「爪をきれいにしよう」「かわいいネイルアートにしよう」と思ったとき、「爪の形」で悩むことはありませんか?ちょっとイメージを変えたいな、と思っても爪の形の種類がわからず、地爪のカーブに合わせてずっとラウンド型にしている人もいることでしょう。
セルフネイルにはまってネイルスクールにまで通った私が、爪の形の種類やイメージ、自分で整える手順についてご紹介します!
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爪の形は10種類以上ある
ネイルサロンに行くと、かならず「爪の形はどうされますか?」と聞かれます。つい無難に「オーバル」と答えがちですが、実は爪の形は10種類以上あり、雰囲気もまったく違います。
珍しい形でいうと、先端にかけて細くなる「バレリーナ」などがあります。(棺桶にも似ているので、コーフィンともいわれます)
今回は、人気が高くベーシックな爪の形を5種類に絞ってご紹介いたします。自分で詰めの形を整える方法もご紹介しますので、セルフネイルをしている人も参考になさってくださいね!
人気の高い「オーバル」
一番人気が高く、無難ともいえる「オーバル」。丸みのあるデザインが特徴で、多くの女性がジェルネイルをするときはオーバル型に整えています。
オーバルがおすすめの方
卵のような細長く丸みのある爪の形で、女性らしさ、色っぽさを演出できます。赤やピンクといったフェミニンなカラーが似合う爪の形です。ある程度爪の長さが必要な形ですので、ショートネイル派の方よりはロングネイル派の人の方がおすすめです。
手がすらっとして見えるので、指の太さや手の丸さが気になる方に特におすすめの爪の形です。爪のサイドを落としてシャープにするため、若干爪が欠けやすくなるので注意が必要です。
オーバルの整え方
爪の形を自分でオーバルに整える場合は、以下の手順で行います。
使用するもの
- ブラックファイル(目が粗い爪やすり):80/180G
- スポンジタイプの細かいファイル(バッファー):280/280G
- 爪の先端にファイル(爪やすり)を45度の角度で当てて削る
- 先端に合わせて、再度の鋭い角をファイルで削り落として丸みを作る
- スポンジタイプの細かいファイル(バッファー)で、爪のバリを落とす
動画でも詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
オーバルにおすすめのネイル
女性らしさのあるオーバル型なら、写真のようなネイルデザインがおすすめです。シンプルですが爪の形もネイルのデザインも女性らしく、飽きがこないデザインです。
ナチュラルな「ラウンド」
ショートネイル派に人気のある「ラウンド」は、かわいらしさやキュートさを演出できます。
ラウンドがおすすめの方
ラウンド型は爪の形全体を丸くするので、ナチュラルなデザインが似合います。爪の長さがいらないので、ショートネイル派の人に特におすすめです。「爪を長く伸ばしたくない」という人におすすめです。
また「爪が大きいのが悩み」という人は、爪の形をラウンドにすると爪が小さく見えます。爪の長さを出さない分折れることも少ないので、「地爪が折れやすい」という人にもおすすめです。
ラウンドの整え方
爪の形を自分でラウンドに整える場合は、以下の手順で行います。
使用するもの
- ブラックファイル(目が粗い爪やすり):80/180G
- スポンジタイプの細かいファイル(バッファー):280/280G
- ブラックファイルの端の方をしっかり持ち、45度の角度で爪にあてて先端部分を平らに削る(ファイルは一方方向でかける)
- 爪の長さを落としたら、爪の奥から先端にファイルを引くように丸みを作る。(両サイドから行う)
- 爪のサイドの角度が左右対称になったら、バッファーで爪をなめらかに整える
ラウンドは名前の通り、「丸さ」を意識します。そのため、爪のカーブは「円のような丸さ」を意識して形を整えていきましょう。
動画でも詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
ラウンドにおすすめのネイル
ラウンドに整えた爪の形なら、写真のようなポップな色使いがよく似合います。原色の派手な色でも、ラウンド型の爪なら主張しすぎずオシャレな仕上がりになりますね!
