。

飲んだあとはお水を飲もう

コーヒーを飲んだ後には、舌の表面にコーヒーが残りやすくなってしまい、それが舌苔内の細菌を繁殖させ、口臭につながるということでした。そのため、コーヒーを飲んだ後には水を飲むように心がけましょう。

また、空腹時にコーヒーを飲むことによって、唾液の分泌量が低下してしまいます。コーヒーを飲みたいときには、食後に飲むようにした方がよいでしょう。

口臭を簡単に防ぐには

口臭を治す簡単な方法5選、いかがだったでしょうか。誰にでも見られる生理的口臭であれば、今回紹介した方法で十分に対処が可能、ということが分かって頂けたことと思います。

ただし、歯周病や内科系の疾患など、病的口臭がある場合には、速やかに病院を受診するようにしてくださいね。