30代になっても吹き出物が治らない!大人向けのニキビの治し方紹介

ニキビ

思春期のニキビはいつしか自然に治るものですが、大人になってもニキビが治らないと、「胃腸が悪いからかしら」とか、「好き嫌いをしているからかな」など、いろいろと心配になることもあると思います。

そこで今回の記事では、「30代になったのに吹き出物が治らない」という方のために、大人ニキビが出来る原因と、その治し方について紹介していきたいと思います。

30代の吹き出物(大人ニキビ)の原因

ニキビを発見した女性

思春期を過ぎてからもできるニキビのことを、「大人ニキビ」と呼ぶことがあります。ただ、一般の方は、思春期にできるニキビと、大人ニキビと、どのような違いがあるのかご存じないのでしょうか。

思春期にできるニキビは、一般的にホルモンバランスの変化による皮脂量の増加にともなって起こります。ところが、大人ニキビの場合は、お肌の新陳代謝(ターンオーバーといいます)に異常が起こることによって、発症しやすくなります

大人ニキビに関しては、「大人の吹き出物の意外な原因とは?誰でもできる治し方を教えます」で詳しく解説していますので、一度メカニズムについてよく知っておいてくださいね。

大人の吹き出物の意外な原因とは?誰でもできる治し方を教えます

2018.07.27

30代の吹き出物ができやすい場所と特徴

おでこにニキビ

それでは次に、30代の吹き出物ができやすい場所と、その特徴について見ていきたいと思います。

吹き出物ができやすい場所

思春期にできるニキビと大人ニキビはその原因も異なっていますが、ニキビができる場所にも違いがみられます。思春期にできるニキビは皮脂の分泌量が多い場所にみられる傾向があります。

そのため、おでこや鼻といったTゾーン、頬などに多くみられます。それに対し、大人ニキビの場合、耳の下やあごなど、フェイスラインに沿って見られるという特徴があります。

30代の吹き出物の特徴

30代の吹き出物の特徴としては、身体の内部に問題がある、ということがあげられます。単に思春期にできるニキビのように、皮脂の分泌が多くなることが問題ではありません。

睡眠不足や疲労、便秘などが原因となることもあれば、ストレスなど精神的なことが原因となることもあります。そのため、単にお肌をケアするだけでなく、身体の内側からケアする必要があるのです。

吹き出物の見た目に関しては、膿をもった大きめの吹き出物が見られるのも特徴で、上手に対処しないと、傷跡となって残るリスクもあります。

30代の吹き出物の治し方

きれいな女性

30代の吹き出物の原因やその特徴について簡単に説明したところで、いよいよ今回のメインテーマである、30代の吹き出物の治し方について見ていきたいと思います。思春期にできるニキビとは異なり、身体の内側もケアする必要がありますよ。

基礎化粧品から見直そう

30代の吹き出物の治し方としては、基礎化粧品を見直すということもあげられます。では、どのように見直すのがよいのでしょうか。

基礎化粧品の変えすぎに注意

正しい

化粧品メーカーは日夜努力して、さまざまな新商品を世に送り出しています。そして、美に対して敏感な女性は、いろいろな化粧品を試し、今よりもよりキレイになろうと頑張っているものです。

ただ、化粧品は毎日のように顔に塗るものですから、あまり頻繁に変えるのは考えものです。人間の身体にはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれる機能があります。

簡単にいうと、身体の状態を「一定に保とうとする」機能のことを言います。人間に冬眠が必要ないのは、外気に合わせて体温を調節できるからです。

化粧品にはさまざまな成分が配合されていますが、中には身体にとって有害なものもあります。ただ、許容量内の有害成分であれば、身体の持つ解毒作用によって体外へと排出されます。

ところが、あまり頻繁に基礎化粧品を変えてしまうと、身体の解毒作用が追い付かなくなる可能性があります。なぜなら、口から入った有害物質に比べ、肌から入った有害物質は体内にとどまりやすいからです。

このことを「経皮毒」と呼んでいます。2013年に有名化粧品メーカーが販売している美白剤を使った女性に、白斑が表れたのは記憶に新しいことと思います。あれなどは経皮毒の代表的な例と言えます。

