デリケート ゾーンの吹き出物の正体を明かします!対処法と予防策をご紹介

デリケートゾーンについては、なかなか人に相談しにくいもの。そんなところに吹き出物ができてしまったら、不安も大きくなってしまいますよね。今回は、デリケートゾーンの吹き出物について、その原因と対処法についてまとめました。病院にかかるべきか悩んでいる人も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

デリケートゾーンにできる吹き出物の正体とは

女性の体

毛嚢炎

毛嚢炎は、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が毛穴に感染することで起こる病気です。カミソリや毛抜きによるムダ毛の処理や、高湿度や不衛生な環境が続くことが原因となることが多くなっています。特に生理中は蒸れた状態が続くため、毛嚢炎を発症しやすい環境になっています。

症状としては、ニキビのような赤い吹き出物がぷつぷつと表れます。基本的にかゆみや痛みはありませんが、悪化すると化膿して痛みや発熱を伴うことがあります。

症状が軽い場合はしばらくすると自然治癒していきますが、重度になると治癒までに時間がかかります。その場合は我慢せずに早めに病院にいきましょう。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは性感染症の一種です。単純ヘルペスウイルスに感染することによって引き起こされ、かゆみやヒリヒリとした痛み、赤いぶつぶつや水ぶくれが表れます。女性の場合、排尿時に痛みを伴うことがあります。

感染経路は、性交渉の他、公衆トイレや大浴場のいすなども考えられます。性交渉をしていなくてもかかる可能性があるのです。

治療は、抗ウイルス薬の服用によってウイルスの働きを抑えて、症状を緩和させる方法で行います。ただし、ヘルペスは一度感染すると完治するということはないといわれる病気です。免疫力の低下やストレスなどによって再発する可能性が非常に高いため、一度感染した人は意識的に免疫力を高めたりストレスを発散するなどして、再発防止を心がける必要があります。

コンジローマ

白い下着を着ている女性

コンジローマは正式には尖圭コンジローマといい、ヒトパピローマウイルスというウイルスに感染することで引き起こされる性感染症です。

性器から肛門にかけてぷつぷつとしたイボができる以外にあまりはっきりとした症状がありません。イボの発生部位によってはかゆみや痛みを感じる、女性の場合おりものが増えたり色が濃くなったりするという症状が表れることがありますが、いずれにしても、発症しても気付きにくい病気です。

コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスは、子宮頚がんの原因のウイルスでもあります。コンジローマとなるのは良性ウイルスで、子宮頚がんの原因は悪性ウイルスとされていますが、良性ウイルスに感染している患者の3割から5割は他の型のウイルスにも感染しているといわれています。コンジローマのような症状に気付いた場合は、できるだけ早く病院にかかりましょう。

コンジローマの治療は、塗り薬によって行います。

バルトリン腺嚢腫

バルトリン腺は、性交時に潤滑液を出す器官です。性交時の痛みを軽減してくれる大切な器官ですが、これがなんらかの原因で傷つくと、炎症が起こり、開口部を塞いでしまうことがあります。その結果粘液がバルトリン腺の中にたまってしまい、バルトリン腺嚢腫となってしまうのです。

バルトリン腺嚢腫の特徴は、膣の入り口付近が赤く腫れ、熱を持ったり痛みを感じたりするようになることです。炎症がひどくなった状態をバルトリン腺膿瘍(のうよう)と呼び、こうなると、大きな腫れや痛みを生じ、歩いたり座ったりといったことが困難になることもあります。

軽度の場合は抗生物質の服用だけで治ることもありますが、それで治癒が見込めない場合は、針を刺して内容物を吸引したり、切開して膿を出したりします。それでも治らないときは、手術によってバルトリン腺を取り除く治療が行われます。入院が必要で、手術後はバルトリン腺の機能は失われてしまいます。

アテローム(粉瘤腫)

女性の足

なんらかの原因で皮膚の内側に袋状のものができ、そこに、本来排泄されるはずの垢や皮脂がたまってしまう病気です。一部の原因はある種のウイルスだと言われていますがそうでないものもあり、未だ解明されていません。

はじめは小さいおできのような状態ですが、症状が進行するとだんだんとしこりが大きくなっていきます。また、しこりの中央に黒い開口部が見えるのも特徴です。

放っておいても命に関わるような病気ではありませんが、進行すると不快なにおいを発したり、痛みや熱を発したりするようになります。自然治癒することはないので、気になる場合や悪化した場合は病院にかかりましょう。治療には手術を伴いますが、5分ほどで終わり、入院も必要ありません。

