ホワイトニングに興味はあるけれど、本当は白くならないのではないか、もしかしたら歯が溶けてしまうかもしれない、タバコを控えなければいけないと聞いたことがある、などと心配に思ってしまい中々踏み出せずにいるかもしれません。
ホワイトニングで歯が白くなれば印象も良いですし、若々しくみえるものです。ただ新しいことを始める前というのはいくつか不安な気持ちになります。
今回は全てのホワイトニングのデメリットとそのデメリットを解消する方法を一緒にご紹介してまいります。
CONTENTS
オフィスホワイトニングのデメリットと解消法
ホワイトニングと一口に言ってもいくつかの種類があります。それによってデメリットも変わってきますので、ここでは各ホワイトニングごとのデメリットとデメリット解消法をご紹介してまいります。
オフィスホワイトニングとは
オフィスホワイトニングは、通常過酸化水素を使った高濃度のホワイトニング剤を歯に塗り、レーザーなどの光によって過酸化水素を酸素と水素に分解させます。このとき発生した酸素が着色している物質と結びつき、色素を無色透明に分解します。
さらに、歯のエナメル層の表面を変化させ、光の乱反射を起こして歯を白く見せることができるようになります。歯科医師や歯科衛生士がしか施術をすることができないので安心して施術を受けることができます。
オフィスホワイトニングのデメリット
1.色戻りする
オフィスホワイトニングの最大のデメリットは、短期間で施術するため、色の戻りが早いということ。個人差がありますが、平均して持続期間は3~6カ月ほどです。
2.知覚過敏が起こる場合がある
薬剤によって歯の表面についているペリクルという膜がはがれるため、人によっては知覚過敏になりやすいこともあります。
3.費用が高い
施術費用が高いのもネックのひとつ。歯科医院での施術でおよそ3~5万円ほどかかるといわれています。
4.強い薬
オフィスホワイトニングでは過酸化水素といって消毒用のオキシドールと同じ成分になっているので安全なお薬ではありますが、注意が必要なため素人は扱うことができず歯科医師か歯科衛生士のみ取り扱うことができます。
5.歯科医院に行かなければいけない
オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師か歯科衛生士による施術を受けるほか行うことができません。歯科医院に行く時間が取れない人は施術を受けることが難しいです。
6.歯茎に付着した場合痛みがある
もし歯茎にオフィスホワイトニングの薬剤が付着した場合は痛みを伴う場合があります。一過性のものなのですぐ治まりますが可能性としてはあります。
7.ホワイトスポットが目立つ
ホワイトスポットとはエナメル質の形成不全の一種で歯に白斑をもたらす症状です。ホワイトニングをすることで白く一時的に目立つことがあります。
8.奥歯は白くできない
オフィスホワイトニングを行う場合頬の薬剤が付着しないように、大体が前から5本目までの歯になります。
オフィスホワイトニングのデメリット解消法
1.色戻りを防ぐ方法
色戻りを解消する方法は次に出てくるホームホワイトニングを併用することです。一緒に行うことをデュアルホワイトニングと言い色戻りしやすいオフィスホワイトニングの弱点を補うのと同時に白さもアップしやすくなります。
2.知覚過敏を防ぐ方法
ホワイトニング剤による歯の表面の荒れの心配やトラブルは、施術後しばらくすると解消されます。唾液の作用により一般に、歯の表面の保護膜(ペリクル)は、1~2日程度で回復し、知覚過敏についても数日で回復します。さらに回復を早めたい場合は歯のトリートメントなども併用することをおすすめします。
3.費用を抑える方法
施術費用については、一般の歯科医院よりも、ホワイトニング専門の歯科医院の方が多少安く済みます。とはいえ、費用はかかりますが、しっかり白くなるため費用対効果は抜群と言えます。
4.日本の薬機法は厳しい
濃度が高い薬と言っても日本の薬機法は厳しく、その中で使うことが許可されている薬のため安全性は高いです。しかも歯科医師か歯科衛生士という国家資格保持者が取り扱うため安心です。
それでももし心配な場合は次に紹介するホームホワイトニングの方が濃度が低くゆっくり作用するためおすすめになります。
5.歯医者に行くことはメリットたくさん
オフィスホワイトニングをするには必ず歯医者に行くことになりますが、歯医者に行くことで早期の虫歯治療に繋がったり口元への意識が向上するためおすすめです。
6.事前に歯茎の保護を申し出ましょう
