もしかして上瞼にたるみが?チェック方法と解消方法を知っておこう!

鏡を見るといつも気になる目元。目の上の瞼がたるんで腫れぼったく、疲れているように見えるのがコンプレックスだという方、けっこうたくさんいらっしゃいますよね。このたるみさえなければ、目元がもっとすっきりと見せられるのに…という願い、何とか叶えてみませんか。今回は、上瞼のたるみの原因をチェックし、解消する方法をご紹介したいと思います。

上瞼のたるみをチェックする方法

人の目

上瞼がたるんで見える方は、まず、たるみのチェックをしてみましょう。とてもかんたんにチェックすることができます。

上まぶたの中心あたりを親指と人差し指でそっとつまんでみます。指を離したら、皮膚が戻るまでにどれぐらいの時間がかかるのかをチェックします。上瞼がたるんでいない場合、すぐに元にもどりますが、たるんでいると数秒ほど時間がかかります。

ちなみに、上瞼がたるんで見える特徴的な一重瞼の場合でも、目元がはっきりと見える二重瞼の場合でも、上瞼がたるんでいると目元がぼんやりとしてしまいます。アジア系の女性と西洋系の女性の目元の写真を参考にしてください。目元がすっきりしない原因はたるみであって、目が一重か二重かではありません。

上瞼のたるみの原因

人の目

上瞼のたるみにはいろいろな原因が考えられます。もしもアナタの上瞼がたるんでいるのであれば、なぜたるんでいるのかを見つけましょう。

上瞼のたるみの原因は遺伝

上瞼のたるみは、遺伝との関連性があることがわかっています。生まれつき瞼がたるんでいる方や、家族の瞼がたるんでいる場合、あるいは遺伝が原因かもしれません。ただ、すべてのケースが遺伝というわけではないため、ほかにも原因がある可能性はあります。

加齢によって筋肉を衰えてたるみが出る

瞼を動かしている眼瞼挙筋は、ほかの筋肉と同じように、年齢とともに衰えていきます。このため、筋肉が衰えてくると、肉がたるんできますので、上瞼のたるみが起こってしまいます。年齢を重ね、上瞼のたるみが気になってらっしゃる方では、眼瞼挙筋の衰えが原因の可能性が高いと考えられます。

アイプチや濃いアイメイクでの瞼への刺激が原因

毎日、目元をしっかりとメイクされてらっしゃる方は、メイクが原因かもしれません。最近ではウォータープルーフなど落ちにくいメイクアイテムが増えていますが、同時にメイク落としも大変になってきています。メイクを落とす際、洗顔料で目元をこすると、それが刺激となって皮膚にハリがなくなり、上瞼がたるんでくることも考えられます。

たるみがひどい場合、眼瞼下垂かも

眼瞼下垂とは、眼瞼挙筋が伸びて上瞼が開きにくくなる病気のこと。加齢が原因で起こるケースがほとんどですので、高齢者などで発症しやすい病気ですが、生まれつきのケースや年齢層の若い人たちでも起こりうる病気です。視界の上方が狭く、見えづらくなるなどの症状がある場合をはじめ、目を開くときにおでこやこめかみのあたりから上げる癖がある場合などは、専門の医療機関に受診してみることをおすすめします。

上瞼のたるみを解消する方法

綺麗な女性

では、上瞼のたるみを解消するためにはどのような方法があるのでしょうか。手軽にできるマッサージから手術などの方法までいろいろありますのでご紹介したいと思います。

瞼のたるみはエクササイズによって解消するかも

瞼の動きをつかさどる眼瞼挙筋は鍛えることができませんが、目の周りにある眼輪筋という筋肉はエクササイズで鍛えることが可能です。これによって瞼のたるみが和らぐ効果が期待できると同時に、目元の印象もよくなってきますので、ぜひ取り入れてみましょう。

目をギュッと閉じて5秒、そして目を開くを繰り返すエクササイズや、目を大きく開き、力を入れながら瞼を閉じて5秒、そして目を開くを繰り返すエクササイズなどを、3回続けて1セットからスタートし、上瞼を動かす癖をつけるようにします。目が疲れているときは無理にエクササイズをせず、目を休ませることも大事。

ツボ押しで瞼のたるみを改善

いいねをしている女性

上瞼のたるみを改善する効果が期待できるツボには、魚腰(ぎょよう)と呼ばれる眉の中央の少し下のあたりにあるツボ、眉間のあたりに位置する印堂と呼ばれるツボ、目頭に位置する晴明と呼ばれるツボ、眉尻のあたりに位置する絲竹空(しちくくう)と呼ばれるツボなどがあります。いずれもリンパや血流をよくし、ハリを促す効果が期待できるものですので、ふとした休憩時間などに取り入れてみてください。

化粧品で皮膚にハリを与える

スキンケアしている女性

さまざまな原因で瞼がたるんでしまったら、メイクアイテムでたるみに潤いを与えてあげるという方法があります。たるみなどに効果が期待できる成分は、肌のうるおい成分と呼ばれるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどがあります。

また、こうした成分が生成されるのを促進する効果のある成分として、ビタミンC誘導体、ペプチドなどもあります。ビタミンA誘導体とも呼ばれるレチノールにも、コラーゲンなどの生成を助ける働きなどがありますが、気になるのは副作用。刺激の強い成分ですので、敏感肌の方は配合された化粧品は使わないほうがベターです。

瞼のたるみがひどい場合は手術で治そう

医者

瞼のたるみがひどくて、何とかしたいと考えてらっしゃる方には、まぶたの整形手術という方法もあります。たるみを改善する施術方法には、メスを使わないたるみ埋没法、まぶたの一部を切除する上眼瞼形成術、眉毛の生え際のあたりを切除する眉下切開などの方法があります。

たるみ埋没法は手軽にできる方法ですが、瞼のたるみが大きく出てしまっている場合、適さないと判断されることも。詳細は専門家にカウンセリングしてみましょう。

生活習慣を改善して瞼のたるみを予防しよう

笑っている女性

上瞼のたるみには、さまざまな原因がありましたが、最近の傾向として忘れてはならないものがあります。それは、パソコンやスマートフォンの使い過ぎによる目の疲れです。長時間、目を酷使することで、視力が落ちるほか、疲れ目などで目元がぼんやりとし、瞼のあたりの肌のハリもなくなっていきます。

仕事で長時間パソコンなどを使う方もたくさんいらっしゃいますが、瞼のたるみを生まないように、定期的に目を休め、夜遅くまで使用するような生活習慣はなるべく改善していきたいです。そして、いつまでも若々しく、美しい目元が演出できるようにしましょう。