デリケートゾーンのの肌が乾燥してしまうのは多くの女性が抱えている悩みだと思います。この部分は体の中でももっとも敏感な部分であり、薄い皮膚であることも問題の理由となっています。さらにはなかなか相談できない場所でもあり、どうしていいか分からない人も多いことでしょう。
今回は、デリケートゾーンのトラブルの原因や改善するためのアイテムを紹介していきます。
CONTENTS
デリケートゾーンのトラブル
デリケートゾーンがカサカサ乾燥する
デリケートゾーンのトラブルで一番多いのが、乾燥によるカサカサです。後述していきますが、カサカサはいろいろな原因により引き起こされてしまいます。その原因によっては次からあげる症状にも発展するのでカサカサしたら、すぐに対処するようにしましょう。
デリケートゾーンがかゆい・においがする
デリケートゾーンの肌に住み着いている常在菌のバランスが乾燥や、皮脂の過剰分泌などによって崩れてしまうと、雑菌が増殖して肌を荒れさせることで、かゆくなってしまいます。
それ以外にも乾燥によって下着やナプキンとの擦れでもかゆくなってしまいます。さらに増殖した、雑菌がだす老廃物によって、デリケートゾーンから悪臭がただようことにもつながり、ニオイがきつくなります。
性交痛を感じる
デリケートゾーンのトラブルとしては、性交痛もあります。これはいろいろな病気などの場合もありますし、乾燥や雑菌の繁殖の場合など様々なケースが考えられます。
タイプとしては2タイプあり、膣入り口の痛みと奥の痛みです。入り口の場合には膣炎や外陰炎の可能性がありますし、奥の場合には子宮内膜症や骨盤内感染症などの可能性があるので早急に病院に行き、医師に相談するようにしましょう。
デリケートゾーンに黒ずみがある
デリケートゾーンにはメラノサイトというメラニン色素をだし肌を守る細胞が多く存在しています。そのため、頻繁にメラニン色素をだし、わずかな刺激でも黒ずみやすくなってしまうのです。下着などによる擦れに、乾燥などが重なるだけでも黒ずむ可能性が増します。
洗う時にデリケートゾーンがヒリヒリ痛い
デリケートゾーンの乾燥やかゆみが悪化してくると、皮膚を傷つけてしまっている場合もありますので、洗ったりするとヒリヒリ痛くなる場合があります。
これはそのまま放っておいても改善することはないので、原因となる乾燥やかゆみを改善することを考えましょう。
デリケートゾーンがカサカサ乾燥する原因
デリケートゾーンの皮膚はまぶたの皮膚よりも薄い
デリケートゾーンはそもそも、皮膚が薄いです。人間の肌は、一番上の表面の角質層がバリア機能を果たしており、普通の肌のところですら0.02mmと言われており、デリケートゾーンはさらに薄くなっています。つまり、他の部分より敏感になりますし、保湿力も保てなくなり乾燥するのです。
下着や生理用品による摩擦
デリケートゾーンは、ほぼ一日中、下着で覆われています。生理中などはナプキンがさらに肌に密着しており、蒸れやすい状態かつ、摩擦にさらされています。そのため、肌が必要以上に刺激を受けてしまい、角質がとれ、乾燥しやすくなっているのです。
間違った洗い方をしている
後述しますが、デリケートゾーンを間違った洗い方をしていると肌のバリア機能を失ってしまう場合があります。
ゴシゴシ洗うことで、角質層や皮脂がそぎ落とされ、保湿力を奪ったり、雑菌を繁殖する状況を作ってしまうわけです。
ホルモンバランスが乱れている
加齢や更年期によるホルモンバランスの乱れも問題の1つです。女性ホルモンであるは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)によって、女性の体はコントロールされています。
これが加齢などによって乱れると、おのずとデリケートゾーンの乾燥などにつながり炎症を起こしやすくなるのです。
