【脚痩せ法の完全決定版】本当に効果のある脚痩せ方法4選!

脚痩せについてインターネットで調べると、実にさまざまなダイエット法やダイエットグッズが出てきます。ただ、中には首をかしげたくなるような記事やグッズも存在します。今回は、本気で脚痩せしたい人のために、脚痩せ法の決定版をお届けしたいと思います。

モデルさんのすらりと伸びた美しい脚のラインって、女性にとっては憧れですよね。モデルさんも努力の結果、あのような美しい脚を手に入れているのです。では、どのような努力をすれば、モデルさんのような美脚がゲットできるのでしょうか。今回は、本当に効果のある脚痩せ法を厳選して4つお届けします!

こんな脚痩せ法は今すぐやめよう!

やめよう

少し過激な表現になってしまいましたが、「根本的に」脚痩せをしたいのであれば、以下のような方法は避けた方がよいでしょう。特に、食べたり飲んだりするだけで痩せるようなことは絶対にありませんから。

脚痩せエステ

エステティックサロンでは、痩身エステと称して、ウエスト痩せや脚痩せなどの施術をおこなっています。その根拠として、マッサージや専用機器によって脂肪燃焼を起こすということですが、残念ながら脂肪燃焼がおこるようなことはありません。

また、エステ界でよく用いられる言葉に「セルライト」という言葉があります。セルライトを溶かして静脈やリンパに流すことによって、ダイエットが可能と説明しているエステサロンのホームページもあります。

医学的にみるとこのセルライトというのはただの皮下脂肪に過ぎず、皮下脂肪がとけて静脈やリンパに流れるようなことも医学的に考えてあり得ません。そのようなことが起これば、静脈やリンパが詰まることとなってしまいます。

また、皮下脂肪は皮膚の下にベタッと付着している訳ではなく、脂肪細胞という細胞に内包されているのです。仮にセルライトを溶かしたりつぶしたりするのであれば、脂肪細胞を破壊することとなります。

エステのリンパマッサージをおこなった人の中には、あまりに強い力でマッサージされたため細菌感染を起こし、蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症してしまった人も実在します。

脚痩せエステに期待できる効果は、むくみの解消が精いっぱいのところです。むくみが解消されれば脚の「見た目痩せ」をすることは可能ですが、根本的な脚痩せとはなりません。

ただ、誤解しないでいただきたいのですが、エステの施術のリラクゼーション効果までをも否定するものではありません。

着圧グッズ

脚痩せの方法として、着圧グッズを選択される方もいらっしゃることと思います。着圧グッズとは、着圧ストッキングや着圧レギンスのように、脚を締め付けることによって脚を細く見せるアイテムのことを言います。

着圧ストッキングの中には、下肢静脈瘤などの治療に用いられる、「一般医療機器」に認定されているもののあります。

一般医療機器に認定されるためには、厚生労働省の厳しいチェックをパスしなければならないので、一定の効果は期待できるということになります。

では、一般医療機器の着圧ストッキングにはどのような効果があるかというと、下肢に滞った血液の循環をサポートして、血行を促進し、むくみを改善するということです。脚痩せができるとは説明されていません。

着圧レギンスに関しては、朝日新聞のデジタル版(2017年12月15日付)に興味深い記事があったので、以下に紹介したいと思います。

「履くだけで痩せる」などと根拠のないダイエット効果をうたって商品のレギンスを宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は14日、通信販売会社「SAKLIKIT(さくらいき)」(大阪市中央区)に対し、再発防止を求める措置命令を出した。

調査した公正取引委員会によると、商品は同社が企画販売する「CC+(シーシープラス) DOWN(ダウン) LEGGINGS(レギンス)」(税抜き2980円)。

同社は自社サイトで2016年5月~17年4月、商品を「異常なスピードで体重が落ちる。3日でマイナス5キロ」「14日以内に全身の脂肪を削(そ)ぎ落とす」などと宣伝。着用前後の体形を比べた写真や「一気にウエストが6センチ細くなった」との体験談を掲載していた。

