顔全体に均一にファンデーションを塗っているのに、口元だけくすんで浮いてしまう…そんな悩みを抱えていませんか?口元がくすんでいると疲れた印象を与えてしまい、せっかくリップメイクをしてもカラーが映えません。
どうして口周りはくすんでしまうのか、5つの原因を知れば正しい対策方法が分かります。口周りのくすみを撃退する方法を知りたい方だけ続きをチェックしてください!
CONTENTS
口周りのくすみの原因とは
口周りが乾燥している
口周りのくすみを抱えている方の多くは、肌が乾燥して水分不足を起こしています。肌表面の角質層の水分量が低下してしまうと、キメが乱れて光を反射しなくなってしまい透明感が失われるのです。
水分で満たされた肌は光を浴びると反射し、ツヤや透明感があるように見えます。しかし間違ったスキンケアや湿度の低下により口周りの肌が乾燥してしまうと、くすんで見えてしまうのです。口周りは会話をするためによく動かすため、筋肉運動に伴って水分が蒸発しやすい特徴があります。
紫外線のダメージ
口周りのくすみは、紫外線ダメージによっても引き起こされます。顔は腕や足と違って季節を問わず露出しているため、紫外線ダメージを受けやすい場所です。「顔全体に日焼け止めやファンデーションを塗っているのに、口周りだけ日焼けするの?」と疑問に思う方もいることでしょう。
口周りに日焼け止めをしっかり塗っていたとしても、会話による筋肉運動や無意識に口周りに触れることで日焼け止めがヨレてしまいます。こまめに塗りなおしをしないと、紫外線が通過して日焼けしてしまう可能性があるのです。
摩擦による原因
口周りのくすみは乾燥や紫外線だけでなく、摩擦によっても引き起こされます。マスクの着用・顔のシェービング・スキンケア時のこすれによって口周りがくすむことがあるのです。摩擦刺激が肌に加わると、体の防御作用により表面の角質層が厚くなります。角質層を頑丈にして刺激から守る作用が働いてしまうと、余計な角質が増えてくすんで見えてしまうのです。
口周りの肌表面を触ってごわごわするなら、摩擦刺激のせいで角質が増えすぎていることが考えられます。
ビタミン不足
「最近外食やインスタント食品で済ませていたら、肌の調子が悪くて黒ずむようになってきた……」そんな心当たりがあるなら、ビタミン不足を疑いましょう。食事の偏りでビタミン類が不足してしまうと、肌の新陳代謝機能が鈍りくすみの原因となります。
ビタミン不足は新陳代謝機能を低下させるだけでなく、肌荒れや乾燥にもつながるため注意しましょう。
睡眠不足・ストレス
保湿ケアや食事バランスに気をつかっているのに、口周りがくすんでしまう……そんな方は睡眠不足やストレスが原因に挙げられます。十分に睡眠が取れていないと肌の新陳代謝機能が落ちてしまい、余計な角質がたまってごわつき・くすみの原因となるのです。
ストレスも肌の新陳代謝機能を落とす原因となります。ストレスを感じると活性酸素(体のサビのようなもの)が発生してしまい、これが細胞を傷つけてしまうのです。活性酸素により傷つけられた肌細胞は乾燥や紫外線ダメージを受けやすくなり、くすんで見えてしまいます。
口周りのくすみができるメカニズム
ターンオーバーが乱れる
口周りのくすみは、肌のターンオーバーが乱れると起きてしまいます。肌のターンオーバーとは、表皮(約0.2mmの皮膚組織)が生まれ変わることです。この生まれ変わりのサイクルは一定の周期を保っていますが、ビタミン不足・睡眠不足・ストレス・乾燥ダメージなどにより乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れると古い角質層が剥がれ落ちなくなったり、肌の水分・油分バランスが崩れて乾燥を引き起こすのです。
メラニンが生産される
ターンオーバーが乱れてしまった肌は、紫外線や摩擦ダメージを受けてメラニンが生成されやすくなります。キメが乱れて乾燥を起こした肌は、健康的な肌に比べると紫外線や摩擦によるダメージを受けやすくなるのが特徴です。
紫外線を浴びると肌内部のメラニンを生成する組織が黒色メラニンを作り、肌を黒くして紫外線から守ろうとする働きを起こします。紫外線だけでなく、摩擦ダメージを受けると肌の防御作用によりメラニンが生産されてしまうのです。
口周りのくすみができる
肌のターンオーバーが乱れてメラニンが生産されると、徐々に肌表面が黒ずんでいきます。このメラニンはターンオーバーとともに剥がれ落ちますが、ビタミン不足・睡眠不足・ストレスなどが続くと正常に代謝されず肌に残ってしまうのです。
口周りにくすみができてしまったら、生活習慣やスキンケアの見直しをしてみましょう。
口周りのくすみ解消法
保湿ケアは徹底的に
口周りのくすみ対策を始めるなら、まずはスキンケアから見直してみてください。肌表面の角質層の水分量をキープすることで、乾燥ダメージを跳ね返してくすみを改善できます。肌に水分をしっかり補給すると、光の反射効果で紫外線ダメージを軽減することも可能です。
古い角質が残っていると基礎化粧品が浸透しにくいため、拭き取り化粧水で角質を除去してからスキンケアするといいでしょう。化粧水や美容液だけでスキンケアを終わらせず、乾燥を防ぐために乳液・クリームで油分も補ってください。
おすすめ保湿成分はセラミド
