歯医者さんで歯のクリーニング!料金や頻度、保険についてお伝えします

いいねをしている男性医者

毎日歯磨きをしているけど虫歯や歯周病は心配だなと思っている方は大勢いるのではないでしょうか?虫歯や歯周病の心配歯があったら歯のクリーニングに行くことをおすすめします。しかし、歯のクリーニングって料金は高いのか?保険がきくのか?何か月に一回行けばいいのか?今回は歯のクリーニングの料金や頻度、保険について全てお伝えします!

歯のクリーニングについて知っておくべきこと

歯のクリーニングとは

歯の検査を受けながら笑っている女性

歯には食べかすや歯垢、歯石、着色という様々な汚れが付着しています。たいていの人は一日2回朝晩歯磨きをすると思いますが、それだけでは足りません。なぜなら、歯ブラシでも歯の汚れを全部取り除くことが出来ないからです。歯磨きで取り残された汚れを取り除いて、歯の表面を研磨する事で歯の全体をきれいにする事を歯のクリーニングと言います。

歯のクリーニングの目的

歯垢や歯石を取り除かないでいると虫歯や歯周病になりやすくなります。着色汚れも放っておくと色がだんだん濃くなりとれにくいシミになる場合があります。歯のクリーニングの目的はお口の健康を虫歯、歯周病から守り、美しい歯を取り戻すことです。

歯周病の治療および予防

口を開けて鏡が中に入っている

歯周病になる原因は歯周病菌であるので、歯周病の予防に効果的な方法は歯周病菌を取り除くことです。しかし歯周病菌は歯垢や歯周ポケットなどに潜んでいて、それらは歯ブラシだけでは全て取り除くことができないので、歯のクリーニングを行って歯垢や歯周ポケットなどに潜む細菌を取り除く必要があります。その作業をすることによって歯を虫歯や歯周病から守り、症状も改善できます。

歯の表面を綺麗にする

歯ブラシで一生懸命歯磨きをしても口の中の汚れを全部除去することが出来ません。歯ブラシの毛先がはいれない部分があります。それは歯と歯の間や歯と歯肉の間です。歯ブラシでは落とせない食べ物のカスや細菌、喫煙や飲み物(コーヒーや茶渋など)による着色などがそのまま歯の表面に取り残されてしまいます。時間が経つにつれてそれらの汚れが歯垢になり、さらに時間がたつと歯石になり、歯や歯茎に悪影響を及ぼすのです。歯のクリーニングは普段の歯磨きで忘れがちなところや、取れないところの汚れを取って、歯の表面を綺麗にします。

また歯の表面に付着しているバイオフィルムという細菌をふくんだアメーバ状の組織はヌルヌルと歯に停滞し歯科医院での専用の機械でしか除去することができません。以上にように歯ブラシで取れる汚れというのは限られているので、定期的な歯科医院でのクリーニングが重要となります。

患者さん自体が歯への意識を高めるため

日本は先進国ながら歯のケアに関しての認知度や実施度はとても低いです。80歳になると自分の歯が残っている本数は8本程度です。歯のクリーニングを若いころから当たり前に受けることによって将来そのリスクを大幅に減らすことができると思われます。クリーニングをすることはお口の中の健康を高めて意識を向けるために必要だといえます。

高濃度のフッ素で虫歯予防

強い歯

フッ素には以下の4つの効果があります。

  • エナメル質結晶の安定化
  • 歯の再石灰化を促進する
  • 歯垢の中の細菌に対する抗菌
  • 歯の耐酸性の向上

虫歯の予防に有効な薬としてフッ素が様々な製品に応用されています。今、ドラッグストアやスーパーに取り扱っている歯磨き粉のほとんどにもフッ素が配合されています。しかし、フッ素を添加できるのは1500ppm(ppm=100万分の1)までと定められています。例えばフッ素1480ppmがある歯磨き(100g)でも0,148gフッ素しか添加していないということですね。
一方、歯科医院で扱うフッ素は高濃度で、歯を固く丈夫にしてくれて虫歯菌から歯を守ることができるのです。歯のクリーニングと一緒にフッ素を塗布してくれる歯科医院が多いので積極的に希望すると良いでしょう。

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh1952/44/3/44_3_277/_pdf

美しい歯を取り戻す

笑っている白い歯の口

人間が生きるために歯の役割がとても重要です。それは、人間は生きるために栄養を摂らなければなりません。その中で歯は食べ物を噛むという重要な役割を果たしてくれます。さらに、その役割以外にも歯は人に様々な印象を与えます。美しい歯や清潔な歯は人に良い印象を与えます。歯の美しさと健康のバランスをよくするために、歯のクリーニングはとても不可欠なものになります。

