爪の先までぬかりなし!健康的でつやつや綺麗な指先美人をめざそう

ネイルの似合う指先って魅力的ですよね。でも、爪を伸ばしたくてもすぐに割れてしまう、折れてしまうなど爪のトラブルでなかなか理想の指先になれないという方も多いのではないでしょうか?

そんな弱った爪には栄養を補給することが大切です。そのために必要なケアについて取り上げます。

健康的な爪を作るポイント

綺麗な爪

健康的な爪を作るために、どのようなことができるでしょうか?

爪の保湿が大切

健康でしなやかな爪は水分で潤っている状態です。しかし、爪は乾燥しやすいので、しっかり保湿ケアすることが大切です。水を扱ったあとハンドクリームを塗る方は、ぜひ爪にも塗り込むようにしてくださいね。

また、爪専用の保湿剤ネイルオイルや美容液の使用もおすすめです。乾燥しやすい爪の付け根や周りの皮膚に塗り込んで使用します。ネイルをしている方もしていない方も毎日のお手入れの一環に取り入れて、爪の健康を維持してください。

鉄分不足に注意

びっくりしている女性

体に必要な栄養が足りないと、必ず体の何処かに現れますね。では、爪が弱っているのときは何の栄養が不足していると考えられるでしょうか?それは鉄分です。

鉄分が不足すると十分な酸素が行き渡らないため、爪は弱々しくなります。それが原因で外からの圧力に弱くなるため反り爪になったり、割れやすくなったり2枚爪などのトラブルを引き起こします。こうした爪のトラブルで悩んでいるなら、毎日の食事に鉄分を多く含む食材を積極的に取り入れてみてくださいね。

爪に異常があったら皮膚科へ

医者と相談

爪は健康のバロメーターと言われているほど、体の不調が爪に現れることがあります。爪の形や色がいつもと違う、酷くなっているなど異常がある場合は、すぐに皮膚科に行くことをおすすめします。

爪の異常の原因が分かれば、根本原因を改善することが可能ですし、爪と体の健康維持にも繋がるでしょう。ぜひ、毎日顔の手入れをするように爪のケアも習慣にしてください。そうすれば爪の状態にもすぐ気付け、早めに対処できます。

セルフネイルをする際は専門家の手ほどきを

つめの手入れ

最近はセルフネイル用のグッズがお手頃価格でしかも手軽に購入できるようになったので、セルフネイルを楽しんでいる方も多いでしょう。

しかしその一方で、セルフネイルでアレルギー反応を起こして爪周辺にかゆみやはれが出たり、ジェルネイルを無理に剥がしたため爪の表面が剥がれたりなどのトラブルも生じているようです。そんなトラブルを避けるため、まずは専門家の手ほどきを受け、正しい知識に基づいてセルフネイルを楽しみましょう。

除光液の使用は控えめに

ネイルオフ

マニキュアをしている爪は乾燥しやすいと言われていますが、その主な原因は除光液です。除光液に含まれるアセトン*などの成分が、マニキュアを落とすときに爪の水分や油分を奪ってしまうからです。

除光液を使用するときは、コットンに多めに含ませて爪の上に数秒間置き、力を入れずに根元から指先に向けて動かしましょう。こうすれば、除光液の使用を最低限に抑え、爪への負担を減らせます。もちろん、オフしたあとの保湿を忘れないでくださいね。

※アセトン:アセトンとは、ケトンの分類の中でも1番単純な構造を持っています。親水性と親油性どちらも兼ね揃えている為、その用途は多岐にわたります。マニキュアを落とすための除光液に多く含まれています。マニキュア=塗料を落とすのに最適だが手の油も一緒に溶かして落としてしまうので、乾燥しやすいという声が聞かれます。また、車やバイクのメンテナンスにもアセトンは使われることがあります。オイル汚れなどを落とす役割を果たすのです。
出典:「三共株式会社HP」

健康的な爪を育てるための食べ物は?

魚と野菜

健康的な爪を育てるために、バランスの良い食事は欠かせません。爪に必要な栄養素と、積極的に摂り入れたい食べ物をご紹介します!