ほとんどの歯科医院では歯茎に防護クリームなどをぬってくれることが多いと思いますが、もし心配であれば事前にスタッフに伝くと良いでしょう。
7.ホワイトスポット一時的に目立つだけ
ホワイトニングをしたからホワイトスポットができるわけではなく、元々ホワイトスポットは存在しています。ホワイトスポットは一時的に目立つだけなのでそのままにしておいてもいいですし、心配な場合はカルシウムなどの専用のペーストでトリートメントすると良いでしょう。
8.奥歯を白くしたい場合はホームホワイトニング
オフィスホワイトニングで白くできない奥歯はほとんどが笑った時に見えないのでそれほど気にならない場合がほとんどですが、もし奥歯も白くしたい場合は次に紹介するホームホワイトニングがおすすめです。
ホームホワイトニングのデメリットと解消法
ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングでは、まずは歯科医院でご自身の歯に合ったマウスピースを作ってもらいます。
そして、歯科医院の指導のもと、自宅でホワイトニング剤を塗布してマウスピースを2時間ほど装着します。2週間ほど続けることで、色戻りの少ない自然な白さに仕上がります。
ホームホワイトニングのデメリット
1.手間がかかる
ホームホワイトニングは、1日30分~2時間、最低2週間もの間マウスピースをつけるなどの手間がかかることが最大のデメリットと言えます。
2.効果を実感するのに時間がかかる
ホームホワイトニングはすぐに効果が現れるわけではりません。このため、途中で断念してしまう方がたまにいらっしゃいます。
3.色の濃い飲食物を控える必要がある
ホワイトニングの期間中は、喫煙、コーヒーやワインなど、着色しやすい飲食をできるだけ控えなければなりません。
4.もしトラブルがあった場合すぐ対処できない
ホームホワイトニングは自宅で行うためもしホームホワイトニング中にトラブルがあった場合は歯科医院に問い合わせるか赴くほかありません。
ホームホワイトニングのデメリット解消法
1.本当は楽
自分でおこなうと思うと面倒くさいイメージがありますが実はかなり簡単。マウスピースにジェルを入れたらそのまま装着しあとはTVを見たり、本を読んだりお風呂で半身浴をしながらもOKなのであっという間に時間が過ぎていることがほとんどです。
2.オフィスホワイトニングと併用で短期間
ホームホワイトニングだけでしっかり白くしようとすると長期間行わなければなりません。ですが先ほどのオフィスホワイトニングと併用すれば比較的短い期間で歯を白くすることができます。
3.控える時間が短いホワイトニングもある
さらに今では喫煙や飲食などを控える時間が短く30分だけ控えれば大丈夫な歯科医院も多くありますのでぜひ問い合わせてみて下さい。
4.歯科医院選びが重要
ホームホワイトニングでのトラブルはほとんどありますが、もしそうなった場合の対処法などをしっかり説明してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。
心配なことは事前にしっかり聞いておくことをおすすめします。
デュアルホワイトニングのデメリット
デュアルホワイトニングとは
デュアルホワイトニングとは、上記の歯科医院でのオフィスホワイトニングと、自宅でのホームホワイトニングを併用する方法です。歯科医院ではオフィスホワイトニングの施術を受け、さらにマウスピースを作ってもらい、自宅でホームホワイトニングを行います。
内側の象牙質も外側のエナメル質からも白くすることができて即効性のあるご自身が求める歯の白さを実現することができます。そして色の戻りが起こりにくく、メンテナンスしながら納得のいく歯のホワイトニングができます。
デュアルホワイトニングのデメリット
1.費用がかかる
最大のデメリットは費用面でしょう。二種類の方法を同時に行うためえ、5~10万円程度の費用がかかります。
2.期間が空きすぎるとダメ
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うことが重要なためあまりにも期間が空きすぎてしまうとそれぞれ単独の効果となってしまう場合があります。
デュアルホワイトニングのデメリット解消法
1.デュアルホワイトニングの費用対効果
どんなに費用がかかっても、白くて理想的な歯を実現したいという決意があれば、デュアルホワイトニングのデメリットは解消されます。一度白くしてしまえばメンテナンスはかなり安くすみます。
ご自身へのプレゼントとして歯の白さを実現させるという考え方もありますし、美容エステを定期的に施術するのと比較すると、さほど高額ではないという考え方もあります。
