赤ちゃんの便秘を解消する!絶対失敗しない綿棒浣腸のやり方!

赤ちゃん

初めての育児は分からないことだらけ。赤ちゃんのうんちが毎日でないと、「もしかして便秘なのかしら」と不安になってしまいますよね。そのようなときは、どう対処するとよいのでしょう。今回の記事では、赤ちゃんの成長にともなって見られる便秘の原因と、失敗しない綿棒浣腸のやり方について紹介するとともに、あわせておこないたい便秘解消法について見ていきたいと思います。

一般的に、赤ちゃんは5日以上便が出ないと便秘が疑われます!

赤ちゃんを抱いているお母さん

それでは早速ですが、赤ちゃんの排便習慣にどのような変化が見られた場合、便秘を疑うことになるのかについて解説していきたいと思います。

便秘の診断基準

意外に思われるかもしれませんが、日本では長いあいだ、慢性的な便秘に対する診療ガイドラインがありませんでした。何日、排便がなければ便秘だという定義がなかったのです。そこで、2017年に慢性的な便秘に関する診療ガイドラインが策定される運びとなりました。

慢性的な便秘のガイドラインによると、便秘の定期は「1週間に2回以下しか排便がみられないこと」「排便が困難なこと」「排便後にスッキリしないこと(残便感)」「便がウサギのフンのようにコロコロとしていること」があげられています。

つまり2日に1回しか排便がみられなくても、排便後にスッキリとしていれば、便秘とは言わないということです。また、上記のような状態が継続して見られるのが慢性的な便秘であり、たまたま3、4日便通がないからと言って、ただちに便秘という訳ではありません。

便秘にもいろいろな種類がありますが、たまたま暴飲暴食をして便秘になるようなケースを、一過性単純性便秘と呼んでおり、いったん排便がみられたら、その後はもとの排便習慣に戻ってしまいます。

では、赤ちゃんの場合はどうなのでしょうか。一般的に赤ちゃんの排便が5日以上にわたってみられないような場合、便秘が疑われるようです。

注意ただ、赤ちゃんの便秘に関してはこれといった診断基準がある訳ではないようです。産婦人科によっては、3日以上排便がみられなければ、綿棒浣腸を推奨しているところもあります。また、3日や4日うんちが出ていなくても、赤ちゃんが機嫌よくしていておっぱいやミルクもちゃんと飲んでいるようであれば、心配する必要はないとする医師もいます。

これは熱についてもいえることで、熱を出していても機嫌よくしていて、おっぱいやミルクをちゃんと飲むようであれば、あわてて病院を受診するような必要はありません。

お母さんが行うべきもっとも重要なことは、赤ちゃんの様子を見守るということです。普段と違うところがないかをしっかりと見極め、判断に困るようであれば初めてかかりつけのお医者様に相談するようにしましょう。

それでなくても小児科や病院は細菌やウイルスがいっぱいです。行く必要がない時に病院や小児科に連れて行って、病気をもらって帰ってきたのでは本末転倒ですよね。

話を便秘に戻しますが、赤ちゃんのうんちのペースはそれぞれですし、3日、4日うんちが出なくても機嫌よくしている子もいれば、2日うんちが出ないと機嫌が悪くなるような子もいます。それこそ、赤ちゃんの「個性」という訳なのです。

赤ちゃんの便秘の原因

1~3ヵ月一般的に、生後1ヶ月から2ヶ月、3ヶ月ごろまでの新生児が、大人のような便秘になることはないとされています。というのも、生まれてからしばらくは固形物を食べることがないからです。

育児経験のある方であればご存じかと思いますが、生まれたての赤ちゃんのウンチは、大人のような茶色ではなく、緑っぽい色をしています。

ただ、赤ちゃんをミルクで育てている場合、母乳の場合と比べて便秘になる確率が高くなるということです。なぜなら、母乳よりもミルクの方が消化に時間がかかるからです。

母乳で育てているのに赤ちゃんが便秘になるような場合、母乳が赤ちゃんにとって必要なほど出ていないことが考えられます。

5~6ヵ月生後5ヶ月から6ヶ月ごろになると、離乳食を始めるケースがほとんどだと思います。そして、離乳食を食べ始めると腸内環境に変化が起こるため、便秘になる確率が上がります。