タンパク質(アミノ酸)

プロテイン

爪の主成分はケラチンというタンパク質で、爪を固く丈夫にするには欠かせない栄養素です。タンパク質には植物性と動物性があります。植物性は爪に弾力を与え、動物性は爪を丈夫に割れにくくしてくれるので、どちらも摂り入れたいですね。割合としては植物性を約6〜7、動物性を約3〜4の割合で摂り入れるようにしましょう。

植物性タンパク質を含む食べ物

  • 豆類︰大豆製品、えんどう豆、そら豆
  • 野菜類︰アスパラガス、ブロッコリー、芽キャベツ
  • 果物類︰アボカド、バナナ

動物性タンパク質を含む食べ物

  • 肉類︰皮なし鶏むね、牛モモ赤身、豚ヒレ
  • 魚類︰タラ、本マグロ、イカ
  • 乳製品︰牛乳、チーズ、ヨーグルト

ビタミンA

ビタミンA

爪は皮膚の一部です。皮膚の健康を保つために欠かせない栄養素はビタミンAです。ビタミンAには、皮膚や粘膜を乾燥から守り、免疫細胞を活発にして抵抗力を高めるという働きがあります。脂溶性ビタミンなので、油と一緒に調理したり油を使用した料理と組み合わせたりすると、体への吸収率が高まるのでおすすめです。

ビタミンAを多く含む食べ物

  • 肉、魚類︰レバー(鶏,豚,牛)ウナギ、銀タラ、あゆ
  • 野菜類︰モロヘイヤ、にんじん、ほうれん草、カボチャ
  • 果物類︰あんず、みかん、スイカ、びわ、プルーン
  • その他︰卵、バター、生クリーム、のり、青のり、抹茶粉

乾燥から爪を守りしなやかさを保つために、ビタミンAもしっかり摂り入れていきましょう。

ビタミンB2

ビタミンb2

ビタミンB2も健康な爪を育ててくれる大切な栄養素です。ビタミンB2は、爪や髪などの細胞の再生を助けるという働きがあります。また、摂り入れられたエネルギーの代謝を助け、粘膜の健康を保ってくれます。こうしたさまざまな働きから“発育のビタミン”や“皮膚や粘膜のビタミン”、“エネルギー代謝のビタミン”とも呼ばれているのです。

ビタミンB2を多く含む食べ物

  • 動物性︰レバー(鶏,豚,牛)うなぎ、うに、さば、いわし
  • 植物性︰納豆、舞茸、モロヘイヤ、のり、トウガラシ
  • その他︰カマンベールチーズ、卵

大切な働きをしてくれるビタミンB2ですが、体内に蓄積されないので、意識して毎日摂り入れてくださいね。

ビタミンE

ビタミンE

爪にツヤや弾力性があるのは、ビタミンEの働きによります。ビタミンEには血管を拡張する働きがあり、指先の毛細血管の血行を高めます。そうすると、毛細血管から水分や栄養を得ている爪は、必要な栄養素をしっかり供給してもらえるので健康になるということです。

ビタミンEを多く含む食べ物

  • 植物油︰小麦胚芽油、ひまわり油、ベニバナ油、トウモロコシ油、大豆油
  • ナッツ,種子類︰アーモンド、ヘーゼルナッツ、ひまわりの種
  • 野菜類︰ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、ケール
  • 果物類︰アボカド、ブルーベリー、キウイフルーツ、桃

さらに、ビタミンA・Cと共に摂り入れるとお互いの働きを助け合うので、相乗効果を期待できますよ。

鉄

鉄分不足による爪のトラブルについては、先ほど説明しました。爪の健康に鉄分は必要不可欠な成分です。もし、1日に必要な摂取量を摂り入れることが難しいのであれば、サプリメントなどを上手に摂り入れると良いでしょう。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、吸収率が高いのはヘム鉄の方です。

鉄分を多く含む食べ物

  • 動物性(ヘム鉄)︰レバー(豚,牛,鶏)豚もも、牛赤身、卵、サケマグロ、あじ、アサリ、鰹節
  • 植物性(非ヘム鉄)︰パセリ、小松菜、ブロッコリー、ほうれん草、菜の花、納豆、ひじき、ワカメ切り干し大根

鉄分は爪だけでなく、体全体に必要な栄養素なので積極的に摂り入れたいですね。

マニキュアをしていても爪の栄養補給はできる?

