デンタルフロスの効果は?口臭や歯周病の予防に有効かお教えします!

歯が白い女性

歯ブラシだけを使用するよりもデンタルフロスも併用したほうが口臭や歯周病、虫歯予防に効果的だと言われています。しかし、デンタルフロスの効果は本当にあるのでしょうか。そこで、今回はデンタルフロスの効果を探っていきます。どのくらい虫歯や歯周病の予防効果がどのくらいあるのでしょうか。また、デンタルフロスの注意点、デンタルフロスと歯間ブラシの効果の違いについてもお教えいたします。
”歯磨きを怠っていないのに、虫歯を発見しました。”
”毎日歯磨きしているのに、口が臭い!口臭かも。”
なんでだろう?と自分に問いかけている方に虫歯や口臭の悩みを解決できるアイテムをご紹介いたします。それはデンタルフロスです。では、デンタルフロスは何なのか?どういう効果があるのかを見ていきましょう。

デンタルフロスの効果

虫歯、歯周病や口臭などを予防するためには歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉の間などをきれいにしなければなりません。充分歯磨きを行っていると思っていても、実際、歯ブラシだけでは行き届かない部分があります。そのために、歯科医師や歯科衛生士は歯ブラシの他に歯ブラシが行き届かない部分を清掃できる用具(フロス・歯間ブラシ等)で清掃することをお勧めしています。では、デンタルフロスの効果は何かを見ていきましょう。

 歯垢除去効果がアップ!

歯の内側に歯垢がついている写真
まず、歯垢(しこう)とは何なのか?
歯の表面を爪で引っかくと白くてネバネバしたものが歯垢のことで、別名「プラーク」とも呼ばれています。歯垢は細菌の塊で、1グラムあたり1000億個以上の細菌が棲みついていると言われています。歯垢を取り除かないで放っておくと菌が酸を出して歯の表面を溶かして、虫歯の原因になります。歯垢は食後数時間ほどで出来てしまうので、食べた後は歯を磨く必要があります。
でも、通常の歯磨きでは不十分です。歯ブラシで歯を磨いても歯間に詰まっている歯垢を完全に取ることが出来ません。なぜなら、歯ブラシの毛先は歯間に行き届かないのです。歯磨きすることでは60%くらいしか歯垢を取り除かないと言われています。しかし、デンタルフロスしっかりと歯間の根元までいって、歯間の歯垢を取り除くことが出来るので、歯垢除去はさらに20%アップして、つまり80%除去することが出来ます。

虫歯や歯周病の予防になる

鏡で口の中を見る写真
虫歯や歯周病は放っておくと必ず悪化します。場合によっては重症の歯周病になり、口の中の細菌が多くなり、血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こす可能性もあります。虫歯や歯周病の原因になるのは歯垢がほとんどです。歯垢を形成しやすい食べ物としては粘着性の高い食べものや糖分が高い食べ物です。一度形成された歯垢は吸着力が強いので、口をゆすいだ程度では取れません。歯ブラシやデンタルフロスを使って落とす必要があります。デンタルフロスは歯垢除去効果をアップしますので、虫歯や歯周病の予防に繋がります。

 口臭の予防や改善につながる

両手で口を隠している女性
口臭になると自分だけではなく、周りの人にも不快感を与えてしまいます。口臭の原因として真っ先に出てくるのは虫歯と歯周病です。虫歯が進行しますと、歯髄(しずい)が腐り、きついにおいが発生します。また、歯周病になると、歯肉炎と歯周炎が起こり、口の中に膿ができ、臭って口臭の原因になる場合があります。それで、デンタルフロスを使うと虫歯や歯周病の予防になるので、口臭の予防や改善にもつながります。

虫歯や歯周病、詰め物などの不具合を早期発見できる

お口の中を健康な状態に維持するためには「虫歯や歯周病などの早期発見」が重要です。デンタルフロスを使用することは単に虫歯や歯周病の予防効果をアップするだけでなく、虫歯や歯周病になっていないかのチェックすることもできます。デンタルフロスを使用する時に出血がひどい場合や長く続くようであれば歯周病になっているかもしれません。それに、デンタルフロスを使用した後に糸から嫌な臭いがするなら歯周病や口臭が考えらます。また、デンタルフロスを挿入するときに糸がうまく入らなかったり、引っ掛かったりすると歯と歯の間の詰め物が取れかかっているかもしれません。さらに、歯と歯の間が虫歯になっている場合もあります。つまり、デンタルフロスを使用することは虫歯や歯周病、詰め物などの不具合を早期発見できることにも繋がります。

デンタルフロスの効果的活用法

「ホルダータイプ」は初めての方におすすめ

たくさんのデンタルフロスがコップに入っている写真
デンタルフロスは「ホルダータイプ」「ロールタイプ」があります。初心者には、操作のしやすいホルダータイプのデンタルフロスがおすすめします。「ホルダータイプ」のデンタルフロスは持ち手があるのと糸はすでに張られているので、ロールタイプのデンタルフロスと違って糸を切る作業がなくなりますから、習慣づけをしやすいです。
ホルダータイプのデンタルフロスはF型とY型の2種類があります。

