初心者でも簡単にできる爪の整え方紹介!爪の好きな形に整えよう!

キレイな指先をしている人を見ると、私もあんなふうになりたいと思いますよね。指先が美しいと、その人の印象もグッとよくなります。でも、そんなステキな指先をどのようにして整えたらいいのか、よくわからないという方、たくさんいらっしゃるかと思います。爪の形を整えるためにどんな方法を使っているのかなど、いろんなことが知りたいですよね。今回は、そんな爪を整える際のポイントについてご紹介します。

爪の構造と成分を知ろう

爪の構造

爪は、手や足の指先にあって、表皮の角質が変化してできたものです。皮膚の付属器官であり、髪の毛とともに角質器と呼ばれることもあります。爪の成分は皮膚や髪の毛と同じケラチンで、爪がなければ指に力を入れることもうまく歩くこともできません。

一般的に爪と呼ばれている部分が爪甲です。爪甲の下には爪床と呼ばれる皮膚があります。爪床は、血管が透けてみるため、薄いピンク色になっています。爪甲の付け根にあたり、皮膚に隠れている部分が爪根で、爪根にある爪母基と呼ばれる部分で、新たに爪が作られています。

爪甲の付け根に半月状の乳白色の部分がありますが、これが爪半月です。完全に角化されていない新しい爪で、爪半月よりも上方部から薄いピンク色をしています。

爪甲の両サイドを囲んでいる皮膚のことを爪郭と呼び、爪根を覆っている皮膚を後爪郭と呼んでいます。後爪郭と爪半月の間には甘皮と呼ばれる薄い皮がありますが、マニキュアを塗る際に邪魔になるとして処分する際、爪を傷つけないようにしないと、伸びてくる爪がデコボコになることがあります。なお、詳細はこちらをご参照ください。

⽖の整え⽅の基本

つめの手入れ

美しい爪を作りあげていくためには、丁寧に整えていくことが大切です。ひとつずつやり方を覚えていって、まめにケアし、ステキな指先を実現させていきましょう。どうしたらいいのかよくわからない甘皮の処理、形の種類などをご紹介します。また、必要最低限の道具もそろえる必要がありますので、参考にしてみてください。

甘皮を処理する

爪ケア

甘皮の処理には賛否両論あります。甘皮は、新しく生まれてくる爪が伸びてくる部分に位置するため、傷つけないようにしなければ爪の健康状態が悪くなります。このため、処理はしない方がいいという考え方もあります。心配な方はネイルサロンなどでやってもらうという方法もありますが、当然、コストがかかります。ご自分でやってみようと考えてらっしゃる場合は、傷つけないように十分に注意して行いましょう。

基本的なやり方としては、まず硬くなっている甘皮をお湯などに浸けてやわらかくし、甘皮を処理する際に使われるキューティクルスティックで甘皮を軽く押していきます。さらに、スティックでくるくると円を描きながら押し上げます。不要な甘皮は専用の爪切りでカットします。

⽖の⻑さ、形を整える

爪切り

爪の長さや形は、アナタの好みに合わせて、好きなように整えていくのがいちばんです。あこがれる爪の形があったらその形に挑戦して、満足のいく爪の形を作り上げていきましょう。初心者だからうまくいかない…などと感じる必要はありません。何度か繰り返していくうちに、コツがわかるようになり、アナタに合った製品や道具がどれなのかがわかるようになっていきます。まずは整えたい形を決め、必要な道具をそろえましょう。

整えたい爪の形を決める

爪の形

かつてはスクエアオフという四角い形が人気でしたが、現在では卵形のオーバルが人気が高いのだとか。整えたい爪の形を決める際、本来の爪の形も参考にしながら、やってみたい形にトライしていくのも楽しいです。これは無理かなぁとあきらめないで、やってみたい形を実現させてみましょう。