スクウェアオフ型の爪

爪の健康に栄養バランスの整った食事は欠かせませんが、外側からも爪に栄養を補給してあげましょう。爪の栄養補給は、マニキュアをしていても可能です。栄養補給の方法は次に取り上げます。まずは、マニキュアをしている爪に栄養補給が必要な理由などを取り上げます。

マニキュアをしていると乾燥しやすい

先ほど少し取り上げましたが、マニキュアをしていると乾燥しやすいと感じるのは、除光液を使用するからです。マニキュアを楽しんでいる方は、マニキュアが剥げたり仕上がりが気に入らなかったりと、どうしても除光液を使う頻度が高まります。その度に爪の油分や水分が失われ、乾燥しやすくなってしまうのです。

実は、マニキュアをすると爪の水分の蒸発を防ぎ、また爪を強化する効果があるので、爪が弱い方はマニキュアを塗ったほうが良いという意見もあります。しかし、どちらにしても爪が乾燥しやすく部分であることには変わりありません。マニキュアをしていても、爪の付け根や周りの皮膚に爪の美容液やオイルを塗り込むようにしましょう。

除光液の使用頻度を少なくしよう

ダメ表現

爪の乾燥を防ぐため、除光液の使用頻度はなるべく少なくしたいですね。そのためにできることがあります。

  • マニキュアを落とす頻度を減らす:マニキュアをなるべく長持ちさせて、最低でも1週間は持たせましょう。マニキュアを長持ちさせる方法は、ベースコートを塗る、カラーを薄めに2度塗り(厚塗りし過ぎない)、はみ出さないように塗る、先端にラメを入れるなどです。
  • たっぷりの除光液で落とす:除光液の量が少ないとマニキュアの落ちが悪いため、爪をこすったり除光液を足したコットンを何度も当てたりと、爪にダメージを与えることになってしまいます。それよりも、除光液をたっぷり含ませたコットンで一度に落とすほうが、爪への負担は少なくてすみます。

ベースコートを塗ろう

ペイントを塗っている

マニキュアを塗る前には必ずベースコートを塗るようにしましょう。ベースコートには、マニキュアの持ちを良くするだけでなく、色の発色を良くする効果や色素沈着を防ぐ効果もあります。さらに、メーカによっては爪の凹凸を埋めてくれるものや爪に栄養を与えるもの、繊維などを含んで爪を強化するもの、保湿成分を含んだベースコートなどもあります。ぜひ、自分の爪の状態に合ったベースコートを選んでください。きっと、マニキュアを塗った爪をよりキレイに見せることができるでしょう。
マニキュアと同様、ベースコートを塗ると爪を強化することにもなります。たまにはベースコートだけの、ナチュラルな爪を楽しむこともおすすめです。

爪の栄養補給におすすめなキューティクルオイルの塗り方

きれいな手

爪の栄養補給としておすすめなのがキューティクルオイルです。爪に必要な栄養素だけでなくミネラルも含んでいるので、健康な爪を目指す方には必需品ですよ!
キューティクルオイルの使い方です。

  1. 手を良く洗う:清潔な爪に使用します。余分な皮脂がついていると浸透しにくくなるため、石鹸で洗いましょう。
  2. 爪の甘皮部分にオイルを塗る:甘皮部分はできたばかりの爪を保護しています。ここが乾燥していると爪が弱くなってしまいます。キューティクルオイルでしっかり栄養を浸透させます。
  3. 円を描くようにマッサージをする:反対側の指の腹を使って、爪の根元部分を円を描くように優しくマッサージします。このとき、爪の両サイドもマッサージするようにします。爪の両サイドも爪が健康に育つようサポートしてくれているからです。
  4. 爪先にキューティクルオイルを塗る

爪先の白い部分は自ら栄養分を作り出すことも皮膚から栄養をもらうこともできないため、オイルで栄養を補給してあげましょう。ネイリストの中には、爪先の裏からオイルを塗る方もいます。そうすると、オイルは横を通って甘皮部分に流れるからです。最後にマッサージをすれば全体に行き渡るので、こちらの方法も試して見てください。

まとめ

笑っている女性

もし爪のトラブルで悩んでいるなら、爪の保湿、キューティクルオイルや美容液での栄養補給を心掛けましょう。マニキュアをしていてもできるケアなので、毎日の習慣になると良いですね。また食生活の見直しも大切です。鉄分やタンパク質など、爪に必要な栄養素は足りていますか?体の健康と爪は密接に関係しています。体が元気だと爪も元気に育ちます。

こうしたケアだけで、爪の健康は改善されるでしょう。しかし、改善されない場合や爪の色や形などに異常を感じる場合は、すぐに皮膚科に行って見てもらってください。他の原因が関係しているのかもしれません。大切なのは、爪の健康に必要なことを見極めることです。そうすればあなたも指先美人になれるでしょう。
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