免疫力が低下している
加齢や更年期などによって、体の免疫力が落ちるのも同じく問題です。というのも雑菌などが繁殖しても退治できないからです。これによって、乾燥だけではなく、かゆみの原因である雑菌の増殖を防げず、かゆみや炎症を引き起こしてしまうのです。
デリケートゾーンの保湿ケア
デリケートゾーンの清潔を保つ
上記で、デリケートゾーンに起こりうる症状や、その原因を紹介してきましたが、場所が場所であることもあり、簡単にムレたり汚れたりとどうしてもしてしまいやすいのです。
そのため、日頃から、特にお風呂などの際に清潔に保つことが必要です。ここでは、そのための市販されいてるアイテムや洗い方を紹介していきます。
デリケートゾーンの洗い方
- やり方
デリケートゾーンはまずは、石鹸をよく泡立てて、泡と指の腹をつかって洗います。やってはいけないのは、スポンジやタオルを使って、ゴシゴシ洗うことです。ゴシゴシと洗うとデリケートゾーンに負荷をかけてしまいます。汚れがつきやすそうな部分を指の腹を使って、やさしく洗います。 - 洗う順番
洗い方は、前から後ろに丁寧に洗います。基本的にはアンダーヘアをはじめとする前側の部分から徐々に洗っていき、最後にお尻の穴付近を洗うようにしていきます。デリケートゾーンはとても複雑な構造でもあるので、おりものや分泌物が残っていたりするので丁寧に洗うことが大事です。 - ぬるま湯でしめくくる
丁寧に指の腹で汚れ部分を、順番に洗っていったら、最後はお湯で流し、デリケートゾーンを清潔な状態にします。ここで注意しなければならないのがお湯の温度です。熱すぎるお湯で流してしまうと、その部分の皮膚がお風呂上がりに、逆に水分が蒸発することで乾燥してしまう可能性があります。そのため、寒い冬でも熱すぎないぬるま湯で流すように心がけましょう。
肌の優しいデリケートゾーン用石鹸
シークレットレディ ジャムウソープ
「シークレットレディ ジャムウソープ」は、まさにデリケートゾーンに適した石鹸です。お客様満足度も89%を獲得しており、プライバシー配慮梱包なのも人気の秘密です。
デリケートゾーンにぴったりのジャム配合ソープのオールインワンになっています。柿タンニン・サトウキビエキス・茶葉エキス配合なのでしっかりと消臭効果が期待できます。泡立ちもよく、使いやすさも追求しています。
さらには黒ずみ解消、ムダ毛ケア、引き締め、フェロモンなどいろいろな効果を期待できるオールインワンなのが嬉しいポイントです。
コラージュフルフル泡石鹸 持田ヘルスケア
製薬会社である持田製薬のヘルスケア部門から発売されいてる、薬用デリケートゾーン用ソープになります。オススメポイントは、ワンプッシュで泡が出てくるタイプなので、手間もなく肌を強くこする必要なく、泡をクッションにすることにより包むように洗うことができます。
無香料、無色素、弱酸性で、殺菌成分と抗真菌成分を配合しているので安心です。赤ちゃんに使うこともできます。ニオイの原因になる汚れや雑菌をなめらかに洗い落とせますし、デリケートゾーン以外にもムレの気になる部分などを洗うのにもオススメです。
薬用ハーバルデオドラントソープ シーラボ
シーラボは、スキンケア商品やエステ事業なども手がけており、薬用ソープも得意分野になります。うるおい成分ウコンエキスや殺菌成分トリクロロカルバニリドを配合しており、ニオイの元となる、汗・皮脂・古い角質などの汚れを綺麗に洗い流してくれます。
デリケートゾーンだけでなく、足の裏やワキなどのニオイが気になる部分ならどこでも大丈夫なのもオススメポイントです。無合成着色料、無鉱物油、パラベンフリーなので品質にこだわる方でもOKです。
フェミニンウォッシュセンシティブ サマーズイブ