爪を整えるための道具

爪ケア

ネイルケアをはじめる際、いろんな道具が必要となってきます。でも、いきなりすべての道具をそろえるのは大変です。まずは必要なものだけを買っていくという方法もあります。でも、最近では、ネイルケアセットとして、基本的なケアの際に使える道具がそろっているタイプもあります。アナタが使いやすいと思った方法で、最低限、必要な道具を購入してはじめてみましょう。

基本的に必要なのは、爪先を削る爪やすりであるエメリーボード(ファイル)、甘皮処理の際に甘皮の周りに塗るキューティクルリムーバー、甘皮を押し上げるためのキューティクルプッシャーやウッドスティック、爪の表面を整えるバッファー、爪に光沢を与えるシャイナー、乾燥を防ぐネイルオイル、必要であれば、コットン、キューティクルニッパーや爪切りなどです。使っていくうちに、何が必要で何が必要ではないのかがわかってくるはずです。

形別の整え方

まずは爪の形を整えるためのファイル(エメリーボード)、爪の裏に残るバリを除去するためのスポンジファイルなどを準備します。

そして、爪の長さを調整していきますが、必要であれば爪切りで切り落としてしまいます。形を整えていく際、ファイルを同じ方向に動かして削っていきます。力を入れず、ファイルが触れた部分を削っていくようなイメージで削っていきます。

爪のサイドも同じように形を整えていきます。作りたい形を作ることができたら、スポンジファイルを使って爪の裏に残っているバリを除去します。

ラウンドの⽖の整え⽅

ラウンドの爪とは、サイドが直線で先端の両サイドが少し丸みを帯びた形をしています。オーバルよりも爪の先がとがっていません。爪をあまり伸ばしたくない方、爪が大きいので小さく見せたい方、かわいらしい印象の指先を演出したい方などにおすすめです。

まず、爪の形を整えるため、エメリーボードを準備します。爪に対して垂直に持ち、爪に対して45度ぐらいの角度で当てて削っていきます。先端の長さが整ったら、サイドを削っていきます。奥から手前に引くようなイメージで、皮膚を傷つけないように注意します。曲線を描くように、位置を変えながら行います。反対側は奥から手前に削っていきます。ラウンドの形が左右対称になるようにチェックしましょう。最後にラウンドの形が左右対称かどうか十分に確認します。

オーバルの形の整え⽅

オーバルとは楕円形のことで、爪の形としてはスタンダードな形です。ラウンドに似ていますが、ラウンドよりも細長く見え、卵のような形のデザインです。爪の先がラウンドよりもシャープになっているため、爪の長さを出すと折れやすくなるのがネック。でも、曲線がキレイにできると、指先が優雅に映え、指が短いのが気になる方、上品な指先の印象を与えたい方におすすめです。

まず、爪の形がキレイに整うように、少し爪を切っておきます。そして、手のひらを上に向け、ご自分の方に指を折り、整えたい爪にエメリーボードを軽くあてて、一方向に爪を削っていきます。長さがちょうどよくなったら、爪の両サイドを同じ角度になるように整えていきます。1回ずつ削ったら形を確認するようにしましょう。両サイドが同じ角度にできたら、最先端の部分がなめらかなアーチになるように整えていきます。最後に、スポンジファイルを使って爪の裏に残っているバリを除去します。

ポイントの形の整え⽅

ポイントとは、爪の先端が尖った形です。強度が弱くて折れやすいという難点がありますが、指を細く長く見せる効果があります。指先を使う仕事の方には不向きですが、指を長く見せたい方におすすめです。

まず、爪を少し長めのオーバルの形に作っておきます。そして、爪の両サイドを爪の先端に向かって、爪が細く見えるように削っていきます。エメリーボードを爪に対して45度の角度にし、一方向に削っていくことが大切。両サイドが左右対称になったら完成です。

スクエアの形の整え⽅

スクエアとは四角のことで、爪の先端も両サイドも直線で、角も直角にした形のことです。爪の先端が均等になっているため爪が折れにくいのですが、角が尖っていることから服などに引っかかりやすいので注意が必要です。指先を長く、そしてシャープに見せるのにおすすめの形です。

