みなさんは、どんな石けんで洗顔をしていますか?高保湿練り石けんを知っていますか?普通の石けんよりも保湿、美肌、黒ずみ改善に優れている石けんです。今回は、高保湿練り石けんの成分や効果を紹介するとともに、今さら聞けない正しい洗顔方法を紹介していきます。
CONTENTS
高保湿練り石けんの成分
高保湿成分
高保湿練り石けんの特徴としてまずあげられるのが、高保湿です。天然保湿成分である黒砂糖がお肌に潤いを与えてくれます。もともと、黒砂糖は江戸時代から化粧品として使われていたくらいの美肌成分なのです。
黒砂糖に微量に含まれている、黒糖オリゴによって、保湿だけではなく、抗菌、殺菌などの効果もあり、肌荒れの防止やアトピー、ニキビの改善にも効果があると考えられています。
もともと黒砂糖は健康的な砂糖と言われており、白砂糖と比べてもショ糖(甘み成分)が少なく、その一方で以下の成分が豊富に含まれることで保湿に優れているのです。
- カルシウム
- カリウム
- 鉄
- リン
- アミノ酸
- ビタミンB1
- ビタミンB2
これらの成分をしっかりと補充することで、しっとりすべらかな肌を期待できます。
自然由来の美肌成分
高保湿練り石けんは、保湿だけでなく、美肌効果も期待できます。もともと、保湿においても通常の化粧水などのようにコラーゲン、ヒアルロン酸なども含まれているので美肌を助けてくれます。
そこに、自然由来のへちまエキスやビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)によって、美肌効果も期待できます。特にへちまエキスには保湿効果だけでなく、乾燥から肌を保護したり、サポニン、ペクチン、カリウムによって肌に栄養を与え、細胞を活性化させることで、肌の新陳代謝を促してくれます。その結果、傷んだ肌の皮膚を再生し、シミやシワの改善に役立ちます。
黒ずみ毛穴汚れを改善する成分
高保湿練り石鹸には、黒ずみ毛穴の汚れを除去する成分が含まれています。それが、火山灰白土になります。火山灰白土は、約40万年前の火山活動や地殻変動によって生じたもので、鹿児島県シラス地層のごく一部から採れる貴重な成分です。
もともと海底だった地層から採取しているので、海洋由来のミネラルを豊富に含んでおり、黒ずみ除去に役立ちます。この火山灰白土もそのまま使っても効果がないので、細かく粉砕し石けんの中に高配合しています。この成分が、イオン結合によって、毛穴の汚れを吸着して、肌を傷つけることなく汚れを除去します。
高保湿練り石けんの効果
保湿効果
高保湿練り石けんには、上記で紹介したように様々な保湿成分が含まれているので保湿力に優れています。一般的な、保湿成分であるコラーゲンとヒアルロン酸が含まれることで水分を保持できます。コラーゲンのバネのような働きで、真皮層を支えることで水分を閉じ込めて逃さないように保持します。
そして、年齢とともに減少してしまうヒアルロン酸を含んでいることで、角質層の水分をとらえて水分が拡散するのを防いでくれます。その結果、乾燥による肌のダメージを防ぎ、保湿だけでなくシワの予防や改善にもつながっていきます。
美肌効果
美肌効果としてもいろいろな効果が期待できます。その1つがシミやシワの改善です。これは先ほども紹介したへちまエキスによって肌の新陳代謝を活性して、再生に導いてくれたり、ビタミンC誘導体によって新陳代謝とともに、抗酸化作用やメラニン還元作用によって色素沈着を防ぐ作用もあります。
さらに、保湿効果をしてくれる黒砂糖の黒糖オリゴによっても、メラニン生成にかかわるチロシナーゼという酵素を阻害することで、シミやそばかす、色素沈着などを防いでくれます。
黒ずみ毛穴ケア
黒ずみ毛穴ケアも上記で紹介した火山灰白土によって、しっかりとケアしてくれます。マイナスイオンをもった白土が、プラスイオンをもった角栓の汚れを引きつけて吸着することで微粒子スクラブを掻き出してくれます。
黒角栓を閉じ込めている古い角質や皮脂汚れも一緒にまきこみながら絡め取ってくれるので黒ぞみ毛穴を改善できます。
高保湿練り石けんの有効的な使い方
洗う前はしっかり髪をあげて手を洗う
意外と忘れちゃならないのが、洗顔前の準備です。いきなり洗顔をしちゃっていませんか?大げさに聞こえるかもしれませんが、洗顔の準備として髪の毛をあげることは大事なことです。特に髪が長い人はしっかりと髪をしばり、うつむいても顔に髪がかからないようにしましょう。髪に泡などがついてしまうとすすぎ残しになり、洗顔が上手くいきません。髪の毛が短い人も髪に泡がつかないようにヘアバンドやヘアピンをつかって、触れないようにしましょう。
さらに当然顔を洗うので手は清潔にしましょう。汚れた手で高保湿練り石けんや肌を触ってしまうと余計な雑菌が泡に残ってしまいます。当然その汚れも綺麗はなりますが、無駄な洗浄力を使う必要はありません。最悪の場合、雑菌が石けんから泡にうつり、最終的に肌に残ることだって考えられますので、必ず手は綺麗に洗いましょう。
