クレンジングは「ただのメイク落とし」と思っていませんか?実はクレンジングにはメイク以外の汚れを落とす役割があり、ノーメイクであってもクレンジングは必要なのです。
クレンジングの正しい意味を知って、スキンケアを見直してみましょう!
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クレンジングの意味
クレンジングは、メイクを始めた時から「単なるメイク落とし」として使っている人が多いですが、本当の意味を知らない人も多いものです。
ある調査によると、「メイクを変えてもメイク落としは変えない」と回答した人が6割いました。これはつまり、「メイクやお肌の状態でクレンジングを使い分けていない」ということを意味しています。
美肌を手に入れるためには「クレンジング」の意味をしっかり理解して、見直す必要があります。
クレンジングとは
クレンジングの意味がいまいちわからず、「なんとなく」行っている人もいるものですが、一度意味をおさらいしましょう。
クレンジングをする意味とは、「洗顔力では落とせない汚れ」を除去するためのものです。それは、メイクの顔料だけではない「油性の汚れ」のことなんです。
クレンジングには、お肌のタイプに合わせてオイルやクリーム、ジェル、リキッドなどさまざまな種類があります。クレンジングは正しく使えば問題はありません。ですが、クレンジング剤の選び方や使い方を間違えると、かえってお肌にダメージを与えてしまうのです。
クレンジングの本当の意味
もう一度言いますが、クレンジングは「単なるメイク落とし」ではないのです。もちろんメイクの「油汚れ」を落とすためでもありますが、洗顔料では落とせない「毛穴の角栓」や「黒ずみ」を除去するものなのです。
つまり、メイクをしない男性もクレンジングを使う意味はあるのです。男性でもニキビやニキビ跡をポイントコンシーラーで隠したり、小鼻の角栓や顔のべたつきといった油汚れが気になったりする人もいることでしょう。クレンジングを使えば、油性の汚れが落ちてすっきりしますよ!
クレンジングと洗顔の違い
クレンジングは「油性の汚れ」、洗顔は「水性の汚れ」を落とすものです。つまり、「クレンジングしたから洗顔はしなくていい」というわけではないのです。
洗顔は古くなった角質も除去するので、年齢が進んでターンオーバーの周期が遅くなってきたお肌の新陳代謝をサポートする働きもあります。また、皮脂や汗、ほこりといった目に見えない「水性」の汚れを落とす働きがあります。
顔には油性と水性2つの汚れがあるので、「汚れの種類に合わせてクレンジングと洗顔を使い分ける」ということが大きなポイントなのです。
クレンジングがいろんな種類がある
オイルクレンジング
洗浄力が高くコツがいらないオイルクレンジングは、クレンジング剤の中でも人気が高いです。指滑りがよく、ウォータープルーフのマスカラや口紅もするすると落ちるので、やはり楽ですよね。スキンケアを時短したい人にも人気が高いです。
「オイルクレンジングはよくない」という意見もありますが、その最大の理由は「洗浄力の高さ」にあります。界面活性剤を多く配合することで、油分の高いオイルクレンジングも水だけでさっぱりと洗えるので手間がかかりません。
ただ、洗浄力が高い分、お肌本来がもつ水分も落としてしまいます。お肌がもつ「バリア機能」が低下するという理由から、乾燥肌の人には特に注意が必要です。ただ最近では、うるおい成分をたっぷり配合して、お肌の保湿にも力を入れたオイルクレンジングが増えています。
ジェルクレンジング
水分が多く「ぷるん」としたテクスチャーが多いジェルクレンジングは、油性、水性(オイルカットとオイルイン)の3種類に分かれています。ニキビが気になる人やまつげエクステをしている人は、オイルカットの水性ジェルクレンジングがおすすめです。
水分たっぷりでみずみずしいジェルクレンジングは、肌なじみのよさが特徴です。そのためお肌に負担をかけにくいというメリットがあります。洗浄力は比較的弱いので、お肌への刺激もマイルドになっています。
ミルククレンジング
油分と水分のバランスが一番いいのがミルククレンジングです。洗浄力もマイルドで、お肌のうるおい成分を守ってくれます。そのため、乾燥肌や敏感肌の人には、ぜひ使っていただきたいです。