だが実際にはダイエット効果を裏付ける根拠はなく、写真は無関係の海外サイトから引用。体験談も捏造(ねつぞう)していたことを認めたという。

商品は期間中に少なくとも1万点以上販売されたとみられ、消費者庁は不当表示に伴う売上額が5千万円以上の場合に対象となる課徴金納付命令も視野に調査を続けている。

同社は「法律を理解していなかった」とコメント。購入者への返金などの対応は検討中という。信用調査会社によると、17年3月期の売上高は約6億円。

もちろん、すべての着圧レギンスがこのような過剰な宣伝をしている訳ではありません。ただ、着圧レギンスを履いて痩せられる科学的な根拠がないのもまた事実です。

酵素ドリンク

インターネットでダイエットの記事を見ていると、「こんなダイエット法はダメ、だけど酵素ドリンクならダイエット効果あり」といった誘導をしているサイトが多々あります。

人間の体内で起こるすべての化学反応には酵素がかかわっており、不足する酵素を酵素ドリンクで補うことで、代謝を活発化することができるというのが、酵素ドリング推奨派の主張です。

ただ、そもそも酵素とは体内で分解されたアミノ酸が、必要に応じで再合成される性質をもったものです。酵素ドリンクを飲んだところで、その成分は体内で分解されるわけで、酵素を補充することにはならないのです。

医療従事者にとってはあたり前の事実なのですが、なぜこのような単純なウソに引っかかってしまうのでしょうか。それがダイエット産業の恐ろしさなのです。

先ほどの着圧レギンスもそうですが、ダイエット効果などないにも関わらず、わずか1年足らずの間に1万点も売れたということです。それだけ、ダイエットに関して人は甘い情報を受け入れがちだということなのです。

水素水

水素水も長いこと人気のダイエット商品となっています。水素をたくさん体内に取り入れることによって代謝が活発になり、それによって痩せやすくなると説明されています。

ただ、国民生活センターが2016年におこなった、水素水販売メーカー17社への聞き取り調査の結果、水素水に期待できる効果について「水分補給」という回答がもっとも多かったということです。

17社のうちダイエットに効果があると回答したのはわずか2社に過ぎませんし、そもそも水素水にはこれといった定義や、必要な水素濃度の規定などもありません。

このような効果があるのかどうか分からない水素水を、わざわざ高いお金を出して飲むのであれば、ミネラルウウォーターを飲むだけで十分でしょう。なにせ、水素水に期待できる効果は水分補給なのですから。

脚痩せに必要なたった3つのこと

脚痩せに

脚痩せを成功させるためには、たった3つのことを押さえておけば大丈夫です。これまでいろいろな脚痩せ法を試したけどダメだったという方は、以下のポイントをしっかりと理解しておいてくださいね。

脂肪燃焼

脚痩せをするためには、脂肪を燃焼させることが重要です。そして、脂肪を燃焼させるためには、有酸素運動をおこなう必要があります。

身体を温めたりマッサージをしたり、脂肪をつまんだり揉んだりしても、脂肪の燃焼がおこるようなことはありません。甘い言葉に惑わされないようにしてくださいね。

筋力の維持

ダイエットをする際に、食事制限をするという方も多いことと思います。ただ、単に食事量を減らして体重減少に成功したとしても、筋力がともに落ちてしまっていては意味がありません。