それは歯のクリーニングは歯についている着色汚れを落とし、本来持っていた色に戻す事が出来るからです。歯垢や歯石を取り除き、虫歯、歯肉炎の菌の働きを弱めることで、虫歯や歯周病の予防が出来ます。つまり、歯のクリーニングをすることによって、歯の美しさを取り戻す事が出来ます。

歯のクリーニングの2つの手法

主に歯石除去目的のクリーニング手法

歯石除去が目的のクリーニングは文字通り歯のトラブルになりやすい歯石を取る手法のことです。本来、歯石は歯垢から作られ、取り除かなければどんどん蓄積していき、歯と歯の間や歯と歯茎の間に入り『虫歯・歯周病・口臭』の原因になります。歯石除去を行うことはそれらの原因をなくすことになるので予防や改善になります。クリーニング手法として専門の器具を用いて歯の表面についている歯石を落とします。

保険適用の歯石除去の流れ

歯石除去は、一回約30~40分かかります。クリーニング後は歯がツルツルしてお口の中がすっきりと爽快感があります。保険の名目上歯石の量によっては何回かに分けて施術を行います。

  • ステップ1.まずは、診察を行います。
    患者さんが自分が気になっているところを伝えます。それから、歯科医師がお口の状態を見て確認します。
  • ステップ2.次は、口の中をチェックします
    歯に付いている歯垢や歯石、現在の虫歯・歯周病の有無の確認を行い、必要に応じて見た目では判断できない内部の様子を確認するのに、レントゲン撮影・歯茎の検査も行います。
  • ステップ3.次は、歯磨きをして磨き残しの確認を行います
    歯に付着している歯垢チェックするため歯を染め出し、患者さんにいつもしている歯磨きをさせてから、磨き残しの部分を目に見える形で確認します。その結果から歯科衛生士が患者様に合ったブラッシング方法をアドバイスします。
  • ステップ4.歯を綺麗にします
    普段の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石をクリーニングします。保険で行う場合、歯石の量が多い場合は何回かに分けて行わなければなりません。

PMTCのクリーニング手法

歯の検査を受けている女性

PMTCとは英語のProfessional Mechanical Tooth Cleaning「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の頭文字から取った用語で、歯科衛生士がいろいろな専用の器具を使って歯の汚れを隅々まで綺麗にする歯のクリーニング手法です。自費で行えば1回で全ての歯をきれいにすることができます。

最初に専用の器具で歯磨きで落とすことができないバイオフィルム(細菌の塊)を落とします。細菌を落とすことによって虫歯や歯周病の原因になる要素をなくすことになります。また、歯の表面を研磨するので、着色汚れを消し、歯の元の白さを取り戻すことができます。また、PMTCに仕上げにフッ素で歯をコーティングし汚れが付きにくい状態にしてくれます。

出典:https://www.shien.co.jp/book/sample/s3/7849.pdf

着色除去目的のクリーニングとホワイトニングの違い

着色除去目的のクリーニングは歯磨きで取れない歯についてしまった着色汚れを取って、歯の元の色に取り戻す手法です。歯の美しさを取り戻す効果の他に歯周病の治療および予防、虫歯予防、歯の表面を綺麗にするなどの効果もあります。
一方、歯のホワイトニングは、歯そのものの色を白くする手法です。消毒薬と同じ成分である過酸化水素を使って、歯に染み込んだ着色汚れの成分を分解・漂白するというメカニズムです。

歯のクリーニングの料金

日本円の冊と硬貨

保険がきく場合ときかない場合がある

クリーニングには、「保険適用」、「保険適用外」のものがあります。期間や、料金も受ける施術で違いますのできちんと確認しましょう。

  • 保険がきくクリーニングは歯石除去です。
    歯石は虫歯や歯周病や口臭の原因になるので、歯医者さんで取ってもらうことをおすすめします。
  • 保険がきかないクリーニングは以下の2種類です。
    • PMTC(プロフェッショナル・テクニカル・ティース・クリーニング): 専用の器具を使い、毎日の歯磨きで落とすことのできないバイオフィルム(細菌の塊)を漏れなく除去してくれます。
    • エアフロークリーニング:超微粒子撥水パウダーと水を同時に吹き付け、歯の汚れを落とします。通常のクリーニングのみでは、落としきれないタバコやコーヒーの汚れが対象となります。クリーニング後は、PMTCで歯の表面を磨き、再着色を防止します。

保険治療と自由診療の場合の料金

比較内容 保険治療の場合 自由診療の場合
料金 3割負担になり、料金は3,000円程度 5,000円〜20,000円程度
通院の回数 歯石除去で1回~4回ほど通院が必要な場合がある 一度に時間をかけて終わらせることが多いので、通常1度できれいに仕上げてもらうことが可能
受けられる治療 健康保険は病気を治療する場合にのみ適用されますので、虫歯や歯周病の治療が適用される 治療ではない「虫歯を予防したい」「歯を白くしたい」「着色汚れをきれいにしたい」という予防目的

  • PMTC
  • エアフロークリーニング

歯のクリーニングを行うべき頻度

クリーニング頻度は一般に3か月に一度程度がいいといわれています。一度、歯科医院でクリーニングして口の隅々までが綺麗になりますが、時間がたつと細菌がまた増殖をします。そのサイクルは2~3か月と言われています。そのサイクルが一周する前に、つまり2~3か月に一回歯のクリーニングを行っていきましょう。

歯のクリーニングを行うにはまず歯医者さんへ

歯のクリーニングでは、歯磨きでは取リ除くことが出来ないコーヒーや茶渋などでついた着色汚れを綺麗にすることが出来ます。歯のクリーニングを行うにはまず歯医者さんへ行くことをおすすめします。また、自分でケアするのは限界がありますので、まず専門知識がある歯医者に見てもらうのはいいでしょう。また、あまりクリーニングを受けた事がない方はぜひ近くの歯科医院に行って、歯のクリーニングをしてもらいましょう。虫歯になったり歯が抜けてから歯医者さんに行くより、定期的に予防で歯医者さんへ行く方が金額的にも安く済みます。

歯のクリーニングを行って自分の歯を残していきましょう!

歯のクリーニングは口の健康を保つのにとても有効です。定期的なクリーニングは虫歯の早期発見にも繋がります。虫歯を放置しておくと悪化していくので治療費が高くなり、治療する時間も手間もかかります。それに、痛みも増して、体に影響を及ぼすことになりかねません。少なくとも3ヶ月に一回定期的に歯のクリーニングを行うことをおすすめします。虫歯や歯周病の原因で歯をなくしてしまうと日常生活でも支障が出てしまいますので、しっかり歯のクリーニングを行って健康な歯を維持していきましょう!

出典

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikahozon/50/4/50_KJ00005459829/_pdf/-char/ja

https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD004625.pub4/full

http://www.perio.jp/member/certification/hygienist/file/51-3.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd1999/25/1-2/25_1-2_208/_pdf/-char/ja

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh/54/3/54_KJ00003758363/_pdf/-char/ja

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh1952/23/3/23_3_244/_pdf/-char/en

ABOUTこの記事の監修者

柴田はるひ

《経歴》
2011年名古屋デンタル衛生士学院卒業
国家資格歯科衛生士免許証取得
2012年愛知県一般歯科にて一般的な歯科診療やインプラント、矯正、歯周病担当歯科衛生士として2年間勤務
2014年上京し都内のホワイトニング専門審美歯科にてホワイトニングやクリーニング、小顔マッサージやフェイシャルエステなどを経験
2017年12月日本化粧品検定1級合格し2018年2月コスメコンシェルジュ取得
2018年現役歯科衛生士&コスメコンシェルジュとしてライターとしても活動中。
《得意分野》
ホワイトニング、歯のクリーニング、カウンセリング
小顔マッサージ、唇美容、プラセンタ系エステ、歯周病
コスメ全般(基礎化粧品、メイク、ヘアケア、アロマ、香水など)
《メッセージ》
歯科衛生士として長く働いてきて、お客様や患者様の悩みや相談を沢山うかがってきました。お口元を美しくすることは審美面だけではなく、結果的に将来歯を失わずにずっと健康的に過ごせる健康面もサポートすることができます。
さらにコスメコンシェルジュを取得してからは身近なコスメにも詳しくなり周りの女性をさらに輝かせるお手伝いができていると実感しています。
今までは目の前のお客様や患者様の美容と健康をサポートし喜んでいただくことにとてもやりがいを感じていました。ですがこれからは現役歯科衛生士ライターとしてコスメコンシェルジュとして、ネットを通じて情報を提供することで全国の皆様に同じように美容と健康を理解していただくことができる喜びを感じています。
沢山の方が自分の目標とする美容と健康を手に入れて年齢を重ねても自分と自分の人生を愛せるようにお手伝いができたら幸いです。