サマーズイブは、もともとアメリカ生まれの女性向けデリケートゾーンケアブランドなので、どの商品もデリケートゾーンのことを考えてくれており、安心です。とろみのあるリキッドソープになっており、穏やかな洗い心地が評判です。
ココナッツ由来の独自保湿成分であるLamesoftを配合することで、肌のうるおいを保ちキープしてくれます。これにより洗い上がりが自然になり乾燥を防いでくれます。
インティメートウォッシュフレッシュ iroha
このデリケートゾーンソープは、明治から創業している伝統的な石鹸メーカーである玉の肌石鹸株式会社とirohaで共同開発されており保湿成分には、グリセリンを配合していて、安心の弱酸性です。
植物性グルコマンナンをスクラブ剤として配合しているので、やわらかな泡とともに気になる汚れやニオイを落としてくれます。デリケートゾーンをフレッシュジャスミンの香りでカバーし、しっとりと洗い上げてくれます。
保湿ケアは風呂上り
保湿ケアのタイミングは2回あります。一般的には風呂上がりが推奨されていますので、もちろん風呂上がりは行います。
さらに、朝起きた時にもう1回行うのが理想的です。また、上記でも紹介したように、入浴の際にはくれぐれもゴシゴシ洗わないようにしましょう。
保湿クリームで保湿する
保湿クリームの特徴としては、結構べたつきがあるので、購入前にべたつき具合を確かめたほうがいいでしょう。ケアをしているのにかえって気持ち悪くなってしまう場合もあります。使い方は、人差し指と中指にとって指の腹の部分を使って、優しく塗り広げるやり方がオススメです。
デリケートゾーンのおすすめ保湿クリーム
アンティーム ホワイトクリーム
誰もが気になるデリケート部分の保湿。これに特化したのがこのアンティームから発売されているホワイトクリームです。
デリケートゾーンの黒ずみをオリーブオイルから抽出した自然原料によって潤いを与えてくれます。植物による力だけでなく、海藻、セージ、レモン、甘草、ブルーベリーなどによる相乗効果も期待でき、肌にやさしく環境にも配慮した保湿クリームになります。
ビオトゥルム フェミニンクリーム
ビオトゥルムフェミニンクリームは、独自のラクトインテンシブアクティブコンプレックスによってデリケートゾーンに潤いを与えつつ、自然なバランスによってデリケートゾーンを整え、高品質な植物油によって肌をやわらかく保ちます。お風呂上がりのケアと相性が良く、快適な毎日を送るための新習慣として、デリケートゾーンにアプローチしてくれます。
アロマベビーナッピーラッシュバーム FRESH
アロマベビーナッピーラッシュは、生まれたての柔らかないお肌のようにオーガニックアロマの力で潤いを与えてくれるアイテムです。
デリケートゾーンだけでなく、おむつ交換の際に使用することでもでき、カレンデュラの効果で美しくすべすべになれます。ビーワックスとココアバターの力でキメの細かい肌を維持できます。
他にも、ホホバオイル、シアバター、ココナッツオイル、ラベンダーオイル、ティートリオいる、スイートアーモンドオイルなどふんだんにアロマ成分を含んでおり、リラックスできます。
ハーバルラビットナチュラルゲルクリーム
ハーバルラビットナチュラルゲルクリームは、有効成分を2種類も配合したデリケートゾーンケアクリームです。水溶性プラセンタエキスとグリチルリチン酸によってデリケートゾーンを保湿してくれます。
水溶性プラセンタエキスは、黒ずみの原因となっているメラニンの生成を抑制してくます。グリチルリチン酸は、炎症などの部分の症状をおだやかにしてくれます。野バラの香りとともに潤い成分と保湿成分が乾燥を防いでくれます。
イビサクリーム
イビサクリームには今大注目のトラネサム酸とグリチルリチン酸2Kが含まれています。もともとはVIO脱毛後のケアクリームとして開発されただけあって、黒ずみへの効果は期待できます。
