ヘアケアに欠かせないトリートメントの選び方4つとおすすめ5選

髪の毛に使うトリートメントと聞くと傷んだ髪の毛を修復してくれる効果があると思っていませんか?実はそれ間違っています。多分ほとんどの方が驚くのではないでしょうか?今回はトリートメントに隠された本当の効果や正しい選び方についてご紹介します。

トリートメントとは

オイルを出している女性

トリートメントをすると髪の毛が蘇るようなイメージを持っている方は多いと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか?トリートメントの本当の効果について解説していきます。

修復はできない

トリートメントの広告の中で、「髪の毛のダメージを修復してくれます」「髪の毛を元通りの健康な状態にしてくれます」などと宣伝されていることありますよね。しかし、それは本当の意味では正しくないのです。

髪の毛自体は生きている細胞ではなく、自分で再生することはありません。皮膚のように傷んだ部分を自分で補修して治すようなことはできないのです。これはトリートメントを塗っても同じことで、修復しているわけではありません。

これ以上傷まないようにする

トリートメントはダメージを受けている髪の毛がこれ以上傷まないようにケアしていくものです。トリートメントに含まれている成分の働きは、主に髪の毛の一番外側を覆っているキューティクルと同じようなコーティングをしてくれるのです。

その成分がついている間はきれいなつや髪を維持してくれますが、そのコーティングが剥がれれば、髪はまたダメージを受けた状態に戻ってしまいます。

しかし、コーティングをして、髪の乾燥と内側からのタンパク質の流出などを防ぐことで、髪の毛をそれ以上傷めないように防ぐ効果があることがメリットです。

洗い流すもの流さないもの

トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがあります。洗い流すタイプは、シャンプーの後にトリートメントを付けてから、何分か放置してから、洗い流して使います。

一方で、洗い流さないタイプは、シャンプー後ドライした後などに、髪につけてそのまま流さないで浸透させて使います。

これらの違いはなんなのでしょう?洗い流すタイプの良いところは、髪のダメージを重点的に補修できることです。一方、洗い流さないタイプは、髪の内部だけでなく表面もケアできることです。両方とも役目が違うので、両方使っても問題ありません。

トリートメントの主な成分と効能

手で髪の毛を縛ってる女性

トリートメントの商品にも多種多様なバリエーションがあります。見比べたときに違いがわかるように、成分の特徴と効能について知っておきましょう。

アミノ酸成分

アミノ酸配合のトリートメントは、髪に馴染みやすく、うるおいを与えてくれる効果が高いといわれています。アミノ酸の中でも多いのが、髪の主成分と同じケラチン配合のタイプ。髪の毛のハリやコシを取り戻し、髪のまとまりもよくなります。

ただし、アミノ酸成分は頭皮に残るとかゆみを起こすこともあります。毛先を中心につけることを忘れないようにしましょう。

コンディショニング成分

コンディショニング成分は、髪の毛のからまりやごわつきを防ぎ、髪同士の摩擦から髪を守る働きがあります。コンディショナー(リンス)はシャンプーだけではからまってしまう髪の毛の指通りをよくして、まとまるようにするために使うものです。よく耳にする、シリコンもコンディショニング成分の1つなんです。

トリートメントにもコンディショニング成分は含まれています。界面活性剤や油分などのコンディショニング成分が、髪全体を覆って静電気の発生などを抑えます。さらさら、まとまりのある髪をつくるためには大切な成分です。

カチオン界面活性剤

トリートメントに含まれるカチオン界面活性剤は、きしみをなくし、静電気を防ぐために配合されています。カチオンというのは、プラスに帯電した陽イオン界面活性剤のことです。

トリートメントの主成分は、このカチオン界面活性剤です。髪の毛の表面のマイナスに帯電している部分とカチオン界面活性剤のプラス部分がくっついて、層を作り出し、静電気を防ぐ役目があります。また、繊維をやわらかくする効果もあり、髪の毛をしなやかにまとめてくれます。