なぜなら、筋肉の量は基礎代謝と大いにかかわっているからです。基礎代謝とは、私たちが特に意識しなくても、1日の間に消費されるエネルギー(カロリー)を意味します。

そして、1日の消費カロリーのうち、基礎代謝の占める割合は6割から7割になるともいわれています。そのうちの22%を筋肉の活動が占めています。

筋肉には、関節を動かすだけでなく、身体の熱を発したり、血液を心臓に送り返したりする働きもあります。

食事制限によって筋肉量が減少すると、基礎代謝も低下して、結果として太りやすい体質になってしまうのです。また、リバウンドしてしまうのも同様の理由からです。

脚痩せをはじめ、ダイエットをするときには、筋力アップとまではいわないまでも、現在の筋肉量を減らさないよう、必要最低限の運動をするよう心がけてくださいね。

血行促進

全体的に見るとそれほど太っていないのに、下半身や脚だけが太く見えてしまうような場合、脚にむくみの出ている可能性があります。

特に、女性は男性に比べると筋力が弱かったり、筋肉量が少なかったりするため、脚のむくみが出やすくなっています。

脚のむくみにはいろいろな原因がありますが、もっとも大きな要因として血行不良があげられています。脚のむくみを改善することで、脚の見た目痩せをおこなうことが可能となります。

効果的な脚痩せ法4選!

足運動

脚痩せに必要なことを踏まえたうえで、次に、効果的に脚痩せするための代表的な方法を4つ紹介しておきたいと思います。

スプリットスクワット

スプリットスクワットは、通常のスクワットと異なり、脚を前後に開いておこなうタイプのスクワットです。前後に脚を開いたら、上体をまっすぐ下におろします。

その際、前になった方の膝が90度、後ろになった方の膝が135度になるようにしましょう。状態を下ろす際に、前後左右にぶれないように気をつけましょう。最初は左右10回程度から始めるとよいでしょう。

スプリットスクワットは、通常のスクワットよりも簡単にできて、怪我のリスクも少ないというメリットがあります。筋力アップだけでなく、姿勢の改善効果やウエスト痩せ効果も期待できるので、特に女性におすすめのエクササイズとなっています。

有酸素運動

先述したとおり、脚痩せするためには脂肪を燃焼させることが重要となります。そのためには、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動をおこなうのが効果的です。

忙しくてそんな時間はないという方は、普段使っているエレベーターやエスカレーターを階段に変えたり、帰宅時に1つ手前の駅前で下車して歩いたりするなど、ちょっとした工夫をするとよいでしょう。

カーフレイズ

カーフレイズは、簡単に言うとつま先立ちをして、かかとを上下させる運動のことを言います。スポーツジムではウエイトを持っておこないますが、自重でも十分に効果があります。

カーフレイズはふくらはぎの筋肉を刺激する運動なので、血行を促進し、むくみを改善することができます。また、継続することでふくらはぎの筋力がアップし、脚のラインをキレイにすることも可能です。

ふくらはぎの筋力アップなどというと、ふくらはぎがシシャモのようにボコッとなってしまうのでは、と心配される方もいらっしゃると思います。ただ、女性は体質的にムキムキには「なりたくてもなれない」ので、安心してトレーニングに取り組んでくださいね。

腸腰筋ストレッチ

腸腰筋は腰の骨と股関節をおなか側で結んでいる筋肉です。そして、腸腰筋が緊張するとO脚になってしまい、太ももやふくらはぎの外側が目立って太く「見えて」しまいます。

腸腰筋の簡単なストレッチは、スプリットスクワットの姿勢が参考になります。スプリットスクワットで上体を下げたら、そのままの状態で30秒キープしましょう。

右足が前に出ているときには左の腸腰筋が、左足が前に出ているときには右の腸腰筋がストレッチされます。O脚の改善効果のほか、重心バランスの安定による姿勢改善効果も得られますよ。

正しい脚痩せにチャレンジ

今回は、脚痩せ法の決定版として4つの脚痩せ法と、脚痩せに必要なたった3つのことを紹介しました。世の中に絶対ということはあまりありませんが、今回の記事を踏まえて脚痩せにチャレンジすれば、必ず脚痩せに成功することが可能です。

ダイエットをしようと思っても、ついつい簡単で楽をして痩せられる方法に流されてしまいがちなものです。ただ、長い目で見たら、今日歩く距離を少しだけ増やすなど、ちょっとした努力を積み重ねた方が確実に脚痩せできますよ。