もちろん白斑が出るようなことはまれなケースですが、基礎化粧品の変えすぎによってお肌が荒れると、大人ニキビができるリスクも上昇するのです。

自分の肌質に合わない化粧品は逆効果

間違ったスキンケア

一般的なダイエットに効く体操・ストレッチ、ヨガのポーズは人によっては、その運動があまり痩せるという目的には効果的ではない場合もあります。

これは化粧品についても言えることです。化粧品の中には「UVカット」や「美白」、「うるおいキープ」などといった効果を謳った商品がたくさんあります。

しかし、敏感肌の人などは、同じ化粧品を使っても、お肌が荒れてしまうこともあります。肌に合わず、逆に肌荒れが起きてしまうこともあります。

30代の吹き出物を治すためにはまず、自分の肌質について理解することが先決です。その上で、自分の肌質に合った化粧品を利用するよう心がけましょう。

正しいスキンケアの手順

スキンケアのイラスト

30代の吹き出物を治すためには、正しいスキンケアの手順を踏むようにしましょう。女性の場合はあまりそのようなことはないと思うのですが、男性の場合、いきなり顔を洗っているケースがあります。

顔を洗う際に、始めにおこなうべきことは、手をきれいに洗っておくことです。手には無数の細菌が付着しているので、そのような手でいきなり顔を洗ってしまうと、かえって顔のお肌にダメージを与えてしまうのです。

また、身体を洗うときにも、たわしでゴシゴシとこするようなことは避けましょう。お肌にとって避けるべきことの二大要素が「乾燥」と「摩擦」です。

ツヤツヤとした若々しいお肌を保つために、なるべくきれいな手で優しく泡で包み込むように洗うことをおすすめします。

30代の吹き出物を治すためには、身体の内側からケアしてあげることも必要です。そのため、生活習慣の見直しは必須となります。

睡眠不足は吹き出物の原因になる

芝生の上で寝ている女性

「夜更かしは美容の敵」などと言われますが、吹き出物を治すためにも睡眠不足は避けたいところです。なぜなら、私たちの身体は寝ている間に回復、修復されるからです。

睡眠中には成長ホルモンが分泌されるのですが、成長ホルモンは成長期だけでなく、私たちが生命活動を終えるまでずっと分泌され続けています。

成長ホルモンには免疫機能を保ったり、骨や筋肉を発達させたり、脂肪の代謝を促進したり、精神的な健康を維持したりといった、さまざまな働きがあります。

最後の精神的な健康を維持するという点が重要なのですが、睡眠不足になると、脳内の神経伝達物質の分泌に異常が生じます。

脳内にはさまざまな神経伝達物質がありますが、中でもノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンの3つは、三大脳内神経伝達物質と言われています。

ごく簡単に説明すると、ノルアドレナリンとドーパミンには神経を高揚させる働きがあり、セロトニンには神経を落ち着ける働きがあります。

そして、睡眠不足になると、セロトニンの分泌量が減少し、神経を落ち着けることができなくなるのです。その結果、血管が収縮して血行が悪くなり、お肌のターンオーバーにも悪影響を及ぼすのです。

ターンオーバーの周期が乱れると、本来であれば剥がれおちるべき角層(お肌の最表面)が剥がれ落ちなくなり、角層が分厚くなってしまいます。

角層が分厚くなると、本来であれば排出されるべき皮脂や汚れ、老廃物などが毛穴に詰まってしまい、結果として吹き出物ができるのです。そうならないためにも、良質の睡眠を確保することが重要です。

肌に良くない食べ物や飲み物を避ける

甘いもをの食べ過ぎ

30代の吹き出物を治すためには、肌によくない食べ物や飲み物を避けるようにしましょう。30代の吹き出物は思春期にできるニキビとは違うと説明しましたが、皮脂がリスクファクターとなることに変わりはありません。

そのため、脂っこい食べ物を食べ過ぎるのはなるべく控えるようにした方がいいでしょう。また、お酒をたくさん飲むと睡眠の質が低下するため、やはり控えめにした方が無難です。