ノニオン界面活性剤

これは乳化剤とも呼ばれる、界面活性剤です。ノニオンというのは、非イオンという意味で、水に溶かしてもイオンにならないものです。エステル型、エーテル型、などの分類があります。油分が水分の中で分離しないように混ぜてくれます。

トリートメントの選び方

自分の髪の毛を見ている女性

トリートメントの種類はさまざまで、どんなタイプを選んだら良いか迷ってしまいがちです。間違った選択をすると、自分の髪の毛に合わずにもったいない思いをすることになるので、失敗はしたくないところです。トリートメントの選び方をここで確認して、ぜひ役立ててくださいね。

自分の悩みにあったものを選ぶ

髪質は人それぞれで、細い髪の毛でやわらかい人もいれば、太くてごわつきやすい人もいます。また、ダメージが強い場合や、カラーやパーマの持ちを良くしたい場合などもあるでしょう。

トリートメントには髪質によって、または目的によって、有効成分の違うタイプが販売されています。表記を確認して、自分の髪質や目的に合ったものを選びましょう。

プロに選んでもらう

自分では髪質がわからなかったり、どんなタイプがあっているのか分からないことも多いと思います。失敗したくない方は、プロに選んでもらうのも良いでしょう。いつも行っている美容室の美容師さんや、ヘアケア用品を扱っているお店の店員さんに相談するのもアリです。髪質を診断してもらって選べば、自分の髪をより美しくしてくれるぴったりなトリートメントが見つかるでしょう。

市販より美容室の物の方が良い

市販品のトリートメントよりも美容室で売っているサロン専売品の方が高いのは、質が良いからです。主な違いは、主成分であるカチオン性界面活性剤の違いにあります。

カチオン性界面活性剤には3級と4級があり、市販品で主に使われているのは安価な4級の方です。4級のものは、肌荒れがおこりやすかったり、吹き出物の原因になりがちです。一方、3級の方が主にサロン専売品で使われていて高価であり、問題を起こしにくいといわれています。

口コミも見るとより良い

トリートメントを現品買いして後悔する前に、よく吟味してから買うことが大事です。そこで役に立つのは口コミ。人によって髪質や感じ方は異なるものの、大筋で良いと口コミがあるものは、良い商品である確率が高くなります。

口コミサイトはいくつかあるので、気になっている商品の口コミや、ランキングなどを参考にして選んでみましょう。詳しくシャンプーを解析しているサイトもあるので、どんな成分が入っているのか、どんな人におすすめなのかなど、よく検討してから選ぶことをおすすめします。

トリートメントを効果的に使うコツ

ヘアブラシトリートメントは同じものを使っていても、使い方次第で効果が変わってきます。正しく使うことが大事です。トリートメントの使い方をここで確認しておきましょう。

コツ①シャンプーの後に

トリートメントの洗い流すタイプを使う場合は、シャンプーをした後に使います。リンス、コンディショナーを使ってから使う人もいますが、シャンプーの後で大丈夫です。

もしトリートメントに合わせてコンディショナーを使うのならば、トリートメントの後にコンディショナーを使ってください。コンディショナーを使ってからトリートメントしても、コーティングされた状態なので、トリートメントの栄養素が髪に浸透しなくなってしまいます。