白っぽくてとろみのあるテクスチャーなので、お肌の摩擦も大きくなりません。他のクレンジング剤の「いいとこどり」のような特徴があるので、「クレンジング剤はしっとりした洗い上りがいいが、適度にすっきり感も欲しい」という人におすすめです。
クレンジングの正しい方法
クレンジングをする前にやっておきたいこと
特に帰ってすぐクレンジングする場合、手洗いを忘れてはいけません。手には知らない間にたくさんの雑菌がついていますので、そんな手で顔を触ると肌トラブルのもとになってしまいます。
また、ミルクタイプやジェルタイプなどで洗浄力がマイルドなクレンジング剤を使う場合は、ポイントメイクが落ちないことがあるので注意が必要です。
ウォータープルーフのマスカラや色持ちのいい口紅をつけた場合は、クレンジングの前にポイントリムーバーを使って丁寧にポイントメイクを落としておきましょう。
クレンジングの正しいやり方
まず、「濡れた手でも使える」と書いてあるクレンジング剤でも、基本的には乾いた手でおこなうようにしましょう。お風呂でも使いやすいように、濡れた手でも使えるクレンジング剤はいくつかあります。ですが、濡れるとどうしても洗浄力が落ちてしまうのです。
清潔で乾いた手のひらに、クレンジング剤を取り出します。「もったいないから」とクレンジング剤をケチると、お肌への摩擦が大きくなります。クレンジング剤は惜しみなくたっぷり使いましょう。
クレンジング剤を両手で温めたら、いきなり顔全体につけるのではなく、まずは「鼻」にのせていきます。顔の中でも皮脂が多い部分から乗せていくことがポイントです。
顔の内側から外側へと、力を入れずにくるくると指を動かしてメイク汚れを浮かせていきます。(絶対にぐりぐりと力を入れないようにしましょう。)
顔全体のメイクが浮いてきたら、体温よりすこし低い程度のぬるま湯で顔をしっかりすすぎます。冷たい水だとクレンジング剤が落ちにくく、逆に熱すぎるとお肌に必要な油分も出て行ってしまいますから、温度調整は気を付けてくださいね。
クレンジングが終わったら、清潔なタオルで顔の水分を優しくふき取りましょう。
オイルクレンジングの場合は、特に「乳化」というステップが欠かせません。「乳化」とは、クレンジングオイルを顔中になじませた後、数滴のお水をなじませることですっきりと汚れとクレンジングを落とすことです。
オイルクレンジングの詳しいステップについては、以下の動画で詳しく説明されていますので参考になさってください。
クレンジングをした後やっておきたいこと
クレンジング後は、洗顔を行いましょう。洗顔もタイプがいくつかありますが、ポイントはやはり「お肌をこすらないこと」です。お肌を触らないように、優しく洗ってくださいね。
クレンジングと洗顔が終わったら、しっかりお肌を保湿して完了です。
クレンジングするタイミング・頻度
クレンジングの頻度は1日1回のめやすでいいでしょう。1日に何度もやりすぎるとお肌が乾燥してしまいます。
クレンジングタイミングは、入浴中と帰宅した時の2つが多いと思います。入浴中の場合、実はクレンジングは「お風呂から上がる直前」が最適なんです。クレンジング後にすぐスキンケアができるので、乾燥しにくくなります。
ただ、その場合メイクしたまま湯船につかり、シャンプーやトリートメントをすることになります。「お風呂の最後にクレンジングなんて、メイクがドロドロになって気になる!」という方が多いと思うので、クレンジングのタイミングは「帰宅した時」が最適でしょう。
帰宅したらすぐ「クレンジング→洗顔→簡単な保湿」をすませます。お風呂でもう一度洗顔するとお肌が乾燥しますので避けましょう。お風呂上りに、しっかりとスキンケアを行います。
クレンジングの意味のまとめ
クレンジングの本来の意味をご紹介しました。「今日は眉毛しか書かなかったからクレンジングはやめよう」と思いがちですが、実は洗顔料では落とし切れない汚れを落とすという大切な役割があるのです。
また、クレンジング後は保湿ケアに力を入れることが大事です!スキンケアを面倒に感じるなら、「オールインワン」という手もありますよ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。