指先がきれいに見える「ポイント」
別名「アーモンドネイル」とも呼ばれる爪の形で、シャープな印象になるのが「ポイント」です。
ポイントがおすすめの方
「ポイント」という爪の形は、爪の先端が鋭くなっているのが特徴です。長さのある「オーバル」よりも、さらに指をほっそりと長く見せる効果があります。爪の先端をとがらせるので、オーバルよりも爪が折れやすいです。そのため、重いものを持つ仕事や、パソコンの入力が多い仕事の人にはあまりおすすめできません。
そのため「ポイント」は、普段指先を使うことが少なく地爪が折れにくい人におすすめの爪の形です。「クールで大人っぽい女性」を演出したいときにおすすめの爪の形です。
ポイントの整え方
使用するもの
- ブラックファイル(目が粗い爪やすり):80/180G
- スポンジタイプの細かいファイル(バッファー):280/280G
- 爪にブラックファイルを45度の角度であてて、まずはオーバルの形に整える(オーバルの形については、3をご参照ください)
- 爪の形がラウンド型になったら、爪のサイドから先端にかけてやすりをかけて細くしていく(ファイルは往復せず、一方方向に向かってかける)
- 爪の形が左右対称になったら完成。バッファーで爪の先端をなめらかに整える
ポイントの爪の形は、あまり爪の先端を鋭利にしないことが大事です。爪の先端をとがらせながら、ある程度丸みをつけるようにしましょう。
動画でも詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
ポイントにおすすめのネイル
ポイントの爪の形なら、写真のようにヌーディーなカラーのジェルネイルもぐっと大人っぽくなります。
強度が強い「スクエア」
強度の高い「スクエア」という爪の形は、ラウンドに次いで人気のある形です。
スクエアがおすすめの方
ラウンドやオーバルといった丸みのある爪の形と対照的なのが「スクエア」で、名前の通り爪の形を四角くします。ネイルのデザインが強調されるので、「派手なネイルがいい」「ネイルアートを目立たせたい」という人におすすめです。爪の形が鋭くないので折れにくいですし、ネイルアートも長持ちするでしょう。
爪のサイドの形を四角くするので、自爪の長さをしっかり伸ばす必要があります。爪の形を完全な「スクエア」にすると、爪のサイドが服に引っかかりやすいのでご注意ください。仕事柄派手なネイルができないという方にはおすすめしません。
スクエアの整え方
使用するもの
- ブラックファイル(目が粗い爪やすり):80/180G
- スポンジタイプの細かいファイル(バッファー):280/280G
- 爪の先端にブラックファイルを90度の角度であてて、平行に削る
- 爪のサイドも垂直になるように削る
- バッファーで爪のバリを削ってなめらかにする
スクエアの爪の形は、「ファイルを平行にかける」ことがポイントです。爪に「丸み」を一切持たせないので、「爪のカーブを整えるのが苦手」という方にもおすすめですね。
動画でも詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
スクエアにおすすめのネイル
スクエアの爪の形なら、写真のようにたっぷりとネイルアートできます。「イベントのために派手なネイルにしたい!」という時におすすめの爪の形です。
いいとこどりな「スクエアオフ」
「スクエア」ほど直角ではなく、もう少しだけ丸みのある爪の形にしたい、という方におすすめなのが「スクエアオフ」です。
スクエアオフがおすすめの方
爪を直角に整える「スクエア」から、爪の両サイドに少し丸みを持たせた爪の形です。スクエアよりもフェミニンなイメージになり、ラウンドやポイントよりは爪が折れにくいので「いいとこどり」な爪の形と言えるでしょう。「折れにくくて少し女性らしい爪の形がいい」という人に特におすすめです。
「爪が割れやすいけれど、長さもある程度欲しい」という時にもスクエアオフがおすすめです。スクエアオフもある程度地爪の長さが必要なので、仕事で派手なネイルができない人やショートネイル派の方にはおすすめできません。
スクエアオフの整え方
- 使用するもの
ブラックファイル(目が粗い爪やすり):80/180G
スポンジタイプの細かいファイル(バッファー):280/280G
- まず爪の形を「スクエア」に整える。(スクエアの爪の形については、5をご参照ください)
- 爪の両サイドが直角になっているので、角を落とすようにブラックファイルで削っていきます
- 爪の両サイドの角が丸くなったら、バッファーをかけて爪の先端をなめらかに整える
スクエアオフは、「スクエア」の爪の形から単純に両サイドの角を落としたら完成です。両サイドの角が左右対称になるように、微調整していきましょう。
動画でも詳しく紹介されています。ぜひ参考になさってください。
スクエアオフにおすすめのネイル
写真のように、スクエアオフはフレンチネイルにもおすすめです。フレンチネイル自体が丸みのあるデザインなので、四角い爪の形との対比がきれいに出ています。
まとめ
爪の形の種類や整え方についてご紹介しました。自分に合った爪の形や種類がわからず、つい無難なオーバルに落ち着いている女性は多いと思います。爪は体の中でも小さい部分ですが人目に触れることが多いので、きれいに整えていると自分の気持ちも明るくなりますし、意外と男性の印象にも残るものです。
爪の形でネイルデザインのイメージを変えたりして、ネイルアートを楽しんでくださいね!