手・指のシワができやすい原因は?若々しい手を手に入れる方法!

自分の手をよく見ると、「キメの粗さ」や「指のシワ」がありませんか?毎日忙しく動かしている「手や指」は、乾燥しやすくデリケートな部分です。さらに、手や指は顔の次に年齢が出やすい部分ですから、「シワのない美しい手を取り戻したい!」と思うものです。

手や指にシワができる原因は、実は1つではありません。シワができる原因や、すぐにできる改善策をご紹介いたします!

手・指にシワができる原因

指でクリームを塗る

ボイスノートマガジンの調査で「他人のどの部分のシワに年齢を感じますか?」というアンケートに対して、「手」と答えた人が5.4%います。

「たった5.4%」と思いがちですが、そのほかのパーツは目じりやほうれい線、おでこ・首などすべて顔~デコルテにかけてがほとんどとなっています。つまり、手は「顔の次に老化が出やすいパーツ」なのです。

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実は手・指の皮膚は顔よりも早く老化しやすい

指は手の皮膚は丈夫なように見えますが、実はデリケートなパーツです。皮脂を分泌する「皮脂腺」が顔よりも少ないので、バリア機能が高くありません。さらに手は心臓に遠いため冷えやすく、「新陳代謝」が低下しやすいのです。つまり、手は老化しやすい条件がそろっているといえます。

手・指のシワの原因は乾燥

指のシワの一番大きな原因は、「乾燥」です。ベースメイクをする顔と違い、手はほぼ一日中素肌のまま外気にさらされています。皮脂腺が少ないにも関わらず、食事前・お手洗いの後・帰宅後など手を洗う機会が多いので、どうしても乾燥しやすいのです。

女性は男性よりも手を洗う回数が多く、1日平均で4~5回と言われています。もし赤ちゃんがいる家庭なら、オムツ替えのタイミングなどでさらに手を洗っているでしょう。

紫外線の悪影響

UV

「日焼け止めは顔・デコルテに毎日しっかり塗っている」という方も、手や指まで日焼け止めを塗っている人は少ないと思います。手や指は長そでを着ても服から出てしまいますから、うっかり日焼けしやすい部分なのです。

紫外線は、日焼け以外にも「乾燥」や「酸化」など、手の老化のさまざまな原因につながっています。手の老化が進んだ結果、指や手にくっきりとシワができてしまうのです。

水などの液体の影響

手や指は毎日洗いますが、「水気を完全にふき取っていないこと」も指のシワの原因になります。指についた水分をきちんと拭いてないと、水分が蒸発するときに手のうるおい成分も一緒に逃げてしまうのです。

液体というと、「食器洗い洗剤」も指のシワの大きな原因になります。皮脂腺が少なくバリア機能の低い指で、手袋をつけずに直接お皿を洗ったりしていませんか?洗剤には刺激の強い界面活性剤が含まれていますので、指を乾燥させてシワの原因になってしまいます。

手・指のシワを消すハンドケア

手で花を咲いているイラスト

手・指にも紫外線対策を

手や指のシワを防ぐためには、老化の大きな原因となる「紫外線」をできるだけブロックする必要があります。まずは、ボディ用の日焼け止めをこまめに手や指にも塗るようにしましょう。

ただ、手は1日に何回も洗う部分ですから、手や指に日焼け止めを塗ってもすぐに落ちてしまうことがあります。そんな時は、水に強い「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めがおすすめです。保湿成分も配合されている日焼け止めなら、手や指のシワを防ぎながら紫外線対策もできますよ。

「ちょっとスーパーに買い物にいくだけ」というときは、UVカット効果のある「手袋」がおすすめです。洗えば繰り返し使えますので、長い目で見ると日焼け止めよりコスパがいいアイテムです。

保湿ケアは念入りに

手

手や指のシワの原因はなんといっても「乾燥」ですから、ハンドクリームなどの保湿ケアも念入りに行いましょう。手や指は洗う回数が多いので、こまめなハンドクリームが欠かせません。とはいっても、慌ただしい中で1日に何度もハンドクリームを塗るのはなかなか難しいですよね?

そんな時は、夜専用の「ナイトグローブ」で寝ている間に指のシワを集中ケアするのがおすすめです。保湿効果の高いハンドクリームと併用して、寝ている間の指のシワをきれいにしていきましょう。そのほか、手の乾燥対策ができる方法やおすすめグッズについては、以下の記事をご参照ください。

水に濡れたらしっかり拭く

指を乾燥させないためには、手を洗った後に「しっかり水分をふき取る」ことも大事です。手を洗った後、ハンカチで適当に水分を拭いたり両手を振って乾かしたりしていないでしょうか?

指や手が本来持っているうるおい成分が逃げないように、余分な水分はしっかりハンカチでオフしておきます。手を拭くときも、ゴシゴシと強くこすると手や指の負担になってしまうのでやめてください。肌触りのいいハンカチで指や手を包むように、優しく水分をふき取りましょう。

食器を洗う時は手袋を着用する

食器洗いをするときは、必ずゴム手袋を着用しましょう。先ほどもご紹介しましたが、食器洗い洗剤は刺激の強い界面活性剤を使っています。バリア機能の弱い素手で刺激の強い洗剤を使い、さらに何分も水にさらしているとあっという間に手が荒れてしまいます。

飲食店従業員の方や主婦の方が手荒れしやすいのは、「強い洗剤を日常的に使っているから」です。キッチンに立つ以上洗剤を扱うのは避けられないので、手袋でしっかり手や指を乾燥から防ぎ、シワを予防しましょう。

手・指のシワを防ぐハンドクリームの使い方

ハンドクリームを塗っている

手や指のシワを防ぐためのハンドクリームは、「なんとなく塗っている」という人が多いです。正しいハンドクリームの使い方をご紹介いたします。

  • ハンドクリームの量

チューブタイプなら、「人差し指の第一関節」が目安です。ジャータイプのハンドクリームなら、「さくらんぼ1つ分」を目安としてください。適量は、「手や指全体にハンドクリームが行き渡り、べたつきや塗り残しができない量」です。

  • ハンドクリームの塗り方

まずは手のひら全体にハンドクリームを広げます。体温で温めるようにすり合わせて、手の甲まで優しい力で塗り広げていきます。反対側の手で指を1本ずつ握るように塗ります。さかむけができている場合は、最後にしっかり塗りこめましょう。

ハンドクリームは種類が多く、成分や選び方も目的によって変わります。「保湿力の高いおすすめのハンドクリームを知りたい」という方は、以下の記事をぜひ参考になさってください。

手・指のシワのまとめ

綺麗な手

手や指のシワは、顔のシワに比べてケアを忘れがちです。また、「洗濯やキッチンで毎日水を使うし、もう手や指のシワは仕方がない」とあきらめている人も多くいらっしゃいます。

ですが、手や指は顔と同じくらい「年齢」が出やすい部分ですし、外出中のアームカバーや寝ている間の集中ケアでも指のシワはケアできます。自分に合った方法を見つけて、若々しくハリのある手を取り戻してくださいね!この記事が参考になれば幸いです。