新生児のころは母乳やミルクなど、水分で栄養を摂取していましたが、離乳食を始めると柔らかくするとはいえ、食べ物から栄養を摂取することとなります。

その時に、気を付けていないと水分の摂取量が減少してしまいます。それによって、赤ちゃんが便秘になってしまうのです。

7ヵ月~11ヵ月生後7か月から8ヶ月ごろになると、大人の指でつぶせる程度の固さの離乳食を食べることとなります。さらに、生後9ヶ月から10ヶ月、11ヶ月頃になると、赤ちゃんが歯ぐきでつぶせる程度の固さのものを食べるようになります。

これくらいの時期になると、離乳食の量も少しずつ増えてくることとなります。そのため、やはり水分摂取量に気を付けていないと、便秘になる確率が高くなるのです。

1歳以上1歳を過ぎて離乳食も後期になると、大人と変わらないような食物を食べるようになってきます。そうなると、固形物も増えてくるため消化に時間がかかり、便秘になる可能性が高くなります。

また、離乳食後期に入ってくると、赤ちゃんにも好き嫌いが出てきます。好きなものばかり食べていて野菜が不足すると、やはり便秘になる確率が高くなってしまいます。

その他の原因としては、意外に思われるかもしれませんが、必要以上に赤ちゃんに衣服を着せることも便秘の発生率を高めるということです。

赤ちゃんは大人よりも1枚少なめでよいなどといわれますが、たくさん衣服を着させてしまうと赤ちゃんが身体を動かしにくくなります。それによって、腹圧を高めるための動作ができなくなってしまうのです。

綿棒浣腸するタイミング

カレンダー

赤ちゃんが便秘になる原因については理解して頂けたことと思いますが、では、綿棒浣腸はどのタイミングでおこなえばよいのでしょうか。

これに関しては専門家の間でも意見が分かれており、2日間うんちが出なければ3日目には綿棒浣腸をした方がよいとする医師もいれば、3、4日うんちが出なくても、赤ちゃんが機嫌よくしていれば心配ないとする医師もいます。

こればかりはお母さんが判断するしかないのではないでしょうか。排便がなくても機嫌よくしていればしばらく様子を見ればいいですし、うんちが出なくて機嫌が悪くなったり泣いたりするようであれば、綿棒浣腸をしてうんちを出してあげた方がいいかもしれません。

綿棒浣腸のやり方

綿棒

赤ちゃんのウンチがなかなか出なくて、本人も泣くなどして機嫌が悪い時には、綿棒浣腸をしてウンチを出してあげるとよいでしょう。では、綿棒浣腸のやり方について見ていきたいと思います。

綿棒浣腸する前に準備するもの

綿棒浣腸のやり方について解説する前に、まずは、綿棒浣腸をする前に準備しておくべきものを紹介しておきたいと思います。

綿棒の選び方

赤ちゃんに用いる綿棒を選ぶときには、大人が使う綿棒よりも細いサイズを選ぶのが一般的だと思います。ただ、綿棒浣腸をするときには、大人が使うサイズの綿棒を選びましょう。

ベビーオイル

綿棒浣腸は、綿棒の先で赤ちゃんの肛門を刺激する浣腸法ですが、綿棒だけでは肛門に入りづらいです。そこで、ベビーオイルを綿棒の先に含ませて浣腸をおこないます。

ベビーオイルがない場合には、ワセリンやローション、サラダ油やオリーブオイル、グリセリンや水で代用してもかまわないということです。

オムツ替えシートや新聞紙

綿棒浣腸をすると、比較的速やかに効果が表れます。そのため、オムツ替えシートや新聞紙、大きめのごみ袋などを下に敷いておきましょう。

替えのオムツ、洋服

綿棒浣腸をする際には、替えのオムツや洋服も用意しておくとよいでしょう。

綿棒浣腸のやり方

それでは綿棒浣腸のやり方について見ていきたいと思います。

  1. まずは、大人用の綿棒の先に、ベビーオイルやオリーブオイルなどをしみこませます
  2. その上で、綿棒の先を2cmから3cmほど赤ちゃんの肛門に差し込みます
  3. 次に、ゆっくりと綿棒を出し入れして刺激します

(この時点で綿棒にウンチがついているような場合、ウンチが飛び出してくることもあるので気をつけましょう)

綿棒浣腸をおこなうのは、腸が活発に動いている授乳後30分がおすすめです。実際に、現役の看護師さんが綿棒浣腸のやり方を紹介している動画があるので、参考にしてみてくださいね。

綿棒浣腸をしても赤ちゃんがウンチを出そうといきまない場合や、綿棒浣腸の継続を嫌がる場合、全く出る気配がないような場合は、いったん中止して後でもう1度チャレンジしましょう。

