便秘解消に青汁は効果がない?青汁の効果と便秘解消の方法

昔はまず~いイメージがあった青汁ですが、最近では美味しくジュース感覚で飲める青汁が増えていますよね。栄養がたっぷり入っていそうな青汁ですが便秘を解消することができると言われているそうです。青汁に便秘を改善できるような効果はあるのでしょうか?

便秘とは

便器に座っている女性

上にあげた原因によって、便秘の種類を分けることができます。便秘の種類に応じて、対処法や薬も変わってくるので便秘の種類を区別して理解しておくことも大事です。自分に当てはまるタイプがどれか見てみましょう。

弛緩性便秘

大腸の運動機能が低下している。女性や高齢者に多く、便秘で最も多いタイプ。食物繊維や薬の使用で効果が出やすい。

けいれん性便秘

大腸の過緊張による。コロコロした便が出る。ストレス、過敏性腸症候群が原因のこともある。刺激性下剤は原則使わない方が良い。

直腸性便秘

直腸に便が滞留している。便意を我慢し続けることにより起きる。下剤が効きにくい。

食事性便秘

ダイエットや食事量が少なすぎることなど食事が原因。下剤を使うよりも食事を改善することが大事。

薬剤性便秘

薬の副作用により便秘になっている場合。抗ヒスタミン剤、抗精神薬など便秘の副作用がある薬によるもの。薬を減らしたり、中止することで改善ができる。

器質性便秘

腸に何らかの病気が隠れているか、構造的な異常がある場合。下剤の使用よりも、根本的な治療が必要となる。

青汁で便秘が解消できる理由

青汁

健康に良いということで、もうお馴染みの青汁ですが、便秘にも効くという噂を耳にしたことがある方も多いのでは?どうして青汁は便秘に効果が期待できるのでしょうか。理由を知ると青汁を活用してみたくなるかもしれませんよ。青汁をおすすめする理由についてお話ししていきます。

水溶性食物繊維の効果

青汁が便秘に効くと言われる理由の大部分は食物繊維によるものです。食物繊維には次の2つのタイプがあります。

  • 水溶性・・ネバネバまたはサラサラした感触。水に溶けるとゲル状になる。腸の汚れを絡め取るはたらき、腸内細菌の餌となって整腸作用をもたらす。
  • 不溶性・・ザラザラ・ゴワゴワとした感触。水を吸着して膨張する。便のかさを増して、腸管を膨張させて刺激することで排便を促す。

青汁に良く含まれている水溶性食物繊維が「難消化性デキストリン」です。青汁で水溶性食物繊維が入っているかどうか見極めるときは、表示に「水溶性食物繊維または難消化性デキストリン」と書いてあるのでチェックしてみましょう。

水溶性食物繊維は基本的にはどんな便秘のタイプであっても比較的安全に摂取できるタイプです。硬い便の方は、水溶性食物繊維を取り入れると便がするっと滑りやすくなります。

不溶性食物繊維の効果

もう片方の不溶性食物繊維の場合は、便が少なくて出しにくい方におすすめです。お腹を刺激して出しやすくするので、弛緩性便秘の方では効果が期待できます。しかし、直腸性便秘やけいれん性便秘の場合には、逆にお腹が痛くなったり、摂りすぎで便秘が悪化することもあるので注意が必要です。

不溶性と水溶性のどちらを含んでいるのが自分に合うかどうか飲み比べてみて判断してみるのも手です。もし自分がどんな便秘タイプかわからないという方は、どちらの食物繊維もバランスよく摂取できる青汁を選ぶと良いでしょう。

ビタミンやミネラルの効果

青汁として摂取することのメリットは、ビタミンやミネラルが豊富ということも理由に挙げられます。ビタミンB、パントテン酸には自律神経(副交感神経)を刺激して腸の動きをよくする働きがあります。また、ビタミンEには血行をよくする作用があり、腸を細胞から元気にする働きがあります。

さらに、青汁に配合されているマグネシウムなども便秘改善に役立つミネラルです。バランス良い栄養バランスをサポートしてくれます。

毎日続けやすい

青汁をおすすめする4つ目の理由は毎日続けやすいということです。青汁といえばまずいイメージがありますが、最近は味も改良されて美味しい青汁が増えています。抹茶のような感覚で飲みやすいタイプもあり、毎日続けて飲むのも苦ではありません。