乾燥ダメージがひどい場合は、セラミドを配合した基礎化粧品で保湿することをおすすめします。セラミドは保湿成分の中でも水分キープ力に優れており、乾燥によるくすみのケアに効果的です。
肌の水分量が少なくテカりやすい混合肌タイプの方は、油分が少ないさっぱりした使用感の基礎化粧品を使ってください。セラミド入りの乳液・クリームでベタつきを感じてしまう場合は、肌内部のセラミドを増やす働きがあるライスパワーNo.11を配合した美容液を取り入れてみるといいでしょう。
肌の油分量が少なくカサついてしまう乾燥肌タイプの方は、セラミドだけでなく油分を同時に補給することが大切です。セラミドに加えてホホバオイルやミネラルオイルなどの保湿成分が入っている基礎化粧品を選び、油分を適度に補って乾燥から肌を守りましょう。
紫外線対策をしっかりしよう
口周りのくすみを改善させるには、毎日の紫外線対策も欠かせません。ポイントは季節を問わず毎日日焼け止めを塗ることです。紫外線は季節によって量が変わるものの、冬場でも肌を焼いてしまう量の紫外線が地上に届きます。
メイクアップをする必要がない休日でもなるべく日焼け止めを塗り、紫外線を徹底的にカットしましょう。日焼け止め特有のベタつきが気になる場合は、紫外線カット力があるフェスパウダーで対策してもOKです。
ビタミンCとビタミンEを補おう
口周りのくすみを体の内側から改善したいなら、ビタミンCとビタミンEを積極的に摂りましょう。ビタミンCは100mg、ビタミンEは15mgを目安に市販のサプリメントなどで補ってください。ビタミンCは1日あたり1gを超える過剰摂取をすると、体に負担がかかる可能性があります。
サプリメントに頼らず食事で摂取したい場合は、緑黄色野菜と取り入れるのがおすすめです。かぼちゃ・ブロッコリー・トマト・ほうれん草などを調理し、毎日の食事にプラスしてみてください。
ビタミンCは水に流れやすい性質を持つため、ゆでるとお湯にビタミンが溶けてしまいます。効率よく摂取するならシリコン容器に野菜を入れてレンジで加熱し、蒸し野菜を作って食べるのがおすすめです。
肌のターンオーバーが乱れているときは、ビタミン類と一緒に亜鉛やカルシウムなどのミネラルも一緒に摂取しましょう。肌組織の新陳代謝力をサポートし、くすみや肌あれを効率的にケアできます。
美白になるビタミンC誘導体
紫外線や摩擦ダメージによるくすみをケアするなら、ビタミンC誘導体を配合した美白化粧品を活用してみましょう。くすみは体の内側からだけでなく、外側からもケアすることが大切です。
ビタミンC誘導体はメラニン色素の生成を抑える効果が認められており、コツコツ使い続け
ることで美白効果を実感できます。ビタミンC誘導体を配合した化粧水や美容液を取り入れ、メラニン色素の発生をブロックしましょう。
ビタミンC誘導体はメラニン生成を抑えるだけでなく、過剰な皮脂を抑制する効果もあります。Tゾーンのテカリや皮脂による毛穴づまりに悩んでいる場合は、ビタミンC誘導体配合化粧品で顔全体をケアしてみましょう。
生活習慣を見直す
肌を美しく保つためには、生活習慣の見直しも必要です。いくら良質な化粧品を使ってケアしても、生活習慣が乱れていると口周りのくすみは改善されません。外食やインスタント食品で食事を済ますことが多いなら、なるべく自炊する日を設けてください。毎日食事を作るのが面倒なら、時間がある日に作り置きをして時短しましょう。
タバコやカフェインの取りすぎも肌の健康を守るなら注意しておきたいことのひとつです。タバコに含まれるニコチンやコーヒーに含まれるカフェインは、肌のターンオーバーを支えているビタミンやミネラルの吸収を阻害してしまいます。
ストレス解消のために嗜好品を楽しむのは構いませんが、過剰に体内に取り入れすぎないように気をつけてください。
睡眠時間を確保しよう
口周りのくすみを改善するためには、十分な睡眠を確保することも重要です。睡眠時間は1日7時間程度がよいといわれていますが、人によって適した時間は異なります。7時間以上寝てもだるい場合は寝すぎている可能性があるので、体に合った睡眠時間に調節しましょう。
なかなか寝付けず悩んでいる場合は、ベッドに入る前の習慣を見直してみてください。明るい蛍光灯やスマートフォンの光が目に入ると睡眠の邪魔をしてしまうため、寝る前1時間は部屋を暗くしてスマートフォンなどの使用を控えましょう。
どうしても寝る前にパソコンやスマートフォンを使わなければいけないなら、画面の明るさを低くしたりブルーライトカット眼鏡を活用して脳を刺激しないようにしてください。
正しく対策してくすみから美肌に
コントロールカラーやファンデーションでベースメイクをしているのに、口周りのくすみが目立って浮いてしまう……そんな悩みを抱えているなら、くすみの原因と正しい対策方法を知って実践してみましょう。くすみの原因はさまざまで、生活環境や肌質によって異なります。
くすみの原因が一体何なのか、毎日の生活習慣をチェックしてみてください。原因がわかったらスキンケアや生活習慣を見直し、正しい対策方法を実践しましょう。口周りは刺激や摩擦ダメージを受けやすいパーツのため、日ごろからしっかり紫外線・保湿ケアをしてください。口周りのくすみを撃退して、自信が持てる素肌を目指しましょう!