綿棒浣腸する時の注意点

それでは次に、綿棒浣腸をする時の注意点について見ていきたいと思います。とは言うものの、それほど注意すべきことが多い訳ではありません。

綿棒浣腸はいつやってもいいのか

赤ちゃんの便秘がみられるような場合、何ケ月から綿棒浣腸をしていいのか分からないというお母さんもたくさんいらっしゃることと思います。

基本的に、新生児のころは母乳やミルクといった液体状のものしか摂取しないため、便秘が続いたからと言って大人のように便が固まってしまうような危険性はありません。

ということは、綿棒浣腸を始めるのは離乳食を開始したあとということになります。生後5ヶ月から6ヶ月頃になって、5日以上排便がみられないようであれば、綿棒浣腸をしてみるとよいでしょう。

綿棒浣腸をする際に使ってもいいオイル

綿棒浣腸をする際に使ってもいいオイルですが、ベビーオイルだけでなく、食用のサラダ油やオリーブオイル、ハンドクリームなど何でも構いません。

オイルを赤ちゃんの肛門に塗ることが目的ではなく、単に滑りをよくするためのものなので、それほどオイルにこだわる必要はありません。

綿棒浣腸をする際に赤ちゃんが泣いてしまった時の対処法

綿棒浣腸をする際に赤ちゃんが泣いてしまった時は、いったん中止して様子を見るようにしましょう。赤ちゃんが嫌がることを無理にすると、綿棒を見ただけで泣くようになるかもしれませんよ。

綿棒浣腸と併用すると効果的な便秘解消法

赤ちゃんのミルクを入れる道具

では次に、綿棒浣腸とあわせておこなうことで、効果的に便秘を解消できる方法について見ていきたいと思います。基本的には大人と同じ便秘解消法ですが、赤ちゃんの場合にはもう1点、気を付けるべき点があります。

お腹のマッサージで腸への刺激を加える

赤ちゃんの便秘が気になるようなときには、おなかをマッサージして腸を刺激するようにしましょう。小腸からつながっている大腸は、おへその右下あたりから上へ向かい(上行結腸)、そこから左へと向きを変えます(横行結腸)。

左のお腹まで至った横行結腸は、今度は下へと向きを変えます(下行結腸)。その後、S字を描いて(S状結腸)肛門へといたります。

お腹のマッサージをするときに特に刺激してあげたいのが、下行結腸とS状結腸です。大人もそうですが、赤ちゃんの便も下行結腸やS状結腸にたまりやすい傾向があります。

おへその周りをこちらから見て時計回りに、ひらがなの「の」の字を描くように優しくマッサージしましょう。歌を歌ったり優しく話しかけたりしながらおこなことで、スキンシップにもつながりますよ。

足の運動で腸を刺激する

大人もそうですが、赤ちゃんも運動不足になると腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下し、便秘になる確率が高くなってしまいます。とは言うものの、赤ちゃんはまだ自分で歩くことができません。

そこで、赤ちゃんの両足を持って、自転車をこぐようにぐるぐると動かしてあげましょう。また、1歳を過ぎて歩けるようになったら、積極的に外に連れて行って遊ばせましょう。

ミルクの量や食事内容を見直す

赤ちゃんが便秘になる場合、もしかしたらミルクの量が多かったり、食事の内容が偏っていたりする可能性もあります。先ほども説明したように、ミルクは母乳に比べると消化するのに時間がかかります。

欲しがるからと言って必要以上にミルクをあげていると、便秘になる確率が高くなってしまいます。また、離乳食を作る際に、赤ちゃんが嫌がるからと言って野菜を食べさせないと、食物繊維の摂取量が少なくなって、やはり便秘になる確率が高くなってしまいます。

最近は「食育」などという言葉がありますが、3歳までの食事が将来の味覚を左右するともいわれています。赤ちゃんの頃からいろいろな食べ物にチャレンジすることで、好き嫌いをしない子供になりますよ。

綿棒浣腸をやってもうんちが出ない時の対処方法

お医者さんと赤ちゃんと赤ちゃんの母親

綿棒浣腸をやっても、便秘の解消法を試しても、どうしてもウンチがでないという場合には、病院を受診するようにしましょう。特に、赤ちゃんのウンチがコロコロと固い場合や、血が混じっているような場合は速やかにお医者さんに見てもらってくださいね。

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LIL 編集部

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