  • F型は前歯を清掃するのに適しています。奥歯には使いにくいですが、Y型よりは安いので安く済ませたい方におすすめします。
  • Y型は奥歯を清掃するのに適しています。F型のデンタルフロスと使い分けると良いでしょう。また、Y型のデンタルフロスは奥歯だけではなく前歯にも使えますので、使い分けるのが面倒な方はY型をお勧めします。

「ロールタイプ」は慣れてしまえば簡単で、経済的

糸型のデンタルフロスの写真
デンタルフロスの使用に慣れてきたら、ロールタイプをおすすめします。ロールタイプのデンタルフロスは糸巻型で、一回使う必要な分だけを取り切って使います。慣れないと難しいと感じてしまう場合がありますが、コツを掴めば操作しやすくなります。また、自分にあった糸の長さや張り具合も調整できますので快適に使うことが出来ます。また、安価のものが多いのでとても経済的です。
「ロールタイプ」にはワックスタイプとノンワックスタイプがあります。

  • ワックスタイプは糸の表面にワックス加工されているので、歯の間に入れやすいです。初心者の方には最適です。

ノンワックスタイプのデンタルフロスはワックス加工されていますので、滑りがワックスタイプ程良くありませんが、表面が広がりますので、歯垢除去効果が高いです。

デンタルフロスを使う時の注意点

歯茎を傷つける

使い始めの時は歯と歯の間の隙間が歯垢で詰まっている状態になっている場合があるので、糸が入らない場合があります。それを無視して無理に入れると歯茎を傷つけてしまう可能性がありますので、気をつけましょう。

出血する可能性がある

前述したように、歯茎を傷つけると出血する可能性があります。また、使い始める時は歯と歯の間のの炎症がある場合、デンタルフロスの刺激で出血する可能性があります。でも、使っていくと歯がきれいになって炎症も、出血もなくなりますので、最初の時の少しの出血は心配しないでください。

ひどい場合は病院へ

でも、何日の出血が続いていたり、終結しても血が固まらなかったり、量が多かったりする場合は、自分の判断に頼らず早めに歯科へ行き、詳しい検査を受けましょう。

デンタルフロスと歯間ブラシの違い

糸型のデンタルフロスがFLOSSの字を描いている写真
歯と歯の間の隙間を綺麗にするものとして、デンタルフロスの他に歯間ブラシがあります。歯と歯の間の隙間を綺麗にするという意味で同じようなものですね。実はデンタルフロスと歯間ブラシは違います。
デンタルフロスは、「歯の間」の汚れをとる(虫歯予防)が目的です。一方、歯間ブラシは、「歯と歯肉の間」の汚れをとる(歯周病予防)が目的です。歯と歯肉の間の溝は歯周ポケットと呼ばれ、歯周ポケットに細菌が溜まると歯周病を招きます。この歯周ポケットを歯間ブラシで綺麗にするによって、歯周病を予防しやすくなるのです。

デンタルフロスと歯間ブラシの効果

デンタルフロスと歯間ブラシはどちらも歯ブラシだけでは取れない歯垢を取り除くのに有効ですが、形状も使用法も違いますので、効果もそれぞれ違います。
デンタルフロスは歯と歯の間の歯垢除去、歯間ブラシは歯と歯茎の間の歯垢除去に効果的です。
歯間ブラシは「歯と歯肉の間」の汚れをとる事が出来るので、歯周病予防により適しています。また、歯間ブラシは名前通りブラシなので、歯と歯の隙間やブリッジの汚れをゴシゴシ掻き出す事が出来ます。しかし、歯間ブラシは歯茎と歯の間が狭い若い人にはブラシが太くて入らない事があります。歯茎が下がった方には使いやすいかもしれません。歯間ブラシはSSSからSS、S、M、Lのサイズがあるので、自分の歯間にあったものを探して使用してください。

用途別に使い分けて効果を高めよう

デンタルフロスは歯と歯の間の歯垢を除去、歯間ブラシは歯と歯茎の間の歯垢を除去するアイテムです。デンタルフロスには初心者でもすぐに使えるホルダータイプ(Y字型(奥歯に使いやすい)とF字型(前歯に使いやすい))と経済的なロールタイプ(糸巻タイプ:前歯にも奥歯にも使いやすい)があります。

  • 初心者にはホルダータイプが使いやすいので、おすすめです。
  • 使い慣れてきたらには糸巻きタイプがおすすめです。

また、デンタルフロスも歯間ブラシもそれぞれ種類、値段、サイズも違います。人によって求めるポイントが違うため、「これが最もおすすめ!」というものはございません。必ず自分が求める目的の下で一番ふさわしいものを選びましょう。

ABOUTこの記事の監修者

LIL 編集部

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