吹き出物ができたときの対処法

女性のもも

清潔に保ち、吹き出物をつぶさない

吹き出物ができてしまったときは、第一に清潔にすることが重要です。蒸れた状態や不潔な状態が続くと菌が繁殖しやすく、症状を悪化させる原因となってしまいます。毎日の入浴時に、しっかりと洗うようにしましょう。

ただし、必要以上にごしごしと洗うと却って傷つけてしまう恐れがあります。また、膣内はある程度の自浄作用を持っているので、ボディソープを使って洗う必要はありません。よく泡立てたボディソープで外側を洗うだけで充分です。どうしても中が気になる場合はお湯や専用の洗浄剤で洗いましょう。

生理中は特に湿気がこもりやすく、汚れやすくなります。こまめに生理用品を取り換えましょう。パンティライナーを利用している場合も、同じくこまめな交換が大切です。

また、吹き出物をつぶすと肌が傷ついて跡になる、吹き出物が増える、腫れがひどくなるといったことが考えられます。どんなに気になってもつぶしてはいけません。

つぶしてしまったら婦人科へ相談

女性歯医者

吹き出物をつぶしてしまった、あるいは吹き出物がつぶれてしまったという場合は、できるだけ早く病院にかかりましょう。症状が悪化するだけでなく、傷口から菌やウイルスが入って、他の病気を引き起こす恐れがあるからです。

肌の吹き出物は皮膚科の専門ですが、デリケートゾーンの場合は婦人科に相談するのがベストです。

デリケートゾーンの吹き出物の予防対策

女性の足

デリケートゾーン周辺にはカミソリを使わない

自分で無理な脱毛をすると、肌を傷つけてしまい、そこから菌が入り込んで毛嚢炎になってしまう恐れがあります。デリケートゾーン周辺のお手入れをするときには、VゾーンやIゾーンの目立つ部分だけ行い、見えづらい部分などには触れないようにしましょう。

肌を傷つけてしまう恐れのあるカミソリはもちろん、毛抜きやワックスなどを使うと毛穴が空いた状態になってしまうため、そこから菌やウイルスが入りやすくなってしまいます。いずれにしても、デリケートゾーン周辺の脱毛は目立つところだけにとどめておいた方がいいということになります。

また、お手入れのあとには保湿クリームを塗るなど、アフターケアをすることも大切です。

VIOゾーンの脱毛はエステや病院などでもできますが、プロの施術でも毛嚢炎になってしまうことはあります。それだけ防ぎづらい病気なので、素人が下手に行うとさらに危険だと認識しておきましょう。

清潔に洗い、洗いすぎないように注意

女性のお尻

吹き出物ができてしまったときと同じく、予防のためにも清潔に保つことは重要です。入浴時に、デリケートゾーンも丁寧に洗いましょう。

ただし、先ほども述べたように洗いすぎは禁物です。膣内は自浄作用を持っており、ボディソープで洗うとそのバランスが崩れ、かえって菌やウイルスに弱い状態になってしまう恐れがあります。

よく泡立てたボディソープで周りを優しく洗い、中が気になる場合はお湯だけで流しましょう。定期的に専用の洗浄剤を使うのもひとつの方法です。

合わないナプキン・石けんを使用しない

肌に合わないナプキンや石けん、ボディソープを使っていると、肌を傷めてしまいます。肌が傷ついたりバリア機能が弱ったりすると皮膚の病気にもかかりやすくなるので、合わないと感じたらすぐに使用を中止しましょう。

今はナプキンにもいろいろな種類があります。また、使い捨てナプキンが合わない場合は、タンポンや布ナプキンを使うという選択肢もあります。石けんやボディソープと合わせて、自分に合ったものを選びましょう。

通気性のいい下着や服を着用する

女性のデリケートゾーン

湿度が高い状態だと、菌やウイルスが繁殖しやすくなります。それを防ぐためにも、できるでけ通気性のよい下着を選びましょう。素材で選ぶなら、シルクやコットンのものがおすすめです。

また、服装を工夫することで通気性を高めることもできます。ぴったりとしたパンツではなく、ゆったりとしたパンツやスカートを選ぶなど、デリケートゾーンが蒸れないような服を選びましょう。

デリケートゾーンの吹き出物のまとめ

ジャンプしている女性

デリケートゾーンの吹き出物にはさまざまな種類があります。軽度の毛嚢炎やアテロームのように放っておいても問題ないものもありますが、性感染症などは放っておくと他の病気につながったり、他の人にうつしてしまったりといった危険性があります。

痛みやかゆみ、発熱などを感じる場合は、早めに婦人科に相談するべきですが、コンジローマのように、自覚症状が少ない病気もあります。素人目には判断がつかないので、大丈夫だろうと放置せず、気になったらすぐに病院にかかることをおすすめします。