また、青汁は他にも寒天と混ぜたり、ケーキやクッキーに混ぜたりしてアレンジすることもできます。いろいろな形に変えて取り入れることで飽きずに続けられますよ。

正しく効率的な青汁の摂取方法

青汁を飲んでいる女性

せっかくお腹のために青汁を飲むのであれば効率的なタイミングで飲む方がスッキリ感も実感しやすくなります。どんな飲み方が良いのか、おすすめの摂取方法をご紹介します。

寝起きで飲むのが良い

朝昼晩の食事のタイミングで一緒に飲むのも良いのですが、起き抜けにすぐに青汁を飲むのがもっとも腸にとっては良い刺激となります。朝は基本的に腸が空っぽになっていますよね。

そこに飲み物や食べ物が入って胃に重さがでると、それが腸の動きにスイッチを入れてくれます。食べてからトイレに行きたくなりやすいのはそのためです。だからこそ起きたらすぐに飲むのが絶好のタイミングというわけです。

ただし、体質によっては胃が弱くて、急に青汁を飲むと胃がキューっとなることもあります。初めは様子を見ながら飲み始めてみると良いでしょう。

ドリンクタイプが良い

青汁にはパウダーや液体のドリンクタイプや、ゼリー状になっているジュレタイプ、さらには粒タイプなどもありますが、便秘改善のサポートとして飲むならばドリンクタイプをおすすめします。

すでに液体になっているので胃腸を通過するスピードが早く、腸にスムーズに届きます。また、ボリュームがあるので、胃にある程度の重みが伝わることで排便スイッチが入りやすくなることも。

ドリンクタイプにはパウダーを溶かして飲むタイプやすでに液体になっているパウチや缶入りなどもありますが、これらはどれを選んでも大丈夫です。

飲み続けられるものを選ぶ

青汁がどうしても苦手という方もいるかもしれませんが、いろいろな味を試してみることをおすすめします。主成分が大麦若葉のものは比較的味に癖がなく飲みやすいのでおすすめです。逆にケールが主成分のものは苦味やえぐみが気になりやすいかもしれません。

また、できれば添加物が少ないものを選んだ方が健康的には良いですが、どうしても飲みにくいという方は黒糖などで味付けされたタイプを選ぶのも手です。

飲み続けることがとにかく大事なので、むりにまずいものを飲んでストレスを感じることは避けた方が無難です。

味が苦手ならば好きなスムージーやジュースと混ぜて飲むのも良いでしょう。リンゴやオレンジ、バナナなど青汁の苦味をマスクしてくれるような味付けにして飲むといいですよ。

ヨーグルトと一緒に食べるのも◎

青汁を飲むだけでは飽きてしまったり、やっぱり飲みにくいという場合にはヨーグルトと一緒に食べるのも良いでしょう。ヨーグルトに混ぜるなら、パウダータイプがおすすめです。さっとかけたり、混ぜ込んでも大丈夫です。

また、ヨーグルトには乳酸菌がたっぷり入っています。乳酸菌は腸の動きをよくして、腸内環境を整える働きがあります。1日あたり150g-200g程度食べると効果的。そこに青汁パウダーをかければ、同時に食物繊維やビタミン、ミネラルも摂取できて、相乗効果も期待できるでしょう。

おすすめ青汁4選!

オーガニックフルーツ青汁

オーガニックフルーツ青汁
有機の大麦若葉、明日菜、桑の葉を使用したオーガニックフルーツ青汁です。
ダイエットに必要なのは、温活。食物繊維は不溶性と水溶性の2種類があり、ぜん動運動と腸内環境を整える働きがあります。温かくして飲むことでスッキリをサポート。安全、安心と味のこだわったオーガニックのフルーツ青汁です。

おすすめの人

  • 野菜不足が気になる方に
  • 自然派嗜好の方に
  • 中からスッキリしたい方に

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スーパーフルーツ青汁ダイエット

スーパーフルーツ青汁ダイエット

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農薬不使用栽培にこだわった九州産の大麦若葉は食物繊維、ビタミンC、鉄分、β-カロテンが豊富に含まれておりクセが少なく飲みやすいのが特徴です。また、11種類のビタミンと7種類のミネラルを配合。その他にも美容に嬉しい成分であるコラーゲンや、加齢とともに減少するヒアルロン酸が配合されています。

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活性炭×青汁、金の青汁

活性炭×青汁、金の青汁

農薬不使用栽培にこだわった国産の大麦若葉は食物繊維、ビタミンC、鉄分、β-カロテンが豊富に含まれておりクセが少なく飲みやすいのが特徴です。また、デトックス作用が期待される「活性炭」を配合し、活性炭の細孔が体内の有害物質や食物の余分な脂質を吸収し、不要な老廃物を排出させる性質があるため、ダイエット目的の女性や便秘でお悩みの方に最適です。さらに、腸内環境を整える、約100億個の乳酸菌を配合腸内環境を整える『整腸作用』が期待できます。