まず、爪の先端をまっすぐに削ります。このとき、エメリーボードを爪に対して90度にあてることが大切です。削りながら形を調整しながら、爪の形に合わせていきましょう。先端がまっすぐになったら、そのラインに対して90度に両サイドを削っていきます。最後に、スポンジファイルを使って爪の裏に残っているバリを除去します。

スクエアオフの形の整え⽅

スクエアオフとは、爪の形を四角く整えるスクエアの直角を削り、丸みを描いた形のこと。スクエアのシャープな印象が少しやわらかくなって、オーバルの女性らしい印象を演出することができる形です。指が細く長く見え、しかも、強度も悪くはないので、人気の爪の形です。

作り方はスクエアと同じで、まず、爪の先端をまっすぐに削ります。このとき、エメリーボードを爪に対して90度にあてるようにして、削りながら形を調整し、爪の形に合わせていきます。先端がまっすぐになったら、先端に合わせて両サイドもまっすぐに削ります。最後に角を落とし、スポンジファイルを使って爪の裏に残っているバリを除去します。

爪の表⾯を磨く

爪ケア道具爪の表面をなめらかにすることをバッフィングといい、その際に使う道具をバッファーと呼びます。爪の表面につやを出すために使う道具はシャイナーです。このふたつを使って、爪の表面を整え、磨いていきます。

バッファーは、爪の表面のデコボコをなめらかにします。一般的にはスポンジ製で、目の粗さを示すグリッド数で種類分けされています。数が小さくなるほど粗くなり、大きくなるにつれて細かくなってきます。爪の表面を削りすぎると、爪が薄くなってしまい、傷ついてしまいます。ていねいに少しずつ行っていくことが大切です。

爪の表面がなめらかになったら、シャイナーでツヤを出していきます。爪に密着させるように磨いていきます。爪が薄い方、バッファーで表面を削りすぎてしまった方は磨きすぎに注意しましょう。なお、バッファーとシャイナーがひとつになっている製品を使うと便利です。

⽖をオイル・美容液等で保湿する

ネイルオイル最後に、ネイルオイルや美容液などを爪全体になじませましょう。ネイルオイルは、甘皮に沿ってネイルにのせ、しっかりとオイルをなじませてから、爪の両サイドにもネイルをなじませていきましょう。

ネイルオイルや美容液を選ぶ場合、重要なポイントは保湿力。ホホバオイルやオイルリーブオイルなど、植物性のオイルのほか、保水力の高いセラミドやヒアルロン酸などが配合されたものもあります。アナタの爪に必要な成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。

また、オイルの形状には、マニキュアタイプやペンタイプがあります。オーソドックスなのはマニキュアタイプで、使い方もマニキュアと同じです。ボトルはさほど大きいわけではありませんが、ガラス製のタイプが多いため、持ち運びには注意が必要。また、ペンタイプは、持ち運びやすく、さらにペン先が筆のようになっているため、塗りやすくなっています。毎日、携帯して使いたい方、マニキュアを塗るのが得意ではない方におすすめです。

さらに、オイルによって速乾性があるタイプ、香り成分が含まれているタイプ、コスパがよく続けて使いやすいタイプなど、いろいろあります。ネイルオイルや美容液を使うシーンを考えて、アナタに合った製品を見つけるようにしたいですね。

⽖に良い栄養素を与えて美爪を目指そう!

きれいな手優雅な指先を演出するための爪の整え方にはいろいろな方法がありました。はじめからうまくいかないかもしれませんが、まずは定期的にお気に入りの形に整えていきましょう。繰り返すことでうまく仕上がるようになります。

また、爪によい栄養を与えることも大切です。それまでの食生活を見直し、爪の健康をサポートする食生活を心がけることで、身体の内側から爪の美しさを引き出していくようにしましょう。人間の身体は食べ物でできていますので、食生活を替えることで健康的な爪になっていきます。さらに興味のある方は、こちらをご参照ください。
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