2.通う計画を立てる
とんでもなく忙しい期間は避け確実に歯科医院に通うことができる時期を選びましょう。通うのは多くても3~5回くらいが相場です。
セルフホワイトニングのデメリットと解消法
セルフホワイトニングとは
セルフホワイトニングは、歯科医院ではないセルフホワイトニングサロンにてスタッフに説明を受け、ご自身でケアを行います。
医療行為ではないため医薬品は使用せず、メタリン酸やポリリン酸、酸化チタンなど、食品添加物としても知られるものを使用します。そのため、薬剤による痛みなどの心配がなく、これまでの食生活などで着色した色などを落とすことができます。
セルフホワイトニングの相場は3000~5000円程度が相場。ほかのホワイトニングと比較すると、かなりリーズナブルに施術することができます。
また、施術の際に痛みが生じることが少なく、施術の回数も決まっていないため、希望の白さになるまで、ご自身のペースで施術することができます。
セルフホワイトニングのデメリット
1.専門家がいない
歯科医院ではないため、歯科医師や歯科衛生士がおらず施術中に何らかのトラブルが生じても対応してもらえないこと。
2.元の歯の色にしかならない
また、本格的なホワイトニングではなく、あくまでも歯の表面についた着色を落とすことで歯の白さを実現させるため、元の歯の色にしか戻らず歯が真っ白にはなりません。
セルフホワイトニングのデメリット解消法
1.サロンを探す
まずはサロンの情報を集めること。評判や口コミ情報などを調べ、目的のサロンでは器材などの消毒をしっかりと行っているのか、その他さまざまな管理がなされているのかなどをチェックするようにしましょう。
2.どのくらい白くしたいのか
歯を真っ白にしたいのであれば、オフィスホワイトニングなど、専門的なホワイトニングに切り替えた方がベター。
セルフホワイトニングはあくまでも医薬品を使わずに歯の汚れを落とすものなため元の色に戻したい方にはおすすめです。
ホワイトニングの調査で
歯が白いことでどれほど人生がプラスになるのかを物語るアンケートの調査結果がいくつかあります。国内のネットによるアンケート(http://qzoo.jp/)によりますと、「黄ばんだ歯は人生にマイナスの影響しかもたらさ」ず、歯の白さでプライベートはもちろんのこと、仕事においてもプラス効果が現れ、人生そのものが前向きになれることが明らかになりました。
また、英国の大衆新聞サイトMail Online(http://www.dailymail.co.uk/home/index.html)が行った男女2000人に対する白い歯についての調査によりますと、歯が白いと雇用率が上がり、年齢が5歳若く見えると考えられていることがわかりました。
歯を白くすることの本質的なメリットとデメリットが見えてきましたね。
歯が黄ばんでいると仕事にも悪影響・・・
歯が黄色いと、人に与える印象が悪くなります。前述の国内調査の結果では「歯が黄ばんでいるだけで笑顔はくすみ、イメージは大きくダウン」とあるほか、「歯の黄ばみは仕事にもマイナス」として、特に営業の仕事に就いている方は歯の黄ばみが気になる傾向にあります。
実際、人と接しているとき、相手の顔や口元は気になりますよね。同じように、あなたが向かい合っている人も、あなたの顔や口元が気になっているものです。
白い歯は前向きになれる!
白い歯が見た目よりも若々しく、健康に見せることは、前述の英国の調査からもわかります。実際、白い歯が口元から見えると、知的でさわやかな印象を与えますよね。
前述の国内調査においても、歯が白い人は「人付き合いが上手、友だちも多く、異性にモテ、コミュニケーション能力が高く、仕事がデキる」など、いい印象ばかり人に与えます。これまで自分に自信のなかった方も、自信が持てるようになり、前向きになれますよね。
ホワイトニングのデメリットはホワイトニングをしないこと
今回は、歯のホワイトニングのデメリットについて調査してみました。ホワイトニングをすること自体は金銭面だったり面倒だったりいくつかデメリットはありました。
ですが黄ばんだ歯はそれよりもかなりのデメリットがあり、ホワイトニングで手に入れた白い歯の方が多くのメリットがありました。白い歯はプライベートにも仕事にも良い効果をもたらすことがわかりました。これをきっかけに、美しい白い歯を目指してみてはいかがでしょうか。
また、ホワイトニングのデメリットについて今回はご理解いただけたかと思いますが、ホワイトニングの副作用についても知りたい方はこちらの記事が参考になりますよ!