黒ぞみを改善してくれる徹底的な保湿ケアと美白有効成分であるトラネキサム酸の相乗効果でお肌のターンオーバーを助けてくれます。保湿に優れた成分と潤いに優れた成分、どちらもふんだんに使われているので、乾燥からも解放されます。
保湿オイルで保湿する
保湿オイルもいろいろなものが発売されているのでオススメです。保湿オイルはクリームなどとは違ってサラッとしているので、使いやすいです。人差し指、中指、薬指の3本をそろえて、スプーンのような形にしてくぼませてとります。
その後は、デリケートゾーンを覆うようにして指全体で塗り広げていきます。オイルタイプは高いので、出し過ぎには気をつけましょう。
デリケートゾーンのおすすめ保湿オイル
インティメール バーシングオイル
このオイルはマッサージオイルとして使うものでもあり、さらに妊娠32週目以降から産後まで使える、潤いオイルです。ブドウ種子油によって、肌の保水力を高め角質を健やかに保ってくれますし、デリケートな敏感肌でも安心して使える優しい成分です。
抗酸化力の強いビタミンEが豊富に含まれていることによって、皮膚細胞の酸化を抑制してくれます。その他にも、エイジングケアに効果的だと考えられていて、マンゴー種子油やアンズ核油によってさらに皮膚への浸透、柔軟性も増し、潤いを与えてくれます。
アンティーム フェミニン ウオッシュ
アンティームフェミニンウォッシュは、デリケートゾーンのムレやニオイ、そしてかゆみが気になる方にオススメのオイルです。この商品は、日本におけるフィトテラピーの第一人者である森田氏が厳選したオーガニックハーブ原料を使った、デリケートゾーン専用のオイルなんです。
センシティブな部分だからこそ、植物由来のやさしい成分でアプローチします。弱酸性リキッドソープで自然由来の洗浄でデリケート部分のpHバランスを改善しましょう。
馬油
馬油で大丈夫?って思う方は結構いると思いますが、実は馬油は植物性油であることもあり、実は肌トラブル全般に相性がいいのです。
しかも、馬油には、殺菌、抗酸化、抗炎症などの効果もあるので、デリケートゾーン部分のいろいろな悩みに合致しています。皮膚の表面に膜を張ってくれる効果もあり、酸化防止にもなります。
フェミノールプラス アロメディカ
フェノミールプラスは、バラの谷とも呼ばれるブルガリアの生産地で生まれた、ダマスクローズオイルが特徴的なオイルです。その他にもヒマワリ油やブドウ種子油といった成分でデリケートゾーンの保湿を行ってくれるだけでなく、洗浄も行います。
デリケートウォッシュオイル ピーチジョン
下着ブランドとしても有名なピーチジョンですが、このオイルは単なるオイルではなくちゃんとした抗菌作用のオイルです。無農薬栽培で作られた国産植物原料を配合しているため肌への潤い効果も実感できます。
自然由来成分95%以上で開発されており、合成シリコン、合成染料、合成着色料、合成誘導体などは使っていないので、デリケートな部分であることを考えるとありがたい配慮です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?デリケートゾーンの悩みはとても難しい問題をかかえています。ただ乾燥していただけなのに、そのまま放置してしまったことで、かゆみやニオイに発展します。さらには見た目にも黒ずみや肌荒れなどのダメージが出てしまう場合もあります。原因にはいろいろありますが、病気の場合には早めに医師に相談する必要があります。
また、乾燥が原因の場合には、ここで紹介したような保湿アイテムを使うことで改善することができますので、毎日の保湿ケアを欠かさないようにしましょう。まだ、問題が起きていない人も乾燥しやすいタイプの人は今から保湿ケアをやりはじめましょう。