女性や青汁ビギナーの方にも飲みやすいレモンミント風味の味わいです。

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25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素

25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素

契約農家によって無農薬栽培で作られた九州産の大麦若葉など、25種の純国産野菜を使用。 香料・着色料などは一切無添加です。主原料である大麦若葉は、残留農薬と放射能検査を定期的に行い、原料の品質管理を徹底しております「乳酸菌」×「活性型酵素」の相乗効果で効率的に栄養摂取 腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整える「乳酸菌」と、 消化や代謝をサポートする「活性型酵素」を配合しているので、必要な栄養を効率的に摂取することができます。

沖縄黒糖を使用し、ほんのり甘く、毎日続けやすい味わいに仕上げました。 食物繊維、ビタミン、ミネラルなど栄養素がたっぷりで、日々の野菜不足の改善におすすめです。

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青汁で便秘解消する時の注意点

ヨガしている女性

青汁は決して便秘薬のように効くものではありません。あくまでもお薬ではなく食品なので劇的な効果を期待してはいけないのです。青汁で便秘解消を期待するときには、次のことに気をつけておきましょう。

便秘の種類によっては改善されない

青汁は便秘にきく万能的な存在のものではないので、便秘の種類によっては特に効果が感じられないこともあります。腸の動きが鈍っている弛緩性便秘、食事が減っていることで起きる食事性便秘の場合には便秘改善のサポートとして役立ってくれることでしょう。

しかし、直腸性便秘、けいれん性便秘や何らかの病気がある場合などは、青汁を飲んだからといって変化は感じられない可能性が高いといえます。特に飲み始めてからお腹が張るような感じがしたり、便秘が悪化するようなことがあれば飲むのを一旦お休みしてください。

運動なども取り入れること

便秘解消について、実際のところは青汁を単に飲むだけでは効果を感じられないかもしれません。同時に他にも生活習慣を改善していくことが大事です。特にぜひ取り入れて欲しいのは運動です。運動としては、腸を刺激するようなジョギングやウォーキング、お腹を捻る動きの入るストレッチやヨガなどがおすすめです。

また、規則正しい生活を送ることも大事です。朝はできるだけ早起きして、トイレに行く時間を確保するように心がけましょう。便意がなくても、とにかく毎日トイレに一旦座って排便を試みること。そうすることで、徐々に体に排便のリズムを取り戻すことができます。

そしてストレスが多くて便秘になっていることもあります。適度にストレスを解消して、あまり便秘のことについて悩みすぎないことも大事です。便秘そのものがストレスに感じることないように気をつけましょう。

青汁だけで栄養を摂取しようとしないこと

青汁さえ飲んでいれば、栄養的には十分に摂れていると思いがですが、それは間違いです。青汁だけで全ての栄養を賄うことはできません。あくまでも栄養補助食品であり、食生活では補いきれない栄養素を補うサポート的な存在であり、毎日青汁だけでは不十分なのです。

特に不足しがちになるのはタンパク質です。タンパク質はエネルギーとなり、筋肉の材料となるもので必ず毎日摂取することが必要です。

また、便秘解消のために摂取したいのが、質の良い脂肪分と乳酸菌などの善玉菌です。ダイエットでオイルを必要以上にカットしてしまうと、便秘がちになってしまうこともあります。オリーブオイルや亜麻仁油、ココナッツオイルなど質の良い油を適量摂っていくことが必要です。

そして、腸内環境を改善するには乳酸菌などの善玉菌も増やすと効果的。乳酸菌配合の青汁などもありますが、さまざまな菌を摂るのがおすすめ。漬物、味噌、納豆などの発酵食品を取り入れていきましょう。

青汁で足りない栄養を摂取しましょう

便秘解消のためには、バランスの良い食事と運動が欠かせません。しかし、忙しい中では十分に改善できないことも多いでしょう。その不十分な栄養バランスを整えるために青汁は便利な存在です。飲むだけで、さまざまな栄養素や食物繊維を摂取できるので、便秘に悩んでいる方は青汁を取り入れてみるのも手です。

ただし、便秘のタイプによっては効果が得られないことも。飲んでみてからの自分の体の変化を観察しながら取り入れていくようにしましょう。青汁の種類によって変わることもあるので、いろいろと飲み比べていくのも良いでしょう。