あなたは自分の爪の形に自信がありますか?自分の爪を見ると、でこぼこしたり線が入ったりしていないでしょうか。爪がでこぼこする理由は栄養不足や乾燥といった「たいしたことない」原因以外にも、生活習慣や他の病気のサインであることもあります。
爪のお手入れが大好きな私が、爪がでこぼこする理由や種類、すぐできる爪のお手入れ方法をご紹介します!
CONTENTS
爪のでこぼこになる原因
「爪は健康のバロメーター」と聞いたことはありませんか?爪は健康であれば表面がツルツルしていますが、健康状態に問題があるとでこぼこしてきます。
爪がでこぼこする原因は、単なる栄養不足や不規則な生活が影響することもあれば、ストレスが原因していることもあります。さらに、ストレスが原因で別の病気まで引き起こしているかもしれません。
爪のでこぼこの種類と改善方法
縦線(爪甲縦溝)
- 原因
爪に縦線が入ってでこぼこしている場合は、ある意味一番「マシ」と言えます。爪に縦線が入る原因は、爪や皮膚の乾燥や老化による内蔵機能の衰えです。栄養が体のすみずみまで行き届いていないことで、爪がでこぼこしている状態です。
また、若い人でも栄養素の1つである「亜鉛」が不足すると爪に縦線がはいってでこぼこします。不規則な生活習慣や精神的なストレスも原因となります。
- 治し方
爪にはいった縦線を改善するためには、たんぱく質やビタミンなどの必須栄養素をしっかり体に取り入れることが大事です。さらに、軽い運動や「温活」を生活習慣に取り入れて、体の代謝をアップさせましょう。
規則正しい生活や8時間以上の良質な睡眠も、爪のでこぼこ改善に効果的です。
横線(爪甲横溝)
- 原因
爪に横線がはいってでこぼこしている場合は、著しい栄養不足や、爪母(そうぼ)という爪の根元に大きなダメージを受けた可能性があります。
爪は、爪の根元にある「爪母」という部分で作られて生えてきます。爪の工場である爪母が大きなダメージを受けると、健康な爪が作れなくなります。特に爪の根元に近い部分に横線が入ってでこぼこしているなら、最近体にダメージがあったことをあらわしています。
- 治し方
もし今、あなたが集中的なダイエットをして食事制限をしているならすぐに食事内容を見直しましょう。過度な食事制限はすぐにストップして、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった必須栄養素は必ず毎日取り入れるようにします。
最近ドアなどで爪を強く挟んでしまったという場合は、挟んだダメージで爪母が一時的に傷ついた状態です。それ以外に原因がなければいずれでこぼこしていない健康な爪が生えてきますが、痛みがある場合は病院で診てもらいましょう。
波打つ(爪異栄養症)
- 原因
爪が波打つようにでこぼこしている最大の原因は、意外にも「爪の根元を強く押すクセ」です。私もたまに見かけますが、爪の根元を強く押したり甘皮(キューティクル)をむしるように触ったりするクセを持っている人がいます。その場合爪母が傷ついて健康な爪が作れず、でこぼこしてしまいます。
- 治し方
日ごろ爪の根元を触るクセがある人は、すぐにやめるようにしましょう。また、仕事上機材や装置などが爪の根元にあたることが多い人は、ステロイドの塗り薬で治療する方法がありますので皮膚科で相談してみましょう。
ポツポツとした穴(爪甲点状陥凹)
- 原因
爪の表面に、1ミリ以下のポツンと小さいへこみができてでこぼこしている場合は、単なるストレスの場合のほかに、「爪のトラブル」または「円形脱毛症」の可能性があります。
爪のトラブルとは、爪乾癬や爪水虫です。爪がでこぼこするほかに、皮膚が赤くなったりボロボロとした白いかさぶた状のものが発生したりするときは病院に相談しましょう。
円形脱毛症と爪のでこぼこが関係する理由は「ストレス」です。円形脱毛症は抱えきれないほど大きなストレスがかかったときに発症しますが、爪もストレスによってダメージを受けてポツポツとしたでこぼこができてしまいます。
- 治し方
病院でも、脱毛症か判断するときに爪を診察するようです。単なる栄養不足でも爪にポツポツはできますが、ストレスフルな生活が続いているなら早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
健やかな爪を保つための3つのポイント
正しいネイルケア
- 保湿ケア
爪も、手やお肌と同じく「保湿ケア」によって健康な爪になります。最近はネイルケアもできるハンドクリームが販売されていますので、ハンドケアと爪のケアを同時に行えます。
また、爪の保湿なら「キューティクルオイル」がおすすめです。ネイリストの方も爪の保湿ケアでおすすめしているのがキューティクルオイルで、甘皮部分を保湿することで爪母を健康にする効果があります。さかむけができやすい人は、爪のでこぼこケアと一緒にケアできます。
爪は、家事をして水や濡れた洗濯物を触ったときに乾燥しやすいので、こまめなケアが大切です。水を使って爪が濡れた後は、こまめにクリームやオイルを塗りなおしましょう。
- マッサージ
クリームやキューティクルオイルを爪に塗った後は、軽くマッサージすると血行がよくなり栄養もよく浸透します。爪の両サイドを反対側の親指と人差し指で挟み、数回軽くもんであげましょう。
- 爪の手入れをやりすぎない
私も一度経験がありますが、ジェルネイルを長持ちさせるために「キューティクル処理」をやりすぎると甘皮部分がとても乾燥して、爪にダメージを与える可能性があります。処理しだすとついつい多めに甘皮を取ってしまいますが、やりすぎないように気を付けましょう。
栄養管理も怠らずに
でこぼこしていない健康な爪は、しっかりと栄養を取らなければ作られません。爪やお肌、髪を作るために必要な「たんぱく質」はどんなにダイエットしていても欠かせません。サラダチキンなど良質なたんぱく質を積極的に摂りましょう
そのほか卵などに含まれるビタミンB2や、アーモンドなどに含まれるビタミンEも、弾力があり丈夫な爪を作るために必要です。亜鉛が不足すると爪がでこぼこしますので、牡蠣やかつおに含まれる「亜鉛」も取り入れましょう。
サプリで効率的に栄養を補うのも1つの方法ですが、あくまでも補助的なアイテムとして使うようにしましょう。
ストレスや生活習慣の改善
爪とストレスは深く関係しています。睡眠不足や不規則な生活習慣でも爪がでこぼこしますので、健康な爪を取り戻すために毎日の生活習慣を見直しましょう。
ストレスを全く感じない人はほとんどいません。そのため、軽い運動やショッピングなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。過度な食事制限によるダイエットはやめて、1日8時間以上たっぷりと睡眠を取ることもでこぼこ爪の改善に効果的です。
まとめ
爪のでこぼこする原因や種類、改善方法についてご紹介しました。爪は健康状態がはっきり現れますので、ある意味体の状態をチェックしやすいです。乾燥や老化の場合は、今回ご紹介したような方法でケアしてみてください。
爪のでこぼこ以外にも、体調面で「なんだかおかしいな」と感じることがあればすぐ病院で診てもらってくださいね。日ごろのストレスとも上手に付き合う方法を見つけていきましょう。この記事が参考になれば幸いです。