ストレスは吹き出物の敵

ストレスとリラックスのイラスト

ストレスは万病のもとなどと言われますが、30代の吹き出物にとっても大敵です。というのも、ストレス状態が継続すると、自律神経のバランスが乱れてしまうからなのです。

自律神経は交感神経と副交感神経とで成っており、それぞれ車でいうところのアクセルとブレーキの働きをしています。車を運転するときにアクセルとブレーキを切り替えるように、私たちが生活するにあたっても、交感神経と副交感神経の切り替えが必要となるのです。

ストレス状態が継続して交感神経優位状態になると、血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。血液な酸素と栄養を身体の各部に運んでいるため、血行が悪くなった場所には、栄養状態の低下がみられることとなります。

顔に栄養状態の低下が見られれば、30代の吹き出物の原因となる細菌に免疫機能が負けてしまい、結果として吹き出物ができることとなるのです。

吹き出物を悪化させる癖に注意

ニキビ肌

30代の吹き出物は、もしかしたらあなたの癖で悪化している可能性があります。考えられる癖としては、以下のようなことがあげられます。

顔を触りすぎ

30代の吹き出物を悪化させる癖としては、顔の触りすぎがあげられます。先ほども少し触れましたが、お肌にとって避けるべきことの二大要素が摩擦と乾燥です。

乾燥に関しては、化粧水や乳液などで対処している方も多いと思いますが、顔を触ってしまう癖というのはなかなか厄介です。それでなくても、「なくて七癖」というくらいで、自分の癖は自覚しづらいものなのです。

なかなか30代の吹き出物が治らないという方は、普段から顔を必要以上に触っていないか確認してみましょう。

寝具は常にきれいに保とう

30代の吹き出物を治すためには、寝具も常にきれいに保っておきましょう。顔には無数の常在菌が存在しており、湿った環境を好みます。

髪の毛が濡れたままで寝たり、汗をかいた枕をそのままにしていたりすると、細菌繁殖の温床となります。

ずっと治らない吹き出物原因は内臓の機能にあるかも

お腹を押さえる女性

30代の吹き出物がずっと治らないという場合、内臓機能にも問題があるかも知れません。内臓機能などというとビックリされるかも知れませんが、ニキビに関していうと、腸の機能が多いに関わってきます。

一般的に、便秘の人には吹き出物ができやすいと言われますよね。腸内環境が悪化して便秘になると、腐敗した便から有害なガスが放出されます。

それが血管にはいりこんで全身をめぐることによって、肌荒れが生じてしまうのです。30代の吹き出物が治らなくて便秘があるという人は、まず便秘の改善に取り組んでみてはいかがでしょう。

肌の調子に合わせてメイクを変えよう

ファンデーション

女性は生涯にわたって何度がホルモンバランスの乱れる時期がありますが、その時期によって肌タイプも微妙に変化するものです。

肌タイプの変化を見落とさず、メイクもそれに応じて変えるようにしましょう。また、実際に吹き出物が出ているときには、メイクをお休みにするのもアリだと思います。

吹き出物はあまりにもひどい場合や、何をしても治らないという場合には、皮膚科や内科、便秘外来などを受診し、原因から根本的に改善しましょう。

ABOUTこの記事の監修者

寺井美佐栄

シロノクリニック池袋院  院長
《経歴》
2004年産業医科大学医学部卒業
同年 東京労災病院 内科・外科・皮膚科・麻酔科研修
2006年東京女子医科大学女性生涯健康センター 皮膚科・精神科勤務
2013年シロノクリニック入職
2014年シロノクリニック池袋院 院長に就任
所属学会・資格 : 日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会専門医、日本美容皮膚
科学会、日本産業衛生学会認定専門医、日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント、RYT200 全米ヨガアライアンス認定インストラクターほか
《メッセージ》 患者さまによっては症状は千差万別です。画一的な治療ではなく、その方にもっとも適した治療をご提案することを心がけています。
女性は男性に比べ、出産・育児・仕事と家庭の両立・介護など、それぞれのライフスタイルごとにストレスを感じやすい場面が多く、それに伴い心身に様々な症状が出やすいと言われています。クリニックにお越しいただき、リラックスした時間を過ごし、少しでも幸せな気持ちになって帰っていただければ嬉しいです。
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