コツ②カラーやパーマをした後は避ける

カラーやパーマの後に、長持ちさせたいためにトリートメントをすぐに使ってしまう方がいますが、実はこれは間違った使い方です。

カラーやパーマの時に使った髪に負担を与える薬液を閉じ込めてしまうことになり、髪のダメージを進めてしまう原因になりかねません。

ヘアカラー後はカラートリートメントのような専用のものを使ってケアするようにしましょう。

コツ③正しくトリートメントを使う

では正しいトリートメントの使い方ですが、まずはシャンプーをして、よく水を絞りきることが大事です。その方が、トリートメント剤の浸透がよくなります。

つけるときは毛先からつけていき、髪の毛をマッサージするようにも揉み込んでいきます。つけるのは、毛先から中間までの部分だけで十分で、頭皮にはつけないでください。

その後、10分程度放置してなじませます(商品によりかわります)。

シャワーの時は、ゴシゴシとすべて流そうとせずに、優しく洗い流すようにしてください。以上が、効果的ににトリートメントを使うコツです。

おすすめのトリートメント5選

ヘアケア用品

数あるトリートメントの中で、口コミで人気のおすすめ商品をピックアップしてみました。洗い流すタイプも洗い流さないタイプも含めて5つをご紹介します。

①フィーノ「プレミアムタッチ浸透美容液ヘアマスク」

フィーノ「プレミアムタッチ浸透美容液ヘアマスク」
@コスメでも堂々一位の、フィーノのヘアトリートメント。1000円ちょっとと安価ながらも、高い効果で人気があります。週に1、2回使うのが望ましいため、この価格なら続けやすいですね。

傷んだ毛先を根元と同じくらいの艶へ導いてくれます。
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②ケラスターゼ 「NUソワン オレオリラックス」

ケラスターゼ 「NUソワン オレオリラックス」
ロレアルのブランドである「ケラスターゼ」はヘアケアの専門ブランドです。ロングセラーのこちらの商品は、洗い流さないヘアトリートメントとして、非常に高い人気があります。サラサラでまとまりやすい髪の毛へと導いてくれます。
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③ジョンマスターオーガニック「ラベンダー&アボカド インテンシブコンディショナー」

ジョンマスターオーガニック「ラベンダー&アボカド インテンシブコンディショナー」
オーガニック製品で有名なジョンマスターはシャンプーが人気ですが、トリートメントにも良い商品が多くあります。こちらのアボカドオイル配合のトリートメントは、ラベンダーオイルをはじめとして12種類の植物エキスに天然ビタミンが配合されています。

髪にコシがないタイプにおすすめです。また、香りもよくて、使いながらもリラックスできるのもポイントが高いところです。
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④ボタニスト「ボタニカルヘアマスク」

ボタニスト「ボタニカルヘアマスク」
植物性成分を中心に作られている人気のボタニストのヘアトリートメントです。ボタニストは香りもよく、ドラッグストアで簡単に手に入るヘアトリートメントで購入しやすくておすすめです。

補修成分

1.アボガド油 :天然オイルにより、毛髪に自然な輝きと柔らかさ、潤いを与えます。

2.セラミド2:毛髪中のCMC(細胞膜複合体)を構成します。バリア効果に優れています。

3.スクワラン(シュガースクワラン):さとうきび由来のスクワランです。毛髪中のCMC(細胞膜複合体)を構成します。柔軟効果や乾燥防止効果に優れています。

4.11種類のアミノ酸:毛髪を作るアミノ酸です。保湿効果により、柔軟性や弾力を与えます。

・合成着色料・ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naフリー

引用元:http://botanistofficial.com/product/product/hair-care/83/

以上のように、アボカド油、セラミド2、さとうきび由来のスクワラン、アミノ酸11種類を含み、しかも着色料を使っていないので、髪にやさしい配合となっています。
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⑤ロレッタ「うるうるしたい日のトリートメント」

ロレッタ「うるうるしたい日のトリートメント」
シアバターのやさしい保湿成分で頭皮を守りつつ、天然のインカインチオイル、ルービンオイルで毛先を潤してくれます。ダマスクローズオイルが配合されているので、香りもよくておすすめ。「指通りが全然ちがう!」「名前通りの髪質になっていてこれはリピ決定」など口コミの評判も高めです
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髪は女性のいのち

髪は女性の命ともいわれるほど、大事な部分です。ヘアトリートメントを今まであまり行って来なかった方は、必要性がよく分かったのではないでしょうか?

正しいトリートメントの仕方もこの記事でよく理解しておけば、あなたもツヤツヤ髪が夢ではありません。お気に入りのトリートメント剤を見つけて、あなたもぜひ思い通りの髪質を手に入れてくださいね。