しっかり泡立てる
- まずは高保湿練り石けんを手に取ります。
量は1回分が約1.5cmくらいの長さになります。
初めて人は少なすぎると思って多めにとってしまいますが、1.5cmで十分です。 - 泡立てを行います。
この際に、泡立てネットを使うことを推奨します。
泡立てネットを使うことで、より固い泡を作ることができます。
(たっぷりな泡を立てることで毛穴の奥まで入り込んだ汚れを吸着して汚れを掻き出せます。) - ここが肝心です。
②で作った固い泡をこねるように混ぜていきます。
そうすることで余分な空気が泡からぬけて、よりねっとりとした、粘る吸着泡ができあがります。 - 肌を強くこすらずに、やさしく洗います。
順番は、Tゾーン、Uゾーン、目元、小鼻、口元で洗います。 - 最後はしっかりと泡を洗い流します。
泡立てネットはなるべく使うようにしましょう。使い方は簡単で石けんを取り、おにぎりを握るような空間を作って、空気を含ませながら泡立てネットを擦り合わせて泡を立てます。
水分を加えない状態でスタートして泡立ちが悪い場合には少しずつ水分を加えて泡立てます。
泡を顔全体に載せて円を描くように指を動かす
Tゾーンで、顔の中で最も皮脂分泌量が多い箇所をマッサージしたら、次はUゾーンになります。この頰や顎を洗う際には、顔全体に泡を乗せて、顔の中心から外に向かって、指の腹を使って、円を描くように泡を転がしていきましょう。
また、デリケートな目元や口元は、2、3回なでるようにそっと指をすべらせるくらいでOKです。なるべく皮脂を取り過ぎないことも大事なポイントです。
また、この顔を洗ってる時間はなるべく短い時間になるようにしましょう。どうしても汚れを落としたいあまり、時間をかけてしまう人がいますが、これはNGです。長く洗いすぎると、残したい皮脂まで逆に落としてしまうため、かえって乾燥肌になってしまいます。目安としては、1分以内に洗顔を終わるようにしましょう。
すすぎは念入りに
すすぎは洗顔の基本です。しっかりと洗い流しましょう。ここは念入りに行って大丈夫です。すすぎ残しが肌に残ってしまうと肌にダメージを与えるだけでなく、その後のスキンケア成分を浸透させるのも妨げてしまう場合があります。特にすすぎ残しが多いのは、以下の部位になるのでしっかりとすすぐようにしましょう。
- 髪の生え際
- 耳
- 顎の下
また、シャワーで洗い流すのもNGです。角層の厚さは0.02mmです。シャワーの水圧はダメージにつながってしまいますので、くれぐれもぬるま湯を手ですくって洗い流しましょう。このすすぎのお湯が高すぎると皮脂が流れてしまうのでこれもNGです。体温よりも32度くらいの低いぬるま湯で洗い流しましょう。
タオルでやさしく拭く
ここが最終段階ですが、これも大事なポイントです。最後はタオルでやさしく水分を拭き取ります。泡立てや洗顔方法ばかり注目されがちですが、この前のすすぎやタオルによる拭き取りも大事なステップです。
一番多いNGスタイルは、タオルで水気を拭き取る際に、ゴシゴシ拭くことです。結構な人がこれをやっていませんか?水分を拭くだけだから激しくやっても大丈夫、水分をすぐに拭くことが大事、だと間違った解釈をしていませんか?
洗顔後の肌はとても敏感です。そのため、ゴシゴシと肌を吹いてしまうとタオルの繊維による摩擦で肌にダメージが残ります。お化粧のコットンなどと同じように擦るのではなく、肌を優しく抑えながら、肌表面の水分を拭き取るようにしましょう。コツとしては、拭くのではなく、上から押してタオルに水分を吸着させるイメージになります。
この際に使うタオルは水分生に優れたソフトな肌あたりのタオルを使いましょう。またタオルは必ず毎日洗うように心がけましょう。1度使ったタオルには雑菌が繁殖しており、せっかくの洗顔の意味がなくなってしまいます。洗濯済みの綺麗なタオルで水分を拭き取りましょう。
洗顔後はすぐにスキンケアを
いかがでしたでしょうか?高保湿練り石けんは、しっかりとした洗顔方法を行えば、綺麗な肌を保てるようになります。高保湿練り石けんによる洗顔は、白土と潤い成分をたっぷり含んだ濃密な泡だからこそ、黒ずみの原因などを巻き込みながら取り除いてくれます。フカフカの弾力泡だから肌をこすらずともツルツルにしてくれるのでオススメです。
ただし、洗顔だけでは意味はありません。その後にしっかりとしたスキンケアをすることでより、その効果を得ることができます。洗顔後にも適切なスキンケアを行っていきましょう。朝は化粧水、美容液、乳液もしくはクリームの順番でスキンケアを行い、夜はクレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液もしくはクリームの順番